エヴァ
■ お泊まり ■
act.07
―― 夜、交わる想い ――
作・えむえすびーむ

薄明かりの中、リビングの中央に布団が敷かれ、少年と少女が寝ていた。
ふたりとも全裸で少女は仰向け寝そべり、少年はその上に向かい合うように覆い被さっていた。
布団の周りにはふたりの衣類が脱ぎ散らかされてあり、シーツも乱れ湿気を帯び、ところどころシミが付いていた。
ふたりは身体中に汗を浮べており、そのふたりの体液が混ざり合い放つ臭気から、ふたりがどのような行為に耽っていたか容易に理解することができた。
そしてその臭気はフェロモンとなりふたりの心を昂ぶらせる。
ふたりは互いの性器を繋がらせたまま、欲望のままに行為を続けようとしていた。
シンジはアスカに身体を重ねていく。
アスカの乳房がまたシンジの胸に潰される。
お互いの汗で肌と肌がベタリと貼りつく。
シンジはアスカの肩を抱いた。
アスカもシンジの背に手をまわす。
軽くキスをかわす。
「重くない?」
「ううん、大丈夫。」
シンジは気遣い肘をついてアスカに体重をかけないようにした。
「ねえ、シンジ、」
「なに?」
「あんたって、した後もあたしの中に入れっぱなしにしてるのね。」
シンジはまた顔を赤くした。
 …たしかにアスカのいうとおりだけど、これっておかしいのかな。
シンジのペニスは幾度ものアスカへの射精を果たし、完全に萎えてしまっている。
かろうじて膣口付近に納まっているくらいで、いま腰をずらせばすぐにアスカから抜け落ちてしまうだろう。そうしてしまえば、また勃起させないとまたアスカの中には入れない。その間アスカの暖かみを感じ取れない。シンジはそれを惜しんだ。
それに、度重なる射精でペニスに鈍い痛みを感じる。もうそんなにできないだろう。
シンジはすこしでも、アスカを感じていたかった。
「その、、、アスカの中って気持ちいいから。」
「ふーん。」
アスカは関心げにシンジを見ている。
アスカにまじまじと見つめられシンジは気恥ずかしくなってきた。
 …やっぱりおかしいのかな、、、。
「あの、アスカ、入りっぱなしって、いや?」
「ううん、そうじゃないの。あたしの中に入っている感じってどんなんかなぁって思ったの。」
アスカに冷静に云われると益々恥ずかしさを感じ、シンジは返事にまごついてしまう。
「えっ、それは、あの、、、。」
「それにおちんちんって、普通のときと大きくなったときって全然違うのね。」
「え、う、うん、そっかな。」
「いまのなんか、クニュクニュして柔らかくってすこしくすっぐったい。」
「はは、、、そお?、、、」
「それにこのままじゃあ、できないでしょ。」
「え、、、う、うん。」
「シンジ、あたしをまた気持ちよくさせて、、、。」
アスカは両手をシンジの頬にあて撫でる。
その仕草は行為をすることを許しシンジにまた快楽を求め合うことを誘っていた。
「アスカ、、、。」
 …アスカがまた誘ってくれている。
シンジの心がまた昂ぶりはじめる。
「うん、すぐできるようになると思うよ。」
「そうなの?」
「アスカの声や、悶えているところ見ると、もうどうしようもなく気持ちが高ぶっちゃうんだ。そうするとすぐできるようになると思うよ。だからアスカのいやらしいところが見せて。」
シンジの言葉にアスカは頬を染め視線を逸らす。
「バ、バカ。」
「そういう顔がいいんだ。」
「そ、じゃあ、あたしをもっといやらしくさせて。」
「うん。」
 …アスカ、感じて。
 …ぼくを感じて。


シンジの顔がアスカの顔に近づく。
唇が重なり合いシンジの舌がアスカの口腔内に侵入してくる。
 …ああ、シンジがまたしてくれる。
アスカは自分の気持ちが昂ぶっていくのを感じた。
唇を重ねる行為に、性器を擦り合わせる直接的な刺激とは違う、なにか感情的な昂奮をおぼえる。
シンジの舌を受け入れお互いの舌を絡ませ合う。
シンジの舌にゆっくりと歯茎と上顎の裏をなぞられる。
ゆっくりとやさしく、触れるように、撫でるように。
ときおり唇がすこし離れるが、そのときもシンジの舌はアスカの唇を舐め、アスカに触れ続ける。
アスカもシンジの舌を舐め続ける。
シンジが腰をアスカに押しつけゆっくりと回すように動かしてくる。
互いの恥骨が潰れ陰毛がザラザラと擦れ合う。
シンジの恥骨で包皮に隠れたクリトリスが圧迫される。
グイグイと圧され、また痺れるような感覚が腰に拡がっていく。
そのクリトリスのすぐ下でシンジのペニスが柔らかいまま膣口の中でぐにゅぐにゅと蠢いているのがわかる。
そのくすぐったいようなもどかしいような感じに、アスカは自分の性感があがっていくのを感じた。
アスカの肩を抱いていたシンジの両手がアスカの胸に移り乳房を揉まれる。
ゆっくりとやさしく揉まれその指が徐々に頂点の乳首に近づいていく。
そして乳輪を指で撫でられ、ついに乳首を摘まれる。
二つの乳首が同じようにシンジの親指と中指に挟まれやさしく潰される。
ゾクゾクとした快感が伝わってくる。
やさしく何度か潰されると乳首は固く凝り、シンジの愛撫に感じ悦んでいる証をシンジに示す。
凝った乳首をなおも指で潰され捻られ、痺れる快感がアスカの気持ちを昂ぶらせていく。
唇に、乳房に、そして直接性器にシンジの愛撫を受けアスカのお腹の奥は熱くなっていく。
 …シンジがやさしくさわってくれる。
 …ああ、身体中が感じる。
何度されてもけして慣れるのとはないであろう性の悦楽。
愛する男に身体を弄くられ雌の本性が曝けだされていく。
経験も浅く、性の刺激に従順なアスカの若い身体はシンジの愛撫を受け、また性の虜となっていく。
 …ああ、シンジ、もっとしてほしい、、、。


シンジはアスカの息が大きくなっていくのを感じていた。
お互いの唇を貪りながらも、喘ぐように息を漏らしはじめる。
揉みしだく乳房の奥にある心臓の鼓動がまた激しくなっていくのがわかる。
まだ萎えているペニスからアスカの膣がまた熱く濡れていくのが感じられる。
シンジは唇を離し、すこし身体を起こしアスカを見た。
アスカは頬を朱に染め、蒼い瞳には涙を潤ませてくる。
なぜ涙をだすのだろう。
望む性の悦楽が得られそれに溺れる喜びからか、男に弄ばれ痴態を曝している羞恥心からか。いずれにせよ、その淫靡な表情はシンジの欲情をかき立てていく。
シンジの手に包まれた白い乳房の先端の乳首は凝り立ち、すこし赤みを帯びた綺麗なピンク色をしている。
左の乳房にはさっきシンジが噛み付いた歯形がくっきり残っていた。
まだ痛むのだろうか。シンジは歯形を指で撫で、ペニスが抜け落ちないように身体を屈ませ、それをそっと舐めた。そして手でまた撫でる。そしてまた手で乳房を包み揉み絞る。乳首が益々勃起し乳輪も膨らみ乳房も尖ったようにみえる。乳房を揉むとアスカの表情が歪む。しかしそれは痛みの苦悶の表情ではなく、快感に痺れる恍惚の表情だ。シンジは安心し、やさしく指で乳房を揉みあげる。アスカが息を漏らすように喘ぐ。
シンジの左手が乳房からはなれ、アスカの身体を撫でる。すらりとしたアスカの身体は臍のあたりからくびれ、しなやかに脚への曲線を描き、その脚はいまシンジの身体を挟むように広げられ膝を立てている。シンジはその太股を美尻を揉むように撫で回す。
 …アスカの身体ってなんて柔らかいんだ。
柔らかい曲線美を描くアスカのその裸身は未成熟ながら女であることを主張し、シンジの雄の本能を誘惑してくる。
 …アスカの大事なところ、熱くなっている。
 …アスカのおっぱいがまた感じて尖っている。
シンジの肉体もアスカの官能的な身体に魅了され、熱くなっていく。
アスカの淫靡な表情に、
漏らすように喘ぐ甘い声に、
シンジにさるがままにかたちを変えていく乳房に、
熱く潤っていく女性器に、
シンジは昂奮し、鼓動も速くなり滾った血流がシンジの脳幹とペニスに集中していく。
アスカに納まったままのペニスが勃起しアスカを押し拡げていく。まだ十分に勃起していないが、アスカの中の熱い潤いや、襞の感触や愛液のヌメリをペニスで感じとることができる。
しかし、ペニスの痛みも大きくなっていく。ペニスだけではなく睾丸までも潰されるような鈍い痛みを感じる。もう己の欲望を吐き出すのも限界に達しつつあることをシンジは感じていた。
 …もう一度だけでもいい、アスカを感じたい。
 …アスカに注ぎ込みたい。


