エヴァ
■ お泊まり ■
act.05
―― 夜、そして ――
作・えむえすびーむ

ピチャピチャとお互いの口を貪る淫靡な音がリビングに響く。

ときおり、アスカの喘ぎ声が漏れる。

膣を弄られても痛くないことがわかって、安心したのか、その声は段々大きくなっていく。

股間のむず痒さは、お腹の奥の潤いであることが、アスカ自身にもわかり、指が入ってくる、挿入される痛みへの恐怖が消えていく。

 

アスカはシンジのすべてを受け入れていた。

唇はシンジの口で塞がれ、舌は休みなく弄ばれる。

凝って敏感になり性器の一部と化した乳首を乳房ごと握られ、揉みくちゃにされる。

膣にも一本指を入れられ、中を掻き混ぜられ、ときおり、挿入と引き抜きを繰り返される。同時にクリトリスを包皮の上から優しく押されるように撫でられる。

自分の望むような愛撫をシンジから受け、アスカは性の喜びに心を解放しつつあった。

 

アスカはシンジにされてばかりいるので、シンジになにかしてあげたいと思った。

 …シンジにも気持ちよくなってもらいたい。

 …シンジが気持ちよくなるったら、やはりこれかしら。

アスカの手がシンジのペニスを握った。

「うう!」

こんどはシンジが呻いた。

 …すごい、シンジのおちんちんって熱い、さっきより大きくなっている感じ。

ゆっくりとさする。

「うあぁぁ!アスカ、ダメ!!」

思わずシンジは唇を離し、喘ぐように声をあげる。

アスカは慌ててペニスから手を離した。

「ごめんなさい、強く握ったつもりなかったんだけど。」

シンジはアスカに自分のペニスを握られた驚きと恥ずかしさで顔を真っ赤にして、

「いや、その、、、。これってそんなに強くないっていうか、アスカに触られると気持ちよすぎちゃって、、、、だから、ちょっと、これを、そうしちゃうと、、、」

自分のペニスの説明を女の子にするなど考えたこともなかったシンジは恥ずかしさもあり、しどろもどろで話す。

「あたしもシンジを気持ちよくさせてあげたいの。」

「それはとっても嬉しいし、、、。」

「じゃしてあげる。」

アスカがシンジのペニスを掴もうとする。

シンジは慌ててアスカの手を押さえる。

 …いま触られたら出ちゃいそうだ。

いままでのアスカの痴態を見ているだけでもはちきれそうで、触られて耐えられる自信がシンジにはなかった。

「あの、嬉しいけど、、、。」

「いやなの?」

「いま触られると、出ちゃいそうで、、、。」

「男って、出すのが気持ちいいんでしょう。」

「それは、、、。」

「それは?」

「その、、、。男は、好きな女の子の中に入れるのが一番気持ちがいいんだ。だから、いま出ちゃうとアスカの中に入れなくなっちゃう。」

シンジの顔は真っ赤っかである。

アスカの顔も赤くなる。

「ふーん。」

「それにアスカにしてあげてるだけでも十分ぼくも気持ちがいいんだ。」

「わかったわ。あたしがあんたを受け入れてあげる。」

アスカがシンジにキスをする。

 …ほんと、アスカってキス好きだよな。

シンジは思う、今夜何度キスをしただろうか。

「それじゃあ、いいわ。もう来ても。」

「うん、でももうすこしこうしていたい。アスカにもっとしてあげたいんだ。」

「サービスいいわね。」

「アスカのイヤラシイところ、もっと見ていたい。」

「バカ、、、。そういうことは恥ずかしげもなくいうのね。」

「ぼく、アスカ好きだし、エッチでスケベなんだ。」

「あたしもよ。」

 

 

 

シンジの愛撫が再開される。

乳房から始まり、シンジの手がアスカの繁みに向かう。臍の横をなぞり降りていく、くすぐったい感触に、アスカは期待に震える。

今度は人差し指と中指の二本を挿入した。先程とは違う大きい押し込まれるような圧力にアスカは呻いた。

「大丈夫?」

大きく呼吸してアスカが答える。

「いいわ、、、。続けて。」

ゆっくりと抜き差しをする。

「んっ!んふぅぅんっ、ああううぅぅ。」

指の動きに合わせ、アスカは声をあげる。

差し込むときは苦しそうに呻き、引き抜くときは切なそうに喘ぐ。

背筋を反り、苦悶するように腰を捩らせる。

アスカの膣内は十分潤っていた。

段々アスカの呼吸が荒くなっていく。

感じ始めているのだろうか。

そのアスカのすこし顎をあげ、喘ぐその顔にシンジは魅了される。

 

 

アスカは新しい快感がお腹の奥から沸き上がるのを感じていた。

アスカは自分でもあまり膣を触ったことがなかった。

シンジと初めて抱き合ったときから、膣にものが侵入する痛みが恐怖となり、触れることを躊躇わせた。

オナニーもクリトリスを弄っていた。それで満足していたが、いつもお腹の奥のもどかしさを感じていた。

いま、シンジの指が自分の膣に入り、掻き回している。

自分でも濡れてきているのがわかる。

痛みはなく、クリトリスのビリビリするような快感ではなく、なにか満たされるような、渇きを潤してくれるような、暖かい感触を感じつつあった。

瞳を開けるとすぐよこにシンジがいた。

 …シンジがあたしを見ている。

 …イヤラシイあたしを見ている。

 …ああ、シンジ、もっとして、、、。

 

 

シンジはアスカの顔のすぐよこに自分の顔を寄せ、アスカの顔を見つめ続けた。

乳房の愛撫をやめ、いまは膣への愛撫だけをする。

 

