掲載日:1999.11.5 |
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11月3日文化の日の午後、松井田町役場2階大会議室で、財団法人碓氷峠交流記念財団主催の第1回「碓氷峠紅葉祭り俳句大会」が開かれました。碓氷峠の紅葉を見て、文部省唱歌「もみじ」が作られたと言われています。この「もみじ」を題に俳句を募集し、全国から326人が610句を応募してきました。また、お題を当日発表し、即興で投句をしていただき、当日句も表彰しました。 選者は安中市の堀口星眠先生でした。 |
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開会の辞を述べる土屋眞財団理事長 |
約60人の俳句の作者のみなさま |
大会会長挨拶をする内田武夫松井田町長 |
軽妙洒脱な講評をする堀口星眠先生 |
●応募句の部 |
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応募句特選1席 前橋市伊藤幸博さん(代理人の方) 「機関庫に残る機関車蔦紅葉」 |
特選2席 大阪府吹田市木下多恵子さん 「碓氷権現紅葉明かりに寂びたまふ」 |
入選1席 安中市武井千鶴子さん 「廃線の橋桁翔けて四十雀」 |
入選2席 「廃線の鉄路隠して秋ざくら」 佐波郡玉村町栗崎良俊さん
入選3席 「防人の妻恋ひ峠もみづるよ」 東京都立川市鈴木柿城さん
佳作句「高岩に人影動く雁のころ」 松井田町金井礼子さん
「今は昔もみじを縫いしアプト式」高崎市神宮光子さん
「防人の別れし峠もみじかな」北群馬郡吉岡町小林和子さん
「権現の留守に拍手紅葉客」東京都あきる野市田中辰男さん
「紅葉山皇女の遊具遺りけり」前橋市新井はる枝さん
「碓氷湖の波にのるかに赤蜻蛉」北群馬郡吉岡町中島義人さん
「初紅葉めがね橋より眺めけり」安中市永山比沙子さん
「笑栗に身を乗り出して若き猿」前橋市宮崎至夏子さん
「関所守る裔か障子を洗ひ干す」大宮市塩野園子さん
「酔ひし子を降ろす峠路木の実落つ」松井田町大河原昭子さん
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●当日句の部 |
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当日句特選1席 中山恵子さん 「観覧車軋みて鞠ふ秋の風」 |
特選2席 鈴木柿城さん 「残る虫田はかりそめのみどり敷く」 |
入選1席 田中一義さん 「末枯や頬むらさきの烏滑鶏」 閉会の辞を述べる稲塚勇松井田町教育長 |
入選2席
「秋風や山のどこかに人のこえ」 小林和子さん
入選3席
「にほどりや釣師が残す椅子ひとつ」 原田清正さん
佳作句
「釣人の置き去りし椅子秋の湖」 内田克己さん
「独り居の姉の客好き菊膾」
佐藤馬柵さん
「神立つや壁揺すり搗く力餅」
矢野間稲霧さん
「犀星の詩の一行にしぐれけり」
足立喜世子さん
「末枯れの広野にしかときりん草」
大河原和虞子さん
「竜胆の瑠璃を深めて八ヶ岳おろし」
山口典子さん
「郭跡しのべば妙義粧へる」
小泉資男さん
「舟ひとつ湖に漂ひ秋惜しむ」
小菅さと子さん
「こだまする汽笛明るく紅葉晴」
中島美正さん
「初鴨のつがひに広し牧の池」
村上歌子さん
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