アスカはシンジがより強く恥骨を擦りつけてきていることを感じていた。
そしてシンジのペニスも大きくなってきているのをアスカは感じた。
 …シンジも感じている、、、。
ペニスがムクムクと膨らみ伸びてくるように思える。
徐々に膣を押し拡げてくる。
 …ああ、大きくなって、、、。
シンジにまた貫かれ掻き回される。
お互いが快楽に溺れ合う儀式がまた始まろうとする予感にアスカは益々胸が高鳴り、お腹の疼きが大きくなっていくのを感じた。
 …あたしイヤラシイ女だ。
 …あたし、イヤラシイ。
 …あたし、またシンジにして欲しいって思ってる。
 …あたしシンジをもっと感じたい。
アスカの太股のすぐ下にシンジの脚がある。
アスカは手でシンジの脚を撫でる。
シンジの腰が動くつど腿の筋肉が堅く引き締まる。
力強い男の筋肉の動き。
グイグイとアスカに股間を擦りつけてくる。
膨らんできたシンジのペニスがアスカの中をゆっくり捻るように掻き回す。
それがお腹の奥の疼きがどんどん大きく拡げていく。
アスカは息を漏らし声をあげてしまう。
 …シンジ、いい、、、。
もう片方の手をあげシンジの胸板に触れる。
細身の身体にすこしあばらが浮き出ている。
そこに筋肉が筋だっている。
 …あたしと全然違う、、、これが男の身体。
まだ逞しいとはいえないシンジの身体、だが引き締り無駄を感じさせない。
シンジの胸が熱い、手のひらをあてると中で心臓が自分のものと同じように激しく鼓動している。
 …シンジも感じてくれている。
シンジと視線があった。
ジッとシンジに見つめられる。
その間にもシンジに腰を押しつけられその蠢きに感じ、声を漏らしてしまう。
シンジに自分が喘ぐ様を見つめられ、アスカは恥ずかしい気持ちになってきた。
 …イヤラシイあたしを見ている。
恥ずかしさで顔が熱くなるのがわかる。
自然と涙もでてきてしまう。
シンジの胸に触れていた手をシンジに掴まれる。
その手をシンジの頬にあてがわられた。
シンジの頬も熱い。
そして今度はその指を銜えられてしまう。
ゆっくり唇で指を撫でられ、指を一本、一本丁寧に舐められていく。
手を舐めながらもシンジの瞳はアスカを見つめ、腰を押しつけてくる。
アスカはゾクゾクとするような感覚に襲われる。
シンジのその仕草がとてもいやらしく淫靡に見える。
男に、シンジに舐められる。
性器や唇や乳房だけでもない、手でも感じてしまう。
掴まれた手を引っ張られ、腕が伸ばされる。
そしてシンジの唇が手から腕へ、肘の裏へ、二の腕へと移り愛撫される。
シンジが触れるところすべてが感じてしまう。
「ああ、しんじぃ、、、。」
 …あたし、イヤラシイ。
全身が性器になってしまったんではないかと錯覚してしまう。
それほどまでアスカの性感は鋭敏になっていた。
シンジの愛撫に陶酔していく。
 …シンジが悦びを与えてくれる。
 …シンジに触られると気持ちいい。
 …シンジに見られているのに恥ずかしい声を止められない。
 …男が見ているのに、シンジが見ていてるのに、イヤラシイあたしを見ているのに。
 …恥ずかしい、、、。
 …でも、お腹の奥が疼くの。
 …お腹の奥が熱くてたまらないの。
 …恥ずかしいけど、シンジ、もっとして、、、。
 …シンジを感じさせて。
 …シンジも感じて。
アスカはシンジにももっと感じて欲しいと思った。
シンジのペニスを締め付けようとアスカは下腹部に力を入れる。
膣がキュッと締まる。
するとシンジの身体がビクリっと跳ね上がり、喘ぎ声をあげる。
「うっああ!」
シンジの反応にアスカはすこし驚いた。
アスカはまた二度、三度と下腹部に力を入れてみる。
「う!うわっ!」
面白いように反応するシンジに、アスカは可笑しくなった。
まるで尻尾を握られた子猫のように飛び跳ね声をあげるシンジ。
アスカはまるで新しい悪戯を見つけた子供のように瞳を輝かせてシンジを見た。
「シンジの弱点、見〜けっ。」
シンジは気恥ずかしさと困惑の表情を浮べていた。
「もう、アスカ。」
「あ、ゴメンナサイ、でも、そんなに感じちゃうの?」
「う、うん、、、なんか、その、いま敏感になっているっていうか、感じやすいっていうか、、。」
「やっぱり、おちんちんって男の急所ね。」
シンジは憮然とした表情を浮べた。
「もう、、、。じゃあ。」
シンジはアスカの脇腹を擽りはじめた。
「あ、いや、やめて、あん、あはっははははは、いやんっははっはははは」
アスカは堪えきれず笑い出す。
脇の下や、股の内側や、お尻も擽られる。
アスカはくすぐったさに身を捩らせる。


シンジはアスカに仕返ししようと思いアスカを擽りはじめたが、かえってペニスを締め付けられるかたちになった。
痛みを感じ敏感になっているペニスがきゅうきゅうと締め付けられる。
 …うわっ、痛っっっ!
シンジは声を出さないように堪えた。
いまさっきアスカに締められたときもズキンとした痛みを感じたが、今度は連続的に締め上げられる。笑いでお腹に力が入ったためだろう。いままでならそれは痺れるような快感になっていたが、いまのシンジにはまるで万力でペニスを潰されているような苦しいほどの痛みに感じられた。
しかも、ペニスは膣からの締め付けに反応し益々勃起していく。勃起するほど感覚が増幅され刺激が強くなっていく。性感も増すが痛覚にも鋭敏になっていく。
それが痛みによる苦しみなのか、締め付けられる快感なのかシンジには分からなくなってきた。ただそれは辛く強烈に感じられた。


シンジはアスカを擽るのをやめそのままじっと動かなくなった。
アスカもやっと笑いを止めることができた。お腹の筋肉が痛い。
まさか行為の最中に擽られるとは思わず油断していた。
逃げようとしても今はアスカはシンジの下で、アスカの中にはシンジのもの納まっている。アスカの中にいたいというシンジの願いも聞いていたので腰だけは動かさないようにしていた。そのため脇腹や内股が無防備になり擽られた。
文句の一つも言いたくなる。
本気で怒っているわけではない。
好きな男とのじゃれ合い。
アスカには楽しい余興のひとつ。
しかし、シンジの顔を見るとそこに苦悶の表情が浮かんでいた。
それは性の悦楽を感じているものではなく明らかに苦しみに耐えているようだった。
アスカは心配になり、シンジに問いかける。
「どうしたの?」
アスカの問いかけにシンジはハッと表情を変え、笑みを浮べながら返事をする。
「あ、いや、なんでもない、、、。」
しかし、それはシンジのいつもの癖、なにか知られたくないことを隠しているときの態度。
アスカは語気を強めて言う。
「隠し事しない!」
アスカの高い声に、シンジは動揺する。
「あ、、、。なんかちょっと痛いかなって、でも大丈夫たいしたことないから。」
「痛いって、、、。」
アスカはお互いが繋がりあっている部分に視線を落とした。
シンジが気まずそうに頷く。
「・・・う、うん。ちょっと、、、。」
「病気ってわけでもないわよね。」
シンジは激しく首を左右に振り、
「ち、違うよ。・・・ただ、ちょっとしすぎちゃったみたいで、、、それで痛いみたいなんだ。」
「じゃあ、もうやめたほうが、、、。」
アスカの声を遮るように、シンジは慌ててしゃべり出す。
「大丈夫、ほんと大丈夫だよアスカ。痛いっていってもすこしだけなんだ、大丈夫だよ。」
「シンジ、、、。」
「あともう一回、これを最後にするから、だから、、、。」
アスカにはまるで子供が遊びを咎められ必死に言い訳をしているように聞こえる。
アスカはシンジを見つめた。
シンジの瞳には拒絶されることへの恐れが浮かび上がっている。
 …シンジのバカ、そんなにまでしてしたいの?
 …男って見境なくなるのね。
 …身体がおかしくなってきてもやめないなんて。
 …そんなにいいのかしら。
 …ほんと、男って、、、。
 …でも、、、。
自分の中で怒張するシンジのものを感じる。もう十分な大きさになっているだろう。
それに自分自身が押し拡げられ、ジンジンとした痺れが伝わってくる。
シンジの男性器を銜えて物欲しげに疼く自分の女性器。
いま自分がシンジのものの虜になっているのがわかる。
また悦びを与えて欲しいと願っている。
 …ううん、女も同じね、、、、。
 …あたしもここでやめたくない。
 …あたしも同じ、、、。
 …シンジにしてほしい。
「・・・いいわ、あんたの好きにしていいって言ったんだから、シンジの好きにして。でもあまり無理しないで。これが最後じゃないのよ。またいつだって抱き合うことはできるわ。いつだってできるのよ、シンジ。」
「アスカ、、、。」
「でも、シンジが望むなら、、、して、、、。あたしもして欲しい。」
シンジの瞳から不安や恐れの気配が消えていく。
シンジの両手がアスカの顔をやさしく包む。
「アスカ、ありがと。」
シンジの顔が近づき、唇が重なる。
またはじまる。お互いを貪る行為。
シンジが腰をゆっくりとこね回すように動かす。
恥骨が擦れあい、堅くなったペニスがアスカの中で蠢く。
口腔内でもシンジの舌がアスカを撫で回しお互いの舌を絡め合わす。
顔をシンジの手で、腰も上からシンジがのしかかって押さえられアスカは動くことができない。お互いの交わるところをシンジに支配されている。
アスカはシンジを受け入れ続ける。
ゆっくりとやさしく、上から下からシンジが侵入し、アスカの中をまさぐる。
アスカは手をまたシンジの胸板にあてた。
熱いシンジの身体、鼓動の感触、自分を貪るために動き筋だつ筋肉。
アスカはシンジを感じていたかった。
またアスカの情念に火が灯る。
その火はアスカの心を溶かし、またお腹の奥を疼かせる。
お腹の奥が熱くなるとシンジのペニスの動きが敏感に伝わってくる。
膣がシンジのペニスで押し拡げられ、ゆっくり膣の中をこね回すように動いている。
膣全体が捻られているような感覚。
お互いの性器が密着し、蠢き合う。
口の中でもお互いの舌を絡ませ合う。
何度も舌を重ね合い、互いに舐め合う
まるで舌が性器と化し、交尾をしているかのように絡ませ交じり合う。
 …あたし、口でもセックスしてる。イヤラシイ、、、。
そのジワジワと広がるような性感にアスカの身体がますます火照りだしていく。
胸の鼓動もまた高鳴っていく。
アスカの視界が滲んできた。
涙腺が緩み涙が溢れてくる。
シンジにしてもらうと自然と不思議に涙がでてくる。
悲しいわけでもないのに、苦しいわけでもないのに、怖いわけでもないのに。
なぜだかアスカにはわからなかった。
性の悦びを今夜初めて憶え、まだ与えられるだけで求める術をしらないアスカ。
まだ、享楽に溺れることを羞じらうアスカ。
しかし、アスカの身体は未熟ながらも性の悦楽を覚え、シンジの求めに貧欲に応える。
アスカの流す涙。
それは性の悦楽に陶酔できる喜悦の涙であることをアスカにはわからなかった。
小さい情念の火はアスカの女が灯すもの、雌の本性が灯すもの。
その火が炎となりアスカの心を溶かし灼いていく。