指の挿し抜きを繰り返す。

アスカは、溜め息にも似た甘い歓喜の喘ぎ声をあげる。

ときおり、薄く瞼が開かれると、その瞳は涙目で隣にいるシンジをじっと見つめている。

その瞳はシンジを誘っているような、妖しげな輝きを放つ。

シンジは指を深く突き入れた状態で、指の向きを捻るようにかえた。

「はぁ!あううぅぅぅ。」

アスカが喘ぎ声をあげる。その声はシンジを興奮させる。

繰り返し指を捻る。

「うあぁぁぁっ!あぁっ!あぁ!んんんっ!!あうぅぅ!んっ!」

膣襞と指が擦れるのが感じとれる。

ジワジワと愛液が滲み出てシンジの指はふやけていく。

妖艶な喘ぎ声はシンジに加虐の念を持たせる。

こんどは膣の中で指を曲げ、交互に中を引っ掻く。

「くうぅっ!!はんん〜!くぅぅぅんっ!あうっ!んううっ!」

アスカの身体の仰け反りが益々強くなった。

シンジは膣内の指を曲げ、抜き差しし、捻り、アスカの喘ぐ姿を、狂おしく身体を捩る様を楽しんだ。瞳からは涙がこぼれ、口は開き涎が垂れている。

空いている手で乳房を掴み、先端の乳首を摘み、捻り、引張った。そしてこんどは絞るように乳房を握り、プクッと膨らむ乳首にむしゃぶりついた。

クリトリスも包皮から淡いピンクの芽を覗かせる。

シンジはクリトリスの勃起を初めて見た。

 …アスカが感じてくれている。

シンジは膣を攻めている指を、愛液を掬い取るように膣から抜きとり、愛液をクリトリスに垂らした。

クリトリスと周りの栗色の繁みは愛液でテカテカと艶を帯びた。

再び膣に指を突き入れ、さらに膣内を掻き回す。

そして親指でクリトリスを押すように揉み、ときおり震わせて刺激する。

「あああぁぁ!!んんっ!いいぃぃ!あうううぅぅ!!」

アスカは狂ったように身体を捩り、仰け反らせ、震わせる。

その口から獣のような嬌声をあげ、表情は快楽への陶酔と痴態を見せている羞恥心が入り交じり、紅潮し、涙をボロボロ流している。

情欲の炎がついたアスカの身体は乳首もクリトリスも勃起し、膣からは愛液が溢れていた。身体全体が上気し、汗をかいている。その汗でアスカの身体は薄明かりの中、光沢を帯び、より艶めかしく見える。

その淫靡な光景にシンジの興奮が益々昂まる。

 …アスカの身体って、なんてイヤラシイんだ。

 …アスカの体中をむしゃぶりつくしたい。

 …アスカを見ているだけでも射精したくなる。

 

シーツを握っていたアスカの手が、自分の膣に指を突き入れているシンジの腕を掴んだ。

涙の溢れた瞳でシンジを見る。

「シンジィ、しんじぃ、しんじぃ。」

甘く、喘ぐような声でシンジの名を呼ぶ。

その切なそうな声はシンジの脳幹を震わす。

 

シンジは愛撫をやめ、膣から指を引き抜いた。

「あぁぁんんっ」

アスカの切ない息が漏れる。

 

シンジは布団の横に脱ぎ捨てていた短パンのポケットからコンドームを出す。

その小さい包みを開けようとしたとき。

「シンジ、それいらない。」

「え、でもしないと。」

「大丈夫、今日、安全日だから。」

「でももし。」

「それつけると、また痛くなるかもしれない。」

乾いたゴムが膣壁を擦りつける痛みへの恐怖。

アスカはまだ痛みへの恐怖を完全に払拭できないでいた。

「あたし安定しているから、大丈夫。お願い、来て。」

「わかった。もし、できちゃったらふたりでがんばって育てよ。」

「バカァ。」

 

 

シンジはいつもの準備をはじめた。

ふたりが繋がるための準備。

枕をふたつ重ね、それをバスタオルで巻いて布団の上に置く。

アスカの肩に手を廻し、ゆっくりと起こし、その枕の上に座らせる。

自分はその正面に座り、アスカの脚を開かせた。

枕の分アスカの頭が高いので、シンジは膝立ちし、アスカにキスをする。

「アスカ、好きだ。」

「シンジ。」

シンジはもう一度、アスカの膣の中に指を一本入れた。

「んん!んあぁ!!」

 …アスカの感度はだいぶ上がっているみたいだ。

 …膣の中も十分潤っている。

愛液はすこし外に出て、アスカの座っている枕のタオルを湿らせている。

 …よし、これなら、大丈夫かな。

 …あとはぼくがうまくできるかだな。

 …ちょっと自信ないけど。

「アスカ、いい?」

「・・・うん。」

「大丈夫、今日は痛くならないよ。」

「うん、シンジがしてくれたから、、、。」

「じゃ、いくよ。」

「うん。」

シンジはアスカにキスをし、ゆっくり仰向けに後ろへ倒していった。枕のおかげで、アスカの腰の位置が高くなり、挿入しやすくなっている。

シンジはアスカの膝に手を掛けすこし広げ、足も外に逃がした。

アスカの大きく広げられた脚の付け根の中央にある秘裂がよく見える。

先端にはクリトリスが顔を覗かせ、秘裂も僅かに開き中の襞が見えた。それは愛液で濡れている。

シンジもまじまじと見るのは今回がはじめてだった。

その淫靡な光景にシンジは唾を呑む。

ペニスを秘裂に近づける。

アスカも足を広げ、腕も肘を曲げ広げて、上体が押されてもずれないようにシーツを握り、これから来るであろう股間部の圧力に備えている。シンジが挿入し易いよう、すこし腰を浮かしている。

 

ペニスの先端が秘裂にあたる。

「いくよ。」

アスカからの返事はない。顔を逸らしている。

シンジはペニスに右手をあてガイドし、左手はアスカの腰を持つ。

ゆっくりと押し込んでいく。

秘裂を押し広げ、膣口に亀頭を埋没させる。

 

シンジは自分の敏感な亀頭で生のアスカの感触を楽しんでいた。

膣口は暖かく柔らかい。すこし押しつけるだけで、ペニスの形に合わせて受け入れようとする。

そして膣口の上には秘裂を押し広げられてしまったため、包皮が捲れ上がり、隠れていたクリトリスが露わになる。クリトリスは乳首と同じようにビンビンに凝って天を向いていた。

手でペニスをガイドするのをやめ、両手でアスカの腰骨を持った。

そのままゆっくりとペニスをアスカの膣内に押し進める。

 

 

アスカはさっきまでのシンジの指とは違う、圧倒的に大きく熱く滾ったものが股間に押しつけられているのがわかった。

痛みがない分、その感触は敏感に感じられた。

むりむり身体が押し広げられている感触、いまにもはち切れんばかりにあらゆる方向へ膨らまされ、引張られているような錯覚をおぼえる。

息もできないような押し潰される圧迫感を感じていた。

 …シンジのおちんちんってこんなにスゴイの?

