Flash back on 1961

1961年の6m入感状況

[DX Report Jan-Dec.1961]
  TIME:JST(UTC+0900)
 Report from JA7JU (QN00)

◎1961年(昭和36年)4月からアマチュア無線従事者操作範囲の変更で、第2級アマチュア無線技士(2アマ)
 にオールバンド、オールモードの空中線電力100W以下の運用が許可された。同時に電信級、電話級ア
 マチュア無線技士は21MHz帯以上の運用も認められた。
 サイクル19もいよいよ終盤。50MCでのDX QSOはほとんど見向きもされなくなった。
 東通工(現・SONY)がトランジスターラジオを発売して、この頃からトランジスターを使った自作のミニ
 パワー機を作り楽しむ局も現れた時代。
01-31.Jan.1961
◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。

01-28.Feb.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。
01-31.Mar.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。
01-30.Apr.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。
◎4月から、第2級アマチュア無線技士(新2アマ)にオールバンド、オールモード(100W)が許可された。 イクル19のコンデションの低下と共にDXの入感が少なくなった28MCから新たに開放された14MC, 21MCで運用する局が増えた。JA7JU運用最後の年となった1961年当時のシャック。50MCは829B。 HF帯は813シングルの100W・AM/CWで免許。

アンテナは28MHzの2ELループアンテナと7MHz用のフォールデット・ダイポール。

02.May.1961
◎14MC帯で初運用(参考)。
    VK9GR      23:35    14.-       AM        QSO (20m #1)

17.May.1961
◎21MC帯で初運用(参考)。
    JA1ALX     23:50    21.-       AM        QSO (15m #1)

20.May.1961
    JA1AHS     22:10    14.-       AM        QSO (20m #2)
    JA1ESD     22:40    14.-       AM        QSO (20m #3)
    ZS6BL      23:35    14.-       CW        QSO (20m #4)    

21.May.1961
◎14MCの本格的な運用開始(参考)。
    VK9GW      20:35    14.-       CW        QSO (20m #5)
    JA9LR      21:10    14.-       AM        QSO (20m #6)
    K9WII      21:30    14.-       CW        QSO (20m #7)      
    W0SYA      22:07    14.-       AM        QSO (20m #8)
    UA0JU      23:13    14.-       CW        QSO (20m #9)
    UA0OE      23:32    14.-       CW        QSO (20m #10) 

◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。

22-31.May.1961
◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。

01-30.Jun.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。
01-31.Jul.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。
10.Aug.1961 ◎21MCの本格的な運用開始(参考)。 JA1ETO 22:50 21.- AM QSO (15m #2) JA4XW 23:05 21.- AM QSO (15m #3) 12.Aug.1961 ON4FU 23:35 21.- CW QSO (15m #4) 13.Aug.1961 ON4TC 23:25 21.- CW QSO (15m #5) OE3WB 23:38 21.- CW QSO (15m #6) OH1VA 23:55 21.- CW QSO (15m #7) 14.Aug.1961 F2IU 00:20 21.- CW QSO (15m #8) G3CEG 00:35 21.- CW QSO (15m #9) UA2KAA 23:17 21.- CW QSO (15m #10) ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。 15-31.Aug.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。
01-30.Sep.1961 ◎青森県岩木山山頂(1,625m)から50MCで初の移動運用。バッテリーと真空管式のRIG(5W)でのQRV。  QSOは2局=JA8VN/7(12:00JST)とJA7ACQ(12:30JST)。

左の集合写真は当時のCQ誌の表紙に載った。


JA7JU/1の運用開始

01-31.Oct.1961
◎青森県弘前市で開局、運用していたJA7JUは10月5日以降は東京都杉並区に常置場所を変更。
  10月22日からJA7JU/1を50MCのAM(0.5W)TR機で運用。
◎JA7JU(青森)からJA7JU/1(東京=後のJA1RJU)に運用場所が変更となったため、当時のDXCC規定の"150マイル"の
 移動距離をオーバーしたため、DXCCは最初から"やり直し"となった。
 その後、この規定は変更され現在は同一カントリー内のQSOなら認められる事になった。

01-30.Nov.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。
01-13.Dec.1961 ◎12月13日からJA7JU/1でHF帯の運用を開始(RIG=5763s×10W)。 13.Dec.1961 KR8AM 17:00 14.- AM QSO (DXCC #002) 14.Dec.1961 UA0KKD 14:40 14.- CW QSO (DXCC #003) ZL4CK 15:20 14.- CW QSO (DXCC #004) 16.Dec.1961 WA6AYF 10:00 14.- CW QSO (DXCC #005) KH6IJ 11:58 14.- CW QSO (DXCC #006) 18.Dec.1961 UA2AW 16:08 14.- CW QSO (DXCC #007) 19-31.Dec.1961 ◎50MCでは国内外のDXとのQSOは無し。