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[2156]
一番下の動画を見てくださればあるいは…。
□投稿者/ westgenius
1回-(2006/06/25(Sun) 20:45:15)
■
No2155
に返信(lain@Sagaさんの記事)
中々に難しい問題ですね。
クラシックのテクニックにもドイツ流、フランス風、ロシア流といろいろあって一概には括れないので。
その上私のテクニックは非常にその何というか感覚的で、あまり教えれるほどのものは無いんですよ。
でもそれでは話にならないので取りあえずこの上の動画と下の動画を見比べてまず上の様に弾くにはどうしたら良いかを考えてみました。
上の動画を見てみてクラシック的かと言うと…少し解らないです。
一番解りやすいピアノソロのところを重点的に見てみたんですが、上の人クラシックと置くにはかなり特殊なテクニックだと思います。
それでどの流派が一番近いかを考えたんですが、非常に難しく、敢えて言うならば「オルガン的」と言った所でしょうか。
オルガンとはもちろんあのよく教会にある(最近では大きなコンサートホールにもありますよね)あのパイプオルガンのことです。
私もピアノほどはオルガンをやっている訳ではないのですがある程度のことはわかります。
まずオルガンというのは鍵盤楽器ですがピアノのような打楽器ではなく管楽器で、ストップ(あの左右に出ている取っ手のことです)を引っ張ったりすることによってのみ音色と音量を調節できます。
それ以外の方法では、つまり一音一音での音の調節をするのは不可能ということです。
その上音も減衰しないので(これはピアノに比べて欠点でもありますが、横の線が重視されるフーガなどのポリフォニックな音楽に対しては長所でもあります)まさにどこで指を離すかということが表現の全てになります。
そのためにオルガンの基本的なテクニックというのが、例えば二つの音が続くときには2−3と指を取り、例で言うとドレミファと引くときにはフレーズを出すために2−3、2−3と弾いたりする場合があるということです。
そしてこの場合ではレからミへと音が移るときに現代のピアノのテクニックだと指をくぐらしてスラーにしてしまうのですが、オルガンのテクニックはそのときに一度指を離してそのまま平行移動します。
もちろんそうすると音は途切れてしまうのですが、そのひとつづつのフレーズで音が途切れることによって音楽ができるという考え方なのです。
ちょうど聞いた感じはドーレッ ミーファッ、って感じになるんで。それによってメロディーのフレージングをするという物です。
もちろんその方法ではあれほどの高度なことはできないので(というかオルガンでも高位の曲になれば弾ききれない場合は出てくるんではないでしょうか)いろいろなテクニックを組み合わせて弾いているのでしょうがその中の一つにそういう物もあるのかもしれないとも思いました。
と、ここまで書いて思ったのですが、やはりそれだけで大きな差はつかないかもしれません。
と、なるとやはりそこにあるのはテクニック的な問題よりもリズムを取る際の感覚的な問題が大きいかもしれません。
しかしだからそれは個人的な差と言い切っても答えは出ないので解決法を考えてみました。
例えばメトロノームを使っても問題は解決しないかもしれません。
クラシックではないのでその方法は無理だと思います。
そこで考え付いたんですが、これはまったく自分の勝手な思いつきでどこの音楽教室でも教えてないと思いますし、むしろやってはいけない方法だとも思いますが。
練習するときに、こう椅子に座ったまんま上半身で大きく拍子をとるというのはどうでしょうか。
そうして指が拍子の頭をアタックする瞬間が身体が一番沈み込んだときにするなどの制約を決める。
そうして後はその身体の動きと音楽にジャストミートするようにする。
もちろんそんなことをしているとテクニックは安定しないので、練習のときだけ限定ですが…。
私としてはクラシック以外は門外漢なのでこれくらいのアドバイスしか思いつきません。申し訳ありません。
のでここは過去の天才の画像を見ていただけば少しは為になるかもしれないので張っておきます。
クラシック的ではなく、またどこの国的でもない(クラシック音楽としては異端の地であるカナダ出身ですから)グレン・グールドの演奏です。
彼は姿勢は悪いし椅子は低いし(37センチらしいです)伝統的でもないんですがその整ったテクニックからは学べることも多いと思います。
また、この曲はベートーヴェンのチェロソナタの三番の第三楽章ですが、まあ言ってしまえば私も友人と弾いた事があるのですがテクニック的にもそれほど大きな問題がある曲でもありません。
しかしこれほどの躍動感と美しい粒とリズムのそろった演奏をするとなるとまったく話は違います。
音楽家が真に創造をするということの片鱗を教えてくれる名演だと思います。
チェロを弾いているレナード・ローズも巧いですしね。
あとグールドの頭がボサボサなのは大暴れしながら二楽章を弾いたからで、私この演奏のレーザディスク持ってるんですけど一楽章のときはほとんどオールバックですよ。
これほどの美しいピアノ向きの手を持っている人はそうはいないと思いますが指の動きは参考になる所もあるのではと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=FdOZpujHWxE&search=gould