 …ダメ、入りきらない。あたし壊れる。

 

 

「んんんぅぅぅぅっ!」

アスカが呻く。

アスカは逃れようと腰を引こうとするが、シンジの手で腰を押さえられているため逃げることができない。

ズブズブとシンジのペニスがアスカの中に埋まっていく。

膣口付近でペニスの皮が捲り上がる。亀頭のカリの部分が膣壁と擦れる感触が伝わる。

アスカの中は熱く、ヌメリがある。

 …濡れている女の子ってこんな感じなんだ。

シンジはいままで、アスカの中に入った感触とまるで違うことに驚いていた。

中に入るとペニスを締める圧迫感が強い。

膣壁の襞を感じることができた。

その襞が蠢いているように思えた。

シンジは喘ぎ声をだしそうになる。

 …うあぁ、きつい。

 …でも暖かくて気持ちいい。

 …ちょっと動かしただけで出ちゃいそうだ。

はやくもシンジは射精感と戦っていた。

半分程入ったところでアスカの顔を見た。

アスカはギュッとかたく目をつぶり、唇をかんでいる。

堪えているという表情。

 …痛いのかな?

身体を屈めアスカの胸元にキスした。

 

 

アスカの顔がシンジの方を向いた。

「痛くない?」

「入ったの?」

「うん、半分くらい。」

「半分?!」

アスカの瞳は明らかに動揺していた。

いままでも何回かシンジを受け入れてきたが、これほどのものとは思っていなかった。

痛みがない分、リアルに感触が伝わってくる。

自分の想像を超える圧迫感にアスカは戸惑いをみせる。

 …もうこれ以上きっと入んないわよぉ。

 

 

シンジは思案した。

 …いままでも、やってきたんだから、ちゃんと入るのは間違いないんだけど。

 …やっぱり、怖がっているのかなぁ。

アスカに顔を近づけ、小さい声で、やさしく声をかける。

「アスカ。」

アスカを見つめる。

「アスカ、ぼくにキスして。」

「しんじぃ。」

「アスカ、好きだよ。」

アスカは顔をあげシンジの背中に手を廻し、しがみつくように抱きついた。

アスカはキスに夢中になった。

不安を忘れるため。

恐れから逃れるため。

 

 

シンジは腕と腰に力を入れた。

一気にペニスをアスカの中に押し込む。

シンジのペニスがアスカの膣内を突き進む。

亀頭は周りの膣壁を押し広げる。

膣もペニスを誘うかのように襞がざわめいた。

 

 

「ああああぁぁぁっ!」

アスカはお腹の奥から送られる強烈な圧迫感に唇を離し、大きい喘ぎ声をあげる。

シンジにしがみついている腕に力が入る。

伸ばしていた脚はシンジの脚に絡みつき、身体が仰け反る。その身体の反応はアスカの意志とは裏腹にその挿入を益々深いものにしていく。

お互いの恥骨が押し潰され、陰毛が擦れ合う。

その間で包皮を剥かれて無防備なクリトリスが、ざらざらとした陰毛に掻きむしられる。

充血し勃起しきったクリトリスはその刺激を何十倍にも増幅してアスカの脳髄に送り込む。

「んっ!!ああぁぅぅ!!!」

アスカの心の中でなにか弾けるのを感じた。

お腹の奥が勝手にビクビクと震える。

 …あたし、いっちゃう!

アスカは絶頂を迎えた。

 

 

「うううっ。」

シンジは呻いた。

アスカの隙をみて一気に入れたつもりだったが、強烈に締め付けられた。

しかもアスカが両手両足でしがみついて身体を仰け反らせ、挿入をより深くされペニスを揺するかたちになる。そのうえ、大きい喘ぎ声を上げながら膣をビクビクと震わせ、益々ペニスを締め付ける。

いまにも射精しそうになる。

シンジもたまらず、アスカを抱きしめ必死に堪える。

身体が密着し、アスカの鼓動と荒い息づかいが伝わる。

アスカの膣はまだ、ピクピクと痙攣している。

いままで経験したことのないアスカの締め付けにシンジは驚いた。

 …すごい、、、。ひょっとしてアスカ、イッたのかな。

 

 

何とか射精を堪えたシンジは、振り乱してアスカの顔にかかっている髪の毛を払いのけ、アスカの頭を撫でながら。

「大丈夫?」

膣の痙攣は治まったが、呼吸は静まっていない。

乳房が大きく上下にゆっくり揺れていた。

「シンジのバカ。」

「ゴメン。ごめんね。」

シンジははアスカの頭を撫で続ける。

「大丈夫?」

「うん。」

「どんな感じ?」

「お腹の中がジンジンする。シンジは?」

「アスカの中、あったかくて気持ちいい。」

アスカはシンジにキスをした。

 

キスをしている間、シンジはアスカの乳房を弄る。

腰もゆっくり円を描くように動く。

すこし挿入が浅くなるが十分膣の感触を感じられた。

一度、イッたせいか、膣の締め付けもすこし緩くなり、シンジにも余裕ができていた。

アスカもまた身体の敏感なところを弄られ、気持ちが昂ぶっていく。

ジンジンと腫れたような感覚だったお腹の奥の感覚も、しだいにはっきりしてきた。

シンジのペニスのかたちが感じられる。

それがゆっくりと向きを変え、膣の中を円を描くようになぞっている。

指で中を弄られていたときと違う、もっと、膣全体で感じられる気持ち良さを受ける。

いままで感じたことのない快感に、アスカの意識は膣に向けられていく。

 

 

アスカの気持ちの昂ぶりを呼吸で感じられる。

また息が深く大きくなる。

 …そろそろいいかな。

シンジは乳房を弄っていた手をまたアスカの腰に戻した。

アスカの腰骨をしっかり押さえる。

そしてゆっくりと、しかし大きく腰をグラインドさせる。

「むぅぅ!ふあぁぁんんっ!」

アスカは膣全体が捻られるような感覚に喘ぎ、シンジと唇を離す。

二度、三度とシンジは繰り返した。

「あううぅぅ、んんああうぅぅ!」

明らかに膣からの快感をアスカは感じとっている。

 

