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99/2/5〜 8月5日 前のページ ホーム 投稿フォームへ


いや〜、ほんま、ご無沙汰でございます.....。
ちょっと年末に高熱を出して以来、一月に入ってからもなにかとバタバタしてまして....。
いつかご報告できるかとは思うんですが、失業手当て切れ後の対策もあるし、あと、前に勤めてたカイシャの同僚たちからの悲鳴も聞こえてきたりして....。

ともかく、みなさまの投稿になんとか追いつくように頑張ります..。


NO.161
では、超ひさびさのとらうま、行ってみましょう!! 会員番号79番! (2/5)

ササ さん

はじめまして。
私「デビルマン」を知らない人間なんです。
ホントになにも知らないんです。
TVアニメも見たことがありません(田舎なもので・・・)

で、昨日私らが溜まり場にしているゲストブックで
「デビルマンはすごい」
「このHPをみてみろ」
と、紹介されてやってきたのが「俺とデビルマン」でした。
で、一通り拝見させて頂いたのですが、 デビルマン…なんかとってもスゴそうです。

で、これから原作を買いにいこうと思うんですが、皆様の文章を読むと愛蔵版やら文庫版やらでラストが違うとかかれているんですが、とりあえず何を読んだら一番手っ取り早いのでしょうか?
すいません、初心者なもので。

でも、これから先の「デビルマン体験」たのしみです。
トラウマに…なるかな?


HIRO-Pの(超ひさびさ)ワンポイントとらうま:いやいや、どもども、はじめまして! そうですか、このページ、話題になってますか....って、実はこのお便り、去年の11月にいただいたものなんで、いまだに話題にしていただいてるかどうかわかんないですけど、ともかくありがとうございます! ほんま、デビルマン、スゴいですから、こころして読んでください! で、入門用テキスト(?)ですけど、やはり「完全復刻版」が現在入手しやすいものとしてはオススメです。 まじりっけなしのデビルマンが読めると思います。 会員番号先にあげちゃいましたけど、ぜひ、ササさんのとらうまになることを祈って(?)おりますので、また、読後の感想をぜひお寄せくださいませ!!(もう読んじゃったかな...)


NO.162
ビギナー向けのガイドコーナーでも作ったほうがいいっすかね...。 では次っす。 会員番号おっと80番!(2/5)

ミヤーン さん

何がかっこいいかってOVA版のシレーヌ編の冒頭、ジンメンとの対決に赴く明がビルの谷間を跳躍し、壁面に指をメリこませながらよじ登る所が無茶苦茶カッコEっす! 
幸せそうに商店街を歩むカップルたちを横目で見て『ヘッ』とばかりに皮肉に微笑むところなんざ、震えが来るぐらいイカスっす!!


HIRO-Pのワンポイントとらうま:そうそう(ヤクルトぐいっとイッキ飲み)! あの場面って、原作にはないんだけど、なかなかイカしてるっすよね! 原作が書かれた70年代後半にはあんな商店街(サンロードっぽかったかな?)なかったと思うけど、しかし人々のささやかなシアワセを今日もどこかで守ってるぞデビルマンっていうテーマが、あのちょっとしたシーンに生きてますね〜〜。 それにしても、OVAっていえば、最近豪センセイが語ってらっしゃったところによれば、1巻と2巻はかなり気合を入れて作ったため、一本一億円くらいかかっちゃったそうで、これはアニメソフトにかかわっているボクの某友人に聞いたところOVAでは破格の製作費だそうです(90分の映画だって2〜3億が相場)。 だからいくら超人気のデビルマンといえども1、2巻のクオリティーで3巻以降、特にハルマゲドンの描写などのことを考えると、なかなかキビシイ状況ではありますね〜。 と、書いたところで、ボクの勤めてたカイシャが、オッサンの玉コロガシ遊び場を作るためにシレーヌ編400本分くらいのお金をつぎ込んでいたことを思い出してしまいました....。 あ〜やだやだ。


NO.163
ほんま、世のオッサンって、金の使い道がわかってないよな〜。 では次っす。 会員番号、ダミアン66番!!(2/5)

