雑記  トップページ 雑記トップ
1999/09/30(木)

第2種情報処理技術者試験
 申し込んでいた受験票が、今日になって届く。あ〜、なーんか忘れてたよ。全然勉強していない。
 受験会場は近畿大学。試験まで約3週間。かなりマジに勉強しないとダメそう。慌てて参考書と問題集を引っぱり出す。

R1150GS
 ベーエムのディーラーから、新しく出たR1150GSの試乗会の案内が届く。今週の土・日だとか。
 1100っていうのも随分中途半端に感じられる排気量だが、さらに1150と細かくなるとはね。
 色は、R1100Sの最初のヤツと同じようなオレンジっぽいイエロー。排気量がアップされ(80ccくらいアップしている)、ギアが6速になり、ライトも角目の1灯から丸目の2灯(左右非対称)になって顔つきがかなり違う。そろそろRSのオイル交換しなくちゃいけないし、土曜日、帰省する前にディーラーに寄って行こう。んで、試乗できればさせてもらおうっと。

本日開店
 一太郎のCM。っていうかさあ、前のCMの「入れた手のお茶」もそうだけど、これってATOKの特長であって、一太郎そのものの特長じゃないんだよなあ。まあ一太郎を買えばもれなくATOKも付いてくるから、結果的にはATOKの変換効率の高さも一太郎のセールスポイントになるというのは分かるんだが、どうも納得いかんですな。内部的には、IMEとワープロって独立した完全に別のプログラムだし、一太郎が敗れたのが明らかになった今では、むしろATOKの方をアピールした方が得なんじゃないかと。
 まあでも、考えてみれば、ワープロの使い勝手なんて結局一長一短なので、ジャストシステムからするとIME以外には目に見えて有利なポイントが見あたらずやむなく、ということはあるかも。
 IMEはATOKだけどワープロはWORDを使っているっていうワタクシのよーな人間には、ちょっと複雑な感じがするCM。

臨界
 東海村のウラン燃料工場にて、臨界事故発生。
 原因はまだよく分からないが、どうも「常陽」用の高濃度ウラン燃料を軽水炉用ウラン燃料のつもりで作ってしまい、多すぎるウラン燃料が勝手に臨界に到達してしまったようだ。本来はコンクリート・格納容器・冷却水・制御棒などの考え尽くされた核反応発電システムの最奥部で発生するべき核分裂反応が、町中の、町工場に毛の生えたようなシールドの薄い施設で起きて、しかもしばらくは近づくことすら出来ず止めるどころか何が起こっているのかもよく分からないような状態が何時間も続いたわけだ。
 作業ロボットを駆使して瞬時に対応ということも出来ず、結局相当量の被曝を覚悟で人力作戦を敢行して、やっと核反応を止める体たらく。作業に当たった人たちの犠牲精神は尊いと思うが、あまりにもナっていない。
 日本の核関連技術の驚くべき低さを暴露した事故。弁明は聞けません。事故を起こした燃料製造会社もどうかしているが、このような事故は想定できるわけで、にもかかわらず結局犠牲を伴う人力に頼るしかなかった日本の核技術業界全体が、事故に対しての無策ぶりをさらけ出してしまった。
 ドイツのように、原発を漸減という道を辿った方が良いんでは、というのは前から思っていたが、それを確信に変えさせた事故。リスク高すぎ。

1999/09/29(水)

