BS76のオープニングナンバーは、最近ボディコンバットでも多い２曲合わせ技。
しかもかなり激しくリミックスされていて、２つの曲がほぼごちゃ混ぜになっています。

出だし、BS76で繰り返しリフレインされる聴き覚えのあるフレーズは、1959年〜アメリカで放送されていたSFテレビドラマシリーズ「The Twilight Zone」のメインテーマから。日本でも「未知の世界」「ミステリー・ゾーン」のタイトルで放送されていましたが、さすがにステッパーでリアルタイムの記憶がある人は少数派かな・・。ワタクシ的には、「タモリ倶楽部」内の１コーナー「東京トワイライト・ゾーン」のイメージです（苦笑）。最初の「ボディステーップ！」のあとに入っている英語の台詞は、テレビドラマのオープニングナレーションをそっくり使っております。
続く男性ボーカルによるサビは、Flo-Rida（フロー・ライダー）の「In the Ayr」。米フロリダ州出身のラッパーで、この曲はBlack Eyed Peasのwill.i.amのプロデュースを受けています。
中盤、突如曲調が変わって入ってくる女性ボーカル、実はこっちが「Twilight Zone」です。男女各２人による４人組のコーラスグループ「The Manhattan Transfer」の曲（1979年リリース）で、先のテレビドラマのオープニングテーマをアレンジした曲です。この曲のPVがまた、実にあやしいんだ・・・。

「Twilight Zone」のメロディと「In the Ayr」のつながりは、本来関係ない曲なはずなのに見事。むしろ本来の組み合わせであるはずの中盤の瞬違和感が、なんだかおかしいオープニング曲です。

【オプション】
■イントロ。６回めのスクワットで、ガラスが割れる音に合わせて、左手を床に向かって振る。（グラスを床に叩き付けるように？）

【キメ】
■マーチに続いて、BS76-2へ。

「Keeps Gettin' Better」は、 デビュー１０周年となったChristina Aguilera初のベストアルバムに収録された曲です。レスミルズ的に登場頻度がとても高いアギレラなので、このアルバムはお買い得なのかも？。BP70-05、トライセプスの曲としても使われております。
この選曲もBS76のテーマ「宇宙」とひっかけてあって、歌詞のなかに「I'll hold the universe up And make your planets collide（私が宇宙を持ち上げて、あなたの惑星たちをぶつけてやる）」ちゅうくだりがあります。・・・意味が分からん？　HMVのインタビュー記事によりますと、この曲にはスーパーヒーローものの要素を入れているのだそうです。そのため、下で紹介しているアルバムジャケットの写真も、宇宙服のヘルメットっぽいのを被っているのです。ただしBS76のアレンジでは、この曲の上の歌詞の部分はばっさりカットされてるんですけどね（苦笑）

【オプション】
■ベーシックステップでは、Ｂメロ部分にオプションで腕の動きがつきます。
（１）両手を胸の前でクロス（２）両手を腰に引く（３）両手を前方に（４）両手を腰に引く

【キメ】
■最後にレッグカールを入れたあと、BS76-3のイントロ（Twilight Zone）に合わせて、左足からシックスマーチ。

原曲はオーストラリア出身のシンガーソングライター、カイリー・ミノーグの3rdアルバムから。 「ロコ・モーション」「ラッキー・ラヴ」「愛が止まらない」といった日本でカバーされた曲が多い人です。 実はこの曲もWinkに「あの夜へ帰りたい 〜Step Back In Time〜」という邦題でカバーされてたりします （アルバム『Sapphire 』収録）。

中盤でまたまた「Twilight Zone」がリフレインしてくるのが面白いです。ただしバックで流れているコーラスはStep Back In Timeのもの。ここ最近のBODYSTEPのリミックスはだんだん大胆になってきてるなと思います。

サビのコリオは、２キック＋ダイアゴナルオーバー＋４ステップバック。ここんとこはちゃんと歌詞に合わせて「Step Back（後ずさりする）」なのです。（まあ「step back in time」は「昔にタイムスリップする」的なニュアンスの成句になって、BS76のテーマにかかるわけなのですが）
なお、ダイアゴナルオーバーの最後の１歩は、ヒールタッチみたいです。

【オプション】
■最後のギャロップでは、腕のフリが付きます。（１→２）台に乗った足と同じ側の腕で上→下とポイントアームしながら台を移動　（３→４）踏み替えて方向転換しながら、両手を身体の前でぐるぐる回す

【キメ】
■ギャロップに続き、（♪Get Down and）左足からステップ台に乗る。（♪Boogie）左手でポイントアーム、左上→右下。（♪step back）左足で台を降りながら、左手を回して腰に。（♪in time）右足を下げ、右腕を倒して顔の前に構える。