シンジの下でアスカが喘ぐ。
アスカの頬が朱に染まっていく。
潤んだ蒼い瞳と漏れるような甘い発声からアスカがまた愛撫に感じ陶酔していくのがわかる。
アスカの膣襞がざわめき蠢いているように感じる。
今夜アスカはシンジに愛撫に何度も性の高みに昇っていった。
シンジの要求にアスカの身体は従順に応える。
シンジはアスカのあらゆる部分を恣に味わい貪ることができる。
シンジは望むがままアスカに自分の欲望を注ぎ込む。
そしてアスカも与えられる快楽に沈んでいく。
 …こんなにアスカを感じさせてあげられるなんて。
いままたアスカが自分の前で喘ぎ悶える。
 …こんどはアスカのためにしてあげる。
 …もっと感じて、ぼくを感じて。
アスカに悦びを与えることができる。
シンジは無上の喜びを感じた。
しかし、シンジの男性器は限界に達しようとしている。
ペニスが腫れるように痛む。睾丸にも鈍い痛みを感じる。
これが今夜最後になるだろう。
今夜何度もアスカと絶頂を迎えた。
しかし、己の劣情に敗けアスカを陵辱してしまった。
アスカを大事にすると誓ったのに。
だが、アスカは許してくれた。
シンジは最後はその誓いを果たしたかった。
自分のためではなく、アスカのために。
自分の思いと悦びをアスカにあたえたい。
アスカに感じとってほしい。
アスカのことを想いながら愛撫を続ける。
シンジは両手でアスカの顔を持ちキスを続ける。
やさしくアスカの口腔内を撫でる。
腰を押しつけゆっくりと捏ねるように腰を回す。
アスカの中が熱い、口の中も、膣の奥も。
涙が溢れるアスカの瞳が虚ろになっていく。
口からは甘い嬌声と熱い吐息を漏らす。
膣奥はシンジがいままで注ぎ込んだ精液とまた滲みだしてきているアスカの愛液で潤いがとぎれることはなかった。
アスカの手がシンジの胸を身体を触ってくる。
シンジは啄むようなキスとディープキスを繰り返していく。
唇だけでなく、頬にも、額にも、瞼にも。
シンジは両手の親指でアスカの頬をやさしく撫でる。
その間も腰を動かし膣の中をペニスで捏ねる。
ゆっくりとやさしく、繰り返していく。
 …アスカ、感じて、ぼくを感じて。
 …もっと気持ちよくなって。


アスカはお腹の奥の疼きが身体中に拡がっていくのを感じていた。
シンジのやさしいキス。
シンジの熱い息を感じる。
自分の顔を掴んでいるシンジの手も熱い。
そしてシンジのペニスで膣の中をゆっくりと捏ね回される。
身体中が痺れていく。
 …ああ、身体中が熱い。
 …身体中をシンジに触ってほしい。
尖った乳房の先端の乳首もシンジに触ってほしくてビンビンに凝っている。
クリトリスも堅くなり、包皮から顔を覗かせようとしている。
子宮もいつでも射精を受けられるように蠢き、子宮口はシンジの亀頭を銜えこんでいる。
自分の身体中がシンジの愛撫を欲している。
 …あたしの身体、シンジにしてほしくって疼いてる。
 …イヤラシイ、、、。
火照った身体からの疼きにアスカはどうしようもできない。
シンジにもっと強く愛撫して欲しかった。
しかし、シンジのそれは先程とは違うやさしくゆっくりとしたものだった。
シンジのやさしい愛撫にじれったさを感じ、アスカの情念がますます大きくなっていく。
 …シンジ、もっとして。
 …おっぱいを掴んで。
 …もっとお腹の中を掻き回して。
 …もっとしてほしい、、、。
自分の性欲を満たして欲しい、もっと悦楽をあたえて欲しいとアスカは願う。
アスカは自分の顔を掴んでいるシンジの両手の手首を掴んだ。
顔だけではなく身体中を触って、弄くって欲しかった。
すると、シンジにその自分の手を逆に掴まれる。
シンジの右手がアスカの左手を、シンジの左手がアスカの右手を、互いに指を絡ませ握りあう。
そのまま両手を十字に広げられる。
また、シンジにキスされる。唇に首筋に。
やさしく、ゆっくりと。
両手を拘束され、アスカは身動きが取れなくなり、求める刺激が得られず身じろぎする。
そのもどかしさがアスカの情念をますます膨らませていく。
 …ああ、だめぇ、、、もっとして。
 …物足りないの、シンジぃ。
もっと強くしてほしい、激しく貫いてほしい。
シンジに掻き回してほしい。
シンジに蹂躙されたい。
シンジの迸りがほしい。
シンジに溺れたい。
アスカの意識が性の欲望に支配されつつあった。


シンジはアスカの両手を広げ押さえた。
この体勢だとアスカのスリムな胸骨の上のふたつの膨らみが強調されるように見える。
凝り立つピンクの乳首。
アスカが身じろぎすると小さく左右に振られる。
アスカはその胸を突き出すように仰け反らせる。
まるで触ってほしいと求めているようだ。
その仕草がシンジにはとてもエロチックに見えた。
シンジはアスカの乳房を片方、乳首だけ吸うように唇で唇に銜えた。
そして乳首を転がすように舐める。
アスカの顔がますます赤くなり、息を漏らす。
シンジはアスカの乳首を唇で交互に愛撫する。
その都度漏れるアスカの嬌声にシンジの昂奮は高まり、ペニスがより勃起していくように思えた。はち切れんばかりに膨張したペニスはますます敏感になり、鈍い痛みとともにアスカの膣襞に擽られ締め付けられる目眩く快感もより大きく感じられるようになる。
苦痛と快感が混ざりあい、ひとつの感覚となっていく。
アスカと交わることへの悦びの昂奮がそれを悦楽の快感へと変えていく。
シンジにはそれはもう苦しみではなく蕩けるような痺れとなり、シンジを益々昂ぶらせていく。
シンジはアスカの女性器を深く貫き結合している自分のペニスでアスカの中を激しく掻き回したい衝動にかられる。
しかし、シンジはなおもゆっくりと愛撫を続ける。
シンジはゆっくり大きく腰をグラインドさせた。
アスカが喘ぐ。
「はあぅぅ!」
二度三度腰を大きくグラインドさせる。
「はううっ!いいいいぃぃぃっ!んんぁ!」
シンジの下でアスカの顔が歪み悶える。
アスカが中を抉るペニスも強烈な刺激を感じ、射精衝動が沸き上がってくる。
シンジはそれを堪え、何度も腰を左右にゆっくり振り、ペニスで膣内を捏ね廻す。
「アスカ、ぼくを感じて。」
「ふんんんっ、あうぅううぅ、んんあっ!ああぁぁ!んふぁぁっ」
喘ぐアスカの顔にキスをする。頬に額に鼻先に唇に。
アスカはボロボロと涙を溢れさす。
シンジはペニスで膣奥を、舌で口の中を抉る。
ゆっくりと何度も繰り返す。
アスカに悦びを、想いを注ぎ続ける。
 …アスカもっと感じて。
 …溺れて。
アスカの身体の動きがせわしなくなっていく。
息を漏らしながらもシンジのディープキスを受け入れ舌を絡ませてくる。
握りあったアスカの手に力がこもる。
身体を仰け反らせ、胸を突き出し凝った乳首をシンジの胸に触れさせようとする。
片脚をシンジの太股に絡ませ、もう片方の脚をシンジの腰の後ろに廻し、自分から股間を擦り付けるように腰を動かしてきた。
 …アスカがぼくを求めてくる。
アスカの膣がより快楽を得ようと蠢いている。
アスカが自ら腰を動かし、膣にペニスが捻られるような感覚になる。
ペニスが膣と強く擦られ、その刺激にシンジも声を漏らしてしまう。
「うあぁぁ、あすかぁぁ。」
「ああ、んんんぁ、しんじぃぃ、いい。」
互いの性器を捏ね繰り合い、互いに喘ぎ、互いにその声を聞き、互いに心を昂ぶらせていく。
アスカにペニスを捻られ敏感になったペニスは今にも漏らしそうになる。
射精を堪えるのも辛い。
しかし、いま射精してしまえば、今夜はもうお終いだろう。
そうしてしまえば、もうアスカの中の気持ちいい蕩けるような膣襞の感触を感じられなくなってしまう。
シンジはこの快感をいつまでも感じていたかった。
そしてアスカもまた、絶頂へ昇ろうとしている。
せめてアスカがそれを迎えるまでは耐えていたかった。
 …アスカに感じてほしい。
 …アスカがイッたとき、またぼくもイキたい。
 …アスカに締め付けられて射精したい。アスカと一緒にイキたい。
シンジは、アスカと同時に絶頂を迎えたいと望み、射精を堪え、なおゆっくりと愛撫を続ける。
シンジの愛撫に悶えしなる、アスカの身体。
アスカが欲望に身を任せ、それに沈み込もうとしているのをシンジは感じとれた。
 …アスカ、もっと感じて、そしてイッて。
 …そのとき、ぼくもイクから。
シンジはアスカの腰の動きを自分の腰で押さえて動きを封じた。
そして自分からゆっくりとまた捏ねるように腰をグラインドさせてゆく。
「はんんんっ、あうぅ、ああ、いやぁぁ、んんんっ。」
アスカが身じろぎしながら切なげに喘ぐ。
シンジはアスカの首筋にキスをしながら愛撫していく。
ペニスでアスカの中を捏ね回し続ける。
「はっ、ああっ、んんん!ふっふん、、、えっ、んんっ、、んん!」
するとアスカの喘ぐ声がなにか泣いているように聞こえてきた。
シンジは気になり顔を上げ、アスカを見る。
アスカは顔を真っ赤にしてボロボロ涙を流して泣いていた。
シンジはアスカがなぜ泣いているかわからず狼狽する。
「アスカ、どうしたの?」
アスカは泣きながらシンジに弱々しく訴えた。
「シンジ、、、いやぁ、やさしくしないで、、、つよく、、、もっとつよくして、、、あたしを突いて、、、掻き回して、、、しんじぃ。」
「アスカ、、、。」