後藤田 さん

こんにちは。先日会員番号66番をいただいた後藤田です。666番だったら悪魔の数字になるなあ、と思いつつちょっとうれしく見てしまいました。

相変わらず整理のついていない頭でおかしな文章を書いてしまいました。何だか全然トラウマ話ではないのですが、よろしければお読みください。

あのように血迷っていました私なんぞの文章を掲載いただいてありがとうございます。なぜ復刻版の方が読んで大ショックだったのか、あれからいろいろ考えて見ましたが、それにしてCINNAMON GIRLさんはすごい!ご指摘をされていることのほとんどが「その通り!」と思わず拍手したくなる内容ですね!「絵」の持つ力に対しての言及はさすがプロフェッショナル!なんだか悩んでいたことに解答を与えられたようで感動しました。
ちなみに、私が漠然と考えていたことを少し書きます。「ネオ・デビルマン」をかかれた岩明均先生があとがきで「太い幹のような、ある意味荒削りな作品」と「デビルマン」と表現されていました(素晴しく的確な表現だと思います)。これは、「それだからかつて読んだ自分たちが想像を膨らませて枝葉の部分(サイドストーリーや細かいこだわり等)を今書くことができる」というような意味だと思うのですが、これをちょっと借りるならば、例えていうなら文庫版はちょっと手の入った盆栽というか植木、という感じに対して復刻版は野性の大木!という感じなのです。その太い幹の生の迫力に根こそぎぶっとばされた思いがするからでしょうか?
(ただ、この二つは「違う種類の木」ではないので、その根幹をなすものは同じであると思いますが...)

そう、それから「物足りなくなった不朽の名作」には実は永井先生の作品もありました.....(「凄○王」とか.....文庫じゃありませんが...これは「良く手入れされた庭」のように感じてしまう.....これも面白かったのに.....ああ、すみません)。

今や「デビルマン」は「読み始めたら最後まで読み通さずにはいられない漫画」の筆頭にきています。どんなに寝不足でも疲れている時でも手にとると最後まで読んでしまいます。だから寝室には置かないようにしているのですが、はっと気付くと枕元にある。なんだか麻薬みたい?(試したことないですけど)いや、山岸八十...じゃなくて山岸涼子(ああ、「りょう」の字が出ない...)先生のかかれた、捨てても捨てても部屋に戻ってくる人形みたい。
ちなみに今までの筆頭は、こちらでも何度か話題に上っている「漂流教室」でした。これはもう、暗記するほど読みました。
「デビルマン」も暗記しそうです。

ずいぶん遅くなりましたが、YAHOOの「今日のオススメ」に選ばれていましたね!おめでとうございます!
この日に限ってたまたま朝一番に「今日の.....」を開いて見たのです(いつもは全く見ないのに)。そうしたら.......!。なにか呼ぶものがあったのでしょうか?
それから40000アクセス突破おめでとうございます。気がついたらすでに41010カウントになっていてびっくりしました。この調子なら100000アクセスもきっとすぐですね!


長くなってしまって申し訳ありません。それと、2回おくってしまっていたら申し訳ありません。次回の更新を楽しみにしています。がんばってください!
 
追伸 悪魔特捜隊の更新日付が11/29になっていませんか?(未来の日付でのるなんてさすが悪魔特捜隊ですね)

HIRO-Pのワンポイントとらうま:むむ、またもや「復刻版」の話題ですな。 と言うか、文庫版とか豪華愛蔵版の問題というべきなのかな...。 まあ折角先生が加筆されたものをあしざまに言うのもなんですが、たしかに後で加筆された部分は連載当時の凄じいノリを再現するには至ってないというのがやはり妥当な見方でしょうか..。 もちろん、当時単行本化されたときすでに、マガジン連載版との様々な差異が発生しているのですが..。 例えば、美樹が「もう会えない気がするんです..」と言っているコマ。 これは愛蔵版や文庫版では丁寧に書き直されていて、最初みたときは一瞬、こっちのほうがいいかな、とも思いましたが、やはり原版のほうが若干ラフだけど切迫感があってイイ感じです。 まあ、周りの絵とのバランスもあるんでしょうけど..。 で、「やめられないとまらない」の原因もそのへんにあるのでは、という気がします。 ちなみにボクは「漂流教室」はコワすぎていまだに読んでません! デビルマンとはまた違ったコワさですね。 とうがらしとワサビの違いかな?? で、いろいろと祝福してくださってありがとうございます!! あれよあれよで現在は50 000ヒットいきました! みなさまのご愛顧に応えることが出来なくてスイマセン! なんとか頑張って更新します! で、特捜隊の更新日付ですが.....すいません、ホントで未来から書いてたかも?


