ぱぱげりおんIFのif・異聞

ぱぱげりおんIFのifのIF
第五話


平成14年10月26日校了

平成15年1月13日改訂版



 どこまでも続く砂浜。
陽光に煌めく波が、寄せては返す音だけが聞こえて来る。
自分に降り注ぐ光が遮られたのに気付いたシンジは、ゆっくりと目を開けた。

「目が覚めた?」
「ここは?」
「シ〜ンジ君はぁ、なぁ〜にを、寝・ぼ・け・て・る・の・か・なぁ?」
「なんだ、マナか」
「なんだじゃないでしょぉっ。
 せぇっかく、超〜ぉ可愛い水着を着てるのにぃ。
 シンジ君、ちょっとも誉めてくれないのねっ。
 あたし泣いちゃうぞぉ」
「ゴ、ゴメン」

淡い紫色のセパレートの水着を着たマナは、ちょっとすねたように口を尖らせた。

「えへっ、うっそ♪」

その場でくるっと一回りしてみせる。
トップは肩紐が無く、アンダーもちょっとハイレグぎみで、アピール度は抜群だ。

「どう、似合う?」
「あ・・、うん、その・・・、に、似合ってるよ」

シンジは予想通り、頬を真っ赤にして何度も頷いた。

「ありがと。
 行こ、みんな待ってるよ」
「あ、うん」

シンジは立ち上がると、差し出されたマナの手を取って歩き出した。


ビーチのすぐ後ろにある小さな白いコテージ。
周囲は芝が張られ、シュロやヤシの木が植えられている。
テラスに置かれたテーブルセットの横に、バーベキューグリルが置かれていた。
グリルから皿に肉を移したレイが顔をあげる。

「お帰りなさい」
「何よアンタら、手なんか繋いじゃってぇ!
 もぉ、おアツいんだからァ」

アスカは意地の悪い笑みを浮かべると、肘でつんつんとシンジをつついた。

「いいのぉ、レイぃ?
 あなたのシンジ様は浮気してらっしゃいましてよぉ〜?」

今度はレイを肘でつつく。

「浮気って、アスカ!」
「いいじゃん、手を繋ぐぐらい」
「ふふっ。
 さぁ、座って。
 冷めないうちに食べましょ」
「はいはい、ったくもぉ。
 からかい甲斐の無いカップルね」

慌てて繋いだ手を放したシンジ、ちょっと残念そうなマナ、あくまでも笑みを絶やさないレイ、苦笑を浮かべたアスカ。
4人はテーブルに付くと、食事を始めた。


 水平線に解け込むように夕日が沈む。
オレンジ色に染まった世界に、心地好い風が吹く。

「風が気持ちいい」
「そうだね」

テラスの手すりに身を預けて並ぶシンジとレイは、じっと海の落日を眺めていた。
リビングのソファーに座って様子を窺っていたアスカは、そっとマナに囁きかけた。

今晩、やるわよ
OK。
 あの二人、ほっといたら一生何もしなさそうだもんね
もう知り合って6年よ、6年。
 ほんと、二人とも奥手なんだから・・・

2人はもう一度テラスの2人を見ると、くすっと意味ありげに笑いあった。


 シンジがバスルームから出て来た時、リビングでは既にテーブルにはいろいろなものが並び、夜の部が始まっていた。

「先にやってるわよ」

アスカは自分のグラスをかざしてみせた。
レイとマナがキッチンから出て来ると、カナッペを乗せたトレーをテーブルに置く。

「わっ、すごいや」

袋菓子などではなく、全てが手作りのスナックだ。
シンジは、レーズンバターを乗せたクラッカーをひょいっと口に入れながらソファーに座った。

「碇君、お行儀悪いわよ」
「ははっ、おいしそうだったからつい」
ふふっ、今夜のメニューはもっとオイシイのがあるわよ
「ん?
 アスカ、何か言った?」
「べっつにぃ。
 マナ、それ取って」

