二十 【暴走】虚ろな瞳がアスカの搭乗する弐号機の顔を見つめる。目の下にできている隅。そして、何の感情も現すことのない表情。「壊れた」という表現以外、今の彼に見合う言葉が見つからなかった。
「シンジなの?……本当に」
人の顔色を伺っていた彼の顔も気に入らなかったが、今のシンジの表情は嫌悪以外に何も感じられない。まるで世界には自分一人しかいないような、そんな絶望感を漂わせたシンジの顔を見つめているうちに、アスカの背筋に悪寒が走った。
―――「何をしている、碇特尉!!攻撃の手を止めるな!」
不意にモニタを通して、微かにそんな声が聞こえてきた。その声に反応して、シンジの表情は強ばりエビルを動かそうとする。
「分かった。アンタはその命令を聴くだけのロボットになっちゃったのね」
再び右手で拳を作る。
「大丈夫よ。シンジ。アンタを解放して上げるわ! そんな耳障りな声が二度とアンタの耳に届かないように……ねっ!」
繰り出された拳が、エビルの腹部にめり込んで、さらに深く沈んだ。
そして、その拳を引いたとき、ゆがんだ装甲が現れる。
「アンタ、そんな連中の言うこと聴いて、ネルフ滅ぼしてどうするつもりだったのよ! それで満足なの?」
反応がない。そればかりか、死んだようにシンジは動かなかった。シンジへの命令は止まっている。
だが。
『うっ……う・うわああああああああっ!!!!』
叫び。
金切り声を上げてシンジが再びエビルを動かした。乗っていた弐号機の体が振り払われ、立ち上がると頭を押さえながらもんどり打った。
「シンジィ!?」
アスカの声も全く届かない。
『アスカ! 一旦引いて! 危険よ』
「イヤ! あそこにシンジがいるのに何で引かなきゃいけないのよっ!? シンジは騙されてるのよ、きっと!」
『アスカ、聞こえる?』
リツコがマイクを取っていた。
『発令所に入ってくる極わずかな、シンジくんの外見上の症状、及び今の暴れ方から推測すると、彼は何かの薬物で操作されているのよ』
「薬物!?」
『ええ、薬物。暴れ回っているのは拒否反応の一種じゃないかと思うの』
「じゃ、じゃあ、シンジは自分を取り戻そうとしているワケ?」
『残念ながらそこまではわからないわ。薬の種類によっては、効果が切れたとしても後遺症が残って……最悪の場合は植物人間になってしまうかも知れないの』
無茶苦茶な動きをしていたエビルが、弐号機に近づいて来る。
よけようとしたアスカだが、頭突きを食らってしまった。
『アスカ!』
「大丈夫よ。でも……」
どうやってシンジを助ければ。考えあぐねてしまう、アスカ。その間にも、苦悶するシンジを象徴するかのように、エビルはのたうち回っている。「何故だ! 完璧だったはずだ! 奴は戦自科学兵器研究所の最高の研究員だったはずだ」
「所詮、科学なんて人間の器に収まりきらないということですよ、甘粕陸幕長」
背後に、人の気配を感じたときはもう遅かった。後頭部に押しつけられた、金属の筒。彼にそれが何であるのか分からないはずがない。何度も握りしめ、そして数少ないとはいえ、それで何度も他人の頭を撃ち抜いてきたのだから。
「なっ、何故だ!」
甘粕は、あの力強さとは到底かけはなれた、まさに背広組の代表と言わんばかりの山城に、自分の鍛えた隊員がねじ伏せられるとは思ってもみなかった。
しかし、その甘粕の読みは当たっていた。
ねじ伏せたのではない。引き入れたのだ。
「そういうことか」
銃を押しつけていたのは、その隊員の一人である。甘粕は腰にかかったホルスターに手をかけたが、頭の銃が深く突きつけられる。
「伊達にその年で内務の局長に登り詰めたわけではないな」
甘粕は振り向いて隊員をはねのけたが、次の隊員が額にマシンガンの銃口を押しつけた。今度動けば確実に五感を一瞬で失う。
「碇シンジに近づけないなら外堀から、か。近衛もそこまでは見抜けなかったようだ……」
観念したように、だらりと手を下ろした。
「悪いですね、甘粕さん。腐っても内務官吏、根回しには自信があります」
山城は自嘲気味に笑った。今更根回しもあったものではない。何故もっと早くにこうできなかったのか。自身への怒りが募るばかりだ。
