掲載:2000.7.9 |
応援団では文化むら開園1周年企画として記念投稿を募集してまいりました。 頂いたご意見は全て文化むらへ手渡しさせていただきました。 その中からいくつかをこの場で紹介させていただきます。 多数のご応募、誠にありがとうございました。お礼申し上げます。 ※全て匿名でのご紹介にさせていただきました。なお、掲載にあたって文章の一部を割愛、改行位置の変更などをさせていただいた部分がありますのでご了承ください。 |
先日、梅小路蒸気機関車館に訪れる機会がありました。 かつての鉄路の王者達があるものは有火で、あるものは無火で手厚く保存されています。実は今回は25年振りの訪問です。以前は殆どが有火でしたが、その後次々に火を落とし、現在はわずかになっていました。しかし、静態になったとはいえ、鎮座する巨大な蒸気機関車達は見るものを圧倒し、荘厳と形容するに相応しいたたずまいを見せておりました。梅小路蒸気機関車館には蒸気機関車しかありません。しかし、ここを訪れた人達はその大きさに驚き、懐かしさに胸をときめかせながら、この止まってしまったかに思える時間の中に身を委ねているようでした。 私が訪れたときは平日で来場者は多くないものの、遠足の幼稚園児、若者グループ、アベック、初老のご夫婦が思い思いの会話をし、そして多くの人が「またこよう」という旨のことをおっしゃっておりました。前述の幼稚園でも園児達の人気の場所であると引率の保母さんがおっしゃっておりました。マニアらしき姿はありません。(私くらいでしょうか)かくいう私も実に気持ちの良い時間を過ごすことができました。 私は改めて鉄道博物館の完成した姿を見た気がしました。文化むらも、もともとの鉄道施設を転用した点では梅小路と同じです。ですから同じような展示を電気機関車でできるように思います。屋外展示はとにかく、鉄道展示館内部を現役のころのように整備すればよいと。格納中の機関車の展示方法は現状でもかまいません。(シミュレータは移設かな) 最近の文化むら、何か手広くやりすぎているように思います。もっと展示のポイントを絞り、正統派の方向で運営すべきでは、と感じます。 最後に梅小路蒸気機関車館には安心感があります。それは何年たっても「ここにくれば保存機達に会える」と。しかし申し訳ありませんが文化むらにはそれがありません。それは博物館として歴史の差ではないと感じます。本物か否か・・・ではないかと。ぜひ本物を目指していただきたい、と。 散文で申し訳ありません。これからも応援しています。 |
最近、体験運転で文化むらに行っておりますが一般のお客様の声を耳にすることが多いのですが、その中で多いのが、展示車両が開放されてない、つまらない意見が多く聞かれます。一般の人達、家族づれの方にすれば中が見られると思って、見られなくてがっかりして帰られる方が多く、とくに子供さんが残念そうに帰っていく姿は可愛そうですし、なんとなく切ないものがあります。 現状では毎日開放できないでしょうけれど、月に2回ほど曜日を決めてボランティアの人達で監視しながら開放したらどうでしょうか?本当は監視なしで開放できればいいのでしょうけれど、現状では無理かと感じます。そして開放日をHPに告知すればいいと思います。 多くの人達が車両の中を見たいと思っているのだから開放して欲しいとおもう。小さい子供達のうれしそうな姿を見たいとかんじます。 |
開業1周年おめでとうございます。 開設以来、運転体験、続々と搬入される展示車両、運転シュミレーションなどなど、画期的な企画により、入場者数が30万人を超えたことは、誠に喜ばしい限りです。 特に実物の鉄道車両の運転体験は、過去に例の無い画期的なアイデアであったと思います。 自動車の運転は18歳以上になれば教習所に通い、免許を取得することが出来ますが、鉄道車両は鉄道会社に就職し、運転士にならなければ当然運転できないものと思ってきたことが、一般の素人でもここへ来れば自分の手で運転できるという、夢のような話が現実のものとなり、大変素晴らしい施設と痛感しております。また予約方法もインターネット上で行えるようになり、利用者にとって大変便利になりました。 今後は3年、5年と経つにしたがって、入場者数をいかに維持してゆくことが課題になると思います。これからも横川から目の離せないような常に新しさと魅力あふれる碓氷峠鉄道文化むらであることを、願っております。また文化むらの繁栄と共に、横川−軽井沢間の鉄道の1日も早い復活を、祈っております。 |
