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2002/02/28(木)

CEマシン
 ポケベル式に入力できるTeapadに(これなら片手で入力ができそう)、解像度を擬似的に上げるJS Landscapeを知ってCEマシン(Pocket PC)に興味が出てきて、ちょっと店頭で見てきたのだが・・・。
 JS Landscapeが対応しているのはiPAQとカシオのE-700/750のみ。店頭で触ると、E-700はCFスロットがないので選択外。iPAQは本体はなかなかスマートなんだが、CFスロットをつけるにはジャケットが必要でジャケットを装着するとえらく太ってしまい、Yシャツの胸ポケットに入れたらポケットが破れそうな感じすらする。E-750に至っては、T CLIEのしかも薄い方に慣れた身からすると、まるで弁当箱のようで、CFスロットの有無だけでこうも大きくなるのにがっくりくる。E-750って今新品でも3万円くらいなんだけど、こんなブサイクな製品をとても買う気にはならず。片手入力もこの大きさだと片手で本体を保持しつつ入力というのは難しそうだったし。Landscapeの対応機種がもうちっと多くなってくれないと。GenioとかNECの新しい奴とかはサイズ的には良い感じなんだけど、Landscapeには対応しないのだ。
 まあ、そんなに本気で欲しいわけではないんだけど、職場でマシンが支給される関係で、ノートPCを含めてあまり職場での本格的使用を考えないでモバイル系マシンを考えている。で、CEマシンを含め色々と考えているんだが、なかなか決定打がないなあ、と。ノートPCなら、IBMマシンか、LOOXか、FIVA。LOOXの親指シフトマシンなんかは興味あるんだが、ソフトウェアエミュレーションじゃないかという疑いが拭い切れず本体を見たいのだけど、どこにもなし。あとはキーボード内蔵タイプのCEマシンか、Pocket PCマシンに携帯キーボードを付けるという線で考えている。
 とりあえずTeapadのPalm版をT CLIEに入れてみたが、何故か動作せず。高解像度版Palmには対応していないようだ。で、眠っていたm100を引っぱり出して、ATOKとTeapadを入れて試す。確かにまあまあサクサク打てそうなんだが、解像度の低いPalmでは、入力パレットでかなり表示領域を占有され、画面情報が狭くなってしまい実用的ではないなあ。やはり高解像度Palmか、PocketPCマシンじゃないと無理っぽい。
 それと、Palm社が、Graffitti特許訴訟でZeroxに敗訴。5000万ドルだかの賠償判決が出たらしい。Palmは控訴するようだが、これもどーなんだろうかねえ。

2002/02/17(日)

1万km点検 走行距離:10451km
 ようやく。オイル・オイルフィルター交換、カムのクリアランスの調整と左右シリンダーのバランス調整で、19500円なり。
 水平対抗エンジンはヘッド部分に手を入れるのが楽で、実際エンジンガードとシリンダーヘッドカバーのネジを外すともうカムの部分に手が入ってしまう。フツーのバイクなら、タンク外すのなんだのと大騒ぎになるところだが。トルクレンチさえあれば何の抵抗もなく出来そうな作業で、手順を見ながらしっかり覚える。
 整備の人と色々話す。昔のOHVはレスポンスが悪いんだけどそれが味になっているとか、RTはガラのでかさの割にはホイールベースが短いのは、エンジンの短さ・前後サスの方式などによる、などなど。うーん、面白い。
 僕の後に来ていた1150GSの人は何と1年で走行距離10万kmを突破していて、その10万kmの点検に来ているとの由。凄すぎ。職業的にバイクに乗っているのでなければ、不可能だよなあ・・・。

2002/02/13(水)