「だが貴様のこれは重大な反乱だ。碇シンジがああいう行動をとっている今、近衛がここへやってくるのも時間の問題だぞ」
「分かっていないでこんな行動はおこしませんよ。もうすぐここに国際警察の連中が踏み込む手はずになってます」
もう何度目かわからない、甘粕の自嘲の笑み。
「腐っても官僚か。国際警察の連中が来るまで、一つ聴かせてくれ。そこまで有能な貴様が、何故近衛に拾われるまでは内務で孤立していた? 巧く立ち回っていれば近衛のような老体を引きずり下ろして、最年少事務次官に成り得たものを」
数歩歩いて、甘粕の正面に行く山城。
「どうしても汚職に手をつけられなかった。それが孤立の原因です。それに、裏方が性にあってるんでしょうな、元来」
そう言って、山城は調査部時代、彼の一年先輩にいたつかみ所のない男のことを思い出した。大方官僚などという職種に収まっていない、飄々とした風貌の男のことを。
「だが、山城よ。このままでは一人、確実に助けられないな」
顎をしゃくって、モニタに見えていた一体の悪魔の狂態を示した。
「シンジ君!」
山城は叫ぶ。
甘粕は笑っていた。
「もう遅い。所詮体の未成熟なガキだ。薬の投与に耐えきれなかったのだろう」
「あんた、まさか!」
胸ぐらを掴み上げる。
「お前の想像通りだよ。ここ数日はあの薬を投与し続けた。深層意識から崩壊を起こしているかもな」二十一 【人の善、人の悪】
「あんたという男はっ!! そこまで酷い男だとは」
激しく揺さぶりをかけて甘粕を罵ったが、彼はそれ以上何も語らなかったし、何も見ていないような目をした。
「そこまでしろと言ったのは、私だよ、山城君」
入り口に立っていたのは近衛だった。
「やはり、あなたでしたか、近衛次官」
甘粕を放し、戦自の隊員に預けると、彼は立ち上がり近衛を睨む。
「さすがに私が目をかけただけはあるな。ただの窓際官僚で終わるような男ではない。……だが最後にこんな仕掛けを準備することまでは、予測範疇外だったよ」
ゆっくりと山城に近づく近衛。小柄な体からはとても想像できないような威圧感を背負い、眼鏡の下にある野獣のような瞳を山城に投げつける。その場にいる戦自の隊員すらも震え上がらせた。だが山城はひるまなかった。
「山城、お前の持ってる一番気に入らないのがそれだ。自分は悪を持たない、善なる者だと語るような目。そういう目を見ていると掻き出して握りつぶしてやりたくなる」
自分よりも下の位置から見上げられているはずなのに、感覚は完全に見下ろされているようなものだった。山のような大きな人間と対峙している気分だ。
「何故あなたはシンジ君、いや、彼だけじゃない……他人を道具のように扱う?」
「簡単な質問だな。我々は日本がずっと抱き続けていた虚栄を、真実にする為に人すらも道具にする」
「汚い男め……」
山城が吐き捨てる。だが近衛は聴いていない風だ。
「人間は本質的に悪なんだよ。それを理性という名の監査官が監視し、本質を押さえ込んでいる。ただそれだけだ。監査官が賄賂を受け取るような者だったらどうする? そうして理性は汚れていく。人間は本質を、悪を取り戻すのだ。私はそうして予定された運命に従って歩いているだけだ。世に横行する賄賂や過剰接待の類は人間の本質の現れだよ」
目の前の小柄な男に対して甘粕のように、容易に手を出すことができなかった。
「もう時間がないな。山城君、君には真実を伝えておこう。千年王国計画をゼーレという組織に売り込んだのは、他でもないこの私だ」
言葉も出なかった。
「ゼーレの上層部は喜んだよ。それによって人造人間の開発が始まったがすぐに滞ってしまった。所詮科学技術の進歩などたかがしているからね。私はType−Eという悪魔を生み出すつもりだったのだが、彼は何の因果かそこで裏死海文書の存在を知り、計画を移した。皮肉なものだね。そこから現れたのは『使徒』、天の御使いだったのだからな。
さて、山城、君は彼をどうするつもりだ? このままでは結局何も得られぬまま彼だけを犠牲にすることになる」
重く響いた一言だった。
「助けてみせますよ。彼も、そしてネルフも」