久しぶりに見ました。昨年、秋以降訪問してません。新たに車両が搬入されたと聞いてぜひぜひ、いってみたいと思っております。 さて、冒頭に窃盗犯がまたも出没しているとの記事を見て愕然としました。昨年の松沢・中山両被告の有罪判決は抑止効果にはなってないのでしょうか。限られた予算の中での防犯対策は大変かとおもいますが、見学に来られる方々への期待を裏切らない様、施設の防犯対策をお願いしたいものです。 追伸: 松沢・中山両被告の有罪判決、被害者(文化むら)と示談したとはいえ、相当額の窃盗をやっているのですし、執行猶予とは甘いような気がしました。せめて1年の短期刑でも刑務所で労役をすれば反省しないような気がします。 |
今回、信州〜軽井沢からの帰り道ではじめて知りました。もっと時間が早ければ寄りたかったのですが、残念でホームページを釜飯屋さん(笑)からリンクでたどりついてきました。 窃盗事件があったそうで、鉄道マニアで本来鉄道が好きなはずなのに、少し、一般常識がたりない方なのですね。そういった心無い方の為に、自分の子供たちがいざ遊びにきても展示中の鉄道の車内に入れなくなることが無いように祈ってます。 いつか、かならず寄りたいと考えています。 (ちなみに、縁あってか自分の誕生日は10月14日です。) |
こんにちは、ロクサンを運転したものですが、旧丸山までの運転希望が多数出されていますが運転で出せるスピードは、10キロ未満ですので往復1時間はかかる単調な運転より鉄道むらに保存されているヨ3500型車掌車連結体験を盛るのはどうでしょうか?又、車掌車にお客を乗せて押し上げるのもいいかもね。 それから、碓氷峠線復活を模索されているようですがあさま号現役時代に乗車した事ありますが、トロッコ観光列車を走らせるとしたら低スピードで走らせる事が予想され、横川−熊の平なら売り物である車窓からの景色がすばらしいでしょうが、熊の平−軽井沢は地下鉄よろしく真っ暗なトンネルを通る事になり子供がくずる可能性あります。 ロクサン並みの保安ブレーキを多数付けなきゃ碓氷峠線で走らせる事をJRが認めないかもね。 マニアではなく乗客の立場で発言と思っております。 |
開園一周年おめでとうございます。 23日(日)に久々訪問しました。一年前から比べると施設が充実してきたなと感じました。たくさんの方が来園して楽しんでいるのを見ていると、このような状態がずっと続いてくれたいいなと思います。 ただ残念なのが車両内部の破損がまた起きてしまったことですね。忙しい中早期の回復を望みますが、このような事件が起きたことをもっと強くアピールをし見学するマナーのあり方を訴えていくべきと思います。展示車両は文化遺産として位置づけて大切にしていってほしいものです。 もう一つ、展示車両の汚れが気になってきました。特に開園当初からの車両はだいぶ汚れや色あせてきているのが気になってきました。当初から心配されてきたことですが、解決策を練ってほしいです。 ボランティア等、何ができるかわかりませんが、手伝えることがあれば私も参加していこうと思います。 これからもさらなる充実と維持への努力を期待して、私もできる範囲で応援していきたいと思います。 |
開園1周年おめでとうございます。 最近、野外展示車両の破損が多いそうですね。なんであのような貴重な車両を壊す人がいるのでしょう?先日訪れた時にも、EF70の運転台のシートが破かれていました。「何でこんな事をしてしまうんだ。」という感じでいっぱいでした。 あんなことをやった人は、本当は鉄道なんかに興味はないんだと思います。 いち日も早く犯人が見つかる事を願っています。 |
偶然見つけたホームページの中で、信越本線旧松井田駅が、日本で最古のスイッチバック駅であるという記述を見ました。 もはや、旧駅の資料は殆ど無いと思いますが、写真等を所持する人も町に居るかと思います。残念ながら小生の記憶にも約40年前に廃止された旧松井田駅は微かに残っているだけです。 日本最古のスイッチバック駅と言うことで、文化村に資料を集め、ジオラマを作ってみては如何でしょうか。また、旧駅跡の現地にモニュメント等を建て、鉄道史跡の一つにしてみては如何でしょうか。 |
