エヴァ
■ お泊まり ■
act.06
―― 夜、溺れるふたり ――
作・えむえすびーむ
「はい。」
シンジが布団の上に座るアスカに、暖かいココアの入ったマグカップを渡す。
「うん。」
アスカは両手で受け取り、口をつけた。
シンジもココアの入ったカップを持ちアスカの隣に座り、ひとくち飲んだ。
「おいしいね。」
「うん。」
熱すぎもせず、丁度飲みやすい温かさになっている。
汗がひいた冷えた身体にココアの甘い温かさが広がる。
アスカがなにか飲み物が欲しいというので、冷たいものがいいかと思いシンジは冷蔵庫を開けたが、アスカが温かいものを望んだのでそのままミルクを出し、沸かしてココアをつくった。
シンジはキッチンに立つとき、恥ずかしさもありトランクスだけ履いた。
アスカは毛布で身体を隠している。
アスカとシンジは抱き合ったあと、ゆっくりとした気持ちで過ごしたことはない。
いままでは親の居ない間にこっそりやっていたから、時間的なゆとりはなかった。
しかし、今夜は親たちは帰ってこない。
帰ってくるのは明日の夕方だ。
明日は休日で学校も休みだから、ゆっくりと後片付けをすればいい。
そう、親たちに知られないように、、、。
親たちが知ったらなんて言うだろう。
しかしアスカに後悔や後ろめたさはなかった。
ただ、知られたら一悶着あることは間違いないだろう。
そんなことを考えながらアスカはココアを啜る。
今夜、シンジが自分に入ってくるときの痛みや恐れを払拭できたことがアスカは嬉しかった。
女の喜びを感じることもできたことにアスカは感慨にひたる。
そして、体の奥に残る余韻が、ふたりで過ごせる時間あることがアスカには心地よかった。
時計に目をやる。
まだ午後9時をまわったばかりだ。
…こうやって、ふたりで過ごせるのっていいわね。
特に言葉を交わすでもなく、ただ身体を寄せ合うひと時がアスカは嬉しかった。
…シンジはどう思っているのかしら。
シンジは、自分の隣で物思いに耽っているように、ココアに口をつけているアスカの姿に見とれていた。
白い肌に栗色の髪、整った顔立ち、「美人は三日で・・・」なんて言葉があるが、シンジには信じられなかった。
その彼女がさっきまで激しく乱れ喘いでいたのである。
…今日のアスカって、ほんとにすごい。
いままで何度か身体を重ねたが、そのときのアスカは、目を固く閉じ、唇を歪ませ、呻き声をあげ、ただ苦痛に耐え、行為が終わるのを待っていたようだった。
それが今日は、自らシンジを煽り立て、快楽に溺れていたのである。
そのギャップにシンジは驚いていた。
それほど今日はいままでとは違うということである。
シンジは、いままでただ性器を擦れ合わせ自分の快感だけを求め、行為に耽っていたことに罪悪感を感じた。
…アスカに辛い思いをさせていたのかな、悪いことしていたのかな。
…でも今日は良かったみたいだから、すこしは罪滅ぼしになったかな。
そんなことを考えているとアスカがこちらに顔を向けた。
視線が合わさる。
シンジは思わず視線をずらし、俯いてしまった。
「ア、アスカ、なに?」
「ん、なんでもない。」
「そ、そう、、、。ア、アスカ、そのぉ、ごめん。」
「なにが?」
「あの、いままでするときって、ずっとアスカ痛かったみたいだし、そのぉ、そのことに気遣ってあげられなくて、、、ぼくは自分のことしか考えてなかった。」
「・・・そうね、でもシンジ、あたしもどうすればいいかわからなかったの。お互いそういうのに興味があって、お互いしたくてやったことなんだから謝ることないわ。
それに、あんたとするのはイヤじゃなかった。たしかに痛かったけど、もうそんな思いももうしなくていいみたい。あんたが協力してくれたから、助けてくれたからよ。
だからあんたが謝ることなんてないのよ。」
アスカの優しい言葉にシンジの自責の念が和らいでいく。
「アスカ、ありがと。」
「あたしもよ。」
顔をあげ、ふたたび視線が合わさる。
互いに自然に笑みがこぼれる。
…よかった、アスカも許してくれる。
シンジはまたアスカに見とれた。
その表情は凛とし、瞳には強い輝きを感じる。
いつものアスカの顔だ。
…アスカって、ほんとに美人でかわいいや。
…こんな女の子とできたなんてぼくって幸せもんだ。
シンジは先程までのアスカを思いおこす。
アスカがあんなに乱れ喘いだ姿をみたのはもちろんはじめてだ。
思い出すとまたペニスが熱くなり、その頭が擡げてきた。
気持ちもまた昂ぶってくるのがわかる。
シンジには今日アスカと抱き合ってわかったことがあった。
アスカの乱れる姿、喘ぐ声、それを見ているだけ聞いているだけで自分は昂奮し果てようとしてしまう。女性は感じると大きい声をあげると聞いたことがあるが、それは男の気持ちを満たすためにしているのではないかと思った。
その凛とした顔からは想像もできないほどの恍惚の表情を浮べ、嬌声をあげ、自ら腰を振り快楽を貪るアスカ。
想像するだけでもうペニスは痛いほど脹れあがってくる。
トランクスの前が張り出してきた。
…ああどうしよう、またしたくなっちゃった。