丁度そのとき、司令室に国際警察の面々が踏み込んできた。
「近衛タケオ内務次官ですね。国際警察日本支部の者です。あなたを日本国内法及び国際法適用に基づき緊急逮捕します。以後、あなたの身柄は国内警察に留置されたあと、国際裁判にかけられます。弁護士を依頼るすることも可能です。詳しい話は警視庁にて行います。……おとなしく、ご同行願えますね?」
じっとその言葉を聴く近衛。臆した様子も全くなく、まるで普段の会話を聴いているような風だった。手錠がかけられて、彼はゆっくりと歩き始める。両脇を固められていた近衛だったが、ふと振り向いた。
「山城、貴様がどうやってサードを救うのか見ることはできないが…結果を楽しみにしている」
大物が舞台から下りるというのは、得てしてあっけないものである。近衛もその一例になってしまった。
しかし、今山城が気にしているのは大物の失脚などではない。一人の運命に弄ばれた少年の行方だった。思えばその引き金を引いたのは自分である。彼は良心の呵責に苛まれ、そして押しつぶされてしまいそうになっていた。
「シンジ君……」
心配げに見上げる山城の視線の先には、頭を押さえつけ暴れ狂うType−E―――エビルの姿だった。二十二 【機関及び機能完全停止】
手が出せなかった。むき出しになった頸部のコックピットから、シンジの悲痛な叫び声が聞こえる。そして予測不可能な動きで苦痛を訴えるエビル。それがそのままシンジの苦痛だということが分かるアスカには、本当に何もできなかった。だが、こうして何もせずただこうして見ているのは、もっとも辛いことだった。
「止めなきゃ。シンジをあれから下ろさなきゃ!」
体の奥深い、心の芯の部分の何かつ突き動かされるように、アスカはそうしなければならないという観念に圧迫されている。一瞬の躊躇のあと、彼女は動いた。自分しか救えない、自分に償いを果たそうとボロボロになった少年の為に。
フラフラと動き回るエビルを背後から羽交い締めにする。
しかし暴れ回って巧く押さえつけられない。
アスカが歯を食いしばる。
丁度フリーになった脇から腕を入れて、首の後ろで組む。
足をばたつかせて藻掻くエビル。
「おとなしくしろぉっ!」
弐号機の瞳が輝き、拘束具が外れる。
押さえつけたエビルの両腕が軋み音を立てる。
ハズされるとアスカが思った瞬間、エビルの両腕が折れ、エビルはその場に崩れた。
綺麗に折れなかった肩部を形成する金属の破片が飛び散り、電気系が火を噴く。
「今しかない!」
すかさず、アスカは投げ捨てられたトマホークを両手で握って高々と振り上げた!
「こんちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
トマホークの刃の部分が太陽光を反射し鈍く輝いた瞬間、エビルの胴部めがけて振り下す!
上半身と下半身に切断されたエビルは、胸部を震わせてまだ藻掻こうとしていたが、すぐにその行動が止まった。と同時に綺麗に切断されたコード類から散っていた火花も落ち着き、見た目では停止したようである。『敵人造人間、機関及び全機能完全停止した模様。パイロットの生死は不明―――。なお、未だ完全停止の確認はされていません』
誰かが、発令所で報告しているのが、アスカにも音声として伝わっている。だがそれが何を忌意味する言葉なのかは正確に把握できなかった。まるで覚え立ての新しい言語のヒアリングをしているように、意味がぼやけて巧く理解できない。
呼吸が荒くなっていた。それを鎮めようとして深呼吸をする。そしてモニタを拡大して、エビルの頸部を映した。備え付けられたシートに体をあずけている、碇シンジの姿。それがそこにあった。ぐったりと、半分白目を剥いてピクリとも動かない。
「シンジ……」
直視した現実はあまりに酷だった。彼女の記憶しているシンジの姿とはあまりにかけ離れている。ぴたりと体に張り付いたスーツで分かるシンジの体型は、全体的に痩せ細っており、目の下にはくっきりとした窪みが見て取れ「くま」のようになっていた。
「シ・ン・ジ」
もう一度、一字ずつ彼の名を呼ぶ。
その時、すべての電源がゼロになり弐号機の動きも止まった。
