卒業旅行 6日目


次のページへ
前のページへ
インデックスへ
 今日は朝からルーブル美術館に行くことにした。地下鉄の駅からそのまま地下のチケット売場に出れたのはいいのだけど、3日間有効なフリーチケット売場が見つからない。なんとか探し出して購入しようと試みる。磯村がカードを切る関係で、交渉に当たったのだが、みごと失敗(^^;。売場のおばちゃんが、機械の使い方に慣れていないらしく、カードを使った精算がいくら機械をいじってもできない。しまいにはこっちにカードを返してきた…。おいおい。ちゃんと使い方くらいマスターしておいて欲しいなぁ。現金はそれほど持ち合わせがなかったので、あきらめてルーブルだけの入場券を購入する。

 入り口で磯村と別れて、3時間ほど一人で行動。僕自身はミロのビーナスとモナ・リザが見れれば満足だったんだけど、とりあえず一通り見て回ることにする。中世のルーブルの城壁は巨大で、非常にすごい。ミロのビーナスは、とっても美しかった。思わず抱きつきたくなるほど(笑)。モナ・リザはそれほど感動しなかった。ミロのビーナスは夢にも出てきそうだ…。そういえば、見ている途中にフランス人の陽気な女の子に「日本人だ、こんにちは、日本人」とフランス語で言われてしまった…。どう返事を返せばよいのかわからず、会釈だけしてその場を去る(^^;。

 一通り見終わって、ルーブルをあとにする。昼食は中華。ルーブル近くにあった、新敦煌というお店で食べる。なかなかうまい。
ルーヴルの外観

外から見たルーヴル
セーヌ川から

セーヌ川から眺めるParis
 今度はセーヌ川沿いを歩きながら、ノートルダム寺院を目指す。セーヌ川はとっても趣があって、きれいな女の子と一緒だったらとっても楽しいんだろうけど、相手が磯村じゃなぁ(爆)。彼も同じことを考えているのだろうけど。で、ノートルダムに着くまでに、裁判所前を通る。なかなか厳重に持ち物検査をしていた。ここで虹を見た!。これがきれいで良かった〜。「初めて〜のtaste of kiss 急に風が止まった♪」という音楽が頭の中に流れてきた(笑)。
 ノートルダムは本当に圧倒させられる。寺院前の広場は、人々を圧倒させるためにわざと小さくとってあるらしい。まずは中を見学。荘厳な雰囲気が漂う。懺悔室もある。僕は初めて見たけど。それから今度は上に登る。登るのはお金がいる上に、階段を使う…。また階段。頂上まで登ると402段あるらしい…。とにかく登る。
ノートルダム寺院の外観

澄み切った空とノートルダム
キマイラとParis

キマイラが眺めるParis市内
 まずはParis市内が一望できる小さな通路に出る。本当に狭い通路だけど、非常に見渡しが良くて、素晴らしい。Paris市内は高い建物が少ないから、遠くまで見渡せるのだ。ノートルダムの壁には、キマイラが彫ってある。「ノートルダムの鐘」を見た人ならわかるけど、そのキマイラが主人公カジモフの友達なのだ。感慨深い。
 それからカジモフが突いた、を見る。鐘がある部屋は木造。よく支えてられるなぁ、と感動。それを見てから頂上へ。頂上は自殺されないように網で囲われている。昔は自殺の名所だったらしい…。かなり景色が良い、がこの時点ですでに持っていたフィルムがすべて取りきってしまっていて、写真は撮れなかった。心に刻んでおいた。

 頂上からパノラマが一望できる場所まで降りる階段は、大渋滞(笑)。地上も車が大渋滞していた。なんとか降りきって、近くのカフェで一休み。足が疲れた〜。

 一休みしてから、国鉄を使ってエッフェル塔へ。Parisでは国鉄も地下を走っているので、結構便利。チケットは地下鉄と共有。で、エッフェル塔近くまで来て現金とフィルムを探して歩く。なかなか銀行が見つからなかったが、10分ほど歩き回ってようやく発見。近くに写真屋も発見。両方無事ゲットする。

 さて、エッフェル塔に登ろうと、エッフェル塔に戻ってくる。ここでちょっと友人に電話。電話しているときにフランス人の子供がまとわりついてくる。どうやら電話がしたいらしい。が、僕はまだ話が終わらない。早く終われ、とでも言っているのかも知れないが、よくわからず。とりあえず勝手に切られないようにフックをカバーしておく。話が終わりかけて切ろうとしたとき、いきなり通話が切れた。なんとフック以外にもボタン一つで通話を終了できるらしく、その子供がそのボタンを押しやがった…。終わりかけていたからいいものの、話の途中だったら殴っていたぞ(笑)。困ったガキだ。

 ようやくエッフェル塔に登る。なんとフリーフォールのような感じでエレベータが登っていく。東京タワーは真下からまっすぐ登っていくのだけど、こちらは4本出ている足の部分から斜めに登っていくのだ。結構怖い。
エッフェル塔

エッフェルの壮観
Parisの夕暮れ

素晴らしい夕暮れ
 登り切ったところは2階。眺めは素晴らしい。写真を撮りまくる。結構風が寒いが、さらに上に行く。3階は、東京タワーと同様、ガラス張り。写真が撮れなくてつまらないなぁ、と思っていたら、階段でさらに上に行けた(笑)。そこは網だけ。風はめちゃくちゃ吹きまくる。なんせ地上約300Mだからねぇ。さすがにこの高さで、網だけというのはかなり恐怖心をあおられる(^^;。でも、それに耐えて写真を撮りまくり。ちょうど夕日だったので、とってもきれいだった。風が強くて寒くなければ、夜景に変わるまで居たかったのだけど、6時過ぎに太陽が完全に落ちた時点で降りることにした。
 夕食は磯村が地球の歩き方でみつけた、安くておいしいフランス料理屋さん。夕食は、とってもとってもおいしかった。2000円ほどで、おいしい料理。日本なら5000円位しそうだが。うーん、良いお店だ。バゲットもおいしいし。ワインも言うに及ばず、という感じ。

 ほろ酔い気分でHotelに戻る。地下鉄を降りたところで、地元のおばさんに話しかけられる。よくわからないが、荷物が重いので持って階段を上がってくれ、ということらしい。磯村が持って、僕が磯村の荷物を持って改札を出る。そこで警官登場!。なんだなんだ?、と思ったら、僕らにパスポートを出せ、と要求。どうやらおばさんから荷物を奪おうとしている、と監視カメラで見て思ったらしい…。パスポートはHotelだ、というと、今度はクレジットカードを出せ、という。しょうがないのでカードを出す。なんとか怪しいモノでないことがわかったらしく、解放される。ほっ。磯村はかなりびびったらしい(^^;。そりゃそうだよね。普通はびびるわ。僕は盗人だと思われたか、と思ったので、わざとアメックスを出してみた(爆)。

 Hotelに戻る。僕は切手を買いにReceptionに行く。サッカーの記念切手があるけどどうか?、と聞かれたので、日本まで送れるのか?、と聞き返す。OKらしいので買ってみたが、切手が大きすぎて、絵はがきに張るのが大変だった…。ま、記念切手だから許してねって感じ(笑)。


7日目へ