シンジは自分の気を鎮めようとするがアスカの淫らな姿が頭から離れない。
ペニスの勃起をアスカに悟られまいと膝を立たせる姿勢になりアスカから股間を隠そうとする。
…お互いの親がいないときなんて、もうそんな機会は滅多にないだろうな。
シンジは時計を見た。
…まだそんなに遅くないし、もうすこしできないかな。
…アスカ、どうなんだろう。
…今日、ぼくの好きにしていいって言ってたからもっとやらしてくれるかな。
…でもさっき二回もしちゃったし、アスカ、もうやりたくないかもしれないし、、、。
…もし聞いていやがられたらどうしよう、、、。
できそうもないと思い込むとますますやりたい欲望が渦巻いてきた。
…ああでも、もっとしたい、アスカのイヤラシイところをまた見たい。
アスカはシンジの方を見た。
シンジは何か落ち着かないようだ。
そわそわした態度で視線が泳いでいる。
こちらを見ているようだが視線が定まらない。
また視線が合った。
するとシンジはまた俯き視線を逸らせてしまう。
今度はアスカがシンジに尋ねた。
「どうしたの?」
「あ、いや、なんでもない。」
「そう。」
「・・・・・・。」
そしてまた、チラッ、チラッと、アスカの方を見る。
でもその視線は、アスカの身体を隠している毛布に向けられている。
アスカはそんな態度を見て、シンジの気持ちを見抜いた。
…ほんと、分かりやすいわよねぇ。
…シンジったらまだやりたりないのかしら。
アスカはココアを一口飲んだ。
…はやく飲み干したほうがいいみたい。
もう1ラウンドありそうだと、アスカは思った。
…でも、こんなことで男のほうがモジモジしちゃダメね。
アスカはすこしからかってやろうと思った。
アスカはなにげない仕草で片足を伸ばした。
その足が毛布から出る。
膝を曲げすこし立たせる。
そうすると毛布がはだけ太股が露わになった。
そして足の先を手で触る仕草をしながらチラリとシンジを見る。
シンジがその太股を凝視し、固まってしまっている。
…ふふ、見てる、見てる。
毛布の裾を持ち、また足を隠す。
そして、なにげなくシンジに話しかけた。
「あした、どうしようか。」
「え、あ、うん。どうしようか。」
「新小田原公園にできた、観覧車、乗りに行こっか。」
「ん、そうしようか。」
「河口湖のひまわり園もいいわね。」
「ん、そうしようか。」
「それとも、もっとする?」
「ん、そう、え?あ、あぁ。」
シンジはハッとアスカを見た。
アスカがいたずらっぽくシンジを見ている。
シンジはアスカに悟られていることが分かり、顔がみるみる赤くなる。
「シンジってほんと分かりやすいわよねぇ。」
「え、その、。」
「顔に書いてあるわよ。」
「そ、そんな、、、。」
シンジはまた俯いてしまった。
「はっきり言ってくれないと、あたしわからないわ。」
するとシンジがおずおずとアスカに声をかけた。
「あのぉ、アスカ。」
「なによ。」
「そのぉ、もう一回、いいかな。」
「ほんとにスケベね。」
アスカは一言いって、ココアに口をつける。
シンジは念を押すように聞いてくる。
「だめ?」
アスカは拒否するつもりはなかった。ただ一度に何回もした経験がないので、どれくらいできるかアスカにはわからなかった。いままでは、親に隠れて(いまもそうだが)こっそりやっていたので、一度に1回だけしかしていない。それに、これまではアスカはやる度に痛かったので、それ以上やる気が起きなかった。
しかし今夜はいままでと違う。
「いいわよ。でも、そんなに一度にやったことないから。」
…こういうのって一度に、どれくらいできるのかしら?
アスカはふと思いつきシンジに聞いてみる。
「参考までに聞きたいんだけど、シンジって、ひとりでするときって一度に何回くらいできるの?」
「ええええ?!えっと、それって、」
シンジはアスカの問いの意味は理解できたが、どう答えるか迷ってしまう。
「だからぁ、一度に何回くらい射精できるかってことよ。」
まごつくシンジをよそに、アスカは具体的に聞いてくる。
しかし、そんなことシンジには聞かれるのも答えるのも恥ずかしい。
「それは、あの、そのぉ、」
「あんたも自分のを弄ってやるんでしょ。あたしだってするわ。」
「うん、さっき見た。」
ゴチン!
「イタッ!」
思わずアスカはシンジの頭を叩いた。しかもグーで。
不覚とはいえ、シンジに自分のオナニーを見られたなんてアスカは思い出したくもない。
「そのことはもう言わないで!」
アスカは顔を真っ赤にして怒鳴った。
シンジは語気に押されて、ただ叩かれた頭を撫でるばかり。
「もう、乱暴だな。」
アスカは気を取りなおし、話題を戻す。
「あたしもこれからの心づもりもしておきたいし、知っておきたいの。」
…なんでこんなこと答えなきゃいけないんだろう。
シンジはあまり納得できなかったが、いまアスカの機嫌を損ねるのは得策ではない。
やむおえずシンジはいままで自分でいたしたもので、最長記録を思い起こし答えた。
「え、えっと、その、多くて、ご、5回くらいかな、、、はははっ。」
「5回?!」
アスカは予想を遙かに超える回数に思わず声をあげた。
…男ってそんなにできるの?