 

アスカは新しい快感に翻弄されていた。

シンジの堅いペニスに膣内をこねくり回される。

その快感は、乳首やクリトリスからのビリビリとした直接的なものではなく、うねりのような寄せては引いていくゾクゾクするような感覚。

 …ああ、何、コレ、、、。

 …たまらない、、、。

シンジがペニスを抽送しはじめた。

ゆっくりと引き抜く。

膣をいっぱいまで押し広げているペニスのカリが環状に膣壁を掻いていく。

膣口手前でまた押し込まれ、膣壁が亀頭で押し広げられる。

膣全体を上から下へとなぞられる。

押し潰されるような圧迫感と、掻きむしられるような痺れがアスカを交互に襲う。

シンジの顔が近づき、耳元で囁く。

「アスカ、ぼくのおちんちん、気持ちいい?」

 …バカァ、いじわるなこと聞かないで。

 …あぁ、またお腹の奥が熱くなる。

 

 

シンジの問いにアスカは答えなかった。

しかし、逸らされる視線が、顔を紅潮させ羞じらう表情がそれを答えていた。

シンジはそれで満足した。

 …アスカが感じてくれている。

シンジ自身もその快感を味わっていた。

亀頭と膣壁が擦れる心地よさ、膣襞のヌメリと蠢き。膣内の感触はコンドームを着けていたときには感じられなかったものだ。

 

 

抽送を繰り返す。

お互いがその性器から伝わる感触に気が集中する。

その単純な運動から得られる快感にふたりは陶酔していく。

「うあぁ、ううっ!ぐふっ、はうぅ、むふっ、ふっ!ああぁ。」

アスカの声がしだいに大きくなる。

その喘ぎ声がシンジの脳幹を痺れさせ、射精衝動を促す。

シンジははやく射精したい衝動と、いまの快感といつまでも感じていたい欲望が交錯する。

 

アスカも、快楽のうねりが徐々に高くなっていた。

ジワジワと広がる腫れるような快楽に翻弄される。

心は果ての見えない快楽に怯え、身体は貪りつくしたいと反応する。

四肢がブルブルと震えるのがわかる。

ペニスを深く挿し込まれるとき、クリトリスがシンジの恥骨と当たり擦れるたびにピリピリとした甘美な衝撃がアスカの理性を剥がしていく。

 …ああぁ、ダメェ、なにも考えられない、身体がしびれるぅぅ。

アスカは膣からの快楽をより高めようと、自分も腰を振り、ペニスの抽送をより深く、大きく、速くしようとする。

 

 

シンジもアスカの腰の動きを感じとり、抽送のスピードを上げる。

シンジの腰に当たるアスカの太股の筋肉が震えているのがわかる。

枕の上にアスカの腰が乗り、アスカの上体より腰の位置が高いためシンジからはアスカが仰向けに仰け反っているように見える。張られた胸の乳房が、腰の動きの反動でブルブルと揺れる。その双丘の向こうにアスカの喘いだ顔が見える。

扇動的な光景にシンジの興奮は臨界に近づく。

 

ぐちゅ、ぬちゅ、びちゅ・・・

膣から愛液が懇々と湧き出しシンジのペニスをテラテラと濡らし、卑猥な音を出す。

十分に愛液で潤った膣襞が本来の役割を果たそうと蠢きはじめた。

膣内を蹂躙するシンジの亀頭を擽りはじめ射精を促す。

シンジのペニスも張り切れんばかりに勃起し、陰嚢を収縮させ、いつでも射精できる準備を整える。

シンジがダラダラと汗をかく。その汗とアスカの汗と愛液が混ざり合う。

あらゆる体液が混ざり合い異様な臭気がふたりを包む。

それさえも甘美な香りとなり、ふたりは行為に溺れていく。

アスカとシンジは互いに快楽を弾き出す行為に没頭する。

その時、電子音が鳴り響いた。

 

 

 

トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル、

 

ふたりともビクリと身体を震わせ、身体の動きが止まる。

電話の呼び出し音とわかり、シンジはホッと息をついた。

 

「電話、出なさいよ。たぶん、おばさまよ。」

アスカが促す。自分たちの様子をうかがう親たちからの電話だろうと思った。

「・・・うん。」

名残惜しそうにアスカからペニスを引き抜いた。

ぬちょ、

シンジのペニスを呑み込んでぱっくりと開いていたアスカの秘裂がジワジワと閉じていく。その秘裂から襞がはみ出していた。

この光景にシンジが息を呑む。

「ほら、はやく出なさいよ、おばさまやママたちに怪しまれるわ。」

「う、うん。」

 

シンジは立ち上がり、電話のある廊下に向かう。

 

アスカは脚を閉じ、身体を横にし、腰を枕から下ろした。

 

シンジが受話器を取る音が聞こえる

「はい、碇です。ああ、母さん、うん、、、うん。」

どうやらシンジの母、ユイからの電話らしい。

アスカはシンジが余計なことを言わないか聞き耳を立てた。

「うん、夕食の片づけをやっていたんだ。うん、テレビ見てる。」

どうやら適当に誤魔化しているようだ。

 

アスカはホッと落ち着くと、身体の疼きが気になりはじめた。

お腹の奥の痺れが、身体の火照りをひどくしていく。

シンジに身体を貫かれた快感をはやくまた味わいたい。

ペニスで中をぐちゃぐちゃに掻き回してほしい。

押し寄せるような快楽を感じたい。

シンジにはやく慰めてほしい。

アスカの脳裏に淫らな考えが溢れ出す。

 …ダメ、イヤラシイ考えが止まらない、、。

さっきまで、シンジのペニスを喰わえていた膣が物欲しそうに蠢いている。

 

「うん、大丈夫。・・・そんなことしないよ。」

シンジが電話している声が聞こえる。

 