退職のお祝い
 親父が早期退職の適用を受けて、退職することになった。定年退職よりは1年ちょっと早いのだが、高卒で入社した親父は、同じ会社に40年以上勤めたことになるワケで、会社員としては大変な先輩ということに改めて気づかされる。
 息子としては、やはりなにか贈り物を考えねばなるまい、ということで、自分が贈られて嬉しいモノ・・・・という基準で考えたら、やはりここはPDAでしょう!という結論に落ち着いてしまった(^^;)。リタイアした人にPDAなんて贈ってどうする、という内心の声もあるんだがね。
 で、ザウルスアイゲッティ、MI-P2を、3万7千円で購入。初期不良があるとまじいので、一応一通り動作チェックする。とりあえず問題ないようだ。ついでに手持ちのザウルスポケットMI-106とちょっと比較しようとしたのだが、デフォで内蔵されているソフトが、ザウポケとかなり違っていて、同条件での比較が出来ない。ワタクシ的には最もよく使うレポート機能と表計算とインクワープロ(専ら大容量テキスト閲覧用として使用)が削られている。データが増えたときの立ち上げ時間とか、表計算のスクロール速度とか見てみたかったのだが・・・。
 あと、これって、純正のオプションでは、固定電話ではネットに接続できないのね(TDKから出ているコンパクトフラッシュ型のモデムカードには対応しているようだが)。携帯やPHSで使うには、別売りの接続ケーブル(4,500円)が必要。しかも、DDIポケの場合は、ISPがPIAFSに対応していないと接続できないらしい。ワタクシは、プロバイダーがPIAFSに対応してなくて、それでも32K通信ができるとゆーのでDDIポケにしたので、今のISPではPHSケーブルを買っても接続できないことになる。削られたレポートや表計算はネット上で有償ソフトとして提供されているが、こうしたわけでアイゲッテイ本体からはダウンロードできない。シャープスペースタウンというシャープがやっているISPに入会すれば良いのだが・・・。まあでも、PCからダウンロードすりゃいいやと軽く考えていたのだが、どうやらソフトをPCでダウンロードすることができないようになっているようだ・・・。うーん、本体以外のモバイル関係機器とネットに依存し過ぎだなあ。特に、DDIポケユーザーには恐ろしく使いにくい(っていうか全く使えない)ものになってしまっている。何とかしてくれよ。ああ、親父は携帯もPHSも持っていないなあ・・・。ま、買わせればいいか(^^;)。
 まあ、そもそも親父は、ワタクシと違い、メカ関係にはあまり強くない人(ビデオの予録も怪しい)なので、これを贈っても、ちゃんと使ってくれるかどうかは非常に不安なのだが。まあ、国語辞書や英和辞書も内蔵されているので、いざとなればそれだけ使ってくれればいいや、と思っている。専用の機器もあるが、ザウルスは手書き入力でキーボード不要なのも敷居が低いと思うし、これでこういう機器に慣れてPCへとステップアップして欲しいという子の心もあったりして。
 今週の土日はこれを手渡しするために帰省するつもり。動作確認後、MI-P2はキレイにラッピングして仕舞っておく。

1999/09/26(日)

安いマザボ
 エリート(ECS、いつも思うがすげえ会社名だことよ)の製品で、ソケット370とスロット1に対応していて、ビデオ・サウンド・10/100BASE T LANアダプタ・56kモデムが内蔵されているというMicroATXマザボが13,000円くらいで売られているのを見る(P6IWT-Me)。これ、マジで安いっすね。AGPスロットがないのがアレだが、ATXだったら買っちゃったかも。
 もっとも、メモリが暴騰している現状を見ると、新しくマシンを組む意欲なんてしゅるしゅるとしぼむが・・・。128MB SDRAM(CL=2)が店頭価格で29800円というショップも実際に見たしなあ。昨年並みに戻っただけ、という見解もあるが、そんな太古の昔に戻ること自体が異常なので、現状では出した手も引っ込めざるを得ない。ま、ワタクシの場合は、今自作マシンに入っているメモリを流用しちゃうという手があるが・・・。
 メモリは4万円台に行くんじゃないかという観測すらあるらしい。現状でも、64MB SDRAMでも絶対額で8000円程度は値上がりしてしまったわけで、ここまで上がってくると、極度にコスト重視の自作だけでなく、完成品メーカーマシンの売価にも影響が出てくるんじゃないだろうか。デスクトップのメーカーマシンはワタクシには縁遠いが、PC購入を他人に薦めにくくなってきたかも。

