返還されたEF63 11号機の貫通扉
撮影:1999.10.6

旧丸山変電所付近に展示・保存中に盗まれた、EF63 11号機の正面貫通扉が松井田署より文化むらへ先週返還されました。この事件で逮捕、起訴された鉄道マニアの自宅から、数百点の鉄道部品とともに証拠品として押収されていたものです。そのうち、EF63 25号機と鉄道展示館横の189系電車のヘッドマークは先月返還されて復元されました。
文化むらでは、横川駅旧4番ホームに移動したEF63重連と189系電車「あさま号」9両編成を補修整備し、同所で恒久的に保存・展示していく予定です。その際、11号機の貫通扉および189系電車運転台の窃盗被害修復も優先的に行われる予定です。



  
文化むらへ返還された11号機の前面貫通扉
バーナーで焼き切られた傷跡が無残!!




応援団より
犯人の共犯者ならびに他事件の犯人達には潔く自首することを再々度強く勧告します。窃盗犯より盗品を購入した鉄道マニアには、自首ならびに捜査への協力を行うことをさらに強く勧告します。

今回の犯人が逮捕された窃盗事件は、開園前後に大々的かつ大胆に行われたこと、盗品数が数百点と極めて多いこと、バーナーで部品を焼き切ったり運転台装置一式を根こそぎ持ち去るなど手口が悪質かつ大がかりなこと、文化むらだけではなく全国各地を「泥棒行脚」していること、鉄道マニアへ盗品を売りさばいていること、等という特徴があります。これは鉄道マニアの出来心からという犯罪ではなく、明かにプロ的な窃盗犯罪であると言わざるを得ません。また、鉄道マニア間で盗品売買が広く行われているのではないかという深刻な疑念をも招きかねないものです。従って、本件の犯人達は厳しく処罰されるべきであると考えます。また、本件以外の一連の窃盗事件についての犯人達についても全員の逮捕が望まれます。

応援団は、文化むらではもちろんのこと、全国でも、この種の鉄道マニア関係事件が二度と再発しないことを心より希望します。




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