アスカはシンジの優しい愛撫にお腹の奥の疼きが大きくなり、それが身体中に拡がりどうしようもなくなっていた。
身体中が刺激を、快感を欲して堪らない。
全身が性器になったような錯覚にとらわれる。
シンジに身体中を弄って欲しい。
ぐちゃぐちゃにして欲しい。
心の奥底から湧きでる性衝動をアスカは押さえることができない。
淫らなイヤラシイ考えが頭の中に溢れかえる。
身体中の疼きが心まで蝕み、アスカはもう感情を抑えることができなくなってきた。
アスカの情欲は理性と羞恥心の抑制を払い除け、シンジにより強い激しい愛撫を求める。
「しんじぃ、、、お願い、もっとして、、、強く、、、。」
 …ああ、あたしなに言ってるの、、、。
 …あたし、イヤラシイ女だ。
 …恥ずかしい女だ。
 …でももうだめ、我慢できない、、、。
 …おちんちんでして、、、しんじぃ。
アスカの心に僅かに残る羞恥心がアスカの顔を熱くさせる。
涙も止まらず溢れてくる。
しかし、もうこの身体の疼きを堪えることができない。
お腹の奥が熱くなり痺れ、気が狂いそうになる。
はやく絶頂を迎えたい。
これを自分で鎮めることができない。
それをできるのはシンジだけ。
はやく鎮めてほしい。
そして自分の心を快楽の海に沈めてほしい
 …もうダメ、、、しんじぃ、、、イカせて、、、。
「アスカ。」
シンジがまたキスをしてくる。
そして手をはなされ、シンジの両手はアスカの背に廻り、抱きしめられる。
 …ああ、してくれる!
アスカは心のなかで歓喜の声をあげる。
アスカも待ち望んでいたように両手をシンジの背に廻し抱き合い、両足をシンジの腰の後ろで組んだ。
 …シンジがまた掻き回してくれる。
喜びに身体中がうち震えた瞬間、アスカの身体はシンジに抱かれたままグイッと持ち上げられた。
 …え?!
性器を結合したまま身体を起こしたので、ペニスが膣内で捻れ、クリトリスはより圧迫されるかたちになった。
「あああああ!」
「うううああっ!」
アスカもシンジも声をあげる。
シンジに抱かれたまま上体が正立し、腰が沈み込む。そのためペニスがより食い込んでくるように感じる。
亀頭がより子宮口に押しつけられる。
アスカは自分の性器からの強い性感に喘ぐ。
「んんんんうっ!」
突然の刺激にまた気をやりそうになったが、アスカはなんとか耐えた。
そして固く閉じた瞼を開けた。
アスカの顔の前にシンジの頭があった。
互いに向き合い抱き合ったまま前座位の姿勢になる。
シンジが胡座をかき、その上にアスカが座って脚をシンジの腰の後ろに廻しているのでアスカの顔の位置がすこし高い。
アスカはなぜ身体を起こされたのかわからずシンジの顔を覗く。
シンジは、小さく苦悶の呻きを発していた。ペニスが痛むのか。
「シンジ。大丈夫?」
「うん、、、アスカ。」
シンジの表情が和らぐ。
 …ほんとに大丈夫なのかしら。
シンジがキスをしてくる。
アスカも求めに応じ唇を重ねる。
しかしシンジはすぐ唇をはなした。
「アスカ、自分で動いてみて。」
「え?」
「こんどはアスカからしてみて。」
「そんな、、、。」
シンジの求めにアスカは戸惑った。どのように動けばいいかわからなかった。
それに男の前で自分から動くのにも恥ずかしさを感じた。
「・・・どうしていいかわかんない。」
「自分の思うとおりに動いていいよ。アスカ、恥ずかしがらないで。アスカ、好きだ、愛してる。」
そういうとシンジはアスカをそのまま抱きしめ顔をアスカの胸に埋めた。
『好きだ、愛してる』
シンジの言葉にアスカの心の奥が急に熱くなった。
その言葉にシンジの想いを感じる。
そして、胸元にかかるシンジの熱い息。
アスカの情念が滾る炎から轟火となる。
この激しい感情はアスカの身体中をより熱くさせ疼かせる。
 …ああ、しんじぃ、、、。
こみ上げてくる想いを抑えることができない。
熱い想いがまた蒼い瞳に涙を溢れさす。
アスカは自分の胸をまさぐるシンジの頭を抱きしめ、腰を擦りつけるように振りはじめた。
自分の中でシンジのペニスが蠢く。
 …シンジのが動いてる。あたしが動かしている。
自分の腰の動きがシンジのペニスを蠢かす。
 …ああ、なんてイヤラシイの。
 …自分でシンジのを動かしている。
 …でもいい、シンジのが気持ちいい。
自分の腰の動かし方で膣内の刺激をおもうとおりに得られる。
そしてペニスが中で蠢くと、シンジも熱い吐息を漏らしてくる。
 …シンジも感じている。
 …あたしがシンジを感じさせてあげられる。
愛する男に悦びをあたえられる。
アスカはそのことに狂喜した。
 …してあげる。
 …あたしを感じて、そして頂戴。
腰を動かすとシンジのペニスが浅く深く自分の中で蠢く。
ペニスのカリが自分の中を掻いていく。
そのたびにぞくぞくとした快感を得られる。
膣のいちばん感じる部分をカリに擦りつけるようにする。
 …いい、気持ちいい、ああ、シンジ気持ちいいの。
 …シンジのがあたしの疼きを満たしてくれる。
アスカは膣奥の快楽を貪った。
そのあいだにもシンジに乳房を顔でまさぐられ舐められる。
シンジの片方の手が自分の尻まで降り、尻を鷲づかみにされグイグイと揉まれる。
もう片方の手も自分の背中に当てられ、シンジの顔を自分の胸に押しつける。
シンジに触られるところ全てが感じる。
快感に身体が弛緩していくのがわかる。
身体に思うように力が入らなくなる。
しかし、自分の女性器だけはまるで別の生き物のように蠢き、シンジのペニスを締め付ける。そこから押し寄せるように痺れが拡がっていく。
お腹の奥がドンドン熱くなる。
 …ああ、あたしイキそう、、、。
 …ああ、シンジのが欲しい。
アスカは絶頂を迎えたい欲望を抑えられなくなる。
腰をより強く振り刺激を得たいが思うように力が入らずもどかしくなる。
 …ああ、欲しいの、欲しいの!
アスカは両手をシンジの背にまわし、なんとか腰を揺すろうとする。
するとシンジも察したのか、シンジの両手がアスカの尻を鷲づかみにし、アスカの腰を揺すりはじめた。
グイグイとペニスで膣内を掻き回される。
「んんんんうっ!ああああぁぁううういいいいぃぃぃ!」
その快感にアスカは喘ぎ、膣が勝手に痙攣する。
シンジもアスカの胸元で喘ぎ声をあげている。
アスカは気が飛ぶことはなかったが、またお腹の奥からジワジワと痺れる快感が押し寄せてきた。
そして身体の力が抜けていく。
シンジに抱きついたままそのままシンジに身体をあずける。
 …あたし、すこしイッちゃった。
心地よい脱力感に浸る。
シンジは射精しなかった。ペニスはアスカの中で隆々と怒張している。
アスカもまだ完全な絶頂に達していない。
 …ああ、まだ欲しい。
シンジが顔をあげ、アスカの顔を見る。
「アスカ、イッた?」
「バ、バカ。」
「アスカ、してくれる?」
そういうと、シンジの両手はシンジの腰の後ろで組まれているアスカの足を持ち、開かせる。そしてアスカの腰骨を両手で持ってアスカの上体を支え、そのまま後ろに上体を寝かせ仰向けになる。
 …これ騎乗位っていうんだっけ、女が男の上で動くやつだ、、、。
「アスカ、ぼくも感じさせて。」
シンジに見上げられるかたちになる。
この体勢だとシンジに自分の動きをよく見られてしまう。
男の上で腰を振り快楽を貪る女。
そう思うとまた羞恥心に苛まれる。
「ほら、アスカ。」
シンジが一回腰を下から押し上げる。
女性器をペニスで突き上げられる。
「ふんんっ!」
アスカは思わず喘ぎ声を漏らしてしまう。
自分のものがすごく敏感になっているのがわかる。
「アスカ、ぼくにして、お願いだよ、アスカを感じたいんだ。」
 …ああ、恥ずかしい、でもシンジがあたしを求めてくれる。
アスカは両手をシンジの胸につき、腰をゆっくりと動かしはじめた。
シンジの上で腰をまわすように揺する。
すると、ペニスで中を捏ねくられるように動き、膣襞が全体に擦れれるようなゾクゾクとした快感が得られる。
 …いい、シンジ、いい。
「ああ、アスカいいよ。とてもいい。」
シンジも大きく息をしながら恍惚の表情を浮べる。
 …シンジも感じてる。
自分の行為で互いに快楽を味わっていることにアスカは歓喜する。
アスカは身震いしてその快楽に陶酔する。
男の喘ぎ声。
それにアスカの気持ちが昂ぶっていく。
 …シンジが感じている、あたしが感じさせてあげている。ああ、しんじぃ。
アスカはシンジに悦びをあたえていることに昂奮し、また瞳から喜悦の涙を溢れさせる。
シンジの両手がのび、乳房を握られ揉みしだかれる。
ビリビリと乳首から膣奥から痺れが拡がりアスカの脳幹を麻痺させていく。
 …ああ、シンジ、いい、いい、しんじぃ。