スペース・セーバー キーボードII
 IBM製の、トラックポイントIV付きのミニキーボード(テンキーがない)。これ、凄くいいなあ。テンキーがなくても、ワタクシの場合、数値はせいぜい日本語入力の時に入れるくらいで使う頻度が低いし、一応テンキーでない部分の数字でタッチタイピングが出来るので、ワタクシにとっては、テンキーは使わない割に場所を取る邪魔な存在なのだ。USER'S-SIDEというアキバのショップで取り扱っているという雑誌記事を読み、欲しくなる。ThinkPadと全く変わらない感覚で扱えそうだし。
 トラックポイントIVについては、Webブラウジングの時、横スクロールも出来るのがかなり強力で、実際、ThinkPad600を使っている限りでは、トラックボールほどの使用感の良さはないが、利便性に関してはトラックボールを凌駕すると思うようになった。Webブラウジングに限れば、ホイールマウスよりも使いやすい最強のポインティングデバイスだと思う。
 で、このキーボード、かなり探し回ったが日本橋では発見できず。USER'S-SIDEでも納期未定となっている。価格は12000円くらい。どーしよっかなー・・・。
 スペース優先なら、今のキーボードを捨てるべきなのだが、場所を取る現在のキーボードを捨てられないのは、やはりトラックボール、というかホームポジションから手を離さずに操作できるポインティングデバイスが装備されているからに他ならない。市場には、トラックボールを採用したミニキーボードもあるにはあるのだが、何をトチ狂ったのか、トラックボールの位置がキーボード本体の右上隅で、操作するにはホームポジションから手を離さなければならない仕様になっている。どうせトラックボールを付けるのなら手前の中央に持ってくればいいものを、ここまでしながら何故そうしないか理解しがたい商品で、買う気は毛頭ない。そういう意味では、スペース・セーバーキーボードIIは理想のキーボードに近いなあ。

1999/09/24(金)

タバコ訴訟
 米国司法省が、タバコ会社11社に対して、喫煙による健康被害のための医療費の返還を求める損害賠償訴訟を起こした、との由。元・喫煙者としては驚くやら呆れるやら。
 もー、滅茶苦茶で凄い。確かに、米国では個人による健康被害の損害賠償が認められているようなので、この請求にも勝算はあるが、訴えたのが司法省っていうのもね。何で日本で言う厚生省に当たる部局が当事者にならなかったのだろう?ちょっと日本ではあり得ないような訴訟のような・・・。法務省が原告の訴訟って・・・あんまり聞かないような?
 いやホント、訴訟社会ですな。彼の地は。

Dolphin
 Web用のhtmlファイルは、メインで使っているノートPC(ロラン)で編集し、CATVで常時接続している自作PC(Graham02)の所定フォルダへ、ブリーフケースで同期・更新して、自作PCからftpする(テレホタイムなどでは、CATV経由の方が確実に自分に割り当てられたwwwサーバーにつながってくれるので)・・・という風に管理していたのだが、どういうワケかブリーフケースで更新しても、自動的には更新してくれず、マニュアルでいちいち同期するファイルを指定しなくてはならなくなってしまい、使い物にならないので(エクスプローラでマニュアルでコピーするのとほとんど変わらない)、最近はDolphinというファイル・フォルダ同期ツール(フリーウェア)を使っている。起動するたびに同期させるフォルダを指定しなくてはいけないのがちょっと煩雑だが、サブフォルダのファイルの同期にも対応しているし、サクッという感じで動作してなかなか使い勝手よろし。これがフリーというのは本当にありがたいことである。
 それにしても、ブリーフケースよ・・・。使えねえヤツ。

メモリ
 ここによると、PC133のSDRAMは、総合的なパフォーマンスではPC100に劣る、とのこと。ホントかなあ?CASレーテンシーで133の方がウェイトがより重くかかってしまうからということだが・・・。なら、全然意味がないじゃん133なんて(価格が100比1.5倍くらいするんだけど)。(←補足:CL=3の133メモリの場合。CL=2の場合はパフォーマンスは上がるだろうが、高い)

 RDRAMのしかも800も、100MHzのSDRAMに劣るとも。ま、これはチップセットが未完成品だということが大きいのだろうけど。
 これだけメモリがバカ高くなってしまうと、それだけお金をかける分、パフォーマンスにより神経質になるなあ。安いときは何でもいいからとにかく容量ー!買うぜー!って感じだったが。
 そういえば台湾の大地震による停電で、半導体工場が休止してしまっているらしい。何でもDRAMの10%程度は台湾で生産されているそうで、受給が非常に逼迫していて暴騰している現状に更に追い打ちをかけるようなことになるかも?