BP68-06でも使われているこの曲は、オーストラリア・メルボルン出身の歌手、Vanessa Amorosi の2008年のアルバムから。BS44-02「The Power」もこの人の曲です。「Start It」は間奏のバックコーラスがまるでチアリーディングみたいですが、2008年の「オーストラリアン・フットボール（ラグビーともアメフトともちょっと違うスポーツらしい）」のテーマソングだったのだそうです。

【オプション】
■サビのジャンピングジャックのローインパクトオプションは、４マーチです。
■パワーニーアップ（コーナー）の部分、それぞれ５回めにコーラスの「♪Hey! You!」に合わせ、パンチアップ→正面を指差す。

【キメ】
■パワーニーアップ（コーナー）に続けて、（Hey!）右足から台に乗ってパワーニー、 (You!)左足を台の左下に降ろし、左手で前方を指差す、（♪Let's get it〜)左手で頭をくるんとなで、（♪Start it.）手を入れ替えて、右手で正面を指差す。

原曲は香港生まれのオーストラリア人姉妹によるユニット「Jackson Mendoza」。姉妹ともに女優さんで、姉のレベッカは「スターウォーズ Episode III」に出演（ブレハ・オーガナ）。妹のナタリーはTV番組や舞台のほか、「ムーラン・ルージュ」に出演してるとのこと。「Venus Or Mars」は1999年リリースのデビューシングルで、当地ではぼちぼちヒットした模様。その翌年もう１曲を発表後に解散してます。こちらにファンページが残ってて歌詞とか見ることができるんですが、ちょっとカタカナが悲しいことになってる・・・。あまりメジャーな曲ではないですが、BS76のテーマである「宇宙」にそのままつながってますね。（意味があるようなないような歌詞ですが・・・。）

今回のメインとなるコンビネーションは「ムーンウォーク」。Ｌステップニー（サイドから台に乗ってニーアップ→台後ろへのバックタップ）からの変形で、バックタップの代わりにシャッフル（両足入れ替え）を２回挟みます。右足を台に乗せる→左足ニーアップ→左足を台の後ろに付く→足を前後入れ替え→足を前後入れ替え→左足ニー→左足をサイド→右足をサイド

【オプション】
■アクロスザトップ。３〜４回め（２往復め）と７〜８回め（４往復め）に入るコーラスに合わせて、両腕を頭上で大きく振る。

【キメ】
■両手を拡げ右足で台に飛び乗り→両腕外回しで１回転→左足で踏み込みながら肘を曲げて両腕を倒す。

The Saturdaysは、2008年にイギリスでデビューし人気となったガールズグループの５人組（うち２人はS Club 8出身）。「Up」は08年10月にリリースしたセカンドシングルで、UKシングルチャート５位を記録したそうです。アルバムジャケットやPV映像でモノクロに映えるカラフルな衣装は、それぞれメンバー個人のイメージカラー。「Wideboys Remix」はオリジナルバージョンから派手な変更はないものの、多少アップテンポになっていて人気あるエディットみたい。

コリオは単純。ひたすらスクワットとニーアップを左右それぞれ交互に繰り返して３セット。

【オプション】
■特になし

【キメ】
■スクワットから身体を起こしながら、右手を下→前→上を指差す

・・・はッ、YouTubeでBeyonceのPVを見てるうちに、つい渡辺直美に夢中になってた。

そんなことはともかく、原曲は歌姫ビヨンセの2008年発表の同タイトル。BS76版はビート強めのノリノリなアレンジになってますが、原曲はもうちょっとスローで色っぽい感のある曲です。元々こういうリミックスもあるのかなーと思ったんですが、山ほどアレンジバージョンがあって結局わかりませんでした（^-^;　
ちなみに歌詞は、「シングル女性の人、手ェ挙げて！！　私のことをずっと泣かせっぱなしだったくせに、別れた今さら後悔しても遅いわよ。本気なんだったら指輪のひとつでもくれてたらよかったのに」ってな感じ。『Irreplaceable』同様、ダメ男との決別の歌みたい（苦笑）。

【オプション】
■Ａメロ後半。ベーシックステップに合わせ、足と逆の手を床に向かって交互に４回パンチ→Vステップに合わせて、両手を頭上で左右に振る。
この床パンチは、ビヨンセのPVにもちらっと出てきます。出てきますが、パンチしてるのはBS76-08で言うと３チャチャのとこなので、考え過ぎかも（苦笑）

【キメ】
■レッグカール（コーナートゥコーナー）→　左方向を向きながら、右足を台の向こうに踏み込み、ステップ台をまたいで立つ。右手の拳を握って顔の前にかまえ、機械音に合わせて開いたあと握り直す。
実はこれもビヨンセのPVからの引用ネタ。ビヨンセが金属製のグローブをした左手をぐっと握る表情のアップでPVが終わるのですが・・・。実はこのしぐさは、左手の薬指に光る、本人所有の５億円の婚約指輪を見せつけているのだそうです。つーわけで、コーチがやるように「左手」で決めるのが本来のキメなんですな。