訳詞
 『アメリカン・グラフィティ』のエンディングは、BeachBoysの『All Summer Long』っつー歌がバックに流れるんだが、歌詞が気になったので、アルバムをレンタルしてきて歌詞をチェックしたら、一つ疑問が出てきた。以下の部分↓
 原語:Miniature golf and Hondas in the hills  When we rode that horse we got a thrill
 『アメリカン・グラフィティ』DVDでの訳:ミニ・ゴルフをして日本車を乗り回し、乗馬の時はワクワクしたね
 気になるのは、Hondasという単語。これを『アメリカン・グラフィティ』DVDでは「日本車」と訳していたのだが、一般に言う日本車(=四輪)だとしたら、これは誤訳ではないだろうか。この作品の舞台となった1962年では、ホンダはS500を発表したばかりの頃であり、いわゆる日本車が米市場を席巻するかなり以前の話だからだ。時期を考慮すると、このHondasというのは、ホンダ製の小型のモーターサイクルのことととらえた方が自然だ。50年代にはスーパーカブやカブ派生型の小型モーターサイクルを既に輸出しており、かなりの実績を上げていたからだ。
 んで、その次の文にある「rode that horse」が「乗馬」だっていうんだが、どうもこれもコンテクストに沿っていない気がする。『アメリカン・グラフィティ』本編でも、テリーが見栄を張ってほらをつくのが「乗馬」だったりするのは、アメリカの若者にとって乗馬がそんなに身近なものではないことを示しているようにも思える。まあ、カウボーイの国でもあるんで、日本よりは身近だろうけど。また、文中の「that」ってのは何を指示しているのか?ということを考えると、この文脈では、馬は馬でも機械の馬・バイクと考えた方が自然ではないだろうか。スリルある、というのも、恐らく草地のようなところでタンデムで慣れないバイクを走らせたりしたと考えれば説得力があるんでは。
 よって、Hondasもhorseもバイク、とオレは解釈しております。で、訳としては
 丘の上でミニゴルフをしてバイクが集まったね。バイクに乗ったときスリルがあったね。
 というような訳がオレ的には妥当かと考えるのだ。バイク万歳!(^^;)

2002/02/11(月)

『アメリカン・グラフィティ』DVD
 を購入。3500円とリーズナブルなので。ヨドバシで購入したので、10%OFF+ポイント13%で実質的には3000円というところ。
 本編も良いが、おまけのMakingが良かった。出演者や製作者のインタビューで当時の撮影状況を振り返っている。年代を重ねてすっかりおじさんおばさん(まあ基本的には美男美女ばかりなんだけど)になった役者さんの姿に、年月を感じないではいられないなあ。
 わずか28日でロケを敢行する強行スケジュール。それも、「アメリカの田舎町で一夜に起きた出来事」を描くという映画の構成から、撮影はほとんど夜。キャスト・スタッフは昼夜逆転の生活を強いられる。また、自然な雰囲気を出すために、敢えてハプニングを待つかのようにリテイクを重ねたという。一番驚いたのは、この映画の冒頭で、登場人物の一人テリーがベスパに乗ってドライブインにやってくるカット。ここでテリーはベスパを駐車するのにしくじって、ベスパにひきずられるようにゴミ箱にかなり激しくぶつかってしまうのだが、実はこれはアクシデントであって、もともとはそこまで激しいアクションではなかったのだという。このカットは、テリーの鈍いキャラクターが如実に分かるところで、僕はここは作り手が当初から計算していたということをずーっと疑ってなかったのだが・・・。ベスパに引きずられて慌て、止まったベスパから下りてちょっと呆然とするテリーは、演技ではなかったわけで、そう思って見ると可笑しみが倍増してしまう(^^;)。
 その他にも、セリフをとちったカットをあえて使ったりとか、かなり前衛的・ライブ的に撮影した作品だったようだ。監督のルーカスは、夜は撮影、昼は編集で寝る間もなかったという。自主製作映画に毛の生えたような程度の制作費で手作りで作った作品だったが、公開してみたら、ユニバーサル映画史上歴代2位というヒット作品になったのだった。色々な意味で若々しい作品だったのだなあ、と改めてこの作品が好きになったよ。
 しかし、DVDって良いねえ。こういうおまけも付くし、設定で字幕を英語にすれば原語も確認できる。これが3000円程度だっていうんだから良い時代になったよ。

2002/02/06(水)

ロケット報道
 H2A2号機打ち上げ後のNASDAの記者会見で「リレーって何ですか?」と質問した記者がいた、という話を聞いたときには、耳を疑った。その会見にいるからには、当然科学部とか文化部科学班のような部署に所属する記者の筈でありリレーを知らないわけがなかろう、もしかしたら日本のマスコミ&科学教育はここまで落ちぶれたか・・・と思ったからだけど、2ちゃんねるで聞いたところでは、質問者はNHK鹿児島の記者だったらしい。ああそれならば、と思う。
 多分、NHKの鹿児島局に所属していて、ローカルニュースの取材に来た記者だろう。普段は、どこそこで交通事故があっただの、観光地の花が咲いたの、動物園で動物の赤ちゃんが生まれただのといった地元のニュースを集めている記者が、「地元にある」打ち上げ施設のトピックスということで取材に来たのではないだろうか。とすれば、質問者は別に宇宙開発関係の記者ではなく、地元・鹿児島県の住民の視点から取材しに来ていた可能性が高いだろう。まあ、それなら「リレー」を知らなくても仕方ないんじゃねえの。むしろ、一般の科学知識レベルを考えると、これはある意味、納税者の素朴な知識レベルを代表している、とも言えるかも。そういう記者ばかりでも困るが、かといってそうした人々を排除するのが良いことなのかどうか。NASDAも対応ご苦労さんではあるが、これも「広報活動の一つ」と思ってしっかり対応するのが得策かと思う。
 で、報道は「失敗」論調が多い模様。重りを除けば、ペイロードのほとんどを占めたMDS-1(つばさ)は文句なく成功したのにねえ・・・。まあ、マスコミがどう見なそうと、H2Aは着実に成果を上げているわけで、日本の宇宙開発は進むのだ、と思うことにする。○○につき合ってもしょうがないよ。

