大変長らくお待たせしました(謎)、「誰でも簡単に扱えるハイテク造形素材・型取くん」使用レポートです。  …って、1年?!(爆死)  それはこっちに置いといてぇ(撲殺) 

  そもそもは、悪魔城ドラキュラX・月下の夜想曲のアルカードの衣装を作っていて、あのっ派手派手しい細工入りの!大量のボタンを!どーするか?!?という問題に正面衝突しまして。  何が口惜しいって、全部ただの飾りボタンであって、機能しているボタンは1個も無いということでしょうか…不毛。  もっとも、あれだけの数のボタンホールを縫わずにすんだのは大助かりですが(苦笑)  なにしろ袖が左右で18個、見頃にやはり18個、合計36個ものボタンですから…当然「重くてはダメ」  来ている本人は重量に耐えられても、生地が耐えられませんので。  ただしコス衣装としては「見栄え重視で大振りのボタン」  更にこだわりの「べったりした金ボタンでなく、細工入り」 

  ええ、36個のボタンを揃えるのはできますよ、デザインを気にしなければ。  大振りのボタンもありますよ、重さを気にしなければ。  細工入りのボタンもありますよ、でも店頭も在庫も同一デザイン36個をクリアしてくれないんです。 

田舎なんて嫌いよー!!!

  失礼しました。  とまあ苦悩しておりましたら「ボタンも自作」という素晴らしい意見をいただき、挑戦した次第です。  なお、私は造形方面に関しては素人もいいところですので、詳しい方には「何を今更」な馬鹿を山のようにしているかと思います。  詳しい方は素人の馬鹿っぷりを楽しんでくださ(銃声)

「型取くん」の御紹介

発売元 武藤商事

[型取くん]  暖めると柔らかくなって、冷えると固くなるという黒いポリエチレンの塊、「酢コンブのよう」とは送ってくれたトカマクさんの言。  お湯に入れて柔らかくし、暖かいうちに原型に押し付けて型をとるという、いたってシンプルな使いかって。  暖めなおせばまた柔らかくなるので、何度も使えてエコロジー(意味不明)  型を取っている最中にちょっと冷えてしまったかな?という時は、ドライヤーの熱で軽く暖めれば大丈夫。  精密に型を取りたいときもドライヤー熱使用のようで。  おそらくZライトの類でもOK。  ヤケドに注意というほどの熱湯を使う必要もないので、かなり使いやすいと言えるかと…なんて書いてましたが、95℃のお湯に3分程入れておくことと書いてありました。  ゴムのように軟化するのが25℃。  手出持てる温度くらいに下がってから使用のこと、当然水気は切ってから。

原型素材

ボタン
  そもそもの目的はボタン作りなので、元になる金属製ボタン。  デザインも大きさも価格(笑)も気に入ったけど、重量の面で断念した代物。  軽い素材で複製できれば大ラッキーということで、これが本命。  結論から言うと、きっちり取れます。  問題は足の部分をどうするか…ということと、仮にこれで複製するとしたら、36個ものボタンを複製するにはかなりの時間がかかるor一気に複製するには大量の型取くんが必要になる、ということでしょうか(笑)
ブローチ
  田舎にいると、ドールハウス用の小物を入手するのも大変で…自作できればと言うよりせざるをえない辺り。  額縁ミニュアや鏡やらを目標に。
ブレード
  衣装のベストに使ったプレードの切れ端が、ふと目に入りまして。  「こんなのの型もとれるかな?」と、ただの好奇心(笑)  見事に型が取れました。  糸の一本一本が再現出来ていたのには、ちょっと驚愕。  難点は「何に使うの?」ってことですが(笑)

エポキシ使用

[エポキシ]

  ガラス製品やアクセサリーの修理用にコンビニでも売っている、エポキシ接着剤。  透明なボタンが奇麗に複製できました。  が。  臭いが、この世のものとは思えません  家族に嫌われること間違いなし!  ドラフターを使えるような場所でもない限り、使うものではありませんね。  何故こんなものを一般家庭用に販売しているのかと、不条理を感じておしまい。


自由樹脂使用

[自由樹脂]

  お湯で柔らかくして、自由な形に変形させられるプラスチック。  今回使ったのは白だけど、多種多用な色が市販されています。  軽いし、入手しやすいし、これでなら複製できるだろうなと、当初は有力視していましたが…実にあさはかでした。  お湯につけて、柔らかくするんです。  ええ、当然熱をもって…つまり型取くんも一緒に柔らかくなってしまうのですねえ。  えいやっと押し付けて、「はっ!」と気付きました。  「もう離れないわっ☆」とばかりにくっついたまま使いものにならなくなった、型取くんと自由樹脂に合掌。  ついでに言うと、柔らかくするのに必要なお湯の温度は、型取くんより自由樹脂の方がかなり高めです。  あちあちあちあちあち


パテ使用

[パテ]

  ホームセンター内をウロついてて見つけた、自動車の車体のキズを隠すために使うパテ。  金属色が出ているので、ドールハウス小物用に使えないかなと挑戦。  …乾燥するのに、とてもとても時間がかかります。  すごく薄くて小さなブローチ(というかピン飾り)枠を複製したのですが、1週間放置していてもベタベタが残っていました。  もしかしたら固まらないのか、混合比を間違えてしまったか。  とりあえず私は失敗。


樹脂粘土使用

  たまたまあったので、これも使っちゃえ!と試したもの。  ブレードを複製したところ、ちゃんと乾燥するまで待てば奇麗に複製できました。  でも重量があるので、今回のような目的でのボタン複製にはむいていません(笑)  ドールハウス小物を作るときには、色々と使えそう…ということで、○!

その他

使わなかったけど、使えるかな?という素材…
ポリパテ
  …書こうとして気付きました。  これは硬化するときに熱を出しますので、多分使えませんね(笑)
レジン
  持っているけど、実は使ったことありません(笑)  どうなんでしょう、これは固まるときに熱を出すのでしたっけ。  (熱は出さないけど、それはそれは匂うとの情報あり。)
UVクリスタル
  紫外線で硬化するので、普通は太陽光にあてます。  たとえ夏場と言えど太陽光で型取くんがふにゃふにゃになるとは思えないので、たぶん大丈夫でしょう。  型取くんの色が黒いので、やや不安ではありますが。  それよりも逆テーパーは紫外線が届かないので、多分失敗するでしょう。  濃く着色している場合も、先に固まった表面部分が光を遮ってしまうので多分アウト(経験談)。  透明なもの限定?
  …なにやら、透明ものばかりですね(笑)

  よくよく見ると、パッケージに

『「型取くん」を上手に使う方法として当社販売のプラスチック造形剤「プラリペア」おすすめします。』
って書いてありました。  あっはっは。

  結局ボタンは妥協できる物をトーカイで発見、チェーン店の強みを生かしていただいて大量に取り寄せ、事無きを得ました(?)  とっても楽しいオモチャ(殴)を送ってくださった、トカマクさんに大感謝!  宿題のレポートが遅れたですまない時期に到達して失礼しました(平伏)  なにやらプラモデル好きの知人の話によると、この型取りくんは実は入手困難な品だったとかで…いやはや(汗)  上記試用で使ったのはも2袋のうちの片方だけですので、いずれドールハウスを作るのに使わせていただくことでしょう。  …オルロックの間の中庭の噴水を…(はっ!)

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