1999/09/20(月)

速決
 東京地裁から、e-oneの販売差し止めの仮処分が下りた。
 仮処分決定がすっげえ早くて驚いたのなんの。提訴から1ヶ月経っていないのだ。米国より遅く提訴されたが、決定は米国より早く下りた。確かに進歩の早いPC業界でのたのたしていたら、決定を降ろした時点で状況が激変している可能性が高い。差し止めを認めるにせよ却下するにせよ、このスピードは正しい。巧遅より拙速を尊ぶべし。
 販売差し止めは仕方ない・・・という感触を持っている。やはり、先行者には利益を認めなくてはいけないし、PC購入層が急拡大している最中で、WindowsだMacだなんて分からないよーな連中がPCをホイホイと買ってしまう時代になっている。少なくとも、もはやマニアのものとは言えなくなり、無知な消費者を保護する必要性が出てきているように思える。そういう点でも、こういう紛らわしいマシンは混乱を招く可能性が高いと判断するのは妥当だろう。
 デザイン以外の面では、e-oneは、手堅く、コストパフォーマンスも高い、非常にソーテックらしい良いマシンだと思う。こうなってみると、デザインで冒険する必要もなかったのになあ、と思うが、さて、ソーテックはどう対応するか?

1999/09/15(水)

■青山高原道路
 台風のため、行けず。大阪市内にいるかぎりでは、雨、風ともに大したことはなかったが。
 そーかー、台風シーズンか。しまったなあ、8月中に撮影しておくべきだったよ。

1999/09/14(火)

プレステ2発売アナウンス
 2000年3月4日発売。
 現行のライトな白物家電風のデザインからガラッと変わり、色も形もグラフィックワークステーション風ないかめしい風貌に。
 メインメモリー32MB、EmotionEngine、USB&IEEE1394辺りは既出の情報だが、PCカードTypeスロット1本、メモリーカードが非メモリースティックで8MB、さらに、DVD-Video対応だって。PCカードっていうのは面白い。Type3ってことはハードディスクも使えそうだし(MicroDriveも。もっともドライバが提供されれば、の話だが・・・)、通信はPCカードのケーブルモデムカードなどを使うらしい。外部機器への接続は汎用的な規格を使う模様で、この辺の思想はPC的で好ましい。
 発売時の土日で100万台を売り切るつもりらしいが、確かに軽々と達成しそう。だってさあ、プレステ2対応ソフトがポシャったとしても(ポシャる可能性自体が少ないしなあ)、最低、DVD再生+過去のプレステ1マシンとしては使えるわけで、これで4万円なら、買っちゃってもいいんじゃないかなー、と思わない?。単体のDVDデッキだって、4万円くらいは平気でするから、これだけでもかなりお買い得だよ。過去のソフトは使えないわこれからどうなるかまったく分かんないわゲーム以外にはほとんど使い道はないわでも、新ハードってだけで結構な騒ぎになった、過去のゲーム専用機の発売直後の様子なんかを思い出してみると、それを数倍上回る空前の反響があっても全くおかしくない。古くなったプレステ1の置き換え需要だけだって、相当なモンだろうし・・・(何しろ1000万台以上あるってんだからね・・・)。
 ま、ワタクシは、「初期ロットにはなにがあるか分かんない」ので発売即購入はしないだろうけど、DVD普及のトロイの木馬になるかもネ。個人的には、フロントローディングでラックに納めることが出来て、本体の収納がスッキリするメリットがあり(本当はAVラックにおさめたいのだけど、今まではトップローディングという関係で入れられなかったのだ)、収納問題解決のためだけで買っても良いかもと思ったりもしている。

1999/09/12(日)

メモリ激高
 おおーい。どこまで上がるんだあ〜。
 128MB=1万8千円とか。ワタクシが2月に買って「あ〜しまったもうちょっと待てば良かったよ〜」と反省した、その高い方の価格と変わらないような価格になってしまっているんですが・・・。しかもこれで上げ止まりとも限らず、さらに上がるかもと言われているらしい。おかしいよ絶対。どっか間違ってるな〜。
 このメモリ高で一番得をするのはインテルって気がするんですが・・・(RDRAMの普及には、SDRAMの高値安定は好材料なので)。