…あたしはそんなにできないわよ、たぶん。
…まさか今晩そんなにやろうなんて考えているのかしら?
…そんな、あたし壊れちゃうかも。
…でも、シンジのおちんちんって、そんなに一度に出して平気なのかしら。
…男ってスゴイっていうか、コワイ。
唖然とするアスカをよそに、シンジはモジモジとしながら話す。
「でも、最近はあまりしていないんだ、、、。」
「なんで?」
「その、、、アスカとしたほうが全然いいから、、、。」
シンジが顔を赤くしながら答える。
アスカはその返事に呆然とした。
…こ、こいつ、やはりもっとするつもりなのね!
アスカは動揺するが、ここはなんとかシンジを諫めようと考えた。
「悪いけど、あたしそんなに持ちそうもないわ。」
「アスカはどうなの?」
「え?」
「アスカはひとりでするときって、一度に何回ぐらいするの?」
「お、女の子にそんなこと聞くもんじゃないわよ。」
「ぼくだってアスカのことわかんなけりゃ加減できないよ。」
こんどはシンジの態度ががらりと変わり、アスカをマジマジと見つめてくる。
…もーっ、なに真剣になってんのよぉ、このスケベ!
気持ちでは反感を抱くが、シンジの迫力に思わず身体は後ずさりする。
シンジを言いくるめるつもりが逆に迫られ、アスカはますます動揺する。
「そんなのシンジが知らなくてもいいわよ。」
「じゃあ、たとえば今夜もっとやりたいってぼくが言ったらアスカもいいの?」
「あ、あたしはそんないっぱいできないわよ。たぶん、、、。」
「じゃあ、もうだめ?」
「・・・だめじゃないけど、、、。」
…ダメじゃないの、わからないの。
…あーん、なんでこうなっちゃうのぉ?
「ぼくはもっとやりたいけど、、、アスカに無理強いしたくない。だからぼくも知っておきたいんだ。」
…シンジずるい!そんな言い方されたら言わなきゃならなくなるじゃない。
…もーっ、なんでこんなこと言わなきゃなんないのよう。
自業自得、アスカはついに諦めた。
…恥ずかしいけど、言うしかないかしら、、、。
「・・・1回、、、。」
「え?」
「1回感じちゃうと、あたしいつも眠くなっちゃうの、、、。」
「でも、今日3回くらいイってるよね。」
ゴチン!!
アスカはまたもシンジの頭を叩いた。やっぱりグーで。
「イタイ!痛いよアスカ。」
自分がイったところをしっかり見られていることに、アスカの気持ちは恥ずかしさを通り越し、怒りに近い感情になる。前にも増して大声で怒鳴る。
「そんなもん、数えてるんじゃないわよ!」
「ゴ、ゴメン。でも、今夜はまだいいよね。」
しかし、シンジは食い下がる。
「バカシンジ。」
アスカは迷っていた。
…シンジのバカ、デリカシーないんだから。
…あたしもしたいけど、ほんと、どれくらいできるのかしら。
シンジの方をみる。ちょっと俯き加減に上目遣いで、まるで子供がおねだりをしているような、物欲しそうな目つきでアスカを見ている。
そんなシンジの仕草を不覚にもアスカはかわいいと思ってしまった。
…そんなにやりたいのかしら。
思わず語気が下がってしまうアスカであった。
「あ、あと1回くらいはいいと思うけど、そのあとはわからないわ。」
シンジの声が明るくなる。
「じゃあまず、1回。」
「まず?」
「あ、いや、あと1回。」
「まあいいわ、、、。」
…ふう、シンジの好きにさせるしかないわね。
…ほんとにあたし持つかしら、1回くらいは大丈夫か。
アスカもいやではない、たださっきも意識が飛んでしまっていたので、またそうなってしまうと自分がどうなるかすこし不安だった。
…まあ、そうなったとしてもシンジのことだから変なことはしないだろうし。
…まっ、ここはあたしも楽しみましょ。
アスカはすこし気を取りなおした。
が、しかし、その不安に追い打ちをかけるようにシンジが聞いてきた。
「それと、今夜、ぼくの好きにしていいって言ってたよね。」
「な、なによ。」
「もうひとつ、お願いがあるんだけど。」
…シンジなに考えているの?
シンジの瞳が爛々と輝いているようにアスカには見えた。
…あーん、なんか変なこと考えているぅ。
直感的にアスカはそう思った。
アスカは妄想モードに突入する。
…何を言ってくるのかしら。
…念を押すくらいだから、あたしがいやがるようなことかしら。
…口でやれって言うの?
…そんなあ、シンジのを口に入れるなんてできないわよぉ。
…でもあれって、男はとても気持ちいいって、本に書いてあったし。
…口の中に出されたらあたしどうしたらいいかわかんない。
…あ、胸でやれっていうのかしら。
…そ、それはないわね、あたしまだそんなに大きくないし。
…それともお尻?
