常盤御前の墓
ときわごぜん のはか
中山道から西に少し入った公園の片隅に常盤御前の墓と伝える五輪塔がある。
常盤御前は、もと京都九条院雑仕の娘で、源義朝の妻となり今若丸、乙若丸、牛若丸の三人の子供を産んだが、
平治の乱で負け、捕らえられて清盛の妻となった。
牛若丸が鞍馬山を抜け出して東国へ走ったと聞いた常盤御前は乳母の千種を連れここまで追ってきたが、
この付近の山賊に殺されてしまった。
これを哀れに思った土地の人々がここに葬り墓をつくったと言われる。(参考 関ヶ原町案内板)
墓の後ろには芭蕉の句碑「義朝の心に似たり秋の風」がある。
(1998.5.10)
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