私とメカ生体ゾイド



「ゾイド(ZOIDS)」を御存知ですか?1983年〜1990年までトミー(TOMY)が発売していたプラモデルシリーズです。主に恐竜(例えば、ティラノザウルス、プテラノドン、ウルトラザウルス)をモチーフにしたデザインで、モーター(もしくはゼンマイ)により、首や尾などを動かしながら歩くのが特徴です。また、接合部を全てポリキャップで止めるため、当時問題になっていた「プラモデルの作りすぎによるシンナー中毒」の心配はありませんでした。これは当時としては画期的なことだったと思います(“スナップフィット”はまだ普及していませんでした)。

そのため、私がプラモデルを作ることを心配していた両親が「これなら安心だ。」と言うことで、随分と買ってくれました(^-^)。私自身も収集癖がありましたし、また恐竜に“憧れ”を持っていたこともあり、お小遣いで幾つか購入しました。そしてシリーズ終了時にはかなりの数を揃えました。今でも全部捨てずに家に置いてあります(状態はあまり良くないですが ^-^;)。一応、全国有数の「ゾイド馬鹿」を自負しております(^-^)。

シリーズが終わってからかなり経つのに、結構いらっしゃいますね、ゾイダー(ゾイドマニア)の方。やはり、いいものにはいつまでも愛好者がついてくるということなのでしょうね。とても嬉しいです。1998年3月に開催された東京ゲームショウでは2体限定再販されましたし。これで新しいファン層も獲得して、(一部でもいいから)再販してもらいたいものです。悪徳業者を号泣させるほどに(笑)。

(1998/03/26)


その後、1998年10月の東京ゲームショウでZOIDS2(海外版ゾイド)やデスザウラー、マッドサンダーが限定販売されました。さらに、12月には2種類のジッポが限定1,000個販売されます。こうした動きがあるのはとても喜ばしいのですが、一方でトミーの動向にもどかしさを感じずにはいられません。オフィシャルページの更新も大変遅いですし、ゾイドファンクラブ会員への通知も大した情報は送られてきません。このような曖昧な態度では、ゾイダーの心は遠く離れてしまう危険があります。

横○さんとうさ○さん、もう少しはっきりとした情報を下さい。個人ファンページとの協力体制も今一度再考する必要があると思います。

(1998/11/??)


私達が復活の兆しが見えないことにやきもきしている間、トミーのゾイドチームはインターネット以外の手段で急速に復活の準備を進めていました。『電撃ホビーマガジン』でゾイドコーナー「Zの伝説」(2ページ)が連載開始となり、『コロコロコミック』で漫画連載、さらには復刻(8月下旬より)&アニメ化(9月放映開始)と、どんどんと復活の準備が進められていきました。正直な話、ここまでハイペースで復活の準備が進められているとは思わなかったので少々意外です。

ネットでのゾイダーの声がどこまで影響を与えたかは不明ですが、取り敢えずは復活を喜んでいます。問題は、アニメ終了後も商品販売を続けるかどうかですね。全種類とまでいかなくても、半分くらいは復刻して欲しいです。

(1999/07/??)


再販から1年以上経過し、アニメも未だ続いている現在、ゾイドの個人ファンページは随分と増えました。2年半前には個人ファンページは私と封神龍さんシナマヤさんおおふぢさんしか存在しなかったのが嘘のようです。あの頃は本当に誰も来てくれませんでした。封神龍さんのページでさえ、開設した頃は3ヶ月で500カウントでした。今では遠い昔のように思えます。

池袋で開催されたイベント(「大ZOIDS展」)では、あまりの来訪者数に会場の内外で混乱を招いたという話を聞いた時、私はトミーの不手際に対する憤りよりも「ゾイド」という存在が私の想像以上に大きなものになったことを実感しました。と同時に、もはやゾイドは(このページを開設した頃とは違い)私の手が届かない存在になったことも痛感しました。

再販(新作も含む)、アニメ放映をきっかけにしてゾイダー(一部の同人誌は「?」ですが)がどんどん増えている一方で、私のゾイドに対する情熱はどんどん冷めていきました。もともとこのページは(ゾイドも含めて)「かつては脚光を浴びていたが、今では寂しくなった私の趣味にもう一度スポットを!」をコンセプトに作成していたのですから、ゾイドはその目的を十分過ぎる程達成したと言えるでしょう。

「私がゾイドについて力になれることはもはや何もない」

おこがましい言い方ですが、これが偽らざる心境であり、ゾイドに対する情熱が冷めていった最大の原因です。皮肉なことにカウンタは去年の8月頃(再販開始時)からどんどん伸び続け、今では10万ヒットを超えました。有り難いと同時にとても辛かったです。

前述のような心境では気力が湧いてきません。しかも社会人となった今となっては、作成当時のような時間もありません。従って、とても新シリーズを追いかけて更新などできるはずもありません。いろいろと悩んだ末、私なりの結論を出しました。

<旧シリーズについてのデータベースを完成(に近付け)させよう>

幸いなことに、最近はいろいろな方法でゾイドの関連商品を収集することができるようになりました。今後は新シリーズを追いかけるのではなく、旧シリーズの全貌(?)を解き明かしていきたいと思います。新シリーズのファンには不満もおありでしょうが、ご容赦下さい。

(2000/11/19)


世紀末に天変地異は起きることなく、新世紀が到来しました。ゾイドもアニメ(「ZOIDS」)が終了しましたが、新番組「スラッシュ・ゼロ」に引き継がれ、新製品の発売も続けていくみたいです。それにしても、“メディアミックス”はどこまで成功したのでしょうか?トミーにとって、アニメの放映は売上増加に繋がらないと意味はないですが、果たして(ターゲットである)子供達がどこまで見ているのか疑問です。視聴率は5.0%程度だと聞いていますが・・・。

正直言って、今後の展開(アニメ、新商品の発売)については「勝手にやって欲しい」という思いです。アニメと箱裏のストーリーはバラバラだし、新製品は小型マイクロゼンマイが全然発売されないし、アニメの内容は目を覆いたくなるし・・・子供の気持ちに戻ることはできませんが、今の子供は目が肥えていますから不満がいっぱいあるのではないでしょうか?

アニメの影響で「ゾイドに関心はないけれど、アニメのキャラクターに関心がある」人(主に女性)が出現したことも、私の理解を超えた事項でした。私のような「老兵」(現在25歳)は、ただ去りゆくのみ・・・ですね。のんびりと(?)旧シリーズのデータベースを作成することにします。

(2001/01/07)


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注意御協力戴いたゾイダー:yuraさん、くらたさん、あべさん、封神龍さん、leSYNさん、KAMISAMAさん、こばさん

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