アスカがマナの前にあるボトルを指差す。

「はい」
ばっちり?
まかせて♪

ボトルを受け取ったアスカの囁きに、マナは小さく頷いた。
氷を入れたグラスに飲み物を注いでやると、シンジに手渡した。

「ありがとう」

受け取ったシンジは、風呂上がりの乾いた喉に一気に流し込んだ。

「ぷはっ」
「はい、おかわり」
「あ、うん」
「レイは?」

シンジのグラスにおかわりを注いだアスカは、レイにボトルを差し向けた。

「ありがとう、頂くわ」

差し出されたグラスにも飲み物を注ぐ。

「なくなっちゃた。
 取って来るわ」

席を立ったアスカは、空になったボトルを持ってキッチンへ向かった。
やがてスナックも飲み物もくなる。
片付けのために席を立とうとしたレイは、腰を浮かした途端ふらついた。
シンジがあわてて支えてやる。

「綾波、だいじょうぶ?」
「ええ」
「疲れちゃったんじゃないの、片付けはあたし達でやるから」
「そうね。
 シンジ、アンタはレイを部屋に連れて行ってあげて」
「うん」

シンジはレイに肩を貸して立ち上がった。
しかしレイはそれすらおぼつかない。
一瞬考えたシンジは、残った腕をレイの足に回して抱えあげてしまった。

「いかりくん・・・」
「こうしないと危なそうだしね」

頬を染めて言い訳がましく言ったシンジは、お姫様だっこしたままのレイを抱えて部屋まで行った。
ベッドに寝かしたレイに微笑みかけると、そっとシーツを掛けてやる。

「ありがとう」

近くにあった丸椅子に腰掛けたシンジは、額にかかる前髪を掻き上げてやった。
シンジの手に、レイの手が重なる。

「冷たくて気持ちいい」

自分の手を重ねたままに頬に当てるレイ。
シンジは不思議な感覚を覚えた。
重ねられた手の感覚が大きく増幅され、腕を駆け上がって心の奥深くに達する。
奇妙に喉が渇き、脈があがる。
そしてその感覚は、やがて全身を駆け巡った。

それはレイも同じだった。
頬から伝わった感覚が、全身にふわっとした気だるさと暖かさとなって伝わる。
それまでうっとりとした表情で目を閉じていたレイは、目を開けるとシンジをじっと見つめた。
ちょっと潤んだような熱の篭った視線に、シンジの脈が更に激しさを増す。

「い、かり、く、ん・・・」
「あ、あや、なみ・・・」

とくん、とくん、とくん、とくん、とくん

握ったままの手に感じる互いの脈がシンクロする。

とくん、とくん、とくん、とくん、とくん

「あぁ、もぉ!
 じれったいなぁ!」
「ちょ、ちょ、ア、アスカっ!」

突然入り口から聞こえた声に、シンジもレイも固まってしまった。
そこには眉を釣り上げたアスカと、引き止めるマナの姿があった。

「バカシンジっ、アンタ男でしょうが!
 そういう時はガバ〜ッと行っちゃいなさいよ、ガバ〜ッとぉ!」
「ちょっと、アスカ。
 もぉ・・・、せっかくいい感じだったのにぃ。
 ダメじゃないのよぉ」

ずかずかと入り込んで来て、目が点のシンジの鼻面に指を突きつけるアスカ。
マナは入り口の柱にもたれて頭を抱えていた。

「でもさぁ、シンジ君もシンジ君よ。
 レイのコト好きなんだったら、こういう時は、ね」

苦笑を浮かべたマナは、言いながらウインクしてみせた。

「レイ、アンタも、もう我慢できないでしょ?」

その問いかけに顔を真っ赤にしたレイは、恥ずかしげにシーツをかぶったが、それでも目はシンジから離さなかった。

「あの・・・、その・・・、アスカ・・・。
 こんなのよく無いよ、調子悪そうにしてる時に・・・」
「ふふっ、調子が悪いんじゃないのよ。
 そ・れ・にっ♪
 ここをこぉ〜んなにしといてぇ、言う台詞じゃないわよねぇ♪♪」

ニヤッとした笑いを浮かべたアスカは、シンジの中心をちょんとつついた。

「あうっ」
「アンタ達、こうでもしなきゃ、一生何もしなさそうだもん。
 だから、ちょっと仕掛けをさせてもらったのよ」
「あぁ〜あ・・・、バラしちゃったぁ」
「どういう事なの、マナ?」

シンジは、額に手をあてて呟いたマナに問いかけた。

「シンジ君も綾波さんも、雰囲気はいいのにぜんぜん進展してないでしょ。
 このままじゃキス一つするのに何年かかるか判ったもんじゃないな、って思って。
 だから、一服盛らせてもらったのよ」
「一服?」
「えへへっ、ちょ〜っと気分を盛り上げる薬をねぇっ」

