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PF6310ファン交換
Apple Macintoshの旧ファミリー向けシリーズの
パフォーマ(Performa)6310のファン交換のメモ。
LC630やPerfoma 62xx、PowerMac 63xxでも
たぶん同じでしょう。
交換を思い立ったのは、ファン周りから
「カラカラ...」という音がしてきたから。
常に、というわけじゃないけど、すごく
気になって、やっぱり我慢できないから...。
外観
フロッピー1台、CD-ROM1台、HDD1台。
省スペースで人気のあった機種です。
上面後半に円弧状のスリットがありますが、
本当に穴が空いてるのはファン上面だけで、
ほとんどは(狙いはともかく事実上)「飾り」です。
内部を開けたところ
本当は金属の天板があります。
中のロジックボードも外しました。
中央部分の空間は、どうみても、
「余った」ようにしか見えません(笑)
ファンは中央後部にあります。
向きは、内部から外部への吐き出し。
FDDの上にあるのはFDDケーブル。
天板との間に針金のバネで固定されてます。
プラスチックカバー達
後面上部は外す必要なかったのですが
カバーを並べた時に欠けてるのも寂しいので(笑)
上面と違って側面のスリットはほぼ全てが穴。
ちなみに、前面以外は金属板があるんだから
プラスチックカバーは完全に化粧用。
四つ足に見えるデザインだって、見た目だけで
実際は横幅が増えるとか、立て置きしにくいとか
たぶん機能的にはデメリットばっかり。
でも、それが買われるのがMacでもある...。
ロジックボード
銀色のヒートシンクの下がCPU。
右側面に立ってるのがビデオ入力。
CPUの左に2枚のSIMMがあって、
そのさらに左にはLC III PDSの
ビデオカードが見えてます。
左端に立っているのはCSの
純正ネットワークカード。
ぎっしり、ほぼフル装備です。
純正ファン
ケースには長さの違うボルト2本で止まってます。
ファン自体の穴は4つあるけど、2つは未使用。
ミネベア製、NMB MODEL 3110KL-04W-B20。
80mm角、25mm厚、12V DC、0.14A。
+:RED、-:BLACK、MADE IN CHINA。
羽根は7枚。定格1600rpmらしいので、
騒音の周波数は1600×7÷60=187Hz
羽根に傷も見当たらないし、気になった
「カラカラ」音は187Hzじゃないと思う。
ということは、ファンを変えてもダメか?!
とりあえず、買ってきました
山洋製、San Ace 109R0812J404
80mm角、25mm厚、0.48W。
1300rpm、12dB、0.44m3/min
パルスセンサー付き、製品寿命40000h
型番は販売元(オウルテック)のかも。
パルスセンサー付きなので電源端子が3ピン。
6310側は純正ファンに合わせた2ピン端子。
そのままじゃ6310につかないので、HDD等の
4ピン端子から3ピン中2ピンに電源供給する
アダプタも買いました。こんな器用な製品が
あるんですね、さすが秋葉原PCパーツ屋(笑)
見比べて
純正のファンと羽根の形が全然違います。
純正は正面から見て羽根の面積が大きいし、
中心より端の方が先行する度合いも大きい。
羽根のふちは外枠にぴったりで、まさに、
教科書的な効率重視の形。
一方で山洋製ファンは羽根がしゃもじ形で
肉厚もあるし小さい。こう言っては何ですが、
効率悪そう...。
静穏をうたっているのは、効率が悪いことの
裏返しなんじゃないか、とすら思えちゃう。
ただ、教科書と実際の違いがあるとすれば、
ファンの直前と直後にファンガードがあること。
あまりガードの近くを羽根が通るようだと...
音がでちゃう。
ここに注目すれば、羽根のふちで風量を稼がない
(稼げない)山洋製に静けさが期待できるかも...。
まあ、
能書きはともかく、取り付けましょう。
もうお金だって払っちゃったんだし(笑)
電源の確保
ファンに近いのはCD-ROMドライブですが
電源コネクタが通常のでは無いので断念。
はるばるHDDから分岐させました。しかも、
分岐部分はHDDの下に押し込まないと、
最後に前面カバーが閉まらない微妙さ。
その後でファン本体を固定しますが、
ここで問題が。
ファンからの電源ラインがケースに当る。
というか、純正ファンを大前提にした
ケース設計のおかげで、ファンからの
電源ラインの出方の微妙な違いが大きな差...。
しょうがないので、これも押し込みました。
(そればっかりだ...)
固定したら
元通りに組み立てます。
電源を入れて無事に動作!
音も小さくなった
(というか変な音が消えた)し、
とりあえず満足!
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