2002/08/29(木) 2002/09/13(金) ■中国リニア 随分無謀なことをするなあと思ったが、まあ東海道新幹線開業時にも「自動車・飛行機の時代に鉄道は時代遅れ」という意見もあったようなので、世間に流されることなくチャレンジするというポジティブな評価もあり得るのではと思っていたのだが。 安全と輸送実績の点で新幹線はダントツに優れているのは言うまでもなく明らかで、海のものとも山のものとも知れないリニア(マグレブ)に挑むのはかなり冒険なのは間違いない。今日の報道ではやはり鉄道の現場に近い人は新幹線に傾いているようだ。 ただ、中国は極端なトップダウンの国だから、トップの意向がリニアに向かっている限り、新幹線は難しいのかも知れないとも思う。それと1400kmの距離はいかに新幹線とはいえあまりリーズナブルな時間で移動できる距離ではない。より高速なリニアに中国が惹かれるのは分かるんだが。 2002/09/10(火) ■H2A 3号機 打ち上げ成功との由。 本当は打ち上げを見に行きたかったのだが、職場の業務が立て込んでいて連続休暇を取れる状況ではなく諦めた。 それとは別に『海を渡る新幹線』。大物の輸出という意味ではロケットと重ならないこともない。朱首相って電機系出身なんですね。そういわれると何となくあまり政治家らしくない、学究肌な顔をしているよねこの人。 2002/09/09(月) ■自転車通勤 昨夜、自宅の柔らかいフローリングに傷が付かないようにDIY店で木板を買ってきて体重計の下に置いて体重を量ってみたら、1ヶ月前くらいの体重になっていて愕然とする。今までは絨毯の上で量っていたからその誤差か。が、考えてみれば、量るタイミングによっては1kg程度変動する日もあるんで、あまり気にしないようにしよう、と考え直す。ちょっとのことで一喜一憂。 で、今日は朝起きたらやけに涼しかったので、これならと自転車で出勤。 サウナに入るためには7時前には自宅を出ないといけないが、サウナに入らなくて良いのなら、大体通常と同じ時刻に出れば間に合う。さすがにスラックスでは自転車を漕ぐ気にはなれないし、下着は汗で濡れるので天王寺の公衆トイレで着替えるが。 もう少し涼しくなれば替えの下着は要らなくなるだろう。実際今日の朝は、自転車で走っていると涼風を感じかなり爽快だった。 2002/09/04(水) ■X22 今日は初めてPDFファイルを表示させたのだが、600Eで使っているときは無効だったAcrobat Reader使用時のセンターボタンによるスクロールが、X22では有効になっていた。他のアプリと操作が統一されているのはストレスが無く使いやすい。 2002/09/03(火) ■自転車 久々に自転車通勤。先週ほとんど走らなかったので測るのが怖かったけど(^^;)ウェイトは増減殆ど無し。でも減量するにはやはり自転車が重要なファクターだなあ。 ■SLザウルス 意外と気に入って使っている。特にザウルスショットは使いでがある機能。ネットで手に入れた新幹線・バス等の時刻表など、ポンポン取り込んで活用している。 ザウルスとPCをつなげば、Alt+PrtScでマウスカーソルが切り取りモードになり、ドラッグして範囲を指定すればその範囲のイメージがjpgファイルでザウルスに転送される。同じことをPalmでやろうというとかなり面倒くさい。っていうか、デフォルトソフトでは画像はムリっぽい。テキストもPalmだと、対象テキストを選択してコピーしてPalmデスクトップを開いてコピーペーストするという手間が余計に要る。ザウルスをつないでコピーしたい範囲を指定してF11を押すだけで、選択範囲テキストがザウルスに転送されるのはシームレスでかなりイイ。転送も高速だし。 ただ、付属のイメージデータビュワーがイマイチ自由度が低いのが残念。それとこの調子でじゃかじゃかザウルスショットを使っているとだんだんデータの見通しが悪くなってくるから何とかしないとなあ。 あとSLザウルスをメインのPDAとして使うのにイマイチ踏ん切りがつかないのは、データ検索機能が以前より貧弱なこと。Palmなら検索するとメモ帳やTODOを問わずに全文検索してくれるけど、SLザウルスには検索機能すらない。ちょっとこれではメモとして使うのは躊躇われる。MIザウルスにも検索機能はあったのになあ。 が、ネットの情報を取り込んでおいてノートPCが使えないときに確認するという用途限定でなら、かなり活用できる感じ。あと職場での議事録にも堂々と使えるしね。 ■歴史認識 何週か前にテレビで田原総一郎が「満州事変は関東軍の暴走による陰謀であり、日中戦争は決して自衛戦争などではなかった」という、何というか常識的というか、当たり前すぎて今さら何をという意味で教科書的見解を述べていたんだけど、これについて「極端な意見だ」という見解を持つ人がいてびっくりする。 どこが「極端」なんだろう?関東軍が参謀本部の指示を経ずして独走して満州事変を引き起こし、その後も戦争終結の芽を幾度と無く摘んで日本を日中戦争の泥沼に引き込んだってのは、イデオロギーも政治的信条も抜きにして、共通に認識すべき歴史的事実って奴じゃないんか。それを「極端」としてしまう人の認識こそ極端なのではないだろうか。もしかしたら、いわゆる自由主義史観って奴はこの辺りも認めてないのかねえ? それとは別に、書店の現代史コーナーを眺めていると、『ノモンハン事件の真相と戦果』とかいう書籍があって、パラパラ立ち読みしてみるとゲンナリするような内容。ノモンハン事件では、実は日本は終始優勢であって、日本の戦術がソ連に真似されたくらい、なんだそうです。はははー(乾いた笑い)。