…い、いやよ。この前まで普通にするのも痛かったんだからぁ。
…そんなとこにシンジの入んないわよぉ。
…それにお尻でやったあと普通にすると病気になるかもって書いてたしぃ。
…まさか、あたしを縛って無理矢理。
…そ、そんなことないわよね。そんな道具は持ってないだろうし。
…でも隠し持っていたりして。
…男って、そういう願望持ってるっていうし。
…さっきもそうだけど、無理矢理押さえつけられたらあたし逆らえない。
…シンジ、なんかすんっごいちからつよかったもんっ。
…理性がなくなるとなにされるかわかんない。
…男って、ちょっと気を許すともうつけ上がるのねェ。
…ああ、どうしよう。
…神様、どうかあたしをお助けください。
アスカはキリシタンであった。
「あ、あのアスカ?」
シンジに声をかけられ、はっと妄想モードから回復する。
アスカは我にかえり、キッとシンジを睨みつける。
「なによ、い、痛いのはいやよ。」
しかし、またシンジは俯いてモジモジ状態になっていいたので、そんなアスカを見ていない。
「あの、うしろ・・・」
…うしろ?!って、お尻で!!
アスカはシンジの一言から短絡的思考が働き、お尻でされると思いこんだ。
動転したアスカは、シンジの言葉を遮り一気にしゃべりはじめる。
「いや!それはダメ!お尻だなんて!だって、だいいち汚いわ。そこはおちんちん入れるところじゃないの。シンジのそんな太いの、はいんないわよ。もし切れちゃったりしたら大変なのよ。それに病気になっちゃうかもしれないし!」
シンジはアスカの言うことに驚いた。
「アスカ、まって、ぼくは後ろからやらせてほしいって言いたいだけで、そんなところに入れたいなんて思ってないよ。」
「え?後ろ??」
「ぼくはお尻なんて一言もいってないよ。」
「え?あ、」
アスカは自分の早とちりに気づき、恥ずかしくなりまた顔を赤くする。
…ああん、もう!あたし何言ってるの。
早とちりを誤魔化そうと、話しを変えようとする。
「でもそれって相手が見えないし、恥ずかしいわ。」
「いまアスカ、ひょっとしてお尻に・・・」
ガチン!!
「イタイ!!ほんとに痛いよアスカ。」
アスカはまたもやシンジの頭を叩いた、またまたグーで、しかも思いっきり。
早とちりをしてしまいシンジに醜態を見せてしまった自分への怒りがその拳に込められていた。
しかし、その怒りのはけ口はなぜかシンジになっている。
シンジはあまりの痛さに頭を隠しアスカから離れる。
シンジを叩いたアスカの右の拳もズキズキと痛む。
アスカは耳まで真っ赤にして怒鳴った。
「よけいなつっこみ、いれなくてもいいわよ!」
アスカから逃げながらもシンジは懇願する。
「ごめん。でもいいでしょ、痛いことなんかしないから。」
…後ろからなんて、なぁんでっ、男ってそんなことしたがるのかしら。
アスカがシンジを睨む。
…ほんと、バカでスケベでエッチなんだから。
シンジがオドオドとアスカを見ている。
「ね、いいでしょ。」
しかし、シンジはなお食い下がる、よほどやってみたいらしい。
…はぁ、しょうがないわね。
「バカシンジ。でも、ほんとに変なことしないでよ。」
「うん、約束する。」
…後ろからされるなんて、恥ずかしいわ。
…それにあたし、ほんとに大丈夫かな?
…でもそれって、気持ちいいのかしら。
アスカの心に快楽への期待と不安と恥ずかしさが入り交じる。
後ろからされることは恥ずかしいが、いろいろな体位を試してみることには関心があった。
…ま、してみましょ、、、。
アスカは残りのココアを飲み干しシンジにカップを渡した。
シンジはもう飲み終わっているようだ。
シンジはそのカップを布団からすこし離れた床に置き、ゆっくりとアスカの右隣に座る。
「もう、ぶたないよね。」
「バカ。」
シンジの左手がアスカの肩に廻り、アスカを抱き寄せる。
アスカの身体を隠す毛布の中にシンジのもう片方の手が入ってきた。
アスカは身体を触られると思い、身体をすこし強ばらせたがその手はアスカの手を探りあて握ってきた。
アスカはすこしあっけにとられた。
「やさしいわね。」
「ぼくもアスカと繋がっていたいんだ。」
アスカはシンジに言った言葉を思い出した。
「バカシンジにしては上出来だわ。」
アスカは手を握り返した。
「お誉めにあずかり光栄です。」
手をつないでくれる。たったこれだけでもアスカの気持ちは安らぐ。
不安が和らぎ、身体が熱くなってきた。それはココアだけのせいではないようだ。
…やだ、あたしドキドキしている。
シンジの示してくれる好意に、若いアスカの身体は性的な期待に従順に反応する。
「アスカ。」
シンジの唇が近づく。
唇を重ねる。
ココアの香りがした。
「アスカの唇、甘い。」
「シンジも。」
何度かキスを繰り返す。
「シンジ。」
「うん?」
「あたしもまだしたい気持ちはあるの。ただ、そんなに一度にやったことないし、その、後ろからされるのってなかったし、ちょっと不安なだけ。いやじゃないの。」
「大丈夫、ほんとうに変なことはしないよ。ただ、またエッチなアスカを見てみたいんだ。」
「バカ。」
もう一度キスをしたあと、シンジの顔がアスカの首筋へ、うなじへと移りアスカを愛撫していく。
アスカの視界からシンジが消える。
シンジがアスカの後ろに廻りこむ。
肩にまわしていた手はアスカを毛布の上から抱きしめた。
うなじからシンジの熱い息を感じる。
アスカの身体は、シンジを受け入れるために蠢き出した。
アスカは自分の身体がどんどん熱くなるのを感じる。
鼓動がどんどんはやくなる。
段々息苦しくなる。
まるでスイッチが入れられたように身体が急にざわめきはじめる。
自分の身体の急な変化にアスカは驚いた。
…なにこれ?
