招き込まれる 一条の
闇を貫く 一条の
光を散らす 薄き板

時に青、命の抜け殻 凍りゆく孤独
時に紫、自らの熱を伝えぬ 遠き不安
時に赤、熱き血の脈動 呼び覚ます怒り
時に黄、軽やかな そして強烈な警告の熱
時に緑、もの言わず其処に在り 光喰う生命

時に無色
何者をも通し そして通さぬ無の彩り



無の光

無の闇

闇に差し込む光


闇を貫く一条の光
散らし出づる淡き彩り
その彩り映す白翼すら 蒼き石畳の上 影を落とすほどに
鎧う身より 細き腕が掴むは弓

選び抜かれ 招き寄せられ 光と同じく
最後の一人
歓待の矢
遮りの翼
純白が影を落とすほどに身を鎧い

神の御言葉伝うるはずの
その姿 凍り付く魂の前に在りて
蝋燭の炎消え去る瞬間
炎がひときわ明るく辺りを照らし出す音
微かに揺れる羽毛が 黄金の糸が
ただ 受け止めしこと告ぐるばかり


蝋燭の芯 漆黒の墨に姿変えた後も
闇の中 融ける光
白き影は彩りを映す

何者をも通し通さぬ無の色を求め
総ての光を