何とか山本氏をヨイショして2個目のローサーが手に入ったが、修 理費用が2個で“ン万円”と大変なのです。
 新品よりは安価だが、 否、今銭金のことを言っている場合ではない。
壊れて鳴らないローサーを川日氏の修理技術により、いざ再び創始者DONALD,CHAVE氏の命を授かり、大樹の切り株から新芽が芽吹 き、新たな大樹に成らんとする。生命の再生復清の兆しなのだから。
 何事に於ても小事の積み重ねが成就の術すべなのだから。

 山本氏助言

「薄命の歌姫ローサーに幾度も裏切られても(本当の話、簡単に切れ る)貢ぎ続けるのがローサー愛好者の信条ですよ」
 その信条を見上げるものか、はたまた見下げるものか、有り難いお 言葉を頂いても未だ初心者には通じる助言ではなかったが、後日、佐 久間氏、清美氏、香住町と連続して四本ものローサーがチョン切れた のである。佐久間氏に至っては予備のローサー迄が切れていた…と言 う。
 他人の騒動ながらも恐ろしい出来事で、ローサーの真実を知ってし まった。
“恐るべしローサー”


PM6


 一週間位で修理が仕上がって来た。
 川ロオリジナルのゴムエッジは艶のある黒色で、浅い逆ロールプレ ス精悍な絞まった仕上がりである。「うれしい」「どうしようか」 「さあ、いまからだ」期待と不安の中でPM6をボックスに取付け る。
 単管300Bで昔出し、快適に歯切れ良く、快昔。ヨカッタヨカッタの大喜び。

4/6