神殿に至る石段の左手にあるケヤキは神木とされており、
根元から南北二樹に分かれており、1本で社叢を形成している。
天正十九[1591]年本庄城主小笠原信嶺が勧請したと言われている。
祭神は火之迦具土命[ほのかぐつちのみこと]で、天手長男命[あまつてながおのみこと]、若宇迦能売命[わかうがのめのみこと]
が合祀されている。
ケヤキの根元には安永五[1776]年の庚申塔がある。
これはもと七軒町に建っていたものを移転したもので、
「右八まんやま道」「左よりい道」の道標となっている。
(1999.5.23)