シンジはアスカにペニスをキュウキュウと締められ喘いでいた。
アスカも自分の上で腰を振り恥ずかしげもなく喘ぐ。
「ふんんっ、はうぅぅ、ああぁぁしんじぃ、んんん!」
蒼い瞳からボロボロ涙を流し、だらしなく開けられた口から嬌声をあげる。
栗色の髪を振り乱し、その表情は薬物中毒者のように弛緩している。
普段のアスカにはない表情。狂ったように快楽に溺れる。
この少女が己の欲情を剥き出しにし性行為に耽り貪るその様を、自分だけが見ることができる。
そのことにシンジは昂奮する。
そして、そのアスカが曝す痴態はとても淫らに思え、シンジの劣情をかき立てる。
ペニスにますます血流が溜り、ますます勃起していくのがわかる。
はち切れんばかりに膨らみ、それをアスカに締め付けられる。
締め付けられるたびに感じていたペニスの痛みも、いまは甘美な刺激と感じられる。
シンジの痛覚は麻痺し、すべてが性感となりシンジを痺れさせる。
 …アスカ、いい、気持ちいい。
アスカの乳房を揉み絞る手からアスカの心臓の鼓動を感じられる。
その鼓動はもう爆発しそうなほどに速い。
「アスカ、いい、いいよ。」
「ああ、シンジ、んんあっ、あたしも、はあああ、もっと、シンジぃ!」
アスカは息も絶え絶えに喘いでいる。
アスカの身体がぐらぐらと揺れる。
いまにも崩れ落ちそうになる。
シンジはアスカの手を持ち互いの指を絡ませ握りしめる。
その手を広げる。
「アスカ、いいよ、もっとして。」
「しんじぃ、、、。」
シンジの手に支えられ、アスカはなおも腰を揺する。
互いの性器が密着し捻れ蠢き擦れ合う。
手を握りあい、互いに喘ぎ嬌声をあげる。
シンジはアスカの声に、アスカはシンジの声に心を昂ぶらせ、悶えあう。
 …最高だ、アスカと感じあえるなんて。
シンジはアスカを突き上げるように腰を揺する。
「あうっ!んん!あああっ!」
アスカの眉間に皺がより悶え喘ぐ。
シンジは何度もアスカを突き上げる。
「はうっ!ああんんっ!ふんん、いいぃぃ、、、しんじぃぃっ!」
アスカはシンジに突き上げるたびに嬌声をあげ、髪の毛を振り乱す。
快楽でぶるぶると震わせるアスカの手はよろよろと倒れそうな自分の身体をなんとか支えている。
快楽に溺れ喜悦に歪むアスカの顔から、涙が、涎がシンジの胸にボタボタと垂れてくる。
性の虜となり乱れ狂うアスカの姿にシンジの気持ちも最高潮に達しようとする。
「はあ、アスカ、いいよ、ああ、最高だ、アスカ。」
「シンジぃ、あたし、あああ!んんんっ、あたし、もう、もうダメェ。」
アスカの甘い声に、シンジに射精衝動がこみあげてくる。
睾丸のズキズキと鈍い痛みが大きくなっていくように感じる。だが、その痛みさえも今のシンジには悦楽の快感に思える。
アスカはいまにも崩れ落ちそうに身体をよろめかしているが、膣はシンジのペニスをキュウキュウと締めてくる。
膣の締付け、亀頭のカリと膣襞が擦れる快感にシンジの脳幹は蕩けそうになる。
 …このまま射精してしまうなんてもったいない。
 …この快楽をいつまでも味わっていたい。
 …いつまでもアスカを狂わせていたい。
悶えるアスカを下から何度も突き上げる。
何度も、何度も。
突き上げるごとにアスカの身体はしなる。
腰をくねらせ、身体を捻り悶える。
尖った乳房は汗で艶を帯び、薄明かりの中、プルプルと小さく震えている。
頭を振り喘ぐアスカと視線が合う。
その蒼い瞳は絶頂をあたえて欲しいと、最後の高みに昇るようにと誘っているように見える。
その瞳の奥に欲情の炎が燃え上がっているのがわかる。
己の性欲に支配され、男を貪るアスカ。
その女性器はシンジのペニスを奥へ奥へと、より深く銜え込もうとする。
 …アスカ、いい。
 …いつまでも感じていたい。
シンジは敏感になっている自分の性器からの快感に陶酔していた。


アスカはシンジに突き上げられるたびに膣奥から脳幹まで貫かれたような強烈な刺激を感じていた。そして自らも腰を揺すり、シンジのペニスを捻りまわす。
膣の中はシンジの隆々と勃起したペニスに埋め尽くされ、はち切れんばかりに引き伸ばされている。
そのペニスが膣内を蠢き、膣壁と擦れ合い掻き回される。
押し寄せる快感にお腹の奥はますます熱くなっていく。
疼きは満たされていくのに、それ以上に欲望が膨らんでいく。際限のない肉欲の波にアスカの心は翻弄される。
勃起したクリトリスも恥骨で圧され陰毛で擦られ痺れるような刺激が伝わる。
譬えようのない快感。
高まる欲望に感情を抑えられない。
嬉しいのか苦しいのか悲しいのか自分でもわからない、ただ熱い感情がこみ上げてくる。
たまらない感情にアスカの心はかき乱される。
涙が止まらない。性器からの狂おしい快感に声をあげて喘いでしまう。
身体中が痺れ震えて力が抜けていく。
自分は今、いったいどんな表情をしているのだろうか。
そして、シンジにその様を見上げるように見られている。
恥ずかしいのにやめることはできない。
もっとシンジが欲しいと思ってしまう。
だんだん意識が朦朧としてくるなか、シンジのペニスの蠢きだけは鋭敏に感じられる。
そして腰を揺するとシンジの喘ぎ声が聞こえる。
その声を聞くとますます気持ちが昂ぶってくる。
シンジと繋がっていたい。シンジが欲しい。
アスカはただ求める行為に耽り、シンジを貧欲に貪る。
 …もうだめ、しんじぃ、だめなの、もう頂戴。
今夜、何度もの絶頂を迎えたアスカ。
アスカの体力はもう限界に達しようとしていた。
シンジにひたすら突き上げられ、握りあった手でなんとか身体を支えていたが、ついにアスカの身体は崩れるようにシンジの上に倒れた。
密着するアスカの身体とシンジの身体。
熱い身体。激しく鼓動する互いの心臓。
握りあった手の力が抜けていってしまう。
アスカの身体中が弛緩してシンジに身体をあずけていく。
だが、膣だけはかわらずシンジのペニスを締め付ける。
まるで自分の身体ではないように膣が蠢き、シンジを銜え続ける。
 …あたしイヤラシイ、まだシンジが欲しいんだ、、、。
絶頂を迎えたわけではない。
しかし身体は性の快感に痺れ続け限界に達しようとしていた。
アスカはシンジの顔のすぐ横に頭を落とした。
 …あたし、もうだめ、、、。
 …でもまだシンジが欲しい、、、。


崩れ落ちるようにアスカがのし掛かってきた。
シンジは互いの手を握りあっていたのでアスカの身体をおさえることができなかった。
その身体は熱く上気し、汗で互いの肌がぺたりと貼りつく。
シンジの胸にアスカの凝った乳首があたり、乳房が潰れる。
呼吸は荒く深い。アスカが息をする都度、心地よい弾力ある胸を押しつけられる。
アスカはシンジに覆い被さったまま動かなくなった。
 …イッたわけじゃないみたいだ。
あいかわらず膣は自分を締め付けてくる。
アスカが絶頂を迎えたときの強い締付けは感じられなかった。
「アスカ、大丈夫?」
振り乱した髪がアスカの顔に覆い被さりその表情を見ることができない。
アスカから返事はなく、小さく呻くような声が聞こえる。
「アスカ?」
シンジは心配になりまた声をかける。
するとアスカがシンジの方にゆっくりと顔を向けた。
互いの鼻先がつくほどの近くで見つめ合う。
アスカの顔は汗と涙で濡れ、乱れた栗色の髪が被さり、その淫らな様はよりシンジの欲情をかきたてる。
シンジはおもわず生唾を飲んだ。
「ア、アスカ、、、。」
ようやくアスカは言葉を発した。
「シンジ、、、あたしもう、、、。」
息も絶え絶えに言葉を漏らす。その息はとても熱い。
「シンジのおちんちんより、あたしのほうがダメみたい、、、。」
「アスカ、、、。」
シンジの性器と同じようにアスカも限界に達していた。
お互いを求め合う若く未成熟な心、性の営みで身体を重ねるにはまだ経験も浅く、己の欲望を抑えることができないふたりは、求め貪り続け合いやがて身体が悲鳴をあげる。
それでも互いの性器は深く繋がり合い、その互いの主に甘い蜜を注ぎ続けふたりの心を快楽の海に沈めようとする。
とどまることを知らない若く幼いふたりの性欲。
アスカの身体は限界を訴えてもアスカの心は鎮まらない。
「でも、やめないで、、、最後までして、、、してほしいの。」
そのアスカの言葉にシンジは心が昂ぶるっていく。
「あたし、自分じゃもうできないから、、、シンジがして、、、おもいっきりして、さっきみたいに、、、お願い、、、。」
アスカを蹂躙したいという劣情がまたシンジ心に沸き上がる。
また己の欲望のままにアスカを貪りたいと思う。
しかしアスカを想う気持ちが心を昂ぶらせながらも劣情を抑える。
 …アスカ、ぼくもおもいっきりしたい。
 …アスカにも感じてほしい。
「アスカしてあげる。ぼくもしたい。」
「しんじぃ、、、。」