アスカは、怪しげな色の瓶をポケットから出すと、振ってみせた。

「飲み物全部に入れといたの。
 レイが調子悪そうに見えるのも、シンジのソレが元気なのも、みんなこの薬のせいよ。
 だから・・・」

怪しいというか妖しいというか、そんな笑みを浮かべたアスカは、瓶をサイドテーブルに置いてシンジの後ろに回ると、きゅっと抱きついた。

「アタシ達も、飲んじゃってるのよ」

気だるさを感じさせるような、アスカらしからぬ調子の声で囁きかける。
耳にかかる息がくすぐったくて、シンジは思わず首をすくめた。

「ふふっ、どう、アタシのバスト。
 感じちゃう?」
「あ、ああ、ああっあす、っす、すっすう、ぅあすかぁ・・・」

シンジは背中にゆるゆると摺り付けられるやわらかな山の感触と、その頂上にある固いモノの感触をも敏感に感じ取って、あたふたとしてしまう。

「マナ」
「OK」

マナもアスカと同じ種類の笑みを浮かべると、ずいっとベッドに上がり込み、バッとシーツを剥ぎ取った。

「きゃ!」
「だぁいじょ〜ぶぅ、こ、わ、く、な、い、よぉ〜っと!」

にじり寄ったマナは、レイのTシャツの裾に手を掛けると、一気にまくりあげた。

「ひゃっん!」

羞恥に身を縮めようとするレイ。
しかしそれは、薬の影響で緩慢な動作でしか無かった。
真っ白な肌に、淡いペィルブルーのブラの色が映える。

「うふっ。
 綾波さん、カワイイ♪」
「や・・・んっ!」

レイの脇腹につつっと指を滑らせる。
くすぐったさに身を縮めるレイ。

「えへっ、あたしも脱いじゃおっと♪」

マナは白いワンピースをぱっと脱ぎ去った。

「ほぉらぁ・・・、見とれてないで。
 ア・ン・タ・もっ」

アスカはシンジの着ていたアロハシャツに手を掛けると、一気に脱がせた。
再び抱きついたアスカが触れる背中には、布地の感触がしなかった。
アスカはいつのまにか、タンクトップも短パンも脱いでしまっていたのだ。

「さぁ、これも取っちゃいましょうねぇ」

プツン

小さな音がした。
ブラのホックといっしょに正気の糸も切れてしまったのか、レイはされるがままになっていた。

「あはっ、もうこんなになっちゃってるぅ♪」
「はっん!」

膨らみの頂にあった突起を摘ままれたレイは、ぐっと身をのけぞらせた。

「あ・や・な・み・さん」
「あっ、ちょっ、ストップ!!」
「え、なになに?」

くっと突き出された顎を捕まえて顔を寄せたマナを、アスカが慌ててとめた。

「一番最初はシンジのモノでしょ。
 アンタが先に頂いちゃダメじゃない」
「う〜ん、味見くらい」
「ダァメッ!
 ほら、シンジ、ボケボケしてないでマナと交代交代!」

アスカはシンジを無理矢理立たせると、背中をどんと叩く。
よろけたシンジは、ちょうどレイに多い被さるように倒れた。


 遠くに潮騒が聞こえる。
窓から流れる風がカーテンを揺らせる。
部屋に4人の息遣い以外に聞こえるものといえば、それくらいだった。

「あやなみ・・・」

ベッドに上がったシンジは、恥ずかしげに身を縮めていたレイを、そっと抱きしめた。

「いかりくん・・・」

最初はぴくっと震えたレイも、シンジのぬくもりを感じると、安心したように緊張を解いた。
じっと見つめあったあと、レイの目がふせられる。
シンジはゆっくり顔を近づけると、そっと唇を重ねた。

「ん・・・、ふ」

最初は軽く触れただけの唇が、ちょっと離れて再び重なる。
やがて力なく開かれた隙間から伸びた舌が、ひっそりと縮こまっていたレイの舌を捉える。
触れた瞬間クッと寄せられた眉根は、すぐに力が抜けた。