…なんでこんなにドキドキするの?
…なんでこんなに身体が熱くなるの?
…こわいの?
…ううん、こわくない。
…じゃあ、これは、、、。
アスカは自分のお腹の奥が熱く疼いていることに気づいた。
そのとき、アスカは悟った。
…あたし、期待しているんだ。
…シンジに抱かれるのを。
自分の心とは裏腹に、身体は欲望に震えているのをアスカは感じる。
…あたし、女なんだ、、、。
…エッチでスケベな女なんだ。
…あたし、イヤラシイ女なんだ。
シンジはアスカの後ろにまわり、抱きしめるかたちになる。
シンジはアスカの髪の毛に顔を埋めた。
…アスカのにおいがする。
他の友達より色が薄い栗色のアスカの髪はシンジはとても好きだった。
そして誰よりも白い肌。
それをいま、自分が好きなように触れる喜びにシンジの心は昂ぶる。
髪の毛の隠れた首筋や肩に唇をあて、愛撫する。
時折、アスカがピクッと反応する。
握り合った手はしだいに汗ばみ、アスカの握る力が強くなっていくのを感じる。
…緊張しているのかな?
シンジはアスカの耳元に唇を寄せ、
「アスカ、ぼく、アスカが大好きだ。アスカに気持ちよくなってほしい。」
アスカから応えはなかった。
シンジはそのまま耳たぶを唇で銜え愛撫する。
アスカを抱いていた手を毛布の中へ潜らせる。
アスカの乳房に触れる。
乳首はもう堅くなり、その奥の心臓がバクバクと激しく鼓動している。
身体もとても熱い。
息も急に荒くなってきた。
アスカの過剰な反応にシンジは驚いた。
「アスカ、大丈夫?」
するとゆっくりアスカが振り向きシンジの方を向いた。
「なんか、あたしすごくドキドキしているの。」
その声は、すこし怯えているように震えていた。
「あたし、たぶんシンジに抱かれるのがすごい嬉しいみたい。いままで気がつかなかっけど、口ではわからないなんて言ったけど、あたしほんとはしたくてしかたがないみたい。あたし、イヤラシイ女なのよ。」
アスカは自嘲気味に喋った。
自分の身体が持つ欲望と、心が持つ不安、気持ちの整理ができずアスカは混乱していた。 …恥ずかしさで戸惑っているんだ。
なんとかアスカの気持ちを解きほぐしてあげたいとシンジは思った。
「それは、ぼくとだからだよね。」
「え、」
シンジはアスカをギュッと抱きしめた。
「ぼくはアスカとだから、こうして抱き合っていたいんだ。こんなイヤラシイことしたいと思うのはアスカとだけなんだ。アスカもそうでしょ。ぼくとだから、そういう気持ちになるんだよね。好きな人の前でいやらしくなるのは恥ずかしいことじゃないよ。
アスカがそういう気持ちになるのは、ぼくを好きでいてくれているってことだよ。ぼくはそれが嬉しい。だからぼくももっとイヤラシイ気持ちになっちゃうんだ。アスカ、ぼくほんとにアスカが好きだよ。」
「シンジィ。」
アスカの瞳から涙が溢れる。
…あたしのことを気遣ってくれる。
…あたしのこと想ってくれている。
…シンジが優しくしてくれる。
…嬉しい。
…シンジの想いに応えたい。
…自分の気持ちにも正直になりたい。
…あたし望んでいるの、シンジとひとつになりたい。
アスカは身体を捻らせシンジにキスをする。
その唇からシンジの想いが伝わってくるように思えた。
その想いがアスカの羞恥心を和らげ、行動を大胆にさせる。
「シンジ、あなたの好きにしていいわ。シンジの気のすむようにしてちょうだい。
あと、お願い、あたしも気持ち良くさせて、、、。」
「アスカ。」
シンジの両手がアスカの乳房を包む。
小さな双丘を揉みしだかれる。
毛布の中に隠れていても、凝った乳首からシンジの指の動きがビンビン伝わってくる。
シンジの熱い吐息が肩に首筋に感じる。
「アスカ、好きだ。」
「ああ、シンジ、あたしもシンジが好きよ。」
…シンジがあたしに触ってくれる。
…ああ、お腹の奥がどんどん熱くなってくる。
…あたし感じている、気持ちいい。
…あたしだけじゃイヤ、シンジにも感じてほしい。
…あたしがもっといやらしくなれば、シンジも感じてくれるかしら。
シンジはアスカの乳房をゆっくりと揉みしだく。
乳首もやさしく摘んで捻る。
そうしながらも唇で首筋も愛撫していく。
…アスカのおっぱい、柔らかい。
シンジはアスカの乳房の感触を楽しんだ。
柔らかくそして熱い。自分の指に吸い付くように馴染む白い乳房。その先端のピンクの種子は堅く凝り、シンジの指に手のひらに当たりその存在を主張する。本来それは乳飲み子のためにあるのだろうが、今はシンジの欲望を満たすために存在する。
アスカの甘い切なげな息が聞こえる。
…ああ、アスカ、もっと感じて、いやらしくなって。
