事情をあまりよく知らない人のための解説ページです。
知っている人はさっさと後戻りして執筆してください。
流星皇子TOMMYとは?
月刊アウト1988年2月号。芦田豊雄氏の手による表紙がすべての始まりだった。
この号の巻末に載せられた芦田氏の「表紙のことば」を(勝手に)転載する。
「表紙の男の子は「宇宙少年BOY」といいます(安易なネーミングだ)。私はこのトコロ、このよーな熱血少年ヒーロー物のシリーズをやりたく、そして、冬のアニメ界を救ってくれるヒーローはこのよーな少年しかいないのではないかと思い続け、いちアニメーターのできる範囲の中で種マキをしたのでありました。どーか、この表紙を見てくれた業界の方々、興味があれば、ぜひ御一報ください(ムリだろーな)。」
ところが、ひょうたんから駒、この表紙の男の子はその後「魔神英雄伝ワタル」としてクリーンアップをうけてアニメ化され、本当に冬のアニメ界を救ってしまう。まさに月刊アウトを象徴するような出来事であった。
時は流れて1992年。15周年を迎えた月刊アウト5月号に、ふたたび彼は帰ってきた。
往時のアウトを思わせるパロディアニメの企画として、新たなキャラクターどもをつれ「流星皇子TOMMY」は蘇ったのだった。
その後、ソニーの担当者を道連れにしながらも、ドラマCD1枚が発売。次はいよいよOAV化か!?とおおいに盛り上がっていたところ、月刊アウト本誌が消滅。また彼は因果地平の果てへと去っていったのだった。
そして、1998年。奇しくも誕生から10年を経て、TOMMYはまた我々の前に姿を現した・・・。
キャラクター紹介
流星皇子TOMMY 本編の主人公。故郷・めレンゲ星を悪の軍団ロベンズにほろぼされ、たったひとりで地球にやってきた少年。もとはひよわな坊やだったが、運命の師・ずっぽん導師との出会いにより、修業を受け、必殺の「うねりんこネレネレクラッシュ」を体得する。 |
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ケイコちゃん 奥多摩博士の秘密研究所にすんでいるおちゃめな女の子。地球にやって来たTOMMYを発見し、研究所に連れて帰った。 |
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ずっぽん導師 東京と山梨の境の山奥に住んでいる謎の仙人。その過去は全くの謎だが、どうやらロベンズ軍団とは過去に何かの確執があるらしい。 |
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まいどくん ロベンズ四天王のひとり。姿はかわいらしいが、3メートルを越すボヨボヨボディで刃向かうものを圧殺する。 |
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タンビィ小林 おなじくロベンズ四天王のひとり。美しいものが好き。武器はなが〜く伸びて相手に巻き付き夜が明けるまでしゃべり続ける口。 |
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びろ〜んくん やはりロベンズ四天王のひとり。彼の背後を見たものはひとりとして生きのびていない。「びろ〜ん」としかしゃべれないらしい? |
Web Dorama第2弾は、末期月刊アウトの象徴とも言える、「流星皇子TOMMY」で、スタート。いったい、TOMMYの行く先に、どんな事件が待ち受けているのか?それは誰も知らない・・・・・・。