徹底した火力中心のソ連の軍事ドクトリンは帝政ロシア時代以来の伝統的な思考法であるし、主力戦車の性能差一つ取って見ても(しかも戦争が進むにしたがってこの格差は絶望的なまでに開いていく)、そんなはずねえだろと一言の元に却下できるような異様な見解だろう。ちなみに、防衛庁戦史室の調査では、ノモンハン事件の日本軍投入兵力6万5千人の死傷率は32%。主力となった第23師団の死傷率に至っては70%を超えたという。これは全滅といって差し支えない異常な死傷率である。そんな「全損」に近い損失を出しながらこれといった戦果をあげられなかった日本軍に、ソ連軍が学ぶとしたらやはり反面教師としてでしかなかっただろう。陸戦に限って言えば、どこをどうひっくり返してみても、ノモンハン事件での日本軍に「優勢」なんて形容は似つかわしくない。 こーゆーのは、肥大し歪んだ自意識の発露であって、一種の仮想戦記と言ってもいいかも。歴史認識の幅の広さを示す一例でもある・・・。 2002/09/02(月) ■X22実戦投入 今日はサウナが休みなので電車で出勤。先週は結局自転車通勤できなかったなあ。土曜日にちょっと会社で600EからX22へのデータ移行作業/職場のLan環境設定をしておいたため、X22だけを持っていく。600Eの代わりにX22が入ったバッグは拍子抜けするほど軽くて、鉛のリストウェイトを付けてしばらく生活していてそれを外した時のような解放感?を感じる。これなら自転車通勤時にも余計な負荷がかからないだろう。 MSオフィスにWord用テンプレート、ATOKに秀丸エディタなど常用するソフトとデータファイルを600Eから移行した。X22はネットワークが最新の情報に反映されるまでにタイムラグがあるようで戸惑う。600Eからの移行は、データ転送に2時間くらいかかる。ちょっとかかり過ぎるような感じでどこかおかしいかも。 X22、キーボードのレイアウトが若干違っているが、ほとんどのキーは600Eと全く変わらない感覚でタイプできる。ただ、流石に剛性感は不足気味でちょっと頼りない感じ。TrackPointはボタンの配置がコンパクトになったが、こちらはあまり抵抗無く移行できた。やはりThinkPadはイイね。 ソフトの使用感は、Windows2000+256MBってのは結構快適。Word/Excel/Access立ち上げて秀丸使ってIE使ってもまだスワップせず、なお実メモリで90MB以上の空きがある。うほー。今思えば、Windows98+96MBはしんどくて結構やせ我慢していたか・・・。 ああそうそう、書き忘れていたが、600Eはシステムクロック用の電池がボディを解体しないと交換できない仕様になっていたが、X22では増設メモリの蓋を開けるとメモリスロットの隣に電池が入っていて簡単に交換できるようになっている。メモリ増設の時に気がついた。600Eはたかが電池を替えるためにサービスセンターに本体を宅配便(パソコンポ)で送らねばならず、手間はかかるわその間(1週間くらい)マシンは使えないわで時限爆弾を抱えているようでかなりイヤだったが、X22なら電池切れても安心ってモンだ。 2002/09/01(日) ■X22 新ノートPC(しかも慣れないOS)に、ADSL導入が重なっててんやわんやに(^^;)。ADSLは金曜日にブロードバンドルータを購入。7000円。 Windows2000、ユーザーグループという概念に戸惑う。複数の人間が扱うことを前提にした設計なんですなあ。ユーザー毎にスタートメニューの構成などを異なったものにできる。「Documents & setting」フォルダにユーザー毎に設定が保存されると。ふむふむ。家族で1台のPCを共有する場合などに便利かもね。チャイルドロック的な機能も期待できるし。 ネット接続の切替(IPアドレスの指定)は再起動なしで切替可能になった。自宅でハイパネーションしておき、職場で復帰、IBM Access Connection上で接続先を変更するだけでIPアドレスなどの設定が再起動なしに切り替わってくれる。これこれ、これだよ。リソースの制約も95/98/Me系に比べれば緩やかだろうから、電源落とす機会は減るかも。職場と自宅でPCをまあ、今はXPもそうなっているんだろうけど、ようやくここまで来たかと思う。 ADSLはブロードバンドルータの調子が悪くなり、一度切断の憂き目に会うが回復。速い速い。20MBのファイルを2分でダウンロードする。以前社員寮にいた頃に入っていたCATV環境の時よりも少し速いくらい。かなり使いでがあるなあ。 ■田中知事再任 PCの設定している間、つけていたテレビでニュース速報。まあ、田中知事再任とは思っていたけどここまで大差がつくとは思ってなかった。後で確認すると、投票率は70%を超え、得票率も新任時を上回ったらしい。対立候補の長谷川候補が「大政翼賛的」にほとんど全ての既成政党の支持を得たにも関わらず、無党派の大波に飲まれた。まあこれだけ投票率が高いとなあ。 結局、県議会側の戦略不足を露呈しただけの選挙でしたな。これに対して田中知事は実に上手い選挙を展開していたように思う。小さな郡部もマメに回り、真っ赤に日焼けし、雨が降っても傘もささずに支援者と握手して回る(高そうなスーツがぐしょ濡れ)ってな映像を見ると、その「懸命さ」が伝わってくる。泥臭い戦略だけど、そうしたイメージ戦略も田中知事の方が上手かったようだ。 今思うと、県議会側は対立候補の擁立の目処が立ってないような段階で不信任決議したのがそもそもの間違いではなかったか。追いつめられたら勝機を度外視して戦いを挑んでしまう、ある意味実に日本人らしい精神性も見て取れるように思え、なかなか興味深かった。まあこれが終わりではないんだけどね。 |