そうしているとアスカの手が乳房を揉むシンジの手を掴んだ。
シンジは指の動きを止めた。
アスカが自分の手を掴んだ訳が分からなかった。
嫌がられているのか、不安を感じた。
と、アスカが振り向いた。
そしてシンジはアスカの顔を見たとき、そんな不安は吹き飛んでしまった。
その顔は紅潮し、青い瞳は潤んでいる。
その表情は先程の稟としたものではなく、優しく暖かいものでもない。
それは背筋がゾクゾクするほど妖艶で、その眼差しはとても淫靡に思えた。
その瞳に見つめられ、シンジは金縛りにあったように身体が動けなくなった。
自分の血流が、脳幹に、そして股間のペニスに集まるのがわかる。
アスカのエロチックな表情に身体は痺れ、ペニスが痛いほど勃起していく。
アスカはシンジの手を乳房から離した。
そのまま下へおろす。
アスカの身体をなぞり、やがてシンジの手がアスカの秘部に達する。
シンジの指がアスカの陰毛に触れる。
「シンジ、ここも触って。」
「ア、アスカ。」
「あたし、シンジをもっと感じたいの。」
…アスカが誘っている。
明らかにシンジを挑発している。
そう思うとシンジの昂奮は高まっていく。
シンジは秘裂に手をあて、中指をその割れ目に沈み込ませた。
「んっ、あっ。」
アスカが小さく呻く。
アスカの中は熱く潤っていた。
指でアスカの中を撫でる。
「シンジ、もっとして、掻き回して。」
アスカが卑猥なことをいう。その言葉にシンジの欲情がかきたてられる。
シンジは人差し指も入れ、指を二本にして深く突き入れる。
「あああっぁ!」
アスカの口が開き喘ぎ声をあげる。
シンジは指の抜き挿しを繰り返す。
「あぁぁ!んふぅっ、そう、もっと、あうぅぅ、はあぁっ!」
シンジの指が動く都度アスカは声をあげる。
アスカは顔を横に向け、シンジに自分の表情を見せるようにしている。
シンジからの刺激に戦慄き瞳を閉じらせ目尻には涙が溜まり、開けられた口から喘ぎ声を出す。
「はうんんっ!はぁぁ、うううぅぅっ、シ、シンジ、いいわ、ああぅぅ、もっと、はあぅぅ、もっと!」
アスカは淫らに喘ぎながらシンジを煽動する。
アスカの苦悶に喘ぐその横顔にシンジの昂奮はますます高まり、ペニスはもうビンビンに勃起し、その先端からは欲望の粘液が染み出し、トランクスを濡らしていく。
…アスカのイヤラシイ顔、声、もう狂っちゃいそうだ。
シンジはもう片方の手で、クリトリスを包皮の上から潰すように摘んだ。
「ああああ!あうっ!」
突然の強い刺激にアスカの声が大きくなる。
シンジは構わずクリトリスを包皮の上からグリグリと捻る。
「あうううっ!あっ!あっ!うううぅぅぅっ。」
シンジの手首を掴んでいるアスカの手に力が入る。
しかし、払いのけようとはしない。
シンジは膣に入れている指の動きをより激しくした。
「ふうううんんんっ!はぅぅぅ!シンジ、しんじ!ああっ!」
アスカが耐えきれず身体を屈ませる。
アスカの身体を隠していた毛布がはだけ、アスカの背中が露わになる。
その白い肌はうっすらと汗をかき、上気して桜色になっている。
その背筋が快楽に耐えているかのように捻れ、アスカが息をするごとに背中は大きく歪む。
そして顔は横に向けたまま、シンジからその表情が見えた。
悦楽に歪む淫らな表情はシンジの脳幹を痺れさす。
…アスカ、たまらないよ。見てるだけでぼくイっちゃいそうだ。
シンジは膣内とクリトリス両方を執拗に攻め、アスカを快楽の波に沈めようとする。
アスカは顔を布団に突っ伏し、身体が時折、ビクッと痙攣を起こす。
…アスカ、イキそうなんだね。
…イカせてあげる。狂ったアスカをぼくに見せて。
シンジはアスカを突き刺した指を曲げ、捻り、大きくグラインドさせ、いっそう中を掻き回す。
もう片方の手は膣口あたりの襞をまさぐり、クリトリスの包皮を剥き、クリトリスを撫でるように擦る。
「んんあああぁ!あうっ!んんっ!んんん!はうっ!あああああああぅぅぅぅっっっ!」アスカは堪らずあえぎ声をあげ、身体をビクビクと痙攣させる。
「アスカ、イってもいいよ。」
シンジの手が溢れるアスカの愛液でベトベトに濡れていく。
「はうぅ!あっ!ダメっ!うっ!シンジ!あうっ、待って、ああっ!待って、はうぅ!お願い!あ!」
「我慢しなくてもいいよアスカ。」
シンジはなおも膣内を掻き回す。
ジュブジュブと愛液が吹き出てくる。
アスカの身体の痙攣の間隔が短くなってきた。もう絶頂の寸前まできた。
「あっ!シンジっ!お願い、あうっ!違うの!はああぅぅっ、お願い!シンジの!うぅぅぅ、あぁっ!シンジの!シンジのおちんちんでイカせてっ!くぅぅっ!」
