本龍寺住職などの住む書院。面白い装飾が施されている玄関は脇本陣から移築したもの。
本堂横にある時雨庵。獅子門の化月坊が芭蕉ゆかりのこの寺に安政二(1855)年建立した。
中には芭蕉の木像が納められている。
本堂と時雨庵の間にある句碑の数々。
芭蕉は本龍寺住職玄潭(俳号 規外)と交友が深く、元禄四(1691)年冬籠もりをした。
この間に次の句を詠んでいる
水嵐に手をあてヽ見む一重壁(規外)
四日五日の時雨霜月(芭蕉)
作り木の庭をいさめるしぐれ哉(芭蕉)
いささらば雪見にころぶ処まで(芭蕉)
芭蕉の句碑
「作り木の庭をいさめるしぐれ哉」。
(1998.5.10)