今回のシリーズは、全体に強度は低め。そのかわりほとんどすべての曲に「今までとちょっと違う動き」が加わっています。強度を追求するのではなく、動きの幅を広げる（身体の可動範囲を広げる＋ステップのレパートリーを増やす）シリーズとしての位置付けになっているようです。

Nadiaは「BIG BROTHER」というイギリスの人気オーディション？番組の５回めの優勝者だそうです。１０人ほどの人の共同生活を完全中継したうえ、その場から追い出される人を定期的に参加者＆視聴者の投票で決めるという、「電波少年」「サバイバー」もかくやというような番組みたい。そんな過酷な状況に耐え抜いた彼女は、元男性だそうで。少し歌声ががっしりしてるのはそんなわけだとか。

久しぶりにフロアを斜めに進むフォーマーチが登場。ついでにニーアップ／レッグカールの動きなので、なんとなくボディアタックっぽい。１曲めということで、とくに難しい動きもありません。

あー後半とか回数とかあやふやですね。おいおい修正します。

【オプション】
■とくになし

【キメ】
■

BS60-05に続き、Usherの登場です。「Confessions」は全米で８００万枚を売り２００４年の最多セールスを記録した大ヒットアルバム。「Caught Up」はこのアルバムからの５番めのシングルカット曲で、最高位８位となっています。

ベーシックステップはＢメロに入ったところから、両手クロス→両手を真横一文字に開く（指は開いて）→両手クロス→脇に引く・・・という手の動き（ファンハンド：扇型の手）がつきます。よくあるペックデックアーム（肘を９０度に曲げる）ではありませんので注意。

今回のシリーズでは通常の「タップアップ・タップダウン」ではなく、フロアでタップダウンする足を後ろに大きく引きます（バックタップ）。さらに台の上でタップアップする足も、途中からワイドに開いてタップします。このとき、ワイドのタップアップに合わせて、足と逆の手を頭上に上げます。

最後のサビでは、４回めのバックタップの代わりにマーチで歩いてリード足を変えます。

【オプション】
■とくになし

【キメ】
■BS61-3へ続く（ダブルカウント・ターンステップ）

この曲、Body pump Musicさんが「次にBTSで使われそうな曲」として注目していた曲ですね。さすがです。
原曲はザ・ダークネス。収録されているデビューアルバム「 Permission to Land」は２００３年に発売され、全英セールス１２０万枚を突破。

今回の曲はターンステップのほとんどがローインパクト（跳んだり跳ねたりしない）と指定されています。サビのキックとのコンビネーションもやっぱりローインパクト。ハイインパクトの箇所が非常に少ないので、とても強度が低く感じるのではないでしょうか。

特徴的な動きは後半に出てきます。オーバーザトップ＋その場マーチの動きに前後の移動が加わり、斜め前方に対角線にステップ台を飛び越え（ダイアゴナルコーナー）、４歩でバックします。

【オプション】
■とくになし

【キメ】
■左足を台の上に乗せ、左手で前方を指差してポーズ。

Jody Leiは2003年２月「Showdown」でUKデビューした、R＆B界の歌姫。あんまりよくわかんない。

今回はあまりキツくない代わりに、ちょっとだけややこしい動きがサビにきてます。右リードでは

タップダウンとチャチャステップが間に入る以外はひたすら体幹をいじめるトラックです。【Ｂ】バックタップとサイドタップの連続でのポイントは、頭を（とくに上下に）動かさないこと。頭の上に何か乗せているようなつもりで。ほかのトラックのように普通にニーアップしていたら、まず間違いなく動いています。軸足と上半身は腹筋でがっちり固定してがんばりましょう〜。

【オプション】
■チャチャステップに合わせて、両手で胸の前をかきむしるようにぐるぐる回す動き。これは「餓えた獣のイメージ」なんだそうです。

【キメ】
■左手を横に払う。ひっぱたくようなアクションをしていたコーチもいました。

ボディステップ、それもパーティーステップでよく出てくる７回＋１回、３回＋１回のコンビネーションが連発です。同じ動きがけっこう連続するので、ついうっかり忘れてしまいそうになります。基本の動きは２種類。

■（キック＋ボールチェンジ）×７＋スイッチカール
ボールチェンジは最初はタップダウンで。コーチの指示で適当にボールチェンジに移行します。

■（スイッチカール）×３＋イージーウォーク
イージーウォークは、要するに床の上でやるベーシックステップです。今回はよく出てくるマンボではありません。後半はコーチの指示に合わせてピボットターンへ変化します。

■間奏はタップアップののち６歩で台の手前を歩いて逆サイドへ移動するだけ。後半はタップアップの代わりにサイドリフト（アブダクション）に変化。
腰から腿の横の筋肉に効かせる動きなので、足はかかとから持ち上げる意識で。つま先から持ち上げると高く上がるけど、何やってるかわかりません。

【オプション】
■イージーウォークの時。サスペンダーをしてるカーボーイが自慢げにサスペンダーバンドを手で胸の辺りに親指を添える（挟む？）と曲とリンクされて楽しめるらしいｗｗｗ（りりさん情報ありがとうございます！）

【キメ】
■台に足を乗せて、腕を頭上で振り回してキメ。よくわからないけど、腰も一緒に振った方がいいかな？

今回はちょっと変わったスピードストラドルが登場です。
台の手前も使った４歩ずつのストラドルステップで、台の上ジョグ４歩→ストラドルジョグ４歩→台の上ジョグ４歩→台の手前ジョグ４歩、という動きになります。イントロはゆっくり２歩ずつ同じ軌道で練習します。左の動画はそのイントロ。メインのスピードストラドルの動画はこちらからどうぞ。
サビはスタッターステップ４回で前進→８歩でフロアをバック。このとき踏み込みに合わせて両手拳を頭上で真横に振ります。

【キメ】
■台の上で２歩移動→両手を上にあげる→両手を１回軽くクロスしながら下へおろす→しゃがみながら両手を横に持ち上げてポーズ。
ニーアップの連続から続き、しかもかなり速いので決めにくいですがその辺は気合いで。

今回動きはそれほどハードではありません。縦ピークとしてはむしろ楽なほうでしょう。

Ｂメロ：片足ずつ台をまたいだら、そのままステップ台の上にジャンプして両足同時に着地。オプションとしては歌に合わせて、胸を２回前後に動かしたりするところも（アイソレーション）。

【オプション】
■Ｃメロ。４スクワット２回め（１往復め）、ガラスが割れる音に合わせて片手を振り下ろす。

【キメ】
■最後の「Why don't you do something?!」に合わせて、ステップ台を右から左に横切りながら、左手で前方指差し、右手を下に振り下ろす。
■・・・という感じのところが多いと思いますが、実はこの曲の決めポーズは「自分で動きを考えて！」と指示されているそうな。上記の振り付けは、ビデオだかワークショップだかで例示されたものなんでしょうか。

今回はトライセプスプッシュアップがありません。そのぶん、ワイドでの回数が若干多いです。

（１−２−１）の動きはボディパンプで頻出です。最初の１拍で動き、次の２拍はそのままキープ、最後の１拍で元の位置に戻します。