 …シンジったら、はやく電話終わらせなさいよぉ。

 …はやく戻って来て。

 …でないと、あたし我慢できない。

自分の膣を触ってみる。

この前まで、痛くなりそうで触ることさえ恐れていたのに、いまは熱く潤っている。

指を入れてみる。

膣にものが入る挿入感はクリトリスを弄るオナニーと違う充実感があった。

しかし、ペニスに比べ、物足りなさを感じる。

指を抜き挿しをする。

 …ああ、こんなんじゃ、ダメ。

 …我慢できない。

物足りなさを紛らわすために、指の動きを一層激しくし、中を掻き回す。

もう片方の手の指でクリトリスを弄る。

アスカはオナニーをはじめてしまった。

身体の満たされない欲情が、その指の動きをより激しくさせる。

 …ああぁ、あたしなにやってんの?シンジに見られちゃう。

 …んんっ、だめぇ、

 …やめられない。もっと欲しいぃ。

アスカはオナニーに没頭する。

 

 

「うん、わかった。じゃ、おやすみなさい。」

シンジは電話を切った。

はやく電話を終わらせ、アスカの元に戻りたかったが、自分が慕う母親からの電話なので切ることもできず、長引いてしまった。

シンジがリビングに戻る。

 

布団の上に横たわるようにアスカが寝ているが、その光景にギョッとした。

アスカはシンジのいる側に脚を向けて、背中を見せていた。

脚を揃えて、すこし屈んだ姿勢で横になっている。

そのためお尻を突き出しているように見えるが、そのお尻の割れ目の前、揃えた太股に挟まれるように間から手が出ており、その指が自分自身の性器を弄くり廻していた。

片方の手の指で秘裂を押し広げ、クリトリスを弄り、もう片方の手は膣に指を突き入れていた。

 …アスカがオナニーしている。

勿論、女性の手淫など、シンジははじめて見た。

しかも、それをアスカがしているのである。

ときどき、小さく呻くような声が聞こえる。

気づかれまいと声を殺しているのか。

しかし、漏れるようなその声は、その光景と相まってシンジの劣情を掻き立てる。

オナニーに夢中になりこちらに気付かないようだ。

布団のすぐ横まで近づく。

アスカの呻き声がはっきり聞こえ、その都度身体もピクッ、ピクッと、震えているのがわかる。

 

 

「アスカ。」

シンジの声にアスカはビクリと反応する。

「い、いやあぁ!」

アスカが驚いたように声をあげ、身体を胎児のように丸くする。

 …オナニーしているとこ、見られた。

性器を弄っていた手は自分の乳房を隠すように胸の前に組まれる。

 …見られてしまうことわかってたのに、でも我慢できなかった。

「アスカ、待ちきれなかったんだね。」

 …いやぁ、そんなこと聞かないで。

「アスカ、ごめんひとりにして。ぼくも、もう我慢できないんだ。」

 

シンジはアスカの足首を握り乱暴にグイッと持ち上げた。

その反動で、アスカは仰向けになり、脚が開いてしまう。

濡れそぼった陰毛と秘裂が露わになる。

シンジがアスカに覆い被さる。

胸元で組まれていたアスカの両腕の手首を掴み、払いのけ、押さえつける。

ビンビンに乳首を立たせた乳房が揺れる。

そのままアスカにのしかかり、身動きを封じる。

シンジの隆々と勃起したペニスがアスカの下腹部にあたり、グイグイと擦りつける。

 

 

 …シンジのおちんちんが熱い。

シンジがキスをしてくる。

キスというより、口の中を貪れるよう。

押さえられた手は頭の上に組まされ、片手で両手首を握り締められ拘束される。

あいた手がアスカの秘裂に突き入れられ膣口を押し広げる。

「むふっ!ふうっ!ううっ!」

唇を塞がれ、口腔内をシンジの舌が蹂躙しているため、声をあげられず、息だけが漏れる。

 …シンジが無理矢理あたしを犯そうとしている。

 …怖い。

 …でも、いやじゃない。

 …きっと、これを望んでいたの。

 

 

シンジがすこし腰を反らせ、ペニスをアスカの秘裂に合わせようとする。

アスカも押さえつけられ不自由な身体を捻らせ、合わせやすくさせようと腰を浮かす。

ペニスが秘裂に到達する。

秘裂に突き込まれていたシンジの手がペニスをガイドし、亀頭が膣口にあてがわれる。

そのまま無造作に押し込む。

ズブズブとペニスがアスカの中に沈んでいく。

ぶちゅ、ぶちゅ、と愛液が膣口から溢れ出る。

「ふうああっ!」

「くぅぅぅ!」

アスカとシンジの唇が離れ、お互いの口から喘ぎ声と呻き声が漏れる。

 

 

 …シンジが入ってくる。

 …おちんちんがあたしを押し広げる。

 …あたし、これを待っていたの。

 …ああ、はやく掻き回して。

 …シンジィ。

アスカは獣欲に溺れ、心の中でシンジに懇願する。

シンジは根本まで入ったペニスをアスカにのしかかった体勢のままグリグリと揺する。

「はああああぁぁ!うっくぅぅ!!」

シンジの耳元で息苦しそうにアスカが喘ぐ。

「電話で母さんに、アスカがいやがるようなことはするなって言われたんだ。でもアスカ、イヤじゃないよね、イヤじゃないよね。」

何度もペニスをグリグリと揺する。

シンジの心は劣情に支配され、もはやアスカを蹂躙することをやめられなくなっている。

アスカも腰を浮かせ、快楽を貪ろうと、貧欲に動く。

アスカの口からシンジを扇動する卑猥な声がする。

「もっと、、、。シンジィ。はやくぅぅぅ。」

 

 

アスカの甘く淫靡な発声にシンジの押さえられていた最後のタガがはずれる。

腰をより激しく揺すり、ペニスを挿し抜きする。

押さえつけていたアスカの手を離し、両手でアスカの乳房を掴み乱暴に揉みまわす。

シンジはアスカの顔を唇で、舌で、舐め回し貪り、口腔内を蹂躙する。

 

 

アスカはシンジの動きを妨げないよう手足を広げ、腰を浮かしペニスの挿入を深くさせようとする。

シンジからあたえられる快楽に陶酔していく。

 …顔を舐め回される。まるであたし肉食獣に喰われる小動物みたい。

 …おっぱいがグニャグニャに虐められる。

 …おちんちんがあたしを壊そうとする。

 …ああぁぁ、もっとシンジィ、あたしを壊してぇ。

 

 

