フレッツISDN導入記フレッツISDN導入記
導入記っていうか、なんていうか
一部は聞いた話ですし
実家に導入したときのメモです。
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■ふれっつ?
実家がフレッツISDNのエリアに入ったので、親に話してみました
「こーゆーサービスが始まるけど、どう?」
そしたら意外と乗り気で、必要な機械を買う値段も含めて考えてみようということに。んで、電器屋に行ってTAとかルーターを見ながら、パンフレットを手にしながら考えます。
...ここで勘違い判明。
「あ、月額800円じゃなくて4500円もするのね」
すいません、私が何か別のサービスと間違えてました。
ISDN自体未導入なのでこれがめんどうの種になるかも知れないけれど、もうひとつ問題があって、それはパソコンとFAXを別の部屋に置きたいこと。無線にすると場所の自由度は上がるけど機器代が高いし、有線にすると場所がほとんど固定されるうえ、工事が必要。いくらかかるのかなあ...。これはNTTに申し込むときに見積もりをとって決めようということになりました。
■申し込み
近くのNTT支店まで行って直接申し込みです。
WWWで移行できるかどうかが確認できるとか、申し込み予約ができるとか、電器屋さんが代理店になっているとか、そういうのも聞いたような気もしますけど、NTTに直接聞きたいこともあったので支店までいっちゃいました。結果的には、やっぱり横着しないでよかったと思います。
応対してくれたのはベテラン風の女性職員。今はアナログ回線なこと、パソコンとFAXを別の部屋に置きたいこと、フレッツISDNを使いたいこと、機器費用は抑えたいことを伝えると、これがお勧めです、とINSメイトV30タワーを持ち出します。
うち:「家のなかの配線はどうなります?」
と聞くと、ISDNをパソコンのある部屋に引いて、そこにTAも置く。んで、FAXの部屋まではTAから追加配線してFAXをTAにアナログ接続しましょう、とのこと。まあ、標準的な案です。
そのまま受け入れてもいいのですが、面白く無いので(笑)、別案をぶつけます。
うち:「FAXの部屋にTAを置いて、パソコンをアナログ接続するのは?」
実はすでに電話線は分岐させて両部屋にジャックがあるんです。配線としては、こちらの案の方が追加分が無いから、工事費が有利になるはず。
NTT:「速度が56kしか出ませんよ?」
うち:「かまいません」
NTT:「こちらの案なら128k出るのですが...」
うち:「安いほうがいいです」
NTT:「もったいないですよ?」
なんとなくNTTが強く出てきた感じがして、やっぱりお役所体質なのかなと思いつつ、とどめの一撃を。
うち:「フレッツしか使わないつもりですが、128kが使えるんですか?」
フレッツISDNは64kしかサービスしないことは当然、承知しています。だから56kに落ちても損は1割ちょっと、大差ではありません。
NTT:「(ごそごそ...)あ、フレッツでは64kだけですね」
うち:「じゃあ56kと大差ないですね」
NTT:「でも、アナログ接続ではフレッツは使えないです」
うち:「そうなんですか?」
NTT:「ええ、完全にデジタルでないとダメなんです。ほら」
ほらって言われても、内部向け文書は意味不明です(笑)まあ、これで疑問が一つ消えたのでよしとして、申込書に記入を始めます。
そこでまたちょっとお役所体質。
NTT:「TAはこれでいいですよね?」
「よね?」といわれれば「ちょっと待って」と反応したくなるのはなぜでしょう?これから電器屋を見て決めます、とは言ったものの、そこで示された V30 タワーの値段より安いものは実家周辺でなかなか買えないことは調査済みです。
ISDN化できるかどうかNTTでの調査が必要で、申し込みの受領はそのあと、ということで、TAの機種は調査と工事費用見積の回答があったとき合わせて決定する、ということにしました。工事日は2週間後に仮決定です。2週間というのは待切れないという人もいますし、NTTはこれ以上縮められないとのことですが、お役所仕事にしては早いのでは(笑)
