箕田追分

みた おいわけ

鴻巣宿からほぼ一里ほど行くと、ここ、箕田村の追分に着く。 ここから北(右側)の道は三ツ木・川面を経て忍[おし]や館林城下へ向かう。
鴻巣宿から熊谷宿までは四里六丁四十間(約16km)の長い距離があり、 途中の箕田・吹上・久下村の三カ所に立場が設けられ、箕田ではこの追分にあった。

この図は江戸時代後期、桐生の根本山に参詣する人々のために発行された旅行案内の一場面で、 箕田追分が描写されている。 行田道の道標や、富士屋という立場茶屋、追分に建立されている地蔵菩薩などを見ることができる。

(97.5.10)


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