アスカの柔らかい唇と乳房を蹂躙し、満足したシンジは最後の仕上げにかかる。

シンジはしっかりとアスカの腰骨を持ったまま身体を起こし、アスカの腰をペニスで貫いたまま持ち上げる。

腰を持ち上げられ、アスカは仰け反り、高腰位のかたちになる。

シンジはそのままかまわず腰を振り始めた。

「んんああぁっ!うん、ああぅぅぅ!」

アスカは、シンジにされるがままに喘ぎはじめる。

 

 

アスカの身体が精を受けるための最後の行動をおこす。

シンジがペニスを深く突き入れたとき、亀頭の先端になにか当たる感触があった。

その瞬間、

「ふああっ!ああぅぅぅ!!」

アスカが叫ぶような声をあげる。

子宮が下がって、亀頭が子宮口に当たったのである。

もう一度、突き入れる。

「うあぁぁ!はうぅぅ!!」

いままでのものとあきらかに違う反応にシンジは驚いた。

ペニスを深く突き入れたまま腰を揺すってみる。

恥骨と陰毛でクリトリスを、亀頭で子宮口をグイグイと擦りつける。

「ああぁぁ!だめぇぇっ!ううっ!あぅぅぅ!」

身体を捩らせアスカが喘ぐ。

栗色の髪を振り乱し、白い乳房をブルブル震わし、唇を戦慄かせ、蒼い瞳に涙を浮かばせている。肉欲に溺れ、痴態を晒し、飢えたように喘ぎ、快楽に身体を引きつらせる。

 

アスカの淫らな姿に、シンジの雄の本性がむき出しになる。

 

アスカの腰を掴む手に力が入る。

アスカの尻にシンジの指が食い込む。

ペニスの抽送のスピード一気に上げ、腰をアスカに叩きつける。

ふたりともダラダラと汗をかき、シーツを湿らせていく。

その汗でアスカとシンジの腰がぶつかるたび、ピタピタと音がする。

シンジはひたすら抽送を繰り返す。

カリで膣壁を擦り、クリトリスは陰毛で掻きむしり、子宮口を亀頭で何度もノックする。

 

 

「はあぁ!あうううう、だめぇぇ!」

アスカが体中をビクビクと痙攣させた。

子宮口はペニスに叩かれ口を開けていく。

「あああぁぁぁ!はあああ!いやああぁぁ、来るぅぅ!ああぁぁぁ!!」

アスカの雌の本性が、アスカを最後の高みに誘う。

 

 

シンジも最後の悦楽を求めて、貧欲にペニスをアスカに打ち込む。

アスカは狂ったように喘ぐ。

「ひっ、ひあああああ!、はあぁっ、んあああっ、」

「はっ、はっ、ア、アスカ、くうっ、つうぅぅ、ぼく、もう!!ううっ!」

「んあああっ、はぁぁぁん!あああぁぁぅぅ、シンジ、シンジ!うあああっ!!」

アスカは背筋をますます仰け反らせる。目を固く閉じて、歯を食いしばりながら、いままで体感したことのない快感に必死で耐えている。

 

シンジも目を閉じてうつむき加減になり、より己の快楽を高めようと激しく喘ぎつつ大きなストロークでアスカの下半身を責めて責めて責めぬいた。

「んはぁっ、はあっ、はあっ、アスカっ、イイよっ、アスカっ、もう、もうっ、もう!!ううっ、くうぅぅっ」

「ああぁぁっ、!んんんっ!んんっ!シンジ、シンジィ!シンジィぃぃっ!!ああっ!ああっ!あああぁぁぁっっ!!!」

お互いの名を呼び合い最後の高みに登りつめる。

ぶしゅっぶしゅっと音を立てながらアスカの膣から愛液が泡となって吹きだし、ふたりの性器をベトベトに濡らしてゆく。ぬめりのある愛液がシンジの睾丸まで伝い滴り落ちる。

シンジの動きが一層早まった。さらに強く激しく膣内を掻き回され、僅かにアスカを繋ぎとめていた意識の欠片が吹き飛ぶ。

「あっあっあっんあっっっっっっっ!!」

ついにアスカが絶頂を迎えた。

アスカの身体がビクッビクッと激しく痙攣する。

快楽の波がお腹の奥から押し寄せるように全身に襲いかかる。

「ふあぁ!ああぁぁぁ!ひぃっ!いああっ!イッ、くぅぅぅっ!ああああああああぁぁぅぅぅっ!!!」

膣は収縮しペニスを離さないよう根本からくわえ込み、膣襞はザワザワと蠢き射精を促し、シンジのペニスをギュウギュウ締め込んだ。

 

 

急激にペニスを締め付けられた。

「うっ!つっ、くぅぅっ、はぁっ!ア、アスカぁぁ!!」

もはや、シンジに射精の衝動に抗う気力は残っていない。

本能的にペニスを最奥まで突き入れ、グリグリと擦りつける。

ペニスの先端はわずかに開いた子宮口に食い込む。

シンジが呻いた。

「うあぁ!あっ、あああぁぁ。」

ビュビュビュッ、ドビュッ、ビュッ。

シンジの射精が始まった。

若いペニスがまるで放尿するかのごとく、勢いよく射精する。

おびただしい量の精子をアスカの膣内に子宮に容赦なく注ぎ込む。

ペニスと下半身がビクビクと痙攣を起こし、自分とは別の生き物のように何度もしゃくり上げる。

腰からなにか引き抜かれるれるような、気の遠くなるような悦楽をシンジは感じた。

 

 

アスカが喘ぐ。

「あああぁぁーーー!うううっ、はあぁぁ!!」

バシャバシャ、ジャッ、ジャジャッ。

自分の身体の奥でシンジの熱い迸りを受けた。

深く突き刺されたペニスの先端から凄まじい勢いで放出された熱い精液が、膣内に子宮に溢れていく。煮えたぎった精液と愛液が混ざり合う。

シンジの溜め込んだ濃厚な欲望がアスカの胎内を犯していく。

その欲望がアスカを大きい快楽のうねりに沈めていく。

もはや、アスカには自分の身体がどうなっているのかわからなかった。

快楽がアスカの五感を奪いとり、爛れるような痺れる感覚にアスカの意識は呑み込まれていく。

 