アスカは静かに瞼を閉じ、小さく唇を開く。
シンジにキスを求める。
シンジと唇を重ね合う。
口の中に自分の髪の毛が入る。
シンジはかまわず舌を絡めてくる。
唇を重ねたまま後頭部を掴まれ、そのまま自分の頭をシンジの顔の上に持っていかれる。
いまアスカはシンジの上にいるのでアスカにとって楽な姿勢になる。
アスカの髪が垂れ、ふたりの顔を隠す。周りの視界を遮られ、その暗がりの中自分の目の前にシンジの瞳がある。頭の後ろを押さえられているので唇を離すことができず、舌を絡ませ合いながら見つめ合う。
アスカはその深黒の瞳に心の奥まで覗かれているような気持ちになる。
自分が心の奥でいま欲するモノ。
それはシンジ。
今自分の心の奥底は淫らな情念が渦巻いている。
理性というベールは完全に剥げ落ち、心までも裸になり、シンジに曝け出している。
男に溺れ、果てながらもなお、それを貪ろうとする女。
恥ずかしさで、また涙が溢れてくる。
 …あたしイヤラシイ。
 …シンジぃ、そんなに見ないで、、、。
しかし、そんな羞恥心も溢れる欲望の渦に呑み込まれていく。
わずかに残った理性の欠片も剥がされ熔けていく。
いま、アスカの心を支配するのは性の衝動。
シンジに注ぎ込まれたい。
シンジを受け止めたい、自分を満たしてほしい。
アスカの涙がシンジの頬に落ちる。
シンジに両手でギュッと抱きしめられる。
シンジの堅い腕に締め上げられる。
 …息苦しい、でも気持ちいい。
シンジに抱きしめられながらごろりと身体を回される。アスカが下にシンジが上になる。
寝返るとき、ふたりの腰の位置がずれ、シンジのペニスがアスカの中を大きく捻る。
「はあああんん!うぅぅっ。」
アスカはたまらず唇を離し喘ぐ。
そしてシンジがすこし腰を引いたためペニスがアスカから抜け落ちる。
「あんっ。いやぁぁ。」
アスカは切なげに身じろぎをした。
自分を満たしていたものを失い、アスカは虚無感に苛まれる。
 …だめぇ、欲しいの、、、。
シンジに抱きしめられたまま、またキスをされる。
こんどはシンジがアスカにのし掛かってくる。
腕ごとギュウギュウと抱きしめられ身じろぎすらできない。
互いの身体は密着し、アスカから抜け落ちたシンジのペニスは堅く勃起したままアスカの下腹部をグリグリとヌメリながら押しつけてくる。
アスカは自分の女性器がシンジの男性器を求め蠢いているのを感じる。
お腹の奥の疼きがみるみる身体中に拡がっていく。
心の奥から狂おしい程の熱い感情が湧き出し心の昂ぶりを抑えることができない。
 …ああ、シンジに埋めてほしい。
 …シンジぃ、しんじぃ、、、。
アスカはシンジに懇願したくても唇を塞がれ発声できない。
自分の願いをシンジに伝えたい。
はやく自分の疼きを鎮めてほしい。
アスカは抱きしめられている腕をなんとか動かし、シンジの堅く引き締まった尻を両手で掴んだ。シンジの尻を押さえ、自分の股間をシンジに擦りつけようとする。
 …シンジぃ、入れて、はやく、、、。
自分を締め付けるシンジの腕の力が緩んだ。
唇が離れる。
「アスカ、いいよ、いましてあげる。」


 …アスカがまたぼくを誘っている。
シンジはゆっくりと身体を起こした。
自分の下で仰向けに横たわるアスカの裸体。
薄明かりの中、汗でその身体は赤みを帯びて照り、シンジの欲情を昂ぶらせる。
シンジは片手をアスカの秘裂にあて、二本の指を深く挿し込む。
ぷちゅ。
「んん!はぁぁぁ、、。」
アスカは喘ぎ息を漏らす。
秘裂から滾々と愛液が溢れ出て、シンジの指を濡らしていく。
シンジは挿し込んだ指を開きアスカの秘裂をおし拡げる。
「ふああっ!」
アスカのそれは柔らかく拡がり、シンジにその中を曝していく。
もう片方の手で自分のペニスをガイドする。
アスカの愛液で濡れそぼったペニスをまたアスカの秘裂にあてがう。
アスカも足を広げ膝を立てすこし腰を上げ、挿入しやすくしてくれる。
亀頭をゆっくり押し込んでいく。
膣口がシンジの亀頭の形に合わせ拡げられていく。そのままアスカの中にペニスを沈み込ましていく。
「ふんんんっ!しんじぃ、、、。」
「あすかぁぁっ、、、。」
性交を繰り返し敏感になっている互いの性器からの快感にふたりは喘ぐ。
ぶちゅちゅっ。
愛液が互いの繋ぎ目から滲み出てくる。
アスカの中のヌメリ、アスカの中の襞のざわめき、アスカの中の心地よい締め付け、シンジはまたアスカと性器を結合できた喜びと快感に脳幹を痺れさす。
シンジはアスカの膝に手をおき、そのまま腰を押し進める。
ズブズブとシンジのペニスがアスカの中へ潜っていく。
シンジのペニスが根本まで入り込み、その先端がアスカの奥に当たり、それを押しつける。
「ふああああっ!んんんぅぅぅっ!」
アスカは胸を膨らませ大きく息を漏らす。
アスカの喘ぎ声ひとつひとつがシンジのボルテージを上げていく。
「アスカぁ、とても気持ちいい、、、。」
アスカはシーツを握りしめ、涙を潤ませた瞳でシンジのほうを見ていた。
シンジはその瞳の奥の訴えを感じとれた。
それは互いが望む行為を始めること。
快楽の境地へ導く儀式を始めよと望んでいるようにみえる。
「アスカ、いくよ。」
アスカはちいさく頷いた。
 …アスカ、おもいっきりしてあげる。
シンジはアスカの両足首を持ち、高く上げ、脚をV字に広げていく。
その脚をアスカの身体の方に倒していく。
アスカの身体は屈まり、布団に押しつけられる。
この体位はアスカがさっき狂ったように身悶えたものだ。
シンジの行動にアスカは目を見開き、みるみる顔を赤く染め、シンジから顔を逸らした。
アスカの身体がピクピクと震えるのがわかる。
股を広げられ大事な部分を曝される恥ずかしさからか、また喘ぎ苦しむ恐怖からか。
しかし、アスカはシンジの動きを妨げない、拒否する発声はしない、アスカはシンジを拒まない。
まっすぐ伸ばしたアスカの脚をそのままアスカの身体のほうに倒していく。
アスカの身体が屈まり腰が持ち上がっていく。
アスカの膣にペニスを挿入したままなのでシンジも中腰となり、アスカとシンジが繋がっている部分をお互いに見られる姿勢になる。
互いにまだ生えそろわない黒と栗色の濡れた茂みにすこし隠されているふたりの結合部。
シンジはアスカの脚を持ったままアスカに覆い被さる。
身体を屈ませ、アスカに顔を近づける。
シンジはアスカに優しく声をかける。
「いくよ。」
アスカは逸らせていた顔を僅かにシンジのほうに向かせ、シンジを見つめた。その瞳からは涙がこぼれている。
それを合図にシンジが動き始めた。
シンジは腰を浮かせる。
ズルズルとペニスがアスカから引き出される。
濡れそぼったペニスがアスカの襞も一緒に掻き出してくる。
カリが膣口までくると今度は腰を降ろしズブズブとペニスをアスカに沈めていく。
こんどは愛液が溢れふたりの結合部のあたりを濡らしていく。
「はうううぅ!ふうんんっ!ああああ!うんんん!ああ、いいいいぃぃぃ!うううっ!」
またアスカが激しく喘ぎはじめる。
身体を悶えさせ、膣がキュウキュウとシンジのペニス締めてくる。
「あう、いい、いいよ、アスカぁぁ!」
シンジも堪らず喘ぎはじめる。
 …ああ、アスカ、すごくいい!


ついにアスカが望んだ互いの性器を擦れ合わせる行為が始まった。
「んんあっ!ふんふんっ!いい、ひいぃぃっ、はうっ、ああぅっ!」
シンジの十分固く太く勃起したペニスで、膣全体を押し拡げられ、中を掻かれていく。
シンジに身体をくの字に屈められ尻を上に突き出した姿勢のままシンジに上から刺し貫かれる。
シンジが入ってきたとき、そのまま抱かれてされるのかと思っていた。
しかし、脚を上げられまた秘部をシンジに曝しながらされてしまう。
淫らに濡れ、シンジのペニスを銜え涎のように愛液を垂らす自分の性器。
それをシンジに見られながらされてしまう。
恥ずかしさで身体中が熱くなる。
そして始まる絶頂へと向かう儀式。
自分の性器がまるで待ちわびていたかのようにビクビクと痙攣していく。そこをシンジのペニスで串刺しにされ、奥底を抉られる。また意識が吹き飛びそうな快感にアスカは悶え狂う。
シンジに上から押し潰されるように何度もペニスを打ち込まれる。
そのつど、膣内を掻きむしられ子宮口がシンジの亀頭で叩かれる。
堪らない快感に声を上げ悶えずにはいられない。
その様をシンジに見下ろすように見られている。
恥ずかしいのに、声が止まらない。
恥ずかしいのに、シンジにもっとされたいと思う。
身体中が快楽に打ち震え悦んでいるのがわかる。
アスカはシンジにされるがままに、快楽に溺れていく。
もうこの快楽に抗うことはできない。
激しく、その恥ずかしさを忘れるくらいに狂わしてほしい。
 …しんじぃ、して!はやく頂戴!!
アスカははやくシンジの迸りを受け、絶頂を迎えたかった。
シンジに享楽の境地へ誘ってほしい。
なにもかも吹き飛ばしてしまう快楽の海に沈めてほしい。
シンジが掻き回し続ける。
「はあ、アスカぁ、いい、いい!」
シンジも声をあげる。
 …ああ、しんじぃ、しんじぃ。
「あんんっ、んんうっ!んんうっ!んんうっ!はあっああっああああ!」
アスカも喘ぐ。
お互いに獣欲に溺れる声を部屋中に響かせる。


シンジは喘ぐアスカを見ながら何度もペニスをアスカの性器に打ち込み続けた。
引き抜くときはゆっくりカリで中を擦るように、挿し込むときは強く奥底にあたるまで突き刺す。
「ふんん!んんっ、いっ、ひぃぃ、はあんん!んん、んんんぃぃ!ふあっ、ひんんっ!」
アスカは顔を真っ赤にし、眉間にしわを寄せ苦悶の表情を浮かべながら息を漏らすように喘ぎ声をあげ、その手に握ったシーツを引き裂かんばかりに引っ張り乱していく。
そのアスカの狂乱ぶりを見ているだけで、もうシンジは漏らしそうになる。
押さえ持つアスカのスラリとした脚がペニスを抽送するごとにピクッピクッと震える。
膣も収縮を繰り返しペニスを締め付けてくる。
シンジも堪らず声をあげる。
「うんん、はあぁ、いい、あすかぁぁ、うん、ああああ、」
「はうぅぅ、ふんん、ふんんんぅぅ!しんじぃ、いいぃぃ、あうっ、ひぃっ!」
シンジは射精衝動を必死に堪え、ひたすらペニスの抜き挿しを繰り返す。
 …ああ堪らない、なんて気持ちいいんだ。
ペニスをきゅうきゅうと締め付けられ、亀頭と膣襞が擦れ合う快感にシンジも陶酔する。
 …アスカ、イカせてあげる。最後は一緒にいこう。
ふたりの身体は熱く、肌も上気し朱く染まっていき、玉のような汗を浮かべはじめる。
ふたりは快楽の頂点に登りつめようとしていた。


