にちゅ・・・・
「!ん・・・ん・・・ふぁ・・・」
「・・・・ん・・・む・・・・」
こくり、と巴が喉を鳴らした直後、剣心はその濡れ光る唇に口付けた。
口内には、未だ彼の放った精が残っており、それが為、巴は驚いた。
愛しい・・・。
自分の放った精を、ためらいもなく、幸せそうな顔で飲み下す巴を見て、剣心は堪らず接吻していた。
自分の精など構わない。
それどころか、自分の舌で巴の口内を清めるかのように、その柔らかい舌と絡め、吸い、口腔を掃き清めた。
その夫の想いを感じ取った巴は為されるが侭に任せ、舌を吸われては恍惚の表情を浮かべている。
ぽぉ、っと朱の差した頬が何とも愛くるしい。
この男性(ひと)しかいない。
巴の瞳はそう語っていた。
互いの睫毛が触れ合うくらいの距離で見詰め合いながら、ふたりの心は融け合って行った。
【溺レル程ニ愛シタイ】 −口愛(2)− Written by Myaa |
「今度は俺が・・・」
「・・・・!」
互いの舌を吸い合い、唇の離れて行くさ中、剣心がそう言うと巴は少し戸惑いの表情を見せる。
恥ずかしさ故の仕草だ。
頬を染め、視線をずらそうとする巴を見て、剣心は珍しくくす、と笑みを零(こぼ)す。
剣心は、恥ずかしそうに目を伏せる巴の瞼に口付け、そのまま唇で巴の美しい顔を辿って行く。
目から涙の通り道を辿り、唇へ・・・。
唇から鋭角的な顎・・・そして透けて見えるほど真白き喉へ・・・。
喉に吸い付くと、巴は身体をのけぞらせて小さなうめきを漏らした。
そのまま、着物のはだけた肩口へ、鎖骨を舌と唇で辿りながら滑り降りる・・・。
「・・・ぁ・・・ぁぁぁ・・・」
半開きの口から漏れる官能的な巴の声に、剣心の中心は再び昂ぶった。
上下の唇の間に唾液の細い糸が橋をかけ、その隙間から覗く白い歯と紅い舌のコントラストが、やけに艶めかしい。
巴の楚々とした表情は少しも損なわれることなく、男を蕩かす扇情的な雰囲気を醸し出している。
巴は目を閉じて、剣心の唇と舌の感触を、身体全体で受け止めようとしているようだ。
細い細い肩を征服した剣心は、そのままなだらかな膨らみにそって、ゆっくりゆっくりと下方へ向かう。
舌は、そこから伝わって来る感触が、先ほどまでとは異なってきたのを敏感に感じ取る。
そこは既に、巴の可憐な乳房だった。
「・・・っは!」
柔らかな丸みに達した剣心の頭を巴がかき抱く。
剣心の舌が一寸下へと動く度に、巴の腰はくだけ、何時の間にか床(とこ)に膝をついていた。
帯を緩め、純白の肌の露出部分を拡げる・・・。
やがて、新雪のように白く清らかな乳房の先端に、紅く色づく蕾が姿を現した。
「・・・あぁぁ・・・」
その突起が剣心の目に触れたと分かると、巴はびくびくと身体を震わせて、体内に溜まった熱い呼気を吐き出した。
きゅ・・・と自分の頭を抱いている巴の腕(かいな)に力が加わったのを感じ取って、剣心は奇跡のように柔らかい乳房に舌を這わせ出す。
乳房の一部を口内に含み、舐めしゃぶる。
柔らかい・・・そして温かい。
剣心は乳飲み子に戻ったかのように、魅惑的な乳房を吸った。
右の乳房を吸っている間には、左の乳房に指を這わせ、
左の乳房を舐(ねぶ)っている間には、右の乳房を弄ぶ。
やがて、巴の頂は、可憐(いじ)らしくしこり、ひくひくと震えながら剣心の舌を待つ。
「・・・ぁ・・・なた・・・っふ・・・」
言った刹那、剣心の舌が巴の頂を捉えた。
薄紅色のしこりに唾液をたっぷりと塗し、柔らかい舌で舐りまわす。
乳房に埋めるように舌で突起を押し込み、更に固くなった頂を口内でしゃぶる。
それだけで、巴は幾度も身体を戦慄(わなな)かせていた。
「!!・・見ないで・・・くださいませ・・・」
消え入りそうな声で言いながら、巴は小さな手で顔を覆った。
指の隙間から覗く肌が、真紅に紅潮している。
「愛らしい・・・巴」
剣心にそう言われた巴は、益々身体を紅潮させて、いやいや、と無言で首を振った。
今や剣心の目の前には、巴の和毛(にこげ)のような薄く柔らかな茂みと、ほとほとと濡れる秘唇があった。
着物の裾がはだけ、その隙間からは艶めかしく白い脚がすらりと伸びている。
白い足袋を履いた小さな足は、これから与えられるであろう愛撫に震えていた。
剣心は、小刻みに震える巴の下半身にゆっくりと視線を絡めた後、秘部全体を包み込むように、掌を置く。
「・・・・・!!」
びくん。
痙攣するように、巴の下腹が踊った。
その昂ぶった身体を労(いたわ)るように、慎ましやかな茂みを撫でる。
さら、さら・・・。
産毛のような感触。下の恥丘の白さが透けて見える程に薄い。
「はぁぁぁ・・・・・ぅぅ」
さら、さら・・・。
と茂みを撫でながら、剣心はその下に息づく秘唇に目を止めた。
慎ましやかな二枚の花びらは、ほとんど開いておらず、巴の貞淑さを象徴するかのように、奇麗な筋が通っている。
にちゅ・・・。
その割目にそっと指をかけると、ゆっくり、ゆっくりと左右に押し開いた。
わずかに紅潮した白い外唇が割れ、しとどに零れる愛液に濡れた桃色の肉が外気に晒された。
「ぅぁああぁぁ・・・・」
普段聞いたことのないような艶のある声を上げて、巴が喘ぐ。
その声の震えが伝わったかのように、巴の濡れそぼった襞がひくひくと揺れた。
「あぁぁっ・・・零れ・・零れる・・・!」
巴が堪えきれなくなったように小さな呟きを漏らすと、襞に埋もれていた窪みから、
とぷ・・・
と新たなとろみが零れ落ちて床を濡らした。
ねろ・・・。
「!!ぅっ・・あはぁぁぁぁ・・・」
何の前触れもなく、剣心の舌が巴の襞を舐り上げた。
とろみに満たされた襞は柔らかく火照っていて、吸い付くように剣心の舌を迎えた。
下から上へと舌全体を使って舐め上げると、上下二つの穴が快感に戦慄(わなな)く。
とぷ・・・とぷ・・・
と、後から後から溢れ出すとろみに、剣心の舌はすぐに唾液以外の液にまみれた。
「ぅああぁぁ・・・あ・・、なた・・・あなた・・・」
巴は、声を押し殺し、必死で喘ぎを噛み殺す。
それでもなお溢れてくる声に、巴は細い指を噛んだ。
ぬるっ・・・
「うあぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・あっ・・・あ・・・」
濃密な粘りを絡み付かせた剣心の舌が、ぬるりと膣の中に押し込まれると、巴は今際の際のような悲鳴を上げて身体をのけぞらせた。
このような刺激を受けたことのない巴の女唇は、多量の愛液を分泌させて子宮を震わせる。
そのまま膣内を舌が舐り、しゃぶり出すと巴は幾度も痙攣を繰り返した。
愛しい夫の名を幾度も幾度呼び、剣心はそれに応えるかのように舌を蠢かした。
やがて、巴は今までとは比べ物にならない高みが迫っているのを自覚する。
頬は紅潮しきり、呼吸は激しく乱れている。
泣いているかのように潤んだ瞳で、巴は夫を見た。
剣心は優しく笑うと、宥めるように背を撫でた。
そして、愛撫が再開される。
あまりにも心の篭った愛撫に、巴は一息に駆け上った。
「・・・!!・・・!!!んーーーっ!!」
ぷしゅ・・・!
幾度目か、剣心の舌が膣をえぐった刹那、秘唇の上方の窪みから、勢い良く熱い液体が迸った。
びくびくと全身を震わせて、巴が達する。
時折起こる痙攣に、熱い飛沫が溢れた。
「ああぁ・・ぁあ・・・ぁぁぁ・・・お、小水・・が・・・・」
しゃぁぁ・・・・・
ちろちろちろちろちろ・・・・
羞恥と夫への罪悪感に震えながらも、達して弛緩しきった身体は言うことをきかない。
僅かに黄色味を帯びた液体は溢れ続け、未だ巴への愛撫を続ける剣心の頬を濡らす。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
しゃくり上げながら赦しを請う巴。
しかし剣心は全てを諒解しているかのように愛撫を続け、子供をあやすようにその背を撫でる。
ちょろ・・・
やがて事が終わると、剣心はそこを自らの舌を使って清め出す。
幾度も達し、過敏になっているその部分を丁寧に舐められて、巴は身体の芯を震わせた。
「ぁぁ・・・ぁぁ・・・あなた・・・」
「・・・可愛かった、巴」
「・・・ああ・・・あなた・・・!」
巴は感極まったように、優しく笑う夫の胸に涙に濡れた顔を埋めた。
(第二回「口愛(2)」了)
みゃあの後書きらしきもの
うー・・・・・・またやってしまった((((((^_^;)。
これはある意味前回以上にヤバイ。いやヤバ過ぎる・・・(-_-;)。
あ、あの・・・怒ってます?
あの、その・・・うぅっ・・・(T^T)。
ま、まずったかなぁ・・・でもでも・・・剣心ばっかりじゃ不公平でしょ?(核爆)
やっぱり巴ちゃんにも・・・ああっ、視線が白いっ!!
うぅ・・・ごめんよぅ(;_;)。オイラが悪かったよぅ。
・・・と反省はこれくらいにして(笑)、
いやぁ・・・今回も異常に濃いですねぇ。こんなものに1時間もかけていていいのか、みゃあ!?
もっと他にやることがあるんじゃないのかっ!?せっかくのバイトのない日にっ!?
いや、いいんだ。
・・・ふっ、どうせオイラは汚れだよ(T^T)。
しかしなぁ、幕末編の何が違和感あるって・・・「俺」なんですよね、「俺」。
・・あああっ、「拙者」と言わせたいっ!!(笑)
やはりこれは、否応もなく薫編発動かっ!?(爆)
薫のが見たくない、という人は早目に言っといてください(笑)。
書き始めてしまうから(超爆)。
で、では・・・次回また。
(うぅ・・・前の感想が来ないよぅ(;_;)。無言の怒りだっらどうしよう(ーー;))