第4講 バレンタインキッス

〜お気楽双六ゲーム(笑)〜
97/2/9開講、3/18最終更新

1、研究会員朋氏(No.0011)によるレポート

このゲームについては私がパーフェクトクリアしていない(^_^;)ため、研究会員No.0011の朋氏に執筆していただきました。m(__)m

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登場人物紹介(女の子のみ)
山科涼音(やましなすずね)
誕生日12月30日 山羊座 A型
ラッキーポイント:美術館・ピクニック
 いわゆる典型的なヒロイン。大人しく、真面目で純潔。お稽古ごとのため土曜日は時間が空いていない。一見してお嬢様ではあるが実は家が貧乏で、早いうちに好きでもない金持ちの男と婚約させられてしまう不幸な女の子。更にその相手の男はかなり嫌なやつである。涼音は他の3人と違い誕生日がクリスマスより後であるため少し攻略方が異なる。

栗原佳奈(くりはらかな)
誕生日10月10日 天秤座 O型
ラッキーポイント:遊園地・ショッピング
 「大人になりたい」というお子さまキャラ。ゲーム好きでゲーセンで出会う。主人公のことをお兄ちゃん扱いするのでこういうのが好きな人は良いかもしれない。(笑)ライバルキャラはいかにもきざでもてると思っている上に、女の子をたぶらかす男の敵。最終的には佳奈に手を出し犯罪者となり警察に捕まる。主人公は変なやつのはずなのにこの時は異常に真面目で違和感を感じる。

日比野幸美(ひびのゆきみ)
誕生日9月15日 乙女座 AB型
ラッキーポイント:映画館・動物園
 4人の女の子のなかで唯一年上で更に眼鏡をかけているので好みがはっきり分かれるだろう。クリスチャンであることはイベントが進めばはっきり分かってくる。対応するライバルキャラは怪しい薬で主人公を記憶喪失にするとんでもない男。ほかの三人の時はその日のデート邪魔をしてくるだけであるが幸美のイベントが進んだときの薬は幸美の存在さえ忘れさせてくれるのでやっかいである。余談ではあるが同級生2の友美のヘアバンドを取っただけのような外見である。

相川みづき(あいかわみづき)
誕生日4月21日 牡羊座 B型
ラッキーポイント:スポーツ観戦・カラオケ
 スポーツ大好き少女。健康的で最初から主人公と口げんかをする。4人しかいないためみづきも典型的なキャラである。誕生日が4月21日と早めなために誕生日プレゼントをあげ忘れやすい。イベントが最後まで進めばみづきのもう一つの性格が分かる。ライバルキャラはいかにも体育会系の男だがほかのライバルキャラと異なりサッパリとして潔いのが印象的である。

システム
基本的に双六である。かなり運に左右されるがバイトの休日を計画的に利用することでかなりカバーできる。ただし女の子に電話をかけると留守だったりおやぢが出たりすると泣けてくる。しかしもっと致命的なのは女の子が勝手に次のデートの日を決め更にそのまま切ってしまうことがあるのが痛い。その日に休みを取っていないと簡単にデートの約束を破ってしまうことになる。ただ機嫌を損ねてもプレゼント一つで機嫌が直るのがゲーム的である。(現実でそんなに簡単に機嫌が直ってしまう女の子は逆に怖いし、直らないからこそ現実は難しい。)

基本的な攻略法
このゲームは1人クリア出来れば全員クリアするのは簡単なことである。
基本的には、クリアする目標を決め、クリスマス前までに好意度を7まであげ、クリスマスイベントを起こし、後は特定の日にデートし、その後2回ほどデートをすればよい。(1回目は邪魔されるが。)ただし選択肢を選ぶときがあるが、それに間違えては話にならない。基本的にはそれだけで好意度を10まであげることが出来る。ただし人により多少異なるので一概には言えない。おまけのCGはラッキーポイント(ランダム)、プール、スケートで見られるが、同じ人と同じ場所に連続していくと邪魔が入る。

総合的な評価
ゲームとして考えなければ出来ないが、逆にゲーム性は高い。CGを集めるつもりでなければ結構簡単にクリアでき、CGを集めるためには計画的に進めなければならないため、単純だが遊べるものとなっている。

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2、碧の独り言

以下は私の独り言です。
バレンタインキッスは、その題名にちゃんと意味があります。
まず目標としてバレンタインにチョコを貰う、というのがあること。プレイヤーは2月15日から翌年の2月14日までの間に1人の女の子と仲良くならなければなりません。
そしてキスシーンの印象的な演出。18禁ゲームの場合普通はそこで止まらないため、キスシーンというのはおざなりになりがちなんですが、これはそこがちょっとだけ純愛系です。シルキーズとしては異色のゲームと言えるでしょうね。(^_^;

このゲームは一応Birthdayの続編なんですが、カレンダー上をサイコロを振って進んでいくもので、ちょっと変わっています。ただ、システム的には下級生の基礎になっているという感じも見受けられます。
内容的にはCG集めに終わるかも。ゲームとしてはお手軽でいいんですけど、はっきり言って恋愛SLGとはほど遠いところにありました。(^_^;

3、ちょっと主観的な評価

※注:★は5個が最高。
原画★★★
CG★★
シナリオ
キャラが
立っているか
★★
システム★★
操作性★★★
BGM★★
ゲーム性★★★
え○ち度(笑)★★

どきどき★★
せつなさ
恋愛SLGと
しての完成度
30点

4、キャラクタの分布

 活発    ←         →  大人しい
お姉さま系 
  ↑  日比野幸美
相川みづき山科涼音
  ↓  栗原佳奈
子供・ロリ系

4人しかいないのでさすがに全範囲をカバーするのは無理ですね。(^_^;
それどころかやたら偏っているような…。(笑)

5、バレンタインキッスの恋の「カタチ」

デートを重ね、プレゼントでご機嫌をとって気分値を上げていくのが基本。その辺りはときめきを引継ぎ、そして下級生に受け継がれていると言えるでしょう。このゲームでは複数とつき合うこともできなくはないですが、結局1人としか仲良くなれません。純愛系は、この時代としては珍しいかも。
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