98版の発売時期が良く分からない(ファイルのスタンプからすると1995年12月?)のですが、少なくともWin版が発売した1996年前期には、すでに18禁ゲームにもコンシューマに影響を受けた「純愛」の流れが入ってきていました。
しかしその「純愛」は言葉だけが先走り、内容が追いつかないものがほとんどであったと言わなければなりません。
そんな中で1人正統派のナンパゲームを目指したのがこのバーチャコール2(以下VC2、バーチャコール→VC1、バーチャコール3→VC3も同様)でした。
バーチャコールシリーズはもとからテレクラを土台にしているため、主人公の動機も不純(しかしある意味では正常かも(笑))ですし、ほのぼのとした純愛ゲームとは対極にある実に殺伐としたゲームなのです。(笑)
しかし、そもそも私たちは恋愛ゲームに何を求めているのでしょうか?VC2はこの難問を私たちに突きつけて来ます。私たちが求めていたのはコンシューマ恋愛ゲームに見られるような誤魔化されたような表現だったのでしょうか?
それは人によって違うかもしれませんが、とにかくVC2は(VC1はもっとですが(笑))コンシューマ恋愛ゲームというぬるま湯に浸かった思考法をきっと大きく覆してくれることになるでしょう。
現実じゃないのになぜかリアルな仮想現実(バーチャル)のゲーム。それがVC2なのです。
テレクラに近い形で登場したVC1。VC2はパーティラインシステムを導入することで飛躍的に進歩しました。プレーヤと相手が1対1で話すことがほとんど当たり前のようになっている恋愛ゲームの中で、複数の女の子と同時に話し、女の子同士が会話する、というのは他にはない画期的なシステムでした。
しかし、容量的な限界なためか、会話のワンパターン性や1度会った女の子でも覚えていてくれない(というか別人として見なくてはならない(汗))というつじつまの合わなさなど、パーティラインの不満はかなり残りました。
これらの様々な問題の解決は次のVC3を待たなくてはなりません。
原画 | ★★★ |
CG | ★★★ |
シナリオ | ★★★ |
キャラが 立っているか | ★★★ |
システム | ★★★★ |
操作性 | ★★★ |
BGM | ★★★★ |
ゲーム性 | ★★★★★ |
え○ち度(笑) | ★★★ |
どきどき | ★★ |
せつなさ | ★ |
さつばつ(笑) | ★★★★★ |
恋愛SLGと しての完成度 | 70点 |
ラグナを参照して下さい。m(__)m
活発 | ← | → | 大人しい | ||
お姉さま系 | 望月夕子 | ||||
↑ | 松沼ゆかり | 神楽坂ちさと | |||
桐畠晶 | マチャハーナ・プリー | 天王寺鈴音 | 藤島綾香 | ||
↓ | 瀬能小夜子 | ||||
子供・ロリ系 | ヒトミ | 長内エミリ |
配置上のバランスはかなりとれていると思います。もっとも、ある意味でマトモなキャラがいないのがバーチャコールシリーズの特徴なのですが。(笑)
上でも書いているように、バーチャコール2の表現するものは恋愛ではなくナンパです。基本的に会ってその日その場で…という一期一会の精神ですから恋のカタチも何もありませんよね。(笑)