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■No2156に返信(westgeniusさんの記事) > ■No2155に返信(lain@Sagaさんの記事) > 中々に難しい問題ですね。 > クラシックのテクニックにもドイツ流、フランス風、ロシア流といろいろあって一概には括れないので。 > その上私のテクニックは非常にその何というか感覚的で、あまり教えれるほどのものは無いんですよ。 > > でもそれでは話にならないので取りあえずこの上の動画と下の動画を見比べてまず上の様に弾くにはどうしたら良いかを考えてみました。 > > 上の動画を見てみてクラシック的かと言うと…少し解らないです。 > 一番解りやすいピアノソロのところを重点的に見てみたんですが、上の人クラシックと置くにはかなり特殊なテクニックだと思います。 > それでどの流派が一番近いかを考えたんですが、非常に難しく、敢えて言うならば「オルガン的」と言った所でしょうか。 > > オルガンとはもちろんあのよく教会にある(最近では大きなコンサートホールにもありますよね)あのパイプオルガンのことです。 > 私もピアノほどはオルガンをやっている訳ではないのですがある程度のことはわかります。 > まずオルガンというのは鍵盤楽器ですがピアノのような打楽器ではなく管楽器で、ストップ(あの左右に出ている取っ手のことです)を引っ張ったりすることによってのみ音色と音量を調節できます。 > それ以外の方法では、つまり一音一音での音の調節をするのは不可能ということです。 > その上音も減衰しないので(これはピアノに比べて欠点でもありますが、横の線が重視されるフーガなどのポリフォニックな音楽に対しては長所でもあります)まさにどこで指を離すかということが表現の全てになります。 > そのためにオルガンの基本的なテクニックというのが、例えば二つの音が続くときには2−3と指を取り、例で言うとドレミファと引くときにはフレーズを出すために2−3、2−3と弾いたりする場合があるということです。 > そしてこの場合ではレからミへと音が移るときに現代のピアノのテクニックだと指をくぐらしてスラーにしてしまうのですが、オルガンのテクニックはそのときに一度指を離してそのまま平行移動します。 > もちろんそうすると音は途切れてしまうのですが、そのひとつづつのフレーズで音が途切れることによって音楽ができるという考え方なのです。 > ちょうど聞いた感じはドーレッ ミーファッ、って感じになるんで。それによってメロディーのフレージングをするという物です。 > > もちろんその方法ではあれほどの高度なことはできないので(というかオルガンでも高位の曲になれば弾ききれない場合は出てくるんではないでしょうか)いろいろなテクニックを組み合わせて弾いているのでしょうがその中の一つにそういう物もあるのかもしれないとも思いました。 > > > と、ここまで書いて思ったのですが、やはりそれだけで大きな差はつかないかもしれません。 > と、なるとやはりそこにあるのはテクニック的な問題よりもリズムを取る際の感覚的な問題が大きいかもしれません。 > しかしだからそれは個人的な差と言い切っても答えは出ないので解決法を考えてみました。 > > 例えばメトロノームを使っても問題は解決しないかもしれません。 > クラシックではないのでその方法は無理だと思います。 > > そこで考え付いたんですが、これはまったく自分の勝手な思いつきでどこの音楽教室でも教えてないと思いますし、むしろやってはいけない方法だとも思いますが。 > 練習するときに、こう椅子に座ったまんま上半身で大きく拍子をとるというのはどうでしょうか。 > そうして指が拍子の頭をアタックする瞬間が身体が一番沈み込んだときにするなどの制約を決める。 > そうして後はその身体の動きと音楽にジャストミートするようにする。 > もちろんそんなことをしているとテクニックは安定しないので、練習のときだけ限定ですが…。 > > > 私としてはクラシック以外は門外漢なのでこれくらいのアドバイスしか思いつきません。申し訳ありません。 > > のでここは過去の天才の画像を見ていただけば少しは為になるかもしれないので張っておきます。 > > クラシック的ではなく、またどこの国的でもない(クラシック音楽としては異端の地であるカナダ出身ですから)グレン・グールドの演奏です。 > 彼は姿勢は悪いし椅子は低いし(37センチらしいです)伝統的でもないんですがその整ったテクニックからは学べることも多いと思います。 > また、この曲はベートーヴェンのチェロソナタの三番の第三楽章ですが、まあ言ってしまえば私も友人と弾いた事があるのですがテクニック的にもそれほど大きな問題がある曲でもありません。 > しかしこれほどの躍動感と美しい粒とリズムのそろった演奏をするとなるとまったく話は違います。 > 音楽家が真に創造をするということの片鱗を教えてくれる名演だと思います。 > チェロを弾いているレナード・ローズも巧いですしね。 > > あとグールドの頭がボサボサなのは大暴れしながら二楽章を弾いたからで、私この演奏のレーザディスク持ってるんですけど一楽章のときはほとんどオールバックですよ。 > これほどの美しいピアノ向きの手を持っている人はそうはいないと思いますが指の動きは参考になる所もあるのではと思います。 > > http://www.youtube.com/watch?v=FdOZpujHWxE&search=gould > > >
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