アスカはブリッジ状に身体を仰け反らしていた。

四肢を突っ張らせ、指はシーツを握り、筋肉はビクビクと痙攣している。

張られた胸の双丘は尖ったように膨らみ、頂点にある乳首は、まるで天から引っ張られているように凝り勃起している。

唇はだらしなく開けられ、獣のような咆哮を漏らし、涎を垂らす。

蒼い瞳は、焦点が定まらず、虚ろで涙をこぼしていた。

ただ、膣だけは収縮し、きゅうきゅうとシンジのペニスを締め上げる。

膣襞は蠢き、胎内に精子を送り込み、シンジのペニスを絞り上げ、精子を吐き出させようとする。

シンジのペニスもそれに答えるように、ビクビクと精子を吐き出し続ける。

お互いの主が快楽に溺れていても、膣とペニスの共同作業は続けられていた。

 

シンジの垂らした涎がアスカの乳房に滴り落ちる。

その乳房もアスカの荒く大きな呼吸で、上下に揺れていた。

シンジの射精はまだ続いていた。

両手でアスカの骨盤をしっかり押さえ、ペニスを最奥まで突っ込ませたままで、その先端は子宮口に達している。

ときおり、ビクッ、ビクッ、とペニスがしゃくりあげ、残っている精子を注ぎ込む。

アスカの膣も精子を一滴もこぼすまいと締り、ペニスを離そうとしない。

 

 

 

シンジはアスカと繋がったまま上体が倒れ、アスカの上に崩れ落ちる。

仰け反っていたアスカの身体が上からシンジの身体に押され、力無くつぶされる。

アスカのまだ開いたまま深く息をする口を、シンジは自分の口で塞いだ。

アスカの口腔内を舌で撫で回すが反応が鈍い。

「アスカ?」

シンジが呼んでも返事がない。

アスカの意識は朦朧と宙に舞ったままだった。

アスカの腰から両手を離すが、ペニスは膣に入ったまま抜かずにいた。

いつのまにか射精も終わり、ペニスもすこし萎えたが、アスカの膣内は熱く、膣襞はまだ蠢いていた。

ペニスから感じられる、腫れるような心地よい余韻を終わらすことがためらわれた。

 …いつまでもアスカの中に居たい。

シンジは脱力しきったアスカの身体を抱きしめた。

そして、首筋、胸元、乳房、乳首。向かい合ったアスカの上体のあらゆるところにキスをした。

 

 

朦朧とした意識の中、アスカは何か自分の身体に触れるものを感じていた。

 …あたし、どうしたの?

 …シンジに抱かれて、掻きまわされて、そのあとよく覚えていない。

しだいに意識がはっきりしてきた。

 …シンジがあたしに触れてる。

さっきまでの激しく乱暴なものではなく、ゆっくりと、暖かく、くすぐったいような優しい感じ。

その柔らかい感じが心地よかった。

 …あ、シンジがまだあたしの中にいる。

自分のお腹の中で蠢いているものを感じる。

アスカの意識がもどる。

シンジが覆い被さるように自分の上にいて、胸元をやさしく愛撫しているのがわかる。

「シンジ。」

アスカが声をかけると、シンジが顔を上げすこし心配そうな表情をした。

「アスカ、大丈夫?」

「うん、よくわかんない。」

「痛かった?」

「ううん、とてもよくって、途中からわかんなくなっちゃった。」

アスカの返事にシンジも安心したようだ。

「ぼくもよかった。」

「あたしよく覚えてないんだけど、シンジ、最後までしちゃったの?」

シンジが気まずそうに答える。

「・・・う、うん。やっぱりまずかったかな。」

 …あら、へんなこと聞いちゃったかしら。

「あたしがいいって、言ったんだからそんなこと心配しなくていいのよ。

それよりシンジ、ありがと。」

シンジを抱き寄せ、キスをする。

「アスカ。」

「シンジ、あたしの中にいる。」

 …さっきから入れっぱなしなのかしら。

それすらアスカは認識できていない。

しかし、それがアスカには心地よかった。

「辛かったらやめるよ?」

「大丈夫、あたしもなんか、気持ちいい。」

シンジが視線を逸らし恥ずかしげにアスカに聞いてきた。

「その、、、。もう一回、いいかな。」

その仕草がアスカには微笑ましく感じた。

 …やっぱり元気な男の子ね。

 …あたしももう一回ちゃんと感じたい。

アスカは両足をシンジの腰の後ろで組んだ。

「シンジの好きにしていいって言ったでしょ。」

「アスカ。」

「シンジが中で動いている。」

ふたりはまた唇を合わせ、舌を絡め合う。

 

抱き合ったまま正常位の体勢でシンジは腰をゆっくりとまわす。

まだ十分にペニスは硬さを取り戻していない。

シンジは唇を離し、アスカの顎から耳たぶへ、そして首筋へと愛撫する。

片手を乳房に移し、揉みしだく。

 …アスカの中、暖かくて気持ちいい。

 

 

アスカはシンジからの愛撫を楽しんだ。

唇から耳たぶ、首筋へと唇がなぞられ、ゾクゾクする

乳房を揉まれ、ペニスが自分の中でうごめき、お腹の奥が熱くなる。

しだいに膣からの感触がはっきりしてくる。

ペニスによって膣壁は擦られくすぐったいような感覚が、またアスカを快楽へ誘う。

 …シンジの、いい。

「あん、はあん、うんっ。」

アスカの口から喘ぎ声が漏れ出す。

その声を聞き、シンジもまた昂ぶっていく。

その昂ぶりでペニスが硬さを取り戻していく。

 …シンジが熱くなって大きくなっていく。

 …また掻き回される。

アスカはまた訪れるであろう快楽の期待で鼓動を高鳴らせた。

 

 

アスカの喘ぎ声で自分のペニスがみるみる膨らむのがわかる。

 …ああ、アスカの声を聞いているだけで、もうたまらない。

ペニスの硬さが十分になったと思い、腰の動きをゆっくりを抽送に切り替えた。

アスカの足がシンジの腰の後ろで組まれているため、アスカは背をすこし丸めるかたちになっているので、ペニスの挿し抜きは楽にできた。

カリが膣を掻上げる。

その都度ペニスに伝わる痺れにシンジは陶酔する。

アスカもペニスが動くたびに喘ぎ声をあげる。

シンジの興奮も高まっていく。

徐々に抽送のスピードを上げていく。

「ううっ!はああううぅぅ!あん、はああんんっ、くうぅぅっ!」

アスカの声が大きくなっていく。

シンジはアスカを抱きしめ、ペニスの抽送だけに意識を集中していく。

 

 

アスカもシンジからあたえられる、快楽の波に陶酔していた。

ぺニスを突かれるたび、引き抜かれるたびにお腹からくる熱い痺れが体中を襲う。

 …もっと欲しい、シンジ、もっと欲しい。

アスカは快楽の虜となり、自分からもシンジの動きに合わせ腰を振り、動きをより大きく、快感をより高めようとする。

アスカの動きを察したのか、シンジの動きが激しくなってきた。

顔を出したクリトリスの芽がまた掻きむしられる。

 …ああ!そう、シンジ、突いて、もっと突いて!!

