新春より受験生に「御守砂」配布
掲載: 2001.12.29

朝日新聞12月29日付朝刊「青鉛筆」より

群馬県松井田町の「碓氷(うすい)峠鉄道文化むら」は1月から、日本一の難所と言われた「峠越え」の滑り止め用の砂を、受験生らにお守りとして無料で配る。

 砂は高低差553メートルの、JR信越線横川−軽井沢間11・2キロで使われた。97年秋の長野新幹線開業で廃止されたが、その効果にあやかろうと毎年50〜60件の問い合わせがあるという。

 同むらの元JRマンによれば、峠越えの機関車は自力で列車をけん引できたという。担当者は「実力を備えてこそ合格できる。『砂頼み』だけでは困ります」。




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