追加展示車両の搬入
撮影:1999.11.30

文化むら休園日の11月30日、JR横川駅構内に留置されていたお座敷客車「くつろぎ」のうちの2両とDD53が屋外展示場へ搬入されました。
好天にも恵まれ、工事を担当した東鉄工業、三栄興業の方々の手際のよい作業もあって、1日で、「くつろぎ」の2両を展示場国道側の売店後へ、DD53をDD51となりの空き線路だったところへ展示されました。




屋外展示場の回りを周回する2フィートゲージを壊すことなく、搬入用線路を敷設します。ゴムシート、高い枕木などで線路を保護します。


 
 
枕木を仮置きした上に線路を敷設していきます。置かれた線路の間隔を規格の通りにするためにスケールを当てながら、置いていきます。


 
 
正確な間隔で置かれた線路を犬くぎと呼ばれる線路固定用のくぎを使用して、固定していきます。
空振りもせずに正確に打ちこんでいく様はまさに職人技です。


  

搬入用線路は、あぷとくんの周回線の上をはこのようにまたいで破損を防ぎます。高めの枕木を置いて、短い鉄橋のようにして越えています。


 
 
敷設された搬入用線路を上をモーターカーに押されてゆっくりと据え付けられた「くつろぎ」客車


 
 
EF30とEF70の横に展示された「くつろぎ」客車2両。
今後、休憩室を兼ねるような展示方法が予定されています。


 
 
午後、搬入用線路を架け替えて、今度は、DD53を搬入します。

搬入用線路が急勾配にならないように、一部には写真のようにバラスト(線路の下の石)を充填し、敷設している個所もありました。バラストの素早い散布と整地には、パワーショベルが活躍し、作業時間の短縮に貢献しました。




そろり、そろりと入線して来た
DD53と除雪用ロータリーヘッド部。


 
 
2両のモーターカーに推進され、ゆっくりと園内に入ってきたDD53。
途中、ミニSLやあぷとくんの周回線路上を渡るときや周回道路上を渡るときなど、線路や車輪の様子を確認しながら、慎重に通過していきます。


 
 
DD51とキニ58の横へ展示されたDD53。
 
 
東側通路から屋外展示場へ入ると、DD53の迫力のロータリーヘッドがおで迎えです。


午後3時30分過ぎにDD53が展示場所に据え付けられたところで作業者のみなさん揃って記念撮影。

東鉄工業、三栄興業の作業者のみなさん、ほんとにご苦労様でした。




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