モニタには何も映っていなかったが、彼女の目には残像のようにシンジの姿が残って見えている。瞳が潤んで涙が、頬を伝った。「救護班! ヘリよ! すぐにヘリを出して!!」
焦り。ミサトにしてみれば刹那の暇すら惜しい。シンジを助けたい。そう苛立つ自分を、何処か冷静な自分がこれ以上自分の心の負担を増やしたくないと思っていた。すべてを謝罪しよう、とにかく。だがそれも彼が生きていればこそだ。
リツコもほとんど同様だった。結 【止まない雨】
2日前の午後から降り出した雨は、そのまま土砂降りで降り続き先ほどようやく小降りになった。あっけないくらいの事件の集結がもたらしたのは、一人の少女に対する深い悲しみと、大人達の深い自責の念を生み持続させる結果となった。
エヴァ弐号機の出陣や、「ミレニアム・キングダム計画」といった国民にとって重要な事項の情報は一切明かされず、事件後に報道を賑わせているのは腐敗した官界のゴシップ的暴露、そしてエビルと呼ばれた人造人間の製造費が国家予算に経常されていたことに対する、国民の不振を煽るような記事ばかりだった。もっとも、真にこの事件の当事者達にとってはどうでもいいことばかりなのだが。
事件の首謀者、近衛タケオが逮捕され、クーデター計画に関わったとされる戦自隊員・政治家・官僚らが芋蔓式に逮捕される中、極秘に山城だけは司法取引の成立で、無罪放免となりリークされていた資金の一部を何処かの病院に預けたあと官界から姿を消し、消息不明となっている。第三新東京市内、第三総合病院の一室に、再びネルフ関係者が入院した。もちろんそれはサードチルドレン・碇シンジである。
担ぎ込まれ、考え得る最高の医療スタッフの処置が施されたが、最終的な部分でシンジ自身の回復を待つしかない、という判断がされた。担当する精神科医は惣流・アスカ・ラングレーも担当していた経験があり、
「病状は当時の惣流さんと変わりない」
と、葛城ミサト・冬月コウゾウ・赤木リツコに説明した。その事実は外傷がほとんどない奇跡すら彼女らには、霞んで見えてしまうほどの衝撃であった。
「惣流さんの時同様、明日意識が回復するかもしれないし、このまま一生意識が回復しないかもしれないです。いや、彼女が目覚めたことも私にとってみれば奇跡に近い。こういう言い方は酷かもしれませんが、我々はその2度目の奇跡に賭け祈るしかないですね」
ミサトはその言葉に頷くしかできなかった。リツコに支えられるようにして、応接室を出、そしてシンジの病室に向かう。
そこにはラフな格好のまま、一心にシンジの手を握るアスカの姿があった。
「アスカ……」
そこにいる誰もが、それ以上かける言葉を持ち合わせていない。
「あの」
「いい。聴きたくない。それに分かるもの。同じ状態なんでしょ? 入院してた頃のアタシと」
「ええ」
答えたのはリツコだ。アスカはその言葉に反応し、握っていたシンジの手に力を入れた。
「アタシ……絶対コイツを救えると思ってた。夢みたいな世界でね、レイに言われたのよ。シンジを救えるのはアタシだけ、アタシには無限の可能性があるって。あの子もえらくアタシを買い被ったみたいね……。結局終わってみればシンジはこんな状態。情けなくて反吐が出るわ」
最後の方は声が掠れていた。
「そんなことはない、惣流君。君がいなければ彼は、シンジ君はもっと酷い結末を迎えていたかも」
「同情じみた台詞なんていらないわよっ!!」
今のアスカにとって、冬月のもっともらしい理屈は頭に来た。
「アスカ! 冬月司令だって、そう納得するしかないと思って言ってるの!」
リツコが怒りを見せて言う。ミサトは嗚咽しながら伏していた。
「分かってるわよ! 分かってるから余計辛いのよ。頭では分かってるのに心が心が……」
手を握ったまま振り返った彼女の顔は、涙でぐしゃぐしゃになっていた。そして深い沈黙が4人を包む。
しばらく誰も言葉を発しない時間が続いた。しゃくり上げるミサトの声だけが病室に、やけに大きく響く。
それも粗方落ち着いて。
「アタシ、さっきからずっと考えていたことがあるの」
とアスカが突然切り出した。
「何?」