シンジの指の動きが止まった。
「アスカ、、、。」
アスカは布団に突っ伏したまま、荒く大きい息をし、背中が揺れていた。
アスカは弱々しい声で、
「指でイカされるのはイヤぁ、、、。
お願い、シンジのでやって、シンジのでイキたいのぉ、お願い、シンジのをちょうだい。」
「アスカ。」
シンジはアスカから毛布を剥ぎ取った。
腰のくびれから脚へつながる官能的な曲線が露わになる。
シンジは自分に突き出すように見えているアスカの尻にしゃぶりつきたい衝動にかられる。
シンジは立ち上がりトランクスを脱いだ。
ペニスはいまにもはち切れんばかりに隆々と勃起し、その先端は自らの粘液で濡れていた。
…求めてくるアスカがこんなに淫らに思えるなんて。
…もう我慢できない、アスカを貪りたい。
…はやくアスカの中に入りたい。
…アスカをむちゃくちゃにしたい。
シンジの心は再び劣情に支配された。
アスカは、シンジのペニスがいきり立つように勃起しているのを見た。
…シンジが感じてくれている。
…嬉しい、、、。
シンジの攻めで絶頂の寸前までイカされたため、四肢が痙攣して思うように動けない。
頭もすこし朦朧としている。
しかし、達することができなかった性器は狂おしいほどに疼いている。
その疼きが身体の火照りを大きくさせていく。
…身体が熱い。
…お腹の奥がむず痒い。ああ、堪らない、はやくシンジに埋めて欲しい。
…シンジので掻き回して欲しい。
疼きがアスカの意識を覚醒させていく。
シンジがそっとアスカの腰に手をかけ、アスカに顔を近づける。
「アスカ、いい?」
シンジが声を掛けてくる。
その瞳は飢えた野獣のような眼光を放ちアスカを見ている。
アスカはシンジの殺気のような情念を感じとった。
…シンジがまたあたしを犯そうとしている。
…あたし、シンジに犯されたい。
アスカもすでに恐れより欲情がそれを上回り、快楽へ身を委ねようとしていた。
アスカは痺れる腕でなんとか上体を起こし、のろのろと腰を上げる。
シンジの前で四つん這いの姿勢になり、尻をシンジの方に突き出す。
アスカは顔を俯かせたままシンジの方は見なかった。
「いいわ、シンジ。」
シンジの目の前でアスカは四つん這いになり尻を突きだしてきた。
濡れそぼった秘裂が露わになる。
シンジに責め続けられた秘裂からは襞がはみ出しテラテラと光沢を帯びている。
その淫靡な光景にシンジは息を呑む。
…アスカの、すごい濡れている。
シンジはしばらく見入ってしまった。
アスカは四つん這い姿勢でジッとしているがシンジがなにもしてこない。
…ああ、シンジに見られている。
自ら尻を突き出し自分が淫らに濡れている証をシンジに見せつけていることはやはり恥ずかしい。
アスカは恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じた。
しかし身体の方は益々心臓が高鳴り、お腹の奥が疼いて堪らなくなる。
…あぁ、あたしシンジに見られて感じているの?
…あたしイヤラシイ女だ。
アスカは身体を捻らせシンジを見た。
シンジはアスカの後ろで座り込み、突き出されたアスカの尻の方を凝視している。
…いやぁシンジ、そんなに見ないで。
「シンジ、はやくして。」
アスカが恥ずかしさのあまり声をあげる。
するとシンジはハッと我に返ったようで、アスカのすぐ後ろで膝立ちし、腰の高さをアスカに合わせ、片手をアスカの腰骨にあてる。
そして秘裂になにか触れる感触があった。
それはゆっくりと秘裂に押し当てられ、膣口に潜り込んでゆく。
その熱い感触はシンジのペニスであることをアスカは感じとっていた。
シンジの両手がアスカの腰骨をがっしりと押さえる。
…ああ、シンジが入ってくる。
…はやく入れて、掻き回して。
そう思った瞬間それは勢いよくアスカの中に入ってきた。
「ううああぁぁ!」
アスカは呻いた。
ぶちゅ、ぷ、ぷ。
アスカの膣がシンジのペニスで押し拡げられ、愛液が溢れだしてくる。
ズブズブとシンジのペニスがアスカの中に侵入する。
すぐに最奥まで達した。
「はああぁぁぅぅぅ。」
指とは違う圧倒的な圧迫感にアスカは息を詰まらせる。
子宮口とペニスが当たるのがわかる。
さっきまでシンジに虐められた膣は、もうシンジを受け入れる最後の段階まできていた。膣を収縮させ子宮をペニスに押しつけ、膣襞は滾々と愛液を沸きだし蠢いてシンジのペニスを擽る。そして主であるアスカの脳幹には狂わせるほどの悦楽を注ぎ込む。
爛れるような痺れにアスカは陶酔した。
待ち望んだシンジのペニスに貫かれ、これから訪れる快楽の嵐の予感に身体を震わせる。 …ああ、掻き回される!