青山高原道路
 年賀状用のバイク走行写真を撮るために、行く。昨年撮ったのは、季節的に緑がくすんでいたので、その反省を活かして、時期的にはあまりにも早すぎだが、今のうちである。
 バイク走行写真は、三脚で、DVカム(デジタルビデオカメラ)を立てておいて、無人で撮っている。それをPCで切り出して年賀状の素材にしているのだ。
 片道1時間半くらいかかるのだが、カメラを置けるスペースが道ばたにあるワインディングで、通行量も多くない道では多分ここが一番近い筈。ただ、非常に厳しいコーナーのある面白い部分には、カメラを置けるスポットがないのが残念。あれば、かなりバンクしてコーナーをクリアする勇姿を撮ることが出来るのだが・・・(年賀状に使うのはどうせ静止画だから、スピードはなくてもバンク角さえあればイイのだ)。
 しかし。「晴れ」との天気予報を信じ、現地に到着してみたら、霧が凄くて、光の状態が悪い。ピーカンとは言わずとも、直射日光が差して、緑が映える・・・っていうのをイメージしているので、全くイメージに合わず。いっちょまえに「雲待ち」などをしてみるが、霧が酷くなるばかりなので、軽く流しているのをマメカムで後輪シャフトドライブのハウジング部分(これがまたバイクとは思えないほどゴツい部分なのだが)にガムテで固定して後ろ向きの映像を撮っただけで、30分で諦めて帰ってくる。せっかく持っていった三脚は使う機会なし。
 車載映像は、映像自体はちょっと面白かったけど、左右が傾いていたので公開せず(ちゃんとしたのが撮れたら圧縮して公開しようかと思ったけど)。サウンドだけをちょっと公開。これ(1MBくらい)。マメカムのマイクから拾った音で、風切り音があまりないのは、後ろ向きに設置してあるため。エンジンは全然高回転域を使ってません。最高で3500rpmくらい。車速は最高70km/hくらいかな?まあ、高回転にしても、うるさくなるだけでキモチええ〜っていうサウンドではないですが。ベーエムのフラットツイン+シャフトドライブは、どノーマルだとこういうボヘボヘ(エクゾーストから)+きゅるるるん(ミッションから)って音です。時々するジャーッっていうグラインダーみたいな音は、後輪のディスクブレーキの音。意外と激しい音。ワタクシも、ディスクブレーキがこういう音をたててるっていうのは、マメカムをこの位置に持ってきて撮影してみて初めて知りました。何でもやってみるもん。
 風呂道具を持っていれば、近場の温泉で時間を潰して昼頃から撮影・・・ということもできたのだが。どちらにせよ午後から予定があったので、諦める。
 ま、まだ、緑がある時期なので撮影のチャンスはある。水曜日が祝日なので、その時に賭けよう。
 あと、道中、崖崩れで片側交互通行になっている道を通ったが、交互通行用の信号機が初めて見るタイプで珍しかったので、撮影してみた。

ストップ     ゴー

 LEDを使った信号で、待ち時間→GOという表示はなかなかマニアック。都会の信号は待ち時間が長く、たまに実家に帰るとあっという間に信号が切り替わる感じがするほどで、都会では待ち時間表示がフツーの信号でも欲しいときがある・・・。

1999/09/07(火)

ゲームもMS
 マイクロソフトがゲーム専用機を開発中とのこと(→ニュースソース)。MSはセガと組んでじわじわ浸透するという戦略をとっていると思っているので、何かやや唐突な感があるが、まあ大きくなった組織だし、そういうことが全くないとも断言できない。
 OSはWindowsCE、CPUはIntelの500MHzのプロセッサ(Cerelon?)、グラフィックチップに先頃発表されたnVIDIAのGeForceチップを採用、プレステ2に匹敵する性能を狙うとのこと。
 オープンプラットフォームとしてサードパーティーに規格を公開するらしい。PC-ATの成功をゲーム機に持ち込もうというわけだ。ハードをMSが作らないとすると、「MSXにおけるアスキー」と同様のポジションとなるか?まあ、MSX自体は、あまり芳しくない結果に終わってしまったが・・・。
 全体的に見ると、技術的冒険をせずアリモノを使い、本体はオープンにして広く作らせる。ソフトもハードも売り方(作り方)も、PC的ノウハウの集積という感じがする。もっとも、ゲーム機業界はPCと近いようでいて実は遠い世界で、成功したマシンを見ると、PC的成功作法には全く則っていない(本体を独占して供給、しばしば公取と衝突する強力な価格統制下位互換性を無視等々)。このような異世界のゲーム機業界に、PC的お作法が通用するかどうか、なかなか興味深いところだ。
 あと、ソフトがPC上でも動く、という。エミュレータを使うんでなければCE用のソフトがPCでそのまま動くなんて聞いたことがないが、CPUにIntelチップを使うとすると、CEの中でも思いっきり変種(CEは通常は非x86系のRISCプロセッサ搭載マシン用だ)なので、旧来のCEソフトとは違うっつうことか。