NO.164
ほんま、時空を超えたページ作りになってます!! ではNEXT! 会員番号...おっと!! (2/5)

まきまき さん

ついこの間パソコンを買い、ついこの間デビルマンとバイオレンスジャックを読んで、そしてこのページを見、うれしいので投稿させて頂きます。たいした意見は言えないですが、単純に「永井 豪すごーい。&かっこいー&おもしろーい。」です。
以上です。つまらなくてごめんなさい。


HIRO-Pより:こいつはまた、時空を超えたお手紙、ど〜もです! いやいや、それでいいんですよ! このコーナーは、「すごーい&かっこいー&おもしろーい」をただほじくりまわしてるだけです、と言ってしまうとあまりにも会員のみなさんに申し訳ないですけど..。 まきまきさんもまた、おひまだったら、ちょっとほじくったところを聞かせてくださいね!


NO.165
なかなかシンプルなお便りでした、では次...ムム、後藤田さん..って前回の予告には書いたんですけど、すいません、同じ内容でした。 もう一回、NEXT、会員番号81番!(2/5)

鉄笛仙 さん

ど〜も、悪魔特捜隊でお世話になっている鉄笛仙(てってきせん)です。
こちらははじめての投稿となります。みなさんどうぞよろしく。
 ところで、わたくしとデビルマンのファーストコンタクトは何を隠そうラジオ番組なつかしのアニメ主題歌の特集(宇宙船艦ヤマト、海のトリトン、無敵鋼人ダイターン3などなど)でした。それ以前にもマジンガーその他の豪先生の作品はテレビで見ていたんですがデビルマンを初めて意識したのはこのときです。ちなみに「あれはだれだ、だれだ・・・」のオープニングのほうです。
当時小学校5年生か、六年生だったように思います。
そしてその直後に原作のデビルマンを見ました。
 きっかけは兄が友人宅でデビルマンの原作を読み当時アニメしか知らない僕に「マンガのデビルマンはけだものみたいなんだぜ」といい、数日後にそのマンガを借りてきました。(講談社刊DXバージョン)
 そのときの僕は最初デーモンの裸や美樹嬢の裸(これ以前にどろろんえんまくんマンガ版やキューティーハニーアニメ版などを見ていたことも影響するが)に釘ずけにされていたが回が進むごとに思考能力が衰退し、本能のおもむくままに読んでいた気がします。
このときまでウルトラマンや仮面ライダー、戦隊モノの正義のヒーローを夢中で見ていた僕にとっては衝撃でした。まさにミモフタモナイとはこのことだった。いままで出会ったヒーローはなんにつけてもちゃんとENDでした。悪の組織が壊滅するとか地球が平和になるとか、だがしかしデビルマンだけは違った。主人公が死にストーリーも終わっているにもかかわらずENDではない。サタン=了は新たなる戦いをしなければならない。
では、了と明の戦いは一体なんだったのか、と当時の僕は思ったわけです。
 今でこそ、それは二人の愛憎の結末と見ることができるが12か13歳ではとても考えられることではない。
 数年後、とある書店でソノラマ文庫刊「真・デビルマン」を発見し(当時中学生)挿絵の美樹嬢に欲情していました。
少ない小遣いをはたいて買った。原作とはずいぶん違うなという感想をもつにいたった。
(このころZガンダムにはまっていた)
 そしてさらに数年のときを超えてデビルマンレディーの連載とともに僕の中でデビルマンが復活した。
 そして現在悪魔特捜隊隊員として活躍するにいたる。