「これからアタシはコイツの、シンジの看病する。誰もアタシを見てくれないと思っていたとき、シンジはアタシを見ていてくれた。だから、今度はアタシがシンジを見続ける」
固い意志が言葉に籠もっていた。
「アスカ……」
「信じてみたいの。レイの言葉を。はじめてアタシがあの子の言葉で信じたい、信じようって思ったことだから」
「君の好きにしなさい。我々はできる限りで君をサポートするよ」
「冬月司令……。ありがとうございます」
幾分晴れた顔つきで彼女は軽く頭を下げた。
「アスカ、私にも何か」
手伝わせて、そう言おうとしたのを、リツコが制して耳打ちする。
「この子にやらせて上げましょう、ミサト。……それに私達よりもシンジ君が戻ってくる可能性があるとするなら……たぶんアスカが理由になるはずよ」
まだ納得できないような、そんな表情のまま、ミサトは頷いて病室を出る。それにリツコと冬月も続いた。
二人だけになった病室で、アスカは再びシンジの手を握りしめて、包帯の巻かれた彼の顔を見つめた。
「いい? 今度はアタシの番。アンタが拒否し続けたアタシをずっと待っていてくれたように、今度はアタシが待つの。アンタの笑顔が戻るまで」
アスカには、シンジが少し微笑んだようにみえ、つられるように彼女も笑顔を浮かべる。
雨は勢いを増さず、シトシトとまだまだ降り続きそうである―――。
<終>
あとがき祭り(爆)<既に意味不明
『秋深し云々』
アスカ:どこがハッピーエンドなのよっ!!
平岡 :いきなりですか。君。
アスカ:いきなり、もなにもないでしょ!? どーいうことよ? アンタまた約束破るのね!!
平岡 :そういうつもりじゃないって。これも一応はハッピーエンドでしょう? 誰も死なずに済んだんだし。
アスカ:は。物は言い様ね。
平岡 :つまりアスカちゃんはこのラストに納得していないと。
アスカ:ええ。
平岡 :でもありがちなラストになっちゃいますよ。これでシンジ君が回復して、ああ良かった、良かったっていう……。
アスカ:それがいけないワケ?
平岡 :別にそうは言ってないですけど。いなくなった山城の行方とか、やっぱ気になる?
山城 :そりゃ気になるだろ、普通。
平岡 :あなたは出てこなくていいって。
山城 :酷いな、作者。
アスカ:もぉ!! これじゃ納得できないわよっ! ありがちでもいいから、あのバカ、ちゃんと回復させないさいよっ!!
平岡 :わかりました。これから短いの、書きますよ。それでいいでしょ?
アスカ:よろしい。で、アタシにメールで送りなさい。
平岡 :は? ここまで読みに来るんじゃないの?
アスカ:あたり前でしょ!? この国民的いいえ、世界的美少女アスカ様にはいちいちこんな所に出張ってる時間はないのよっ。
それにそろそろ「スーパーロボット大戦α」の撮りがあるのよ。
平岡 :なるほど。発売日決まりましたもんねぇ。1999年12月29日に。
アスカ:そういうこと。……あ、そうだ。いいこと思いついたわ。
平岡 :いいこと?
アスカ:そ。優しいアスカ様が、哀れな一作家のアンタに手を差し伸べて上げるわ。
平岡 :へぇへぇ。それは有り難いこって。
アスカ:……(-_-;) まぁいいわ。良い考えってのはね、感想を書いてくれた読者のみんなに「ありがちでも平岡の書くハッピーエンド」
ってヤツを送ってあげるのよ! ね? グッドアイデアでしょ? 感想日照りのアンタには丁度いい企画ね!!
平岡 :なんか、姑息過ぎやしないかな?
アスカ:この際そういう対外的なイメージはかなぐり捨てなさい! それを励みにして他の作品書けばいいの! 分かった?
平岡 :ふぁい。
アスカ:っというワケで、是非読みたい、こんなラストじゃ納得できないって読者は、平岡にメールしてやって。
ごめんね。一行でもいいから感想送ってやって。アタシからのお願い。アドレスはこれよ!
平岡 :実はアスカちゃんって結構世話焼きさん?
アスカ:……(*^^*) フンっ!!
ゲシッ
平岡 :ぐあっ。照れ隠しに殴らなくても(^^;
アスカ:感想、よろしくねっ!!
平岡 :一応、もう一度アドレスをば。(hiro-sen@big.or.jp)