 …はあああ、もうだめぇ、、、、。
アスカは自分の感覚が自分の性器に集中していくのが感じられた。
その性器が勝手に痙攣をはじめてきた。
今夜、何度も迎えた絶頂の予兆であるとアスカはおもった。
 …ああ、あたしイッちゃう。
「んんんっ、シンジ、シンジィ、あたしもう!うんん、はうぅぅ!」
アスカはシンジに責められ喘ぎながらも自分が絶頂を迎えそうなことを告げたかった。
そのときにシンジの迸りを受けたい。
シンジに注ぎ込んでほしい。
 …シンジィ、あたしとイッてぇ、、、。
するとシンジはピタリと動きをやめた。
そしてペニスを膣の中から引き抜きはじめる。
ずるずるとアスカの膣の中に埋まっていたシンジのペニスが現れる。
 …いやぁ、やめないで、、、。
そのペニスは愛液で濡れそぼり隆々と勃起していた。
グロテスクなシンジのペニス。亀頭は赤黒く膨れあがり、先端の口からはなにか白いものを染み出させているように見える。
 …あたし、これにされていたんだ。
男が持ち、女にはないもの、女と繋がるための器官。
その醜い肉塊にアスカは魅了される。
 …あたし、シンジのおちんちんにされたい。
アスカはペニスを引き抜かれた瞬間から自分の女性器が疼きはじめ、お腹の奥がどんどん熱くなり狂おしい感覚にとらわれる。
 …シンジ、やめないで、いじわるしないで、、、。
シンジに押さえつけられていた脚が解放され屈んで突き上げていた腰も降ろされる。
「シンジィ、いやぁ。」
アスカは行為の中断を抗議した。
するとシンジはアスカにまた覆い被さり顔を近づけてきた。
「アスカ、僕ももうイキそうなんだ。」
「え、」
「だから、最後はアスカと抱き合ってしたい。」
「シンジ、、。」
「大好きなアスカを抱きしめて感じたいんだ。」
アスカの胸の奥が熱くなる。
『大好き』この言葉を聞いたとき、欲情する気持ちとは違う熱い想いが心に広がるのがわかる。
 …ああ、嬉しい。シンジ、、、。
「シンジ、あたしもあなたを感じたい、、、。来て、思いっきりして。」
「うん、アスカ、愛してる。」
「ああ、しんじぃ、、、。」
アスカの心が益々熱くなる。
ふたりは軽くキスを交わす。
またシンジは身体を起こし、腰をアスカに近づける。
アスカも腰をすこし浮かし、そして両手でシンジのペニスに触れた。
「ア、アスカ」
「あたしが入れてあげる、、、来て。」
 …シンジの、、、すごく熱い。
シンジが腰を近づけてくる。
そしてペニスを膣口にあてがう。
アスカは片手をペニスに添え、もう片方の手で、自分の膣口を押し広げ挿入しやすいようにする。
「いいわ、来て、ゆっくり。」
シンジは言われるままに腰をゆっくり進める。
亀頭が潜り込んだあたりでアスカは両手で自分の襞を広げて、シンジの挿入を助ける。
シンジには自分の淫らなイヤラシイ性器が見えていることだろう。
 …シンジ、あたしイヤラシイの、見て、感じて、そして思いっきりして、、、。
「ゆっくり、、、いいわ、奥まで来て、シンジ。」
アスカの中に埋まっていくシンジのペニス。
そのペニスに膣を押し広げられていく。
アスカはまた自分が満たされていくのを感じた。
 …ああ、シンジ、いい、、、。
ほどなく最奥に達する。
「ううんんんっ!」
「うああああ、、、。」
ふたりはため息を漏らすように喘いだ。


自ら自分の性器を押し広げ、シンジに曝すアスカ。
アスカの淫らな行動にシンジは驚きと昂奮をおぼえた。
そのアスカの女性器はピンク色の襞が捲れ広げられ、紅い秘裂を覗くことができる。その上には包皮が剥かれ淡いピンク色のクリトリスが凝り立っている。
 …ああアスカ、なんていやらしいんだ。
アスカの手によってペニスはその膣口まで導かれ、そこに亀頭をうずめ、そのままズブズブとアスカの中に沈み込み、奥底にとどき子宮口を圧迫する。
アスカの漏らす声がシンジをますます昂奮させる。
 …アスカも感じくれている、ああ、アスカの中、気持ちいい、、、。
熱くヌメリのある膣襞に亀頭を擽られ射精したくなってくる。
 …はやく出したい、、、。
 …アスカもイカせてあげたい。
 …アスカと一緒にイキたい。
今夜はこれが最後になるだろう。
 …アスカ、最後まで一緒に感じよう、、、。
シンジはゆっくりとアスカの上に身体を倒していく。
するとアスカは両手でシンジの身体を撫でるように触れていく。
シンジの胸板を撫で、腰を撫で、尻を撫でる。
すこしくすぐったいような感覚にシンジは気持ちよさを感じた。
アスカのその仕草はまるで魔法かなにかをかけているように見え、シンジは不思議な気持ちになっていく。
すこし虚ろなアスカの瞳に見つめられる。
その蒼い瞳の中に吸い込まれていくような錯覚をおぼえる。
 …アスカ、なにか感じがちがう。
 …アスカがとてもいやらしく感じる。
シンジはアスカに妖しく淫靡なものを感じ、心の昂ぶりをおぼえる。
やがてシンジとアスカの胸が合わさる。
柔らかく弾力のあるアスカの乳房が潰れ、凝った乳首を感じることができる。
アスカの手がシンジの背に廻る。シンジもアスカの肩を抱く。
「シンジの気持ちいい。」
「アスカ、、、。」
「シンジ、あたしシンジが好き。だからシンジに好きって言われると、あたしもうどうしようもないくらいイヤラシイ気持ちになっちゃうの。
だから、もっと気持ちよくさせて、、、。思いっきりして。」
アスカの告白にシンジもより気持ちを昂ぶらせる。
 …アスカがぼくを好きと言ってくれる。
「アスカ、ぼくも一緒にイキたい。」
「シンジ、あたしを抱きしめて。」
「え、う、うん。」
シンジは腕をアスカの背中に回す。
アスカもシンジが腕をとおしやすいよう身体を仰け反らせ背中をすこし浮かせた。
アスカの細い身体をシンジの堅い腕が締めつけるように抱くかたちになる。
アスカもシンジの背に回した腕でシンジを抱きしめ、身体を密着させる。
この体勢だとシンジは身体を思うように腕で支えることができず、アスカに体重をかけてしまう。
「アスカ、重くない?」
「ううん、いいの。こうしてほしいの。」
アスカが脚を上げシンジの腰の後ろに廻し、脚を組んだ。
アスカのシンジの腰がより密着し押しつけ合う。
「シンジ、して、、、あたしも一緒にイキたいの、、、。お願い、一緒にイッて、、、。」
「アスカ、、、。」
シンジはゆっくりと腰をグラインドさせる。
「うんん、あああ、そう、シンジ、もっと強くして。あたしを抱きしめて、思いっきりして。」
シンジは二度、三度、腰をグラインドさせると、腰の動きを抽送にかえた。
ゆっくりと腰を引く。
ズルズルとアスカの膣の中を奥からカリで掻いていく。
カリが膣襞を捲りながら擦れる感覚に、シンジの脳幹が痺れていく。
アスカも身体を小刻みに震わせ、嬌声をあげる。
そしてまた、ペニスが抜けきる手前で今度は腰を押し沈める。
またシンジのペニスがアスカの膣を押し広げながら奥までズブズブと入る。
こんどは敏感になっている亀頭を膣襞に擽られる。
シンジも思わず喘ぎ声をあげてしまう。
アスカは苦しげに息を漏らしすこし身体を仰け反らせ身悶える。
シンジはゆっくりとペニスの抜き挿しを繰り返した。
「はあぁぁ、いい、いい!そうっ、んんあ!強くっ!ひっ、ああ!しんじぃ!」
「ふあ、アスカ、ああ、あああああ、ふん、ふん!いいよぉ!あすかぁ!」
抱きしめ合い、敏感になっているお互いの性器を結合し擦れ合わす。
この単純な行為にふたりは至上の悦びを得、快楽に浸り、ふたりは行為に耽る。


性の悦楽に溺れる少年と少女。
少女の蕾が綻び、その花弁を少年が貪る。
しかしその開花ははやく、若い花弁はまだ蒼く欲望を注がれるにはまだ未熟であった。
少女の若い身体は注ぎ込まれる欲望に抗うことはできず、ただ蜜を溢れ出さしていく。
そしてその花弁を貪る少年も未熟でその術を知らず、本能のまま侵していく。
互いに注ぎ合い、とどまることのない享楽に沈んでいく少年と少女。
互いの若い雄の雌の本性の求めるまま、絡み合い、蠢き、溶け合っていく。


シンジはただひたすらペニスをアスカに打ち込んでいた。
シンジにはもうほかのことを考えることができなくなっていた。
シンジの耳許でアスカが喘ぎ声をあげ続ける。
心を昂ぶらせるアスカの堪らない声。
ペニスを亀頭を擽られる堪らない悦楽の快感。
その膣の締め付けも段々強くなり、ビクッビクッと痙攣する間隔も短くなってきた。
アスカの身体が熱い。
互いに汗をかき、密着させている身体がヌメリ出す。
 …アスカがもうイキそうだ。
 …イッていいよ、アスカ。そのときぼくも、、、。
シンジも、もう射精を堪えるのも限界がきていた。
シンジも己の限界を感じ、最後の行動にでる。
シンジは抽送のスピードを一気にあげ、腰を廻すようにしペニスを打ち込み、アスカの膣を抉るようにする。
アスカの声がひときわ大きくなり、膣もビクビクと締め付けてくる。
 …ああ!いい、アスカ。ぼくももう出しちゃいそうだ!