今週
 今週金曜まで、CATV接続が休止。上り方向に妙な信号が混信しておりその原因特定調査のため、ケーブルモデムを外してケーブルモデムの電源も抜いて欲しいとのこと。うーん、7月からCATV接続の高速常時接続環境だが、やはり空気みたいなものになりつつあって、4日ほどとはいえ使えないのは痛いなあ。

1999/09/02(木)

Coppermine 700MHz10月リリース
 IDFにて発表。真の「PentiumIII」(フルスピードL2キャッシュ)Coppermineが700MHzで10月にも登場するという。年内での登場も危ぶまれていたが、一気にインテルが巻き返しに出た印象。700MHzというクロックも予想より高いのでは。恐らく現状のAthlonではCoppermine700にはパフォーマンスで勝てないだろう。AthlonはAthlonで、フルスピードL2キャッシュ化すればさらなるパフォーマンスアップが期待されるが。

1999/09/01(水)

「日本語練習帳」(大野普、岩波新書)
 なんか割とベストセラーだそうで。流行もののチェックということではなく、以前、文章のことを口幅ったく書いたりした手前、本文中の練習問題もやってみた。エラソーなことを言った割には、意外と手強く、採点すると、合格(250点満点中200点)は厳しそうだったり(手間のかかる要約とかは省いたので、大まかだが。特に序盤がダメ)。が、敬語の辺りの問題は社会人にとっては「点取り問題」で、新味もないかも。日本語が「ムラ社会的な規範」に最適化されていることがよく分かる解説だったが。
 無意識で使い分けていた(「は」「が」の使い方とか)のが解析されていて、なるほどなあ、と思うこと数回。まあ、こういうのが身に付くかどうかは結局「読む量」にかかっているというのは全く良く分かる。「一生に1度使うか使わないかの表現でも、物事を的確に表現するために語彙を数多く持っておくべきだ」とはその通りですね。普段の会話でも、物事を的確に表現できる人とそうでない人の差ってそういうところから出る。で、そういう積み重ねで、「発言の重み」も違ってきちゃったりするのだ。コワイネ。
 ダメ文章の典型として法学者の文章が出てくるのには笑ったなあ。分かりやすい文章を書く気のない人が多いもんね。漢文そのまんまの法律が生きてたりする特殊事情はあるけど。これだから、「理系は難しいことを易しく言い、文系は易しいことを難しく言う」なんてことを言われる。これ、大学時代に周りの人がよく言ってて、今考えると文科系教養を蔑視する偏向した視点からの見方のような気もしますけど、上のような実例を知っているだけになかなか反論できないで悔しかったりした記憶が(^^;)。
 それと、やまと言葉「はっきりした」、漢語由来の「明白」「明確」「鮮明」「明晰」の対比は特に面白かった。やまと言葉と漢語由来の言葉の対比では、司馬遼太郎の「坂の上の雲」で、子規と秋口真之の会話を思い出す。水兵に対する命令「軍艦の甲板を清掃せよ」は、やまと言葉では「いくさふねの舟板(ふないた)を掃き清めよ」となって、あまりに悠長すぎて命令にならない、と子規が言う場面だ。これは語から受けるイメージでの漢語のメリットだが、イメージではない具体的なメリット(意味の細分化、新たな概念の導入による表現の拡大)も良く分かる。
 日本人はやまと言葉だけではどうしても足らないので、昔から漢語やヨーロッパ言語の漢語調翻訳語を導入して、現在のような言語社会を作ってきた。今、カタカナ語が直に導入されることに懸念を表す人も多いが、漢語調に翻訳しようにも、技術用語などはどうにも困難だし(「カム」とかどう言い換えられるのか?)、外国文化紹介者というだけで尊敬されたり一目置かれたりするような時代でもないので、福沢諭吉のように漢語調翻訳語を主張してもなかなか受け入れられないかも知れない。URLとかTCP/IPなんか、漢語調に訳すのよりは、そのままを言った方が意味的にもよほど正確に通るしねえ。
 悲しい結果が出そうでやっていないが、ここでの文章をこの本に書いてある観点から評価してみるとどうなるだろうかね(^^;)。あまり難解な文章にならないように意識してはいるんだけど、センテンスが長くなりがちというのはワタクシも自覚していて、やはりちょっといい点は出そうにないねえ。


トップページ