シンジの熱いペニスにアスカの意識が集中する。
シンジが腰を大きくグラインドさせた。
「あうぅぅっ、はああああぅぅぅ!」
アスカは喘ぎ声をあげる。
…なにこれ?さっきと違う。
体位が変わったことでペニスの向きが変わり、感触がまるで違った。
シンジが抽送を始める。ペニスがアスカの中を蹂躙する。
「んんんっ!んあぁぁっ!ううっ!いっ!あうっ!」
先程とは違うところを強くペニスに擦られる。新しい刺激にアスカは背筋がゾクゾクと痺れる。
アスカはその感触に体中を震わせる。
再び、アスカは押し寄せる快楽に身を委ねる。
…ああ!だめっ、いやっ、とんじゃう!
アスカはめくるめく快楽に、いまにも吹き飛びそうな意識をなんとか繋ぎ止めて耐えていた。
桜色に上気したアスカの背中がシンジの目の前で歪み捻れる。
アスカの顔は見えないが、髪の毛を振り乱し、聞こえる嬌声から、絶頂に向かっているのがわかる。
シンジはアスカの膣の締め付けと、膣襞の擦れる感触を楽しんでいた。
…アスカの中、きつくて気持ちいい。
すでに二回の射精を行ったせいか、シンジはペニスを締め付けられても先程のように急激な射精衝動を感じず、気持ちに余裕があった。
アスカは逆にゆとりがなかった。
シンジに指で責め続けられアスカはすでに絶頂寸前である。
キュウキュウとシンジのペニスを締め上げる。
時折、ピクッとアスカの身体が震える。
…アスカが感じている。
シンジは自分自身がアスカをよがらせていることに昂奮していた。
ゆっくりペニスを引き抜き、またアスカの中へ押し込む。
自分とアスカの結合部がよく見える。
引き抜くと、膣壁をカリで掻きながらアスカの愛液でベトベトになった自分のペニスが現れ、アスカの襞も一緒に掻き出してくる。
そして押し込むときはペニスの皮が捲れあがり亀頭がアスカを押し拡げ、アスカの子宮口に突き当たる。
ペニスの皮が捲れ、亀頭が膣壁と擦れる心地よさに、シンジは没頭していく。
「アスカ、いいよ、あぁ。」
「ふうんんんっ!あううぅぅぅ!」
アスカはペニスを動かす都度、あえぎ声をあげる。
シンジは、アスカの大事な女の性器を蹂躙できる喜びに浸っていた。
シンジは抽送のスピードを徐々に上げていく。
「あああ!はあああ!あうう!はんんっ!くうぅぅっ!」
アスカの声も激しくなってくる。
アスカは快楽に身体を捩らせ、頭を振り髪の毛を振り乱す。
いまアスカは完全にシンジの虜となり、シンジに支配されている。
シンジにされるがままにあえぎ声をあげるアスカに、シンジの征服欲は満たされていく。 …こんな淫らなアスカを見れるなんて。
…もっと狂ったアスカを見たい。
シンジに加虐の念が生じてくる。
シンジは身体を屈ませ、アスカの顔に自分の顔を近づける。
「アスカ、いい?気持ちいい?イっていいんだよ。」
アスカはシンジ言葉の責めに翻弄される。
…ああ、シンジが意地悪なことを言ってくる。
シンジのペニスで膣内を掻き回され続けられる。
「ふうああぁぁぁ、ふんんっ!うぅぅぁぁぁぁ!ああぁぁぁ!」
声を抑えることができない。
シンジにされるがままに恥ずかしい声をあげてしまう。
…だめ、もうイキそう!
「アスカ、イクところを見せて。」
…そんな、恥ずかしい。
「アスカの中、もうすごいグチョグチョだよ。」
…いやあぁ、そんなこと言わないで。
「ああぁぁぁ、シンジ、いやぁぁっ、くううううぅぅぅ!そんなぁぁぁ、」
「いやじゃないよね。こんなにぼくを締め付けてくるよ。ああ、アスカ、ぼくもいいよ、気持ちいい。」
「ふううぅぅ!あっああぅ!そんなっ!うっ、いやぁぁ!はうぅぅっ!」
「アスカ、こんなにイヤラシイのに恥ずかしいの?はずかしいの?」
シンジの容赦ない言葉の責めに何とか繋ぎ止めている意識が羞恥心に苛まれる。
しかし、身体に与えられる快楽がアスカの理性をベリベリと剥がしていく。
…だめぇ、シンジ、あたし気が狂っちゃう。
もはやアスカはシンジに貫かれることしか考えられなくなってきている。
「ふんんんっ!あうぅ!いいいぃぃ!シンジ、ああぁぁ、もう、もううう!」
身体はビクビクと最