2002/02/04(月)

H2Aロケット2号機打ち上げ
 取りあえず、メインエンジンのLE-7Aが予定通りの性能を発揮したのが、今回の最大のポイントでしょう。この分なら3号機の夏打ち上げも予定通りかな。ああ、種子島に見に行きたい・・・。
 DASHは残念だけど、まあもともとがおまけ的扱いだしね。画竜点睛を欠いた、とは言えるけど、プロジェクト全体として「失敗」と言うのは酷だよなあ。
 1.負荷をかけた状態で衛星を軌道に投入できるまでの速度を出せるか。(LE-7A、新型固体補助ブースター等を含めたH-2Aロケットシステム全体の性能・信頼性実証。今回は再々着火という非常に難しい課題もクリアできた)
 2.比較的大型のMDS-1(安い民生品部品の宇宙での耐久性を実証する実験衛星)を軌道に投入、実験できるか。
 3.小型(ピギーバッグ)衛星であるDASHを軌道に投入し、実験出来るか。
 この3つの大きな課題と見た場合、重要度はこの順で、上二つは文句なく上手く行っているようだし。完全成功、とは行かなかったけど、次につながる成果を上げたと言ってよいのではないかと思う。
 昼からNASDAのストリーミング映像を見ていたんだけど、女性司会一人とNASDAの技術者お一人の進行による、非常に分かりやすく、また刻々と入る情報に基づいた臨場感のある番組で、かなり引き込まれてしまいました。打ち上げ数分後に衛星からの動画映像を生で中継。「あ衛星のフェアリングが今外れましたね」とか生中継で解説するし。燃える。
 ここ数回のNASDAのロケット打ち上げでは、速報性と客観性の点で、最も当てになるニュースソースが、既存マスコミでも公的科学機関でもない民間有志(NGO?)の、宇宙作家クラブの掲示板だったりしたんで、NASDA自身が外部に向けて分かりやすく情報発信する試みをしたのは評価して良いでしょう。
 ナローバンドの小さく見にくい画面には閉口したけど(^^;)。
 本当はテレビ局とかがこういうのやってくれりゃいいのにねえ。NHK教育とか、絶好の科学教育・啓蒙の機会じゃん。マスコミは科学教育の貧弱とか学力低下とか他人事のように言っているけど、「まずアンタからやれ!文句言う前に進んで明かりを点けてみせい!」と言いたくなるよ全く・・・。
 あと、打ち上げ時の中継では、メインエンジンに点火、上昇開始時の女性の英語アナウンス「Lift off!」の語調がなかなか爽快感があって印象的。「リフトオ〜フ」って陽気な感じ。

2002/02/03(日)

ADSL
 NTTがINSライトに相当するアナログ(ADSL)用サービスを開始する、とアナウンス。施設負担金72000円を無くす代わりに、使用料に640円ほど上乗せする、とのこと。
 取りあえずADSLに向けての障害となっていたのが一つ取り除かれた感じか。今はISDNのINSライトなんで、アナログにすると電話番号が変わるっつーのもちょっといただけないし、ISDNダイアルアップルータをブロードバンドルータに取り替えなきゃいけないとか施設面での負担もあるんだが、そろそろこれはADSLにしてもいいかな?という感じ。
 それにしても、施設負担金なぞというかなり時代錯誤的な制度を温存しているのがいかんと言うしかないのだが、これはまあ加入者の財産権でもあるわけでなかなか変更が難しい、ということなんだろう。しかし、ネット電話とか出来てきて、既存の電話線など不要になりかねないわけで、そういう中でこういう時代錯誤がいつまでも通るとは思えないのだけど。


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