「ふ・・・、ちゅ、む・・・、んふ」

唇と唇の間からときおり漏れる吐息が鼓膜を刺激し、それが全身に伝わる。
最初は所在無げに漂っていたレイの腕は、いつのまにかシンジの背中に回されていた。


シンジ君、意外とやるわね
なんか、レイがうらやましい・・・

うっとりとした表情のマナ。
つまらなさそうにしているアスカ。
ベッドの端に座ってじっと様子を見ていた2人は、頬を上気させて呟いた。

だぁ〜め、我慢よ
「んうっ!」

マナは甘い声で囁くようにたしなめると、アスカの顎をくいっと掴んで唇を合わせた。
驚きの表情を浮かべたアスカだったが、すぐに目蓋を閉じ、積極的に舌を絡める。

「ちゅ・・・、ん、ふ」

その様子は、シンジとレイよりも遥かに情熱的だった。


「ん・・・、はぁ」

長い長い時間合わさっていた唇が、ようやく離れた。
上気したレイの肌は、淡い桜色に染まっている。
シンジは唇をずらすと、頬から顎に滑らせ、首筋に吸い付いた。

「んふ・・・・ぅ・・・」

その度に肌に赤い刻印が増え、吐息が漏れる。
背中から脇腹をさまよっていたシンジの手が、少しづつ体を這い昇り、やがて胸の膨らみを包み込むように捉えた。


マナは、広いキングサイズのベッド、シンジたちの足元のスペースに倒れ込むと、アスカの胸に手を這わせた。

「ふんっ」

唇が合わさったままで、逃げ場を失った吐息が鼻から漏れる。

「ぷはっ!
 はぁ・・・は、あっ、んくんっ!」

アスカの唇と舌を開放したマナの唇が、さっと顎から首筋、鎖骨を流れて胸に到達する。
マナが頂上を甘噛みしたとたん、アスカは悲鳴のような嬌声を漏らした。


シンジの手が二つの膨らみをまさぐり、時折頂の突起を転がし、挿み、押し付けるように指が流れる。

「はぁっ・・・・っん」

その度にレイの口から、薄桃色に染まった吐息が漏れる。
その声に急かされるように、シンジの唇が手を追って胸の突起を捉えた。

「ん、はっ・・・、あ・・・ん」

きゅっと身をのけぞらせ、ぽふっと落ちる。
縦横に這いまわるシンジの舌に、既に固くしこった突起が更に固くなる。
肌が白いせいで妙にコントラストが目立つ桜色の頂は、快感にうち震えていた。


胸から流れた手が、脇腹を何度か往復し、太股を撫で、膝をかすめて内側に回り込み、内股を這い昇り、アスカの中心を覆うようにして止まった。
そこは既に、薄い布地を通して形がはっきり判るほどに潤い、ひくひくと震え、マナの指を待っていた。

「んあっ!
 は、ん、・・・っあふっ。
 んっくぅーっ」

泉の中心を巧みに避け、周囲を擦り続けた指がすっとあがると、今度はショーツの裾から中に侵入する。
髪よりも少し色の濃い茂みで何度か往復し、やがて最も大切な部分に到達した。

「あっ、いゃん!
 うんっ、やっ、・・・あぁっ」

充血して小指の先ほどに膨らんで存在を主張する突起をきゅっと摘ままれると、アスカは大きく背をのけぞらせた。
ショーツから手を引き抜いたマナは、アスカの目の前に指を持っていって広げてみせた。

「もう、こんなになってるよ」
「やんっ、ばか」

指の間にキラッと光る糸が伸びる。

「きゃうっ!」
「アンタだって、ほら」

くちっ、くちゅ

「は、んっ、あん!
 あ、そこ・・・、やんっ、あ」

大胆にショーツに潜り込んだアスカの指が、マナの泉をこね回す。
粘っこい水音が響き、マナの意識を揺さぶり、薄桃色の霞をかけた。


シンジの指が、レイの中心をまさぐる。
湧き出した蜜でぴったり張り付いた布地と襞がいっしょくたにこねられる。

ちゅく、ぴちゅ、くちゃ

妖しげな音が響き、それがシンジの指を、より大胆に動かす。

「あ・・・、あんっ、ふぅっ、あんっ!
 や・・・、ん、あ・・・いや・・・、あっ」

右手は中心を蹂躪し、左手と唇が胸を刺激する。
レイの口からは吐息と嬌声とだけがこぼれ続けた。
そのうち胸を離れて臍で何度か往復したシンジの頭が、下腹部まで下がって来る。