■空白の一か月
申し込みから1週間過ぎても、音沙汰がありません。
10日が過ぎたころ連絡があって、「2週間ほど遅れる」とのこと。ああ、お約束...と思ったら、まだ申し込み初日のぶんすら終わってないらしい...。
TAを V30 タワーにすることを伝えましたが、大丈夫かなあ。この調子で再延期されたら9月中に終わらないぞ。
...本工事の数日前にTAが届けられました。
先にパソコンとの接続を終わらせておいてもいいよ、ということでしょうか?ヘタにいじっちゃマズいかもしれないので、そのままにしておきました(笑)
あとは工事屋さんを待つだけです。
■やってきた
工事屋さんはちゃんとやってきました、時間通り。
今の配線を確認して、手短に説明した後、電話局に切り替えの指示を出します。向こうで切り替えをしている間に、こちらでは配線を付け替えます。
手際の良さはさすがプロ!従来よりもすっきり目立たなくしてくれました。あえて一つ言わせていただければ、線の色は壁の色に合わせて欲しかったです...。
TAを設置して、FAXを繋いで、FAXをパルス回線設定からトーン回線設定にしたところで通話試験。これを無事パスして工事終了。
パソコンにTAをセットアップするのはやってくれないんですね。無理もないですか(笑)
今日はうちだけでなく近所で工事が続いているとのこと。やっぱりみんなフレッツISDN申し込んだのかな?
■ひどい!
さて、TAのセットアップをしようとしてびっくり!
説明書が間違いだらけでまともに読み進められない!
私はなんとかわかりましたかれど、結局、母はさっぱりでした。いくつか例を挙げると...。(Windows95初期版での話です)
まず、どのマニュアルに従って始めればいいかがわからない(番号を付けるくらいやっておくべき)。
とりあえずフレッツISDN設定マニュアルに従って、ダイヤルアップネットワークを追加するとき、どのような名前が適切かわからない(「Flets-ISDN」とでも書いておけばいいのに)。
パソコンとどう(シリアル?USB?)接続すればいいかわからない(...確かに難しい)。
USBという単語が盛んに出てくるが、使ったことの無い人には意味不明(...確かに難しい)。
TAがモデムとしてインストールされていないとき「TAの取扱説明書をご覧になりパソコンにモデムドライバをインストール」とありますが、
- 今までの作業をすべて中止して、さきにモデムドライバをインストールすべきだということが書いていない。
- 取扱説明書にモデムドライバのインストールという項目はない(致命的誤り)。
- 取扱説明書ではなく、インターネット接続ガイドを見るのが正しい( 致命的誤り)。
- モデムドライバではなく、モデム定義ファイルをインストールするのが正しい(致命的誤り)。
さらにモデム定義ファイルインストールの説明においても、
- 項目の頭が見開き左ページの右下であり、極めてわかりにくい。
- 「ファイルを開く」ウィンドウでドライブの指定の手順が書いていない(確かに一般的なダイアログだしCD-ROMのドライブは環境によるけど...。)
- 「ダイヤルのプロパティ」をクリックするところだけ説明図がない。ここはただの「プロパティ」ボタンもあるのだから、図は必須のはず。
- 説明文と、説明図が、全て、ずれている(食い違っている)(致命的誤り)。
ダイヤルネットワークを追加してそのプロパティを開いて、サーバーの種類を開く場面も説明書では「タブをクリック」だが「ボタンをクリック」がただしい。
など、はっきりいって「いいかげんにしろ!」と思わざるをえない出来。...NTTってこんなレベルなんですねぇ。
■あとは
TAのセットアップさえできれば、ソフトの設定でダイヤルアップ先をフレッツISDNのやつに全部切り替えればOK。
試しに接続してみると...、ああ、ISDNってダイヤルアップが素早くていいですねぇ。それに速いし。64kでも、今までの1.5倍近い速度ですからね。
あ、プロバイダーを定額コースに切り替えなきゃ。
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