HIRO-Pのワンポイントとらうま:お、鉄笛仙隊員ではないか! と、おもわずHIRO−P隊長してしまいましたが、こんにちわ! とらうまへようこそ! うぇるかむあぼーど! いや〜そうだったんスか、鉄笛仙サン! アニソンがきっかけとは、たぶんこのコーナー初じゃ〜ないかな..。 でも実際はアニキさんが持ちこんだんですな。 それにしてもデーモンの裸ってどのデーモンなんでしょ? 冒頭の説明に出てくるヤツ? それともシレーヌ?ミーコ? それはさておき、やっぱボクもそうだったけど、予定調和勧善懲悪一話完結のウルトラやライダーから全裸拷問出血多量雌雄同体のデビルマンに移行するってかなりツライっすよね〜。 わかるわかる。 エンディングの意味ってたしかに当時ボクもさっぱりわかんなかったッス。 かろうじて思ったのはサイボーグ009とちょっと似てるかな、くらいなモンでしたぜ。 しかし真デビルマンの挿絵、そんなにイイですか。今度見てみよう..。 ボクもZガンダムはかなりハマーンでしたよ!(後半ぐじゃぐじゃだったけど..) ちなみに実はボク最近、失業者の身でありながらスカパーTVに加入してしまい、朝から晩まで録画に追わ れてますが、新巨人の星の飛雄馬がグラサンで再登場するのって「Z」のシャアだな..と思ってしまいました..。 それと、特捜隊も止まってますけど、投稿はガンガンいただいてるんで、もうすぐ再開します! 乞うご期待です!


NO.166
と、なんか今日は軽めにトバしてますが、もうラストになっちゃいました。 お名残惜しいけどまいりましょう! 会員番号49番!(2/5)

ケロちゃん さん

お久しぶりです。
お元気でしたか。デビルマンのトラウマは以前吐き出させていただきましたのでもう、すっきりです。
来月、以前紹介いたしました後ろ付きの彼女と結婚します。
スタイルがいいんで、黒いドレスなんかきたときは後ろ姿に思わずデビールと叫んでしまいそうです(笑)。
そうそう、先日読んだレディーのシーンで、全校生徒の前で催眠術からさめて変身してしまうシーンがありましたよね。
あれは思わず、うっとしてしまいました。
秘密がばれそうになってしまう、快感。人事だとよけいに感じてしまいます(笑)。
確か、スサノ王かなんかにも、全校生徒の前でノーパンの女の子のスカートを超能力でめくってしまう、というシーンがあったような。。。
すみません。ぜんぜん関係ない話でした。
ところでHIRO-Pさん、仕事はありつけました?
私は人材紹介会社に勤めているので東京であれば力を貸しますぞ(笑)。では、また。
楽しみにしています。

HIRO-Pのワンポイントとらうま:お、どもども、お久しぶりっす! 掲載遅れててすんません! そうなんすか、良かったっすね〜! ついにフェードイン、じゃなくてゴールインですか! いいじゃないッスか、後ろ突き...じゃなかった付きのほうがまた、体位を工夫する楽しみがあったりして(昔のPCのソフトのナイトライフってそういう内容だったッスよね..)? 愛、俺には、愛などないけれど...と、おもわずタケちゃんマンロボのテーマを歌いたくなるような日々を送っているこのHIRO-Pとしてはうらやましいッス。 それはともかく秘密バレバレの快感ってのは、ボクはあんまし味わったことないッスね、冷や汗はかなりかいたようなおぼえがあるけど...。 でもノーパンネタでいうと、「おいら女蛮」にもそういうネタあったですね〜。 先生の弱みにつけこんで、ノーパンで学校にこさせていじめる...だったかな...。 あと男子(おとこ:ヒロインです。)に下着を借りといて逆にいじめるのもあったかな〜。 もひとつちなみに、ボクも昔よくスカートめくりをやってヒンシュクを買いました(今の小学生はやるんだろうか?)が、ボクの知り合いは、女の子のパン ツまでおろしちゃって泣かせちゃって、しょうがないから、自分もパンツを脱いであやまったそうです。 結果はもちろん、逆効果!! と、なんかハレンチ学園のページみたいになってしまいましたが、仕事の件、心配していただいてありがとうございます!! 現在なんとかいろいろと稼ぎくちにありついております! でもいずれまたお世話になることがあるかもしれませんので、そんときはまた、ヨロシク!!