 

 

「シンジ、もっと、もっと、突いて!壊して、シンジ!」

アスカの口から卑猥な言葉がでる。

シンジのボルテージが一気にあがる。

 …アスカが感じている。

 …アスカが恥ずかしげもなく、イヤラシイことを言っている。

 …もう我慢できない。

シンジはひたすらアスカを突きまくる。

アスカがシンジの耳元で喘ぐ。

「あううぅぅ、うあぁ、ううっ!はああぁぁぁぁ、うぅ、むふっ、ふっ!ああぁ。」

アスカもシンジの腰の後ろに組んだ足でシンジをしっかり押さえ、より挿入を深めようとする。

シンジはいまにも射精しそうになる。

シンジは、すこしでも長くこの快楽を味わい続けたいと必死に射精を堪える。

気を紛らわそうとアスカにキスをするが、口を塞がれたアスカが漏らす喘ぎ声のような息が、より一層シンジの射精衝動を駆り立てる。

玉のような汗をかき、狂ったように腰を振り、アスカに叩きつける。

アスカも両手をシンジの尻に廻し、自分の腰を浮かせ、シンジの腰を自分に密着させようとする。

もはやシンジは限界に達した。アスカから唇を離し、身体か勝手に仰け反りはじめる。

アスカをギュウギュウと抱きしめ、ペニスを奥まで突き刺し、グリグリと腰をアスカに擦りつける。

「はうっ!んんっ!あああ!シンジ!はあぅ!シンジ!!」

アスカに自分の名を呼ばれ、シンジの快楽はついに頂点に達し、欲望の最終トリガーを引く。

シンジは血の気がスーッとペニスに集まるのを感じる。

「あぁぁ、ううっ!アスカ、くうぅっ!出る!いく!!」

 

 

再びシンジの射精がはじまった。

ビクビクとペニスが脈動し精液を吐き出す。

アスカはお腹の奥で、シンジの迸りを感じる。

バシャバシャと熱いうねりがどんどんお腹の奥に溜まっていく。

「はあああぅぅぅ!ああぁぁぁ!」

快楽の波がアスカに押し寄せるように襲いかかる。

かろうじて、アスカは意識を繋ぎとめる。

 …シンジの、熱い!

 …あたしにどんどん入ってくる!

めくるめく快楽の中、アスカはシンジの欲望を受けとめていた。

体中に痺れが広がり、お腹の奥がまたジンジンとした腫れたような感覚になる。

自然に身体が脱力していくのがわかる。

心地よい感覚だ。

 …ああ、これが女の快感なのかしら。

さっきは意識が飛んで感じられなかった感覚を、アスカは味わっていた。

 …シンジのおちんちん、まだビクビクしている。

先程と変わらぬ勢いでシンジは射精を続ける。

その間、シンジはアスカをギュウギュウと抱きしめ、ペニスをグリグリとアスカの膣に押しつけ、呻き続ける。

抱きしめられ、迸りを受け、アスカはシンジの熱くなっている身体とその奥の鼓動を感じとっていた。

 …シンジのが熱くなってあたしに広がっていくみたい。

アスカはシンジの頭の後ろにに手を廻し、キスするように促す。

シンジもそれに気づき唇を合わせる。

アスカは上の唇と下の唇、両方からシンジに犯される。

 …シンジにしてもらって、出されて、あたし嬉しい、、、。

アスカは柔らかい幸福感に浸っていた。

 

 

やがて射精も収まり、シンジも落ち着いたようだ。

ゆっくりと身体を起こし、ペニスをアスカから引き抜いた。

二度の射精を終え、ペニスはだらりと頭を俯かせている。

汗をかいた身体が冷えてきた。

シンジはアスカに毛布を掛け、自分もその中に入った。

アスカの隣に横になり、アスカと向き合う。

「アスカ、ありがと。」

「あたしもよかったわ。」

アスカはシンジの手を探り、握った。

シンジも握り返す。

アスカはどこかシンジと繋がっていたかった。

「あたしってどうお?」

「とてもよかった。いままでと全然違う。アスカもそうでしょ。」

「ええ、こんなに良かったなんて、知らなかったわ。」

「よかった、アスカも感じてくれて。アスカが良くなってくれると、ぼくももっと良くなるってわかったよ。」

「へえ。」

「イヤラシイアスカを見るとゾクゾクする。」

「シンジってホントにスケベね。」

「アスカだってそうだよ。」

「そうね。やっぱり男って出す瞬間がいいんでしょ?」

「う、うん。」

「出しているときのシンジの顔って、呆けた感じよ。」

「そうかな。」

「そうよ。」

「女の子はどういうときいいの?」

「そうね、繋がっているときかしら。」

「それって入っているときってこと?」

「ううん、それも今日とてもいいってわかったけど、今こうやって手を繋いでいるときも気持ちいいの。ああ、この人と繋がっているっていう安心感が嬉しいの。」

「ふうん、、、。それって、ぼくだからいいってこと?」

「そうよ。あたしバカでスケベなシンジが好きよ。」

「アスカ、、、。」

ふたりはキスをした。

お互いの気持ちを示し。

お互いの心の繋がりを確かめ合う。

抱き合うというのはそういうものの確認の行為ではないかとアスカは思った。

 

 …だからあたし、この前まで痛くてもシンジとやってたのかしら。

 …あたし、シンジと繋がっていたかったんだ。

 …あたし、シンジがいいんだ。

 …シンジと一緒にいたい。

 …あたし。シンジが好き。

 

自分の想いを確かめることのできたアスカは、幸福な気持ちに満たされていた。

 

(まだつづく)