「ん??」
音も無く
風も無く
生き物の気配さえない
黒の世界が広がっていた・・・
ただ、何かが反射していた・・・
新世紀エヴァンゲリオン
〜神々の紡ぐ物語〜
ACT1 光りと可能性と少女  by 鍵眼
(何も見えないな〜って、
 あれ?死んだんじゃなかったけ?
 ん?何か光ってるな〜
 とり合えず、行ってみるか)

ジタバタ、ジタバタ、ジタバタ・・・

(はぁ、進めない・・・何とかならないかな?)
頭の底から何かが流れ込んでくる
(何なんだよ、これは?
 ダメ元でやってみるか・・・)
意識を背中に集中させ、羽をイメージする
(おっ、進んだ)
光の方に進んでみると、銀色の巨大な人形だった・・・
(エヴァ四号機??って、アニメだったんだから実際こんな物ないはず・・・
 でも実際、目の前にあるんだよな〜
 はっ、ここはディラックの海??
 やり直せるのか・・・・・
 乗ってみればなにか解かるかな?)
エヴァの首裏に行きスイッチを探す為、装甲に触れようとすると
スカ!!
(エッ!!?触れらんない・・・
 あっ!!肉体が無いんだ・・・
 直で潜ってみるしかないのね・・・)
コアが在るだろうと思われる辺りに移動して、コアに直接潜ってみる
そこは白い空間だった
(これじゃ、ディラックの海と色しか変わんない・・・
 誰か居ますか〜?ん??)
よく見ると奥の方に、茶髪で腰くらいまであるだろうと思われるロングヘアー
茶色の瞳の14、15才くらいの美少女が縮こまっていた・・・

「こんにちは」
少女は顔をあげ
「あなた誰」
その声には何の感情も入ってなく、瞳も同様だった・・・
(○○の炎で確か、刺激を与えればいいって書いてあったな〜
 でもな〜、知らない人にやったら変人だし…
 でも他に、手段が思いつかないし・・・って体育座り・・・
 キスになるのか・・・この場合・・・)
「ゴメン!!」

「・・・・・・・」

「・・・へ・へっ・・変態!!」   (ありきたりなのm(_ _)mスマン
パッチーーーーーーーーーーーーン
ゲシ、ゲシ・・・
(って、確かここってディラックの海じゃ??・・・
 何で、私以外の人がいるの、しかもコアに!!)
「おー、イテ―」
頭を振り顔をあげると少女が裸だという事を始めて知った・・・
慌てて後ろを向く・・・
「あのー、さっきはゴメン。ところで何で後ろ向いてるの?」
「服きてくれる」
思い出して気恥ずかしくなって下を見る・・・・・・
「服??」
気がついて血の気が引いていった・・・
「「アッ」」
(イメージすれば何とかなるかな??・・・)
目を閉じる
「もうこっち向いていいよ」
目を開けて、服が出来てるか確認・・・
(よかった出来てる・・・)
向きかえったはいいが沈黙・・・
「ねぇ、あなたはどうやってここに来たの?」
「直で潜って・・・」
「そうじゃなくて、ディラックの海に!!」
両手を顔の横に持ってきて
「気がついたらここだったから・・・さっぱり」
「そう・・・、ところでここから出られる?」
「それは出来ると思うけど・・・」
彼女の顔が晴れ渡り
「えっ、ホント!!」
「多分ね・・・体作らしてもらえない??」
「えっ??」
頭に『?』が浮かぶ
「ここに来る前に、体がなかったのよ」
首をかしげ
「それじゃ、魂だけってこと?」
「そういうことかな・・・」
微笑みながら
「条件呑んでくれるならいいけど」
(・・・・可愛い)
「その条件って?」
「私のマスターになってもらう事と・・・・・・・・・・・・・・」
「マスター??」
「そう、マスター。正確にはエヴァ四号機のだけどね・・・」
「って事は・・・君はエヴァ?」
ビッシっと一指し指をむけ
「大当たり!!」
「まあいいけど・・・」
「名前は?」
「俺の?」
「そうに決まってるでしょ、私に名前ないし・・・」
「俺は、高部零時」
「それじゃ、レイジでいいでしょ?」
「別にいいけど・・・そっちはどうすんの?」
「レイジがつけてよ」
「・・・・・・・・・・・白海アヤネは?」
「白海アヤネねぇ〜、まあ良しとしましょう」
「それじゃ、体作らせて貰うよ」
「ええ」
レイジは体を強くイメージすると意識が切れた・・・
鍵眼 (シャカシャカ)
レイジ「・・・・・・・おーい」
鍵眼 (シャカシャカ)「ん?」(スポッ)「レイジ君じゃないか。どうかした の?」
レイジ「次の予定は?」
鍵眼 「もうたってるよ・・・・はい」(ヒラ)
レイジ(パシッ)「そう、エヴァ〜神紡ぎ〜ACT2 赤い海と決意の少年、か」
鍵眼 「神紡ぎか〜、タイトル長いからよしとしよう」
レイジ「・・・・・・・・・・・」
鍵眼 (やば・・・、ススス・・・・・・・)
レイジ「・・・・・・ヒド!!ねぇ、もしかして書いてて忘れてた?」(キョロキョロ)
   「・・・・・・・・・・・・・逃げられた」