と、最後はおもわず生活感出しちゃいましたが、いかがだったでしょうか..。
さて次回は、ひさびさの巨編まさみちさん、そういちろうさん、クリムゾンさん、よしさん、甚六さん、です。
やっぱ更新サボってると、投稿もあんまし来ないですね〜(来過ぎてもこまるけど..)
ってなわけで、これにこりず、みなさんもまた投稿お願いしま〜っす!


8月5日!!


い、イヤハヤ....どうも...。
ごぶさたしてます、皆さん...。
さきほど更新しようとして、前回が2月5日、つまりちょうど半年ということに気づいて、背筋がゾっといたしました。
これもなにかの因縁なのか。

とにかくも、この半年間、いろんなことがありました。
実は、某とらうま会員の方に仕事を紹介してもらい、フジTVの某番組で放送作家デビューをはたしたりしたのもつかのま...。(火曜7時です。 スタッフロールに注目!)
現在はかなりフリーターに近い状態でございます。

正社員勤務の倦怠感もさることながら、フリーの世界の不安定感もまた格別...。
マジで阿修羅地獄に突入したのかも....。

そんなおり、まさみちさんからの一通のメールが、ボクを立ち直らせてくれました..。
というわけで、今回は、予告に反して申し訳ないですが、まさみちさんスペシャルで行かせていただきます...。


No.167

では、ひさびさまいります! 会員番号55番!(8/5)

まさみち さん

まず最初にこの文章は私の永井豪作品、特に「デビルマン」と「デビルマンレディー」への極めて個人的な解釈です。文中に永井先生やデビルマンファンの皆さんがご不快に感じる部分があるかもしれません。どうかご容赦下さい。では。
 
 永井豪作品は人間の本質の描写であると思う。先生御自身が「ストーリーを進めるにあたっては先の構成をきちっとを決めるのではなく、その場で浮かんだイメージにしたがって描いている。」と仰っているように、展開の節目には先生の心象変化がキャラの行動へ如実に反映されているように感じる。時には怒り、時には悲しみ、時には笑い、時にはエロチックに。そこには理性というより本能的なむき出しの感情がある。強烈に吐き出される永井先生の本質の発露。それが絵の迫力、スピ−ド感、説得力となって私の視覚を刺激し、心に届く。その時私は永井先生の心に共感、いやシンクロというべき状態に陥ることが多い。展開ごとに怒髪天を突き、涙を流し、お腹を抱えて笑う。もちろん性的な興奮も。私の心にどうしようもなく溢れ出す感情、欲。その時作品中に渦巻く精神世界と炸裂する物質世界は私のものになる。永井豪作品は御自身の心に浮かぶ感情、欲の描写、その人間の本質とも言うべきものの描写が動的に、まるで生き物のように描かれているからこそ、私達の心に直接入り込み、それを掴んで離さないのではないだろうか? 

 しかし正直に言えば全てにシンクロできるわけではない。違和感を覚える時もある。途中まではキャラになりきるようにのめり込んでいたのが、突然なぜここでこんな展開に?という驚きを覚えることもある。それは永井先生と私は違う人間だからと思う。違う人間だから刺激への心の反応が違うのは当然。それ以外にも子供用には子供の心にというように様々な状況に御自身の心を適応させる永井先生に、少し社会の一般良識が入った目で見ていた私が追いつけなかったのかもしれない。いずれにせよこのような同じホモサピエンスでありながら外部からの刺激に対する心に動きには、個々人で共通するものもあれば全く異なるものもあるという事実の再認識は、私に「人間の本質」について今まで以上に深く考えさせることとなった。外部からの刺激に反応し様々な感情や欲を吐き出す人間の心。その根源的なもの。私はそこに非常に興味を持ったが、残念ながらそれがどんなものなのか、はたして人間の感覚で認識することができるのかということさえ、今の私にはわからない。しかしそこから吐き出されるもの、理性ではなく生物として動物としてより原始的な感情、欲には大きな特徴があることは掴 めた。永井豪作品全体を見渡した時、そこに永井先生は御自身の感情を素直に表現しておられるがゆえに、それは広く描かれている。人間の心に渦巻く本能の中で非常に大きく非常にエネルギッシュで、それゆえに方向性を間違うと存在そのものが危うくなるもの。それは.......

