第一主題 第二主題 第三主題 交響組曲 音楽院

ハイパーソリッド 闘神伝

COPYRIGHT(C)TAKARA CO.,LTD. 1995
分類:3D格闘
機種:プレイステーション
CODE:SLPS-00025
制作:TAM−SOFT
発売:TAKARA
価格:5800円(税抜き)
発売日:1995年1月1日
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旅立つ者がいる

  夕陽を背景に、男性の静かな低い声で語られるこの言葉。 これが総ての始まり。 わたくしどもを、此処においでの皆様方を、惹き付けてやまぬ「闘神伝」のシリーズの幕開けです。

全てを賭けた闘いが、今始まろうとしている

REVIEW  プレイステーション本体と、ほぼ同時期に発売されたポリゴン格闘ゲームとして、特に注目を浴びたシリーズ第一作です。 側転によってステージの奥行きを生かし、正に3Dの名に恥じぬ操作性を作り出しました。 また格闘ゲームが苦手な層にもゲームを楽しめるようにとの配慮の下、ボタン一つで必殺技を繰り出すことを可能とする等の工夫がなされています。 一方でその配慮が諸刃の剣となり、上級者層より簡単すぎるとの評価が下された事実も否めません。 ですが、必殺技発動の際のきらびやかな画面効果とあいまって、「技が発動することの楽しさ」を、初心者層に楽しませる目的は、十分すぎるほどの評価価値があるものと思われます。

MUSIC  一人の相手に対し複数回の戦闘を行う際、そのステージに流れる音楽は、最終的な決着が確定するまでは途切れることなく流れ続け、始まりのフレーズを何度も繰り返すことはありません。 このような音楽の扱いは当方の知る限り他で採用された例は無く、また残念なことに後の闘神伝シリーズに於ても廃止となりましたが、制作における決め細やかな心配りを感じさせる大変心憎い演出です。 更にカイン・アモウのステージにおけるジャズタッチ、ショウのステージにおけるパイプオルガン、ホー・ファイの隠し条件における演歌調等、独創的な空気を産み出すための演出として、音楽がふんだんに生かされていることも見逃すことはできないでしょう。

CHARATERS  また、登場キャラクターに対し魂を吹き込むことで、ゲームより更に一歩踏み込んだ魅力を作り出しました。 このシリーズを今なお愛する皆様方の、おそらくほとんどの方が、その魅力に惹かれているのではないでしょうか。 一人一人の参戦に有るバックグラウンドだけでなく、動作、そして勝利を得た際の喜びの声。 こと、エリスは動きも踊り娘らしく細やかでそして愛らしく、その魅力はゲーム自体には興味をお持ちでない方の心をも捕らえる程です。 また後のシリーズでは見受けられませんが、闘神伝第一作においては自分自身との戦闘があるためでしょうか、1Pと2Pのそれぞれのキャラクターが、容貌にすら明確に異なった特徴をもち、ある意味別個の存在として扱われている印象すらあります。 それが特に強く現れているのが、エリスやソフィア、デューク、ホーです。

OTHERS  残念なことに、いずれのキャラクターのエンディングも、映像的に、また語られる言葉としても、大変物足りないものと言わざるを得ないでしょう。 一方で、ガイアを、そしてショウを倒すことによって、スタッフロールの後に、使用キャラクターの秘伝必殺技の名称とコマンドそして映像とが紹介されます。 苦労の末にやっと倒した相手に対し、使用キャラクターが痛快に秘伝必殺技を決める様は、十分に褒美としての役割を果していると言えましょう。

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