一周年に寄せて 碓氷峠鉄道文化むら開園一周年並びに入場者数30万人達成おめでとうございます。これは、日頃からの職員の皆様方のご努力によるものと思います。 さて、私の碓氷峠はEF63による粘着運転へと替わった後になります。昭和40年代に家庭の事情で、東京と長野を往復する機会が多く、自家用車もまだ普及していなかったので、169系の急行信州・妙高を良く利用し、181系特急あさまや489系特急白山の利用はたまにでした。 高崎を出て、横川が近づくとわくわくしました。このわくわくは、うん年後の廃止の日まであり、廃止から2年以上経った今でも、横川を訪れる度にとてもわくわくしてしまいます。国鉄一の急勾配のために、電車に電気機関車が2輌も連結され、関東平野をずっと走行してきて、急に大小のトンネルを通過する、それまでとは違い、急に乗り心地がゴツゴツと悪くなる。ああ、ここは特別なんだな、とそんなふうに思い、横川駅到着直前に、待避線に停車している63を見上げてしまいます。 今では、峠を越える列車も無く、当然、待避線にその電気機関車の姿もありません。しかし、列車が峠を越えなくなった今でも、その電気機関車はごくごく短い距離を、自力で走っています。それが、碓氷峠鉄道文化むらです。 展示車両・パネル・ジオラマ模型で峠の歴史を伝える他にも、歴史的に貴重な車両が展示され、また、SLに乗車できるなど、鉄道フアンだけでなく、家族連れや、観光客にも魅力的な施設になっている。 まだ、開園1年と言う事もあり、園内の展示等々の不十分さも目立つ。また、碓氷峠を行き来した保存車両の充実を是非お願いしたい。具体的には、協調運転をしていた、169系・489系電車を、先頭車だけでも入園させていただきたい。 この一年間、車両部品の盗難という、不幸な出来事もありましたが、今後管理を徹底するなどして、出来る限り展示車両の内部を開放していただきたいです。 2年目3年目と、大きく飛躍することを期待します。 |
開園1周年&入園者数累計30万人突破おめでとうございます。 以下は掲示板でも書かせていただいたものですが、1周年記念投稿が碓氷峠鉄道文化むらに手渡されるということで、重複になりますが投稿させていただきました。 碓氷峠鉄道文化むらも相当内容が充実してきたようですが、次のようなものが欲しいような気がします。 1.碓氷峠のジオラマ立体模型 鉄道資料館1FのHO模型のようなものではなく、正確に碓氷峠の地形を再現したもので計画線、アプト式旧線、新線、旧中山道、旧道や上信道などの位置がわかるもの。碓氷峠の厳しさと特殊地形を理解してもらうためには有効かと思います。 設置場所が問題になりますが、鉄道資料館2Fのお客様コーナのスペースもしくは鉄道展示館の奥あたりが可能ではないでしょうか。(現在のお客様コーナとか自慢コーナ、中途半端な印象がするのもあります・・・) 2.ビデオ上映 碓氷峠の鉄道の歴史や魅力を記録したビデオが各種出ていますが、JRが発売しているものを編集して20分程度にまとめ、毎日定期的(1時間おきとか)に上映する。 現在の鉄道資料館2Fの資料展示は、鉄道に詳しくない人にとっては少しわかりにくいように思います。すぐれたビデオ映像を見てもらってから、資料館や展示車両を見学してもらうようにすれば、お客様の理解の深まりも違ってくるように思います。恐らく上映場所が最大のネックでしょうが、鉄道展示館内のスペースをもっと活用すれば可能に思うのですがいかがでしょうか。(現在の鉄道展示館奥、興味深い展示物があるのですが説明が皆無で雑然としており、あまり意味のある展示にはなっていないように思えるのもあります・・・) 3.66.7パーミルの坂体験 66.7パーミルの坂を体感できる展示物。要するに坂の実物模型。 4.峠を越える鉄道の紹介コーナ 世界各地の峠越えの鉄道の紹介、技術的な解説(模型を上手く使う)など。 5.北陸新幹線の紹介コーナ 在来線の廃止問題や莫大な建設費問題などから賛否両論あると思いますが、北陸新幹線の碓氷峠越えはきちんと紹介するのが望ましいでしょう。鉄道技術史としては連続性があるわけですし。 