 ここで「デビルマン」について言及したい。この作品は言うまでもなく、様々な角度から見てもマンガ史上の最高傑作である。というよりも何か超越したと感じる作品である。読者は「デビルマン」の意味を自分なりに解釈し、その素晴らしさをそれぞれが心に留める。「デビルマン」に何を感じ、そのどこに最も重きを置くかは読者それぞれの感性だろう。では、作者であられる永井先生御自身は「デビルマン」のどこを最も重要視されたのだろうか?永井先生は「デビルマン」のことを「これは反戦マンガと受け止めている。」と仰ったように記憶している。私は最初この言葉にピンと来なかった。確かにこの作品はデビルマン、デーモン、そして人間の戦いが描かれ、その行く末は「滅亡」であった。戦争の無意味さが描かれた作品であった。しかしそれは「デビルマン」を読んだ当初の私には非常に表面的な付加的な要素であるように感じられ、それよりも私はむしろ人間不動明のドラマ性の方ばかりを追っていた。興味は不動明のことだけであったと言っても過言ではない。だが数多くの永井豪作品を読み、その作品群は先生御自身の本質部分から沸き出した感情、欲に素直に支配されているのだと 気が付いた今では違う。永井先生は「デビルマン」をお描きになる時はよくトランス状態になったと仰っている。その時永井先生には理性が残っていたとは思えない。御自身の心の本質からわきだす感情に身を任せ、その感情の連鎖の中で肥大化していった本能的な欲が極限に達した状態でペンを走らせたのではないだろうか?
そして常日頃そのような描き方をなさっているため、結果として滅亡を描いてしまった「デビルマン」執筆時の御自身の心理状態を真剣に見つめ、分析されたのではないだろうか?「バイオレンスジャック」でサタンの内面世界を分割し心理解析をしたように、それを御自身にもなさったのではないだろうか? 一体自分の心の何が「デビルマン」を滅亡へ向かわせたのかと。それは人間の本質に根ざし、決して払拭できないもの。そして人間の心に渦巻く本能の中で非常に大きく非常にエネルギッシュで、それゆえに方向性を間違うと存在そのものが危うくなるもの。それは「戦わずにはいられない。」というセリフに集約される「闘争欲」ではなかっただろうか。これは人間の本質。そして普遍的に存在してきたもの。人間の歴史は戦いの歴史。小さな口喧嘩から大規模な世界戦争まで、どこを見ても人間は戦いを繰り返している。それが永井先生の内面世界の究極的な作品「デビルマン」にも起こってしまった。究極の闘争欲の果てには滅亡が待っていた。「デビルマン」とは永井先生の内面世界で繰り広げられた、人間が闘争欲に染まってしまった時のシュミレーションではなかったのか?だからこそ永 井先生は「反戦マンガ」と仰ったのではないだろうか?人間に存在する普遍的な「闘争欲」を真剣に見据えた上で、そこを起点として世界の人々に訴えようとなさったのではないだろうか? 私は現在自分なりに「デビルマン」をこのように考えている。