「綾波、見てもいい?」

一瞬何を言われたか解らなかったレイは、その意味する所を理解すると羞恥に顔を赤らめたが、しかし、こくっと小さく頷いた。
シンジの手が淡いペィルブルーのショーツに掛り、ゆっくりと引き下げる。
ショーツより少し色のはっきりした水色の茂みが顕になり、露に濡れて光る薄紅色の丘が見えると、シンジは残りを一気に引き下げた。
ふわっと女の匂いが立ち上る。
レイは固く目を閉じると、小さく震えていた。
足首から小さく丸まった布地を抜き取ったシンジは、レイの一番大切な部分に視線を注ぐ。

「ここ、きらきらしてて、ピンク色で、すごく奇麗だよ・・・」

シンジは大胆に顔を近づけると、指で割り開いた。

「ひゃん!」

外気に晒されたせいで沸き起こった感覚に、レイは思わず悲鳴をあげた。
シンジはレイの呼吸にあわせてひくひくと蠢くそこに、誘われるように口を付けた。

「あふっ!
 や、ダメ、そ、こは、・・・やぁっ!」

シンジの動きに合わせて、絞り出すように声が漏れる。
しかしシンジは、動きをやめなかった。
びくびくと震えて暴れるレイの腰を抱えるように腕を回したシンジは、更に大胆に舌を這わせる。
やがてレイの腰の動きが、かくかくとしたものから、小刻みにぶるぶると震えるモノに変る。

「ん、くん、はっ、や、や、あ、ああっ、だめ、とぶ、とんじゃうっ!
 ひゃ、あ、はん、あ、だめ、だめ、だめ!
 やっ、くっ、は、ああっ、あくっ!
 あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!」

多い被さったシンジごと持ち上がったレイの体が硬直し、二度三度と大きく痙攣すると、ぱたっと崩れ落ちた。


お互いにショーツも脱いでもう一度絡み合う。

「ね、マナ、いっしょに」
「うん」

上になったマナはくるっと体を入れ替えると、アスカの顔を跨いだ。
すぐにお互いの中心に顔を埋め、指や舌を這わせだす。

ぬちゅ・・・、ぬちゅ・・・、ぴちゅ、くちゅる。

音を立てながら吸い付き、突起を擦る。
泉の中心から、白く濁った蜜が流れ出した。

くちゅっ、ぬちゃっ、ぬちっ、ぴちゃ、くちゅっ。

「くっ、ひゃああぁぁ・・・、マナぁっ・・・、あんっ、はんっ、くぁっ、ふぅあ」
「ああっ・・、ア、アスカっ、もっとっ!」
「くぁん、ひっ、あ、あん、ひゃん、あ、あはぁっ、ふぅ、あっ」

互いの動きが激しくなる。

「ひゃっ、あん、こんな、あん、イイ、あうっ、はん、あっ、はぁ」
「あひっ、んあっは、あひっ、イイわっ、そうよ、マナっ」

くちょ、ぴちょ、くちゃ、ぬちゃ、ぴちゃ、くちっ。

二人はお互いに激しく相手を攻めたてる。
相手を攻めれば攻め返され、自分でシているのか相手にシているのか判らなくなり、それがまたお互いの動きを加速する。
水音がますます激しくなった。

ぐちゅっ、ずちゃっ、にゅちゅっ、ぴゅちっ、ぐじゃ、じゅちゅっ、ぐちゅっ。

「あくぅう、あはあっ、もう、だめぇ!
 あたし、あたしぃ・・・、イクっ、イッちゃうぅ!」
「ああっ、いいわっ、キてっ、キてっ!
 アタシもぉっ、お願いっ!
 マナっ、一緒にぃぃ!!」

