このセリフについての考察(PART1) |
響子:「あたしね・・・ ずっと言えなかったことがあるんです。」
五代:「え・・・? なんですか?」
響子:「本当はね・・・ずっと前から五代さんのこと好きだったの。」
五代:「! ずっと前って・・・ いつから?」
響子:「忘れちゃった!」
この会話、残念ながらTV版ではざっくりとカットされてしまった。理由は明白。「あのシーン」で話すからだろう(って、分かりますよね?)。だが、これがカットされたために、TV版では響子の五代に対する気持ちが少々ぼやけてしまったように思える。
と言うのも、響子が五代を想う気持ちをはっきりと口にする時こそ、二人の気持ちが一つになった証だと思うからだ。かなり前から響子が(三鷹ではなく)五代に特別な感情(好意以上のもの)を持っていることは分かる。特に、八神との会話でそれがはっきりと見て取れる。しかし、様々な偶然(笑)や二人の性格も相俟ってお互いなかなか素直になれず、その様子にやきもきしたものだった。
だからこそ、このセリフを言って欲しかった。「ずっと前から五代さんのこと好きだったの。」と・・・。「あぁ、やっと二人は自分の気持ちに素直になれたのだなぁ」と思える瞬間なのに・・・。どうにかできなかったのだろうか?(というよりは、どうにかして欲しかった)