 しかしこれで終わらなかったはずだ。これだけでは「デビルマン」は人間の闘争欲の肥大化の危険性を逆説的に説いたに過ぎない。永井先生はそこからさらに「ではなぜ闘争欲に染まってしまったのか?」とお考えになったのではないだろうか?そこを解明したいと。私にはそのように感じられてならない。そこでもう一度「デビルマン」を読んでみる。作中で永井先生の分身である不動明はアモンと合体したがゆえに闘争欲が肥大化してしまった。しかし強い精神力=理性でそれを抑え込んでいた。その支えとなっていたのは人類愛であり、その要となるのは美樹への愛であった。途中人類に裏切られ、美樹が不動明が理性を保つ最後の砦となった。その美樹が殺されたこと。これこそが不動明=永井先生の心が闘争欲に染まるトリガーポイントであったと思う。この事が一体何を意味するのだろうか?人間の本質、本能といった観点からもう一度考えたい。明の心の本質部分には美樹の死によって大きな穴が開いてしまったはずだ。もともとそこに存在しているべきものは一体何か? 私はここまで人間の本質に「闘争欲」が大きな存在として見られる事を書いてきた。しかしもうひとつ闘争欲と同じくら いに人間の本質に根ざし、決して払拭できないものが存在すると思う。そしてそれは同じく人間の心に渦巻く本能の中で非常に大きく非常にエネルギッシュなものである。さらにそれは永井豪作品全体を見渡した時にも色濃く現れているもの。それは性愛。これは単なる肉欲ではない。精神的な安らぎを求める本能と肉体的な欲望を包括したものである。人間の本質には闘争欲と性愛が大きく占めていて、それらがバランスをとって生きるエネルギーを生み出すと私は思う。美樹の肉体が消失したことにより、明の中に存在していた性愛は目標を失い、大きな絶望の穴になった。そこを増幅され肥大化した闘争欲が埋め尽くした。 明=「デビルマン」執筆中の永井先生の心の中では、この闘争欲と性愛のバランスが完全に崩れてしまったのではないだろうか?つまり闘争欲の究極的な増大の原因は美樹の肉体=性愛=エロスの消失であったと永井先生御自身がお考えになったのではないかと私は思う。

 なぜ私が長々と書いてきたか、もうお分かりの事と思う。そう。今私が気掛かりなのは「デビルマンレディー」の存在である。この作品を執筆するきっかけとして永井先生は数カ月前のモーニング誌上でこう述べられた。「デビルマンが女だったら救いになるのではないか?」と。この意味を当初はただ単にキャラの性別入れ替えによる「デビルマン」の焼き直しなのか?などと大変失礼に受け取ってしまったこともある。しかし今は違う。永井先生が「デビルマン」=御自身の内面世界で起きた滅亡を憂い、その原因を人間の本質に存在するものに求めておられたとしたならば、「デビルマンレディー」とは「デビルマン」の世界に失われたエロスの要素を吹き込むことで人間の本質のあるべき姿を再構築し、もう一度あの世界がどうなるのかを真剣に見据えた作品ではないかと思う。あの言葉の意味を私は今そのように受け取っている。そう考えると「デビルマンレディー」ではエロスこそ強調されるべき要素であり、レディーの肉体が物質世界に存在することこそ重要なのである。闘争欲の肥大化の行く末が滅亡を意味するならば、エロスと闘争欲のバランスは生を意味すると思う。いや、ただ生物が生 きるという意味より、もっと重大な意味がそこにはあるとうっすらと私は感じ始めている。それが何かは明言は避けたい。「デビルマンレディー」は現在連載中であるし、なによりも永井豪作品は先生御自身の心が自然に生み出す生き物のようなもの。今後の展開は永井先生の御心ひとつなのだ。ただ、ひとつだけ興味深い点を言いたい。それは「デビルマンレディー」を含めたデビルマンの世界には、自然界の法則と奇妙に一致する点がいくつか存在するのである。もし「デビルマンレディー」の未来が私が感じているようなものならば、25年前に描かれた「デビルマン」の中にさえ単純だが非常に重要な構図が示されている。これは「デビルマン」が永井先生の頭に浮かんだイメージのままに描かれた作品であるので、もう奇跡的としか言い様がない。永井先生は何かに導かれているとしか思えないのである。

 私は「デビルマンレディー」を永井先生の内面世界の救いの物語、それはひいては世界の人々へのメッセージへと昇華するような気がしている。単なる「デビルマン」の焼き直しでは決してなく、滅亡から世界を救いたいというやさしい感情の発露から生まれた新しい作品。それが「デビルマンレディー」。そういう目で見守らせていただきたい。そしていつの日か永井先生の「デビルマンの世界」の到達点を見たいと真剣に願っている。