また、碓氷をめぐる鉄道技術史に残る偉大な技術者達の人物像や業績について詳しく解説する独立したコーナがあっても良いように思います。 6.鉄路復活に夢を託すコーナ 鉄路復活について地元でも検討が続けられているようですが、碓氷峠鉄道文化むら内にも鉄路復活の夢につながるコーナがあって欲しいと思います。現時点では保存鉄道、観光鉄道などの紹介などでしょうか。 とりあえず、現状で、お客様へのアピール度が高く費用的にも比較的実現容易だろうと思われるところを書きました。 最大の問題はスペースだと思いますが、鉄道資料館2Fと鉄道展示館奥の展示物の見直しを前提とすれば実現は可能かと思います。 碓氷峠鉄道文化むらは鉄道テーマパークであるとされているようですが、それだけでは物足らないように思います。コンセプトを明確にして、哲学のある「本物」の施設になって欲しいと思います。 望ましいコンセプトは、次の5つがあげられると思います。 A.碓氷峠の鉄道文化遺産を保存、伝承するメイン施設。 資料をきちんと整理保存する文化施設(鉄道博物館的要素)。 B.峠を越える鉄道技術を伝える。 C.電化など、我が国の鉄道近代化の歴史を伝える。 D.鉄道に対する理解を広め、鉄道の魅力をわかってもらい、 公共交通機関としての鉄道の役割の重要性を再認識してもらう。 E.本物を見学、体験してもらい、碓氷峠の鉄道の魅力を楽しんでもらう。 厳しい言い方をすれば、中途半端な遊園地的要素よりも、本物をきちんとした哲学に則って保存展示していくような施設作りというものがもっと追求されても良いのではないでしょうか。そうしていくことが、将来に渡って多くの人々の共感を呼び、いつまでも「飽きられない」施設に成長していくことにつながると考えます。 上記の5点のご提案は、そういった施設作りのため当面着手しやすいものとして出させていただいたつもりです。 もちろん、有効なイベントや展示物の更新、地道な営業努力などは必要でしょう。そういう面での工夫はもちろん積極的に行っていくべきだと思います。ただし、1周年イベントのうちで鉄道マニアの部品オークションのようなものは感心しませんが。 碓氷峠鉄道文化むらが行うべきイベントとは、あるべきコンセプトに沿ったもの、広く共感を呼ぶような「本物」を志向すべきかと思います。一部のマニアのみが喜ぶようなものを敢えて行う必要は全くないでしょう。碓氷峠鉄道文化むらの集客や収益には無縁ですから。 さらに期待したいのは、松井田町による、より戦略的かつ積極的な鉄道遺産の活用です。そのメインとなるものは、何といっても次の2本柱かと思います。 ・観光鉄道方式による鉄路復活! ・「アプトの道」整備をメインに、碓氷峠の鉄道遺産の保存整備と活用。 やはり碓氷峠の鉄道あっての松井田町であり、また碓氷峠鉄道文化むらの魅力がさらに発揮されるのではないでしょうか。 松井田町で鉄路復活の研究が為されていると聞きますが、是非、強力に推進して欲しいものです。 また、碓氷峠の鉄道文化財を全国にアピールするための施策も必要かと思います。 例えば、町条例で「碓氷峠鉄道文化財保護活用条例」のようなものを制定できないものでしょうか。松井田町の最大の観光資源として鉄道を位置付け、JR東日本とも協力して町ぐるみで「鉄道」をキーワードにした町興しを行っていくための条件整備ならびに全国への宣言の一つとして有効かと思います。また、一部の非常識な鉄道マニアによる窃盗破壊事件を防止する方策にもなると考えます。窃盗破壊事件については、町条例でも毅然として対応するということを明確にすべきです。 最後になりましたが、多数の貴重な展示車両の補修整備をどうしていくか、長期的には極めて重大な問題になっていくと思います。この問題についても、計画的に対処されていくことが望まれます。「本物」を体験してもらうと言っても、肝心の展示車両がボロボロでは話になりません。将来の施設の命運を左右する問題として、計画的に対処されていくことを希望します。実作業でのボランティア組織作りというものも有効ではないでしょうか。 以上、まとまりのつかない文章になりました。 表現等で行過ぎがあるかも知れませんが、ご容赦ください。 碓氷峠の鉄道と碓氷峠鉄道文化むらが、過去104年の歴史以上に繁栄し続けることを切望しております。 |