未来日記
なんとなく書店で見かけて衝動買い。こういうジュブナイルっぽい匂いのする本は大好きです。角川/少年エースは定期購読雑誌ではないので、まったく予備知識なしに購入しました。あ、ウンナンがやってた昔のテレビ番組(別物)も見てなかったから知らないよ。
主人公:雪輝が携帯電話に打ち込んでいた日記が、いつのまにか、未来の自分が書いた文章がよめる「未来日記」になっていた。人生勝ち組!と思ったのもつかのま、「未来日記」を持っていたのはほかにも11人いたのだ! そして物語は、日記を巡るデスゲームへと走り出す!
まあ、こんな感じ。
ジュブナイルっぽく「主人公の成長」という部分もあるんだけど、そのほかのキャラクタの描写がすごいです。もう強烈。特にヒロイン由乃は「成績優秀 美人で学校中の憧れの的」と述べられているんですが、実のところはっきり言って異常。このキャラが最終的にどういう扱いになるか、きっともう作者は考えているんだろうけど、それこそがこの作品の向かう道を如実に表しているんだろうなあ。
それから「各登場人物が物語の裏で何をやっているか?」という伏線があれこれ張り巡らされているのがいいですね。そりゃお互いを出し抜くのがテーマの話なので、それがなければなんにもならないんだけど、行き当たりばったりでは絶対無理。
先が気になったので、少年エース連載の続きもちらっと見ましたが、なんかまたすごいことになってそう。この先楽しみです。
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