HIRO-Pのワンポイントとらうま(自分でも懐かしい...):いや〜、ほんま熱いコーナーですね〜。 この半年間、あちこちのページをROMしてましたが、この洪水のようなテキストの奔流はなかなかお目にかかれませんよ、他では。 しかもただの洪水ではなく、ギラギラと煮えたぎるようなテンパチャーがまたスゴい。 とくに今回のまさみちさんの投稿は歴代ナンバー1のパワー、そして緻密な構成力を感じます。 ほんと、こんなコーナーは、仕事の片手間じゃ〜出来ないですよ。 別に自画自賛してるわけじゃなくって、いままでかなり無責任なコメントばかりしてきたような気がして、おもわず恐縮してるとこです。 ただ、ボクも最近は仕事でチョコチョコ文章を書きますが、やっぱりこのコーナーはコメントもまた気のおもむくままに書けるのがいいですね。 リーサラ時代のストレス解消に一役かっていたのかも、とも思ってしまいました。 それはともかく、コメントですが、まさみちさんの論旨をボクなりにまとめさせていただきますと、「理性−本能」バランスというよりは、「エロス−バイオレンス」バランスに着目されて、デビルマンがバイオレンスオーバーシフトだとすると 、レディーにおいてエロスへのバランスの復元を試みるという説(仮説)が、主に文章後半部で展開されていらっしゃるようにお見受けいたします。 ここまでビシっと書かれていると、コメントのしようがないんですが、ボク的には人間のバランスというと、「理性−本能」のほうばかり考えてしまって、同根ともいわれる「エロス−バイオレンス」もしくは「エロス−タナトス(死への衝動)」バランスという考え方はあまりしたことがありませんでした。 なぜなら、エロスは瞬間的にタナトスに変わっちゃったりする非常にやっかいなものだという認識(先入観)が強烈にあるからです。 わかりやすい例でいうと、恋愛がらみの殺人の多いことなどです。 たぶん恋愛とかセックスがなかったら世の中の殺人の8割くらいは無くなるんじゃないか、という気がしてなりません。 もっとも恋愛&セックスが存在しなければそれはそれでまた、人々は別のはけ口を求めちゃうんでしょうけど...。 ボク自身も恋愛がグチャグチャになったときはよく死にたくなったし、他人のグチャグチャ話を聞くと、死んでしまえと言いたくなることもしばしばです。 とはいえ、エロスに救いを求めるのもまた人の 性っすよね。 デビルマンでは理性が軽くぶっとんじゃう爽快感を描く一方で、本能、とくに破壊衝動の激突の末の世界を見事に描いてますが、明と美樹の「恋愛」は当時の少年誌の限界もあったんでしょうけど、描写的には現在の小学生レベルといわれても仕方がない部分もあります。 ハルマゲドンを描くなかでそちらのほうの描写にウェイトが置けなかったこともあるのでしょう。 でも、美樹との別れのほんの数コマ、いや、「もう会えない気がするんです」のひとコマに込められた「愛」の描写のスゴさ..。 これはセックスぬきの愛ですけど、それだけでもう、ハルマゲドンに入るための人類最後の楽園の姿が完璧に描かれているようで圧倒されてしまいます。 おそらく豪先生はあの段階でラストをすでに想定されていたんでしょうけど、あの回はある意味で実質的な最終回のような気もします。 ただ、気になるのは、デビルマンにおける最終勝利者であるサタンが両性具有である点ですが、かといって、下等生物のような自己増殖をするでもなく、「他者への愛」を持ち、「破壊衝動」ともバランスがとれてないように見えます。 レディーを執筆されたのは、先生がサタンや天使にも理想を 見いだせないからなのでしょうか? とにかくそれはレディーのラストを待つしかないですね。


というわけで、今回は半年ぶりの復活スペシャル、まさみちさん編でした。
ちなみに、まさみちさんがホームページを開設されました!! ぜひ訪問してあげてください!
実は現在でも、続々と投稿をいただいてるんです!
今回、やっと感触を取り戻しつつある(?)ようなので、引き続き復活路線を続けたいと思います。
次回の予定は未定ですけど...。

では。

さあ、皆さんも「とらうま」を吐き出してトリップしましょう!

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デビルマン等に関する体験、感想




または、 めーる にて。


以下つづく

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