ペンション「みゃあのお家」
第壱話「滅殺!!猫ストーリー」※注(短編です)
ここは某所に有るペンション「みゃあのお家」。
今回は、ここのオーナーのみゃあさんの非現実的一日を見てみようと思います。
−オーナー室−
朝みゃあさんが目を覚ますと、みゃあさんは―――――――
猫になっていた。
「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
みゃあさんはどこかの刑事さんみたいな事を叫びつつ猫になった自分の顔をぺたぺた肉球でさわっている。
鏡で確認してみるがやっぱり猫。
と、そこに住み込み従業員のシンジとアスカがやってきた。
「朝っぱらからなんなのよ・・・うっさいわねぇ」
「オーナーどうしたんですか?」
欠伸をしながら寝ぼけ眼で文句を言うアスカと、心配そうなシンジが対照的だ。
二人が戸を開けるとそこには――――
↑こんな顔をした猫が器用にムンクの叫び状態で固まっていた。
「何この猫?変なの」
さすがのアスカも驚いて目をぱちくりさせている。
「シンジく〜ん・・・・・アスカちゃ〜ん」
みゃあさんが復活して二人に気付き声を掛ける。
「猫がしゃべっ??はぁ!?なんでっ!?」
アスカは理解できずに混乱している。
「その声・・・・・オーナーですか?」
アスカと違い、冷静なシンジがみゃあさんに聞く。
「そうなんだよ〜〜〜(T0T)」
「そうなんですか・・・・・・・あ、どうでもいいですけど「エヴァンゲリオンH」の原稿早く仕上げて下さいよ、加持さん泣いてましたよ「編集長に殺される」って」
みゃあさんはペンションのオーナーをしながら小説家もやっていた。
しかも今書いている「エヴァンゲリオンH」は大人気で、早くヒロインと主人公をくっつけろ等の声が上がっている。(エヴァH最後まで書いて下さいよ?(超ぷれっしゃー))byカズやん
「「それじゃあ仕事してきます(くるわ)」」
そう言ってシンジとアスカは行ってしまった。
「しくしく(T_T)・・・・・・・冷たいなぁ」
みゃあさんは暫くの間、従業員の薄情さに枕を濡らしていたが何とか復活して小説を書こうとパソコンに向かった。
ポチッ ヴゥン
ウィィィィィィィン
みゃあさんはここで一つのことに気が付いた。
「マウスが持てない(T−T)」
しかしなんとかがんばっていると、やっとエヴァHの書きかけのファイルが開けた。
「え?あれれれれ」
しかし猫の手で作業が出来るわけもなく。
{ファイルエヴァH第58話を消去しますか?}
「しまったぁぁぁ!消しちゃダメだぁぁぁ!せっかくここまで書いたのに・・・・」
猫の手なので失敗してOKを押してしまわないように慎重に作業をしている。
ツルッ
ポチッ
{ファイルエヴァHを完全消去しました}
「ノォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
ペンションみゃあのお家に絶叫が響きわたった。
合掌
チーン
つづくかもしれない?
次回予告
マッド赤木が襲来、猫になったオーナーはどうなるのか!?
次回第弐話「マッドと愉快な白衣軍団−オーナー大ピンチ!!−」