「んんんっ!ひいぃぃっいいい!あああああああっ!」
突然シンジの動きが強くなり、アスカは悲鳴にも似た喘ぎ声をあげた。
また膣を、シンジのペニスで強く捻られるように掻き回されはじめる。
いままで焦らされ、敏感になっている女性器がビクビクと痙攣し、その強烈な刺激にアスカは身体を仰け反らせる。
「あああぁぁぁあああうっ!ううあっ!ひっ!ひぐっ!はうっ!んんっ!うっ!いいぃぃい!!」
その勢いのまま、容赦なく膣を貫かれ、子宮口を叩き続けられる。
凝り勃起したクリトリスを陰毛で掻きむしられる。
アスカはまたお腹の奥からの快楽の波に襲われ、絶頂にかけ登っていく。
いままで焦らされていたぶん、その快楽は大きく強く感じられた。
互いに汗をかき湿った肌がぶつかり合い、ビタビタと音を立てる。
「ふいっ!はぁっ!んんうぅっ!ひゃっ!ひっ!はっ!はあ!ああああああ!」
脳幹が痺れ、意識が性器に集中していく。
いままた自分が絶頂に達しようとしている。
シンジに掻き回され、導かれ、ついに迎えることができる。
「んんっ!ふぃい!ひぃ!シンジ!ああっ!いいい!イク!イクッ!」
アスカは喘ぎ狂いながらシンジに絶頂に達することを伝えた。
シンジの迸りが欲しかった。
アスカは意識が朦朧しながらも、自分が獣欲の虜となり、理性などなく、ただシンジの吐精を待ち望む雌の一匹となりはてていることを感じた。
 …あたしイヤラシイ、いやらしいのシンジ!
 …もうだめ、シンジ、欲しい!
身体中が痺れ、シンジを抱きしめた手足に勝手に力が入りシンジにしがみついていく。
身体中が震えだし、感覚が麻痺していく。自分の身体がどうなっているのかわからなくなってくる。しかし、性器からの快楽は益々激しく感じられる。
シンジもよがり声をあげている。
シンジも達しようとしている。
シンジの身体は熱く、玉のような汗を流し、アスカの身体に滴り落ちていく。
 …ああ、シンジと一緒にイケる!
アスカは快楽に吹き飛ばされそうな意識の中、共に絶頂を迎えられることに歓喜した。
シンジがキスをしてきた。
唇を塞がれる。
「ふうんんっ!ふぃぃいい!ふぅぅ、むううううぅぅ!」
シンジに抱きしめられ、貪られていく。
身体中でシンジを感じられる。
アスカは無上の喜びを感じる。
舌を絡ませあう。
お互いの唾液を注ぎ合う。
お互いの汗がヌメリ合う。
お互いの愛液と精液がアスカの膣の中でシンジのペニスにかき混ぜられていく。
お互いの体液が混ざり合いひとつになっていく。
アスカの臭いが、シンジの臭いが同じものになっていく。
お互いが溶け合い混じり合っていくのをアスカは朦朧とする意識の中感じた。
するとシンジが唇を離し喘ぎながら、
「ああ!アスカ!大好きだっ!はああ!大好きだ!愛してる!ふんんっ!アスカ!あすかあぁ!」
そのシンジの声にアスカの心の中に熱いものが溢れかえる。
 …ああ、シンジ、あたしも好き、好き、好き、愛してる。
 …嬉しい!しんじぃ!
途端に涙が溢れる。
アスカの心の中で何かが弾けた。
「!しんじぃ!はぁあ!ふあっ!!しんじぃぃいいい!」
ついにアスカは絶頂に達した。


シンジは、アスカにギュウギュウと抱きしめられる。
アスカの手の指が背中に食い込んでいき爪を立てられ激痛を感じる。
ほぼ同時にアスカの膣が急激に強く締まり、ペニスも締め付けられる。
シンジは大きく喘いだ。
「おおおあああああ!!!!」
いまアスカはついに達し、シンジの雄の器官を締め付け、シンジに最高の快楽を与えた。
射精の欲求を堪え、敏感になっているペニスを締め付けられ、シンジは強烈な快楽の痺れを感じた。
ついにシンジは耐えきれず、射精を開始する。
いままで堪え耐え、溜まりに溜まったものを吐き出しはじめた。
陰嚢に溜まった己の欲望をアスカに注ぎ始める。
腰が勝手にビクビクと震え出す。
びゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅっ、びゅっ、ぶしゅっ、ぶしゅ。
激しい勢いで射精し、精液をアスカに注ぎ込む。
「ああっ!はっあ!あ!あっ!」
射精の快感にシンジは喘ぐ。
腰からなにか抜けるような、脳幹が痺れ身体中が蕩けるような射精の快感。
譬えようのない快感
アスカを抱きしめ、顔をアスカの胸元に埋める。
そして、無意識のうちに腰をグリグリと揺すり、なおも性器を深く潜り込まそうとしていた。
アスカに快楽を与えるため、射精を堪え続けたためか、今夜6度目の射精にもかかわらず、その勢いも濃さも量も衰えず長く射精を続ける。
夥しい量の精液をアスカに注ぎ込む。
そしてその快楽をシンジは感じ続けていた。
 …ああ、アスカ、いい。アスカ、いい。


アスカは自分の中でシンジのペニスが膨らんだように思えた。
つぎの瞬間、ペニスがビクンと跳ね同時に膣奥で熱い精液を噴き出しはじめる。
 …はぁ!シンジが来る!!
ぶしゃああああああああああああ、ばちゃっ、ばちゃばちゃ、ぶちゃちゃちゃちゃっ。
アスカはついに望んでいたシンジの迸りを受けた。
「はああああああああぁぁぁぁああああああ!」
絶頂を迎え熱くなったお腹の奥をシンジの精液で益々熱くされる。
シンジにギュウギュウと身体を締め付けられ、息苦しい。
しかしその息苦しさも、アスカにはシンジが悦び達したことの証しと感じられ、嬉しかった。
シンジの精液が膣に子宮に溢れていく。
男の体液に満たされていく女の身体。
較べようのない性の快楽。
シンジはアスカの胸元に顔を埋め、喘ぎながら射精を続けていた。
シンジのペニスがしゃくりあげ子宮に精液を吹きかけられる都度、アスカも喘いだ。
「はうっ!あ!は!はぁぁぁっ、ふぅっはっ。」
アスカは身体を震わせて、シンジの射精を受け続ける。
お腹の奥からの快感の波に身体中が弛緩していく。
シンジの熱い身体の奥の鼓動が感じとれる。
シンジの熱い息、喘ぐ声が心地よい。
感じるシンジの温もり。
そしてまだ、シンジのペニスはビクッと震え射精をする。
そのつど、子宮から熱い波が広がる。
 …ああ、シンジ、いい、、、。
愛する男に愛撫され、快楽の頂点に達し、そしてまたその男の欲望を受け注がれる。
男と交わる快楽。
注がれる悦楽。
男に満たされていく。
シンジの熱い身体を感じながら満たされる。
満たされる心。
抱かれる安心感。
繋がっている幸福感
心地よい浮遊感がアスカの意識を包む。
その安堵のなか、アスカの意識は深く沈んでいく。
幸福な気持ちに包まれ意識が朦朧としてくる。
シンジの熱い息を感じながら。
抱かれる温もりを感じながら。
愛する男と快楽をともに迎えた幸せを感じながら。
 …しんじぃ、いい、、、。


シンジは射精のあいだ中アスカを抱きしめていた。
アスカの熱くなった身体を感じながら射精していた。
アスカの細く柔らかい身体。
弾力のある乳房。
その奥から聞こえるアスカの鼓動。
シンジはアスカを抱きしめ続けた。
吐精のつど、股間からの痺れる気が遠くなるような心地よい快感に酔いしれた。
 …あすかぁ、いい、、、。
やがて射精もおさまり、シンジは息も荒いままアスカの胸元から頭をあげる。
アスカの顔を見ると朦朧と目も虚ろになっていた。
シンジはアスカにキスをした。唇を合わせるだけのキス。
そして、頬にも首筋にも。
だが、アスカの反応が鈍い、また気を飛ばしているようにみえる。
シンジは自分の腰の後ろに組まれたアスカの脚も降ろし、アスカに覆い被さった身体を起こした。
シンジの背に廻ったアスカの両手が力無く布団の上に落ちる。
そしてゆっくりと腰を浮かし、アスカの中からペニスを引き抜く。
ベトベトになり、だらりと俯いたペニスが現れる。
ペニスと睾丸から強い痛みを感じる。
その痛みにシンジは顔を歪める。
 …痛い、、、。
一晩にこれほど射精を繰り返したことはなかった。
アスカとのセックスに溺れ、己の欲望のままにしてしまった。
そのツケがいま身体にきている。
しかし、アスカとともに絶頂を迎えられたことに満足感を覚える。
「アスカ。」
シンジが声をかけるとアスカはゆっくりと瞳をシンジに向けた。
しかしその瞳に生気はなく、ただぼんやりと見つめているようだ。
「アスカ?」
シンジはすこし心配になり、もう一度声をかける。
するとアスカはゆっくりと手を上げシンジの頬を撫でた。
「しんじぃ。」
その声は弱々しいものだったが、その表情はわずかに微笑んでいるようにみえた。
シンジも手をアスカの頬にあて撫でる。
「アスカ、ありがと。」
アスカはまたすこし微笑んだ。それはまるで夢を見て微笑んでいるようにもみえる。
そしてアスカの両手が自分の頬を撫でているシンジの手を包むように掴んだ。
「シンジ、なかなかよ。、、、、なかなか、、、」
 …なにがなかなかなんだろう。
ふとシンジが思っていると、アスカはシンジの手を掴んだままゆっくりと瞼が閉じていった。シンジの手を自分の頬にあてたまま安らかな表情で。
「アスカ?」
アスカからの返事はなく、その口からは柔らかな寝息をたたえはじめる。
 …アスカ、寝ちゃったのかな。
シンジはアスカの身体に毛布をかけた。
そして自分もその毛布に潜り込みアスカの隣で横になる。
アスカの寝顔を見る。
じっくりとアスカの寝顔を見るのは初めてだった。
鼻筋のとおった、整った顔立ち。
小さく寝息を立てて安らぎの表情を浮かべている。
その表情を見ていると、シンジも幸福な気持ちで満たされていく。
そうするとシンジも睡魔に襲われはじめる。
 …ぼくも眠くなってきた。
心地よい安心感に包まれていくように思える。
シンジはアスカと手を繋ぎそのまま深い眠りに落ちていった。
 …おやすみ、アスカ、、、。

(つづく)