『黙示録』序章〜終わりの始まり〜


作:神楽 社







「ユグドラシルにウイルス侵入!」
火事場とも思える騒々しさでオペレーター達があわてている
「防壁を展開しろ!くそっウルドがいない時に・・・」
責任者と思える男の声がする
「防壁を展開・・・防壁突破されました」
「このままではユグドラシルが侵蝕されます」
別のオペレーターが声を上げる。
「マザーコンピューターを隔離!すべての外部接続を断て!大至急だ!」
「しかし、それではこの世界にも影響が・・・」
オペレーターの一人が進言する。
「このままではユグドラシルの機能すべてが侵蝕される、急げ!」
男の一喝でオペレーターは弾かれたように動き出すが・・・
「駄目です!こちらのコマンドを受け付けません!!」
オペレーターは悲鳴にも似た声を上げる。
「やむおえん・・・ユグドラシルの主電源を落とせ、そして再起動だ!多少の損害は考慮するな!」
「はいユグドラシルの主電源を落とします!・・・駄目ですすべての手動コマンドも停止しています」
「なんだと!?」
「ユグドラシルが侵蝕されるまであと72時間を切りました」
オペレータールームに絶望の霜がおりつつあった。

そんな喧騒を遠くに聞きながら
一人の男性が紅茶を飲んでいる、男性は美青年と呼んでいい容姿をもっている。
周りは宮殿と呼べる豪華な建物で、男が腰掛けている傍に噴水がある。
「時は満ちた・・・ギャランホルンの音は遠からず世界に響く・・・か」
美青年は苦笑すると手元にある電話へと手をかけた。

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お詫びという名の後書き
え〜「ああっ女神様っ」の二次創作です
あ〜〜 「カウント、どーぞっ!!」って書きたかったな(ぉぃ)
ウイルスの名前はイロウルだったりして・・・(マテ)
あ、混ざりませんよ
意識はしましたが(爆)
ただの戯言ですから気にしないでください
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