2人の体が硬直し、ピンと伸びる。

「「ああああああっ〜〜〜〜〜〜!!
 いくうううぅぅぅ!!!!」」

2人は全く同時に汗ばんだ体を思いっきりのけ反らせ、絶頂を迎えた。


シンジは小刻みに振るえるレイをぎゅっと抱きしめると、もう一度唇を合わせた。
今度はレイも大胆に舌を絡めて来る。

「綾波、僕、もう我慢できないよ」

こくん

レイは恥ずかしげに小さく頷いた。


アスカ
うん、いよいよね

絶頂の後の気だるさのままに身を起した2人は、モノに手を添えてレイの中心を窺うシンジの様子をじっと見守っていた。


「綾波、いくよ」

くっ、つぷっ

「あっ・・・く」

頭が入り込んだのを感じたシンジは、ゆっくりと腰を進めた。

「は・・・あ・・・っあ」

もう一度重なって、きゅっと下唇を噛んで耐えるレイを抱きしめたシンジは、一気に根元まで押し込んだ。

「はぐあっ!!」

初めての感覚にのけぞって声をあげたレイの頭を抱えると、もう一度キスをする。
シンジのぬくもりに包まれて安心したのか、レイの体から力が抜けた。


シンジ・・・、レイ・・・
綾波さん、奇麗・・・

とうとう一つになった2人の様子を、うっとりと眺める。

もう、アタシ達がいなくっても大丈夫よね
そうね、あたし達の役目はここまで
シンジ、レイ・・・、おめでとう
シンジ君、綾波さん、お幸せにね

嬉しそうな、しかしどこか寂しそうな笑みを浮かべた2人の姿が徐々に薄くなり、やがて消えた。


やがて呼吸の落ち着いて来たのを見計らって、シンジはキスを止めた。
銀色の橋が架って、すぐ途切れる。

「じゃぁ、動くよ」

こくん。

レイは小さく頷いた。
まるで何かを探ろうとしているように、固く目を閉じる。

「う、はう」
「あ、あんう!」

シンジの動きに、レイが反応する。

「あ、ん、あ、あっ、はぁ、・・・んはぁ、、あん、あうっ」

腰のリズムに合わせて、歌うような喘ぎ声があがる。

「あ、あん、あ、あっ!
 い、いかりくん、わたし、わたしまた・・・んう!
 あ、・・あぁ・・ん・、あひう!」
「はぁ、はぁ、はぁ、綾波、すごいよ、綾波ぃ!」

熱くうねる襞の感触に、シンジは自分のモノが溶けそうな感覚を感じていた。

「はうぅ!
 あやなみ、あやなみぃ!」
「あああああ、いかりくん、いかりくん!」

レイの体が小刻みに震え出す。
シンジもいよいよ限界が近いのか、息が荒くなって来る。

「ひうあぁ!
 あ、あうんっ!
 わたし、また、ういてる、とぶ、とんじゃうぅ!
 ひあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
「うくぅ!
 はぁ、はぁ、はうっくあぁ!」

レイがシンジを締め付けた瞬間、シンジもレイの一番奥深いところで弾けた。

「んうぁっ!」

奥にぶつけられるシンジの想いのたけに、レイの体がわななく。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「ん・・・む」

快感に震えながら、激しいキス。
やがて2人は、固く抱き合ったまま眠りに落ちた。





ドモドモ、J.U.タイラーでっす!(^^)/

 はい、「トリプル・イフ」こと「ぱぱげりおんIFのifのIF」の第五話をお届けします。
んでね・・・。
あの、ね・・・(^^;
いや、ほら、えっと・・・、そのぉ・・・(^^;;;

ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!εεεε(;^^)//

\(^^;)/ =3 =3 =3 =3 おおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!

ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!εεεε(;^^)//

\(^^;)/ =3 =3 =3 =3 おおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!

な、何をうろたえとるノン?ヾ(^^;)>自分

いや、ほら、とうとうこっちまでヤッちゃったしぃ・・・(^^;
しかも3×1のハーレム状態(^^;
「ダブル・イフ」はエヴァ同士の3対1、こっちは人と人の3対1です。
でも「1対3のくんずほぐれつ」を期待した皆さん、ゴメンナサイ。
さすがにそこまでは、恥ずかしくて踏み込めませんでした(苦笑)
というか、初めっから予定してませんでした(笑)
内容もスゴイことになってますが、もしやるとしたら、これのアフレコもすごい事になりそうですね(苦笑)

「林原様、何卒宜しくお願いします」(木亥火暴・ぱ〜とつぅ)





次回予告

一つになったシンジとレイ。
一つになった二人の想い。
そして今、人類の新たな歴史が始まる。

次回、「ぱぱげりおんIFのifのIF」・最終話

合言葉は、トリプル・イフ!



 いやぁ、小説って、本当にいいもんですね。
それではまた、このページでお逢いしましょう。

でわでわ(^^)/~~