【サイパンからの運用】
サイパン訪問は今年になってから2度目、2月8日以来でした。
2年前の1997年7月に八重洲無線とTABIX世田谷旅行倶楽部の協力でサイパン島に「レンタル・シャック」が開設されて以来、
通算すると5回目になります。今回の滞在は6月21日から24日までの4日間。
"組み立て"と言っても、144MHz=5el、430MHz=10elと"オモチャ"の様な小さなアンテナなので室内で作業は完了です。
↑6mを運用するKH0/JI1UHZ サテライト用の145/435MHzアンテナ→ 1997年に「レンタル・シャック」が設置されてからこの2年間に多くのJA局がこのシャックから運用、 サイパンは太平洋地域では最もアクティブに運用している"カントリー"になっています。 HF帯では既に"雑魚"になっているはずの"サイパン"ですが、運用する度に大きなパイルアップを経験出来ます。 特にヨーロッパからのWARCバンドの要求度は高く、コンデションが続く限りパイルアップは途切れることはありません。 今回も6mとHF帯はWARCバンドを中心に運用しました。 【インターネットで情報提供】 今回はサイパンのシャックから"運用状況"をインターネットのホームページに「KH2K/AHφ サイパンレンタルシャック・リアルタイムレポート」 として情報を提供しました。 クラスターへのリポートは以前にも行っていましたが、まとまった情報提供は今回が初の試みでした。
【レンタル・シャック グレードアップ】
「レンタル・シャック」を利用する時は利用者(運用者)が現地に到着した後にタワー建設からアンテナの組み立て、
リグの設置までを行う事になっています。
グループで大勢出掛ける時にはアンテナの設置などもさほど負担にはならないものの、
少人数の時にはやはり全てを設置するまでにはかなりの時間を要します。
この負担を少しでも軽減させる目的で、恒久的なタワーの設置を以前から検討していました。 【政府の認可】
タワーの設置場所は広大なホテルの敷地の片隅を使用するだけなので、ホテルの許可でOKと考えたのですが、
これはチョット甘かった様です。
サイパンでは個人の敷地内とはいえ構造物を建てるのは「政府の許可」が必要とのこと。
即日建設工事に取りかかれるものと考えていたのは大きな間違いでした。
改めてホテル専属の業者にお願いして"役所"に提出する申請書類作りから始めることになりました。
タワーの基礎工事/レンタル・シャックのコテージ。青色の建物の右側にタワーが建つ 【運用を終えて】
タワー工事が延期になり、今回もほとんどの時間を"運用"に当てる事が出来ました。
6mのQSO数は少なかったものの、HF帯ではヨーロッパとのQSOを堪能しました。 【KH2K/AHφ & JA1RJU・小笠原 一夫】 |
8月末には、あのOH2BHやK5FUV等、著名DXerをサイパンに招いて「DXフォーラム」(仮称)を開催する予定になっているとの事。
この機会に「レンタル・シャック」から思いっきりDXを楽しんで見ませんか?。 「レンタル・シャック」御利用のお問い合わせは「TABIX世田谷旅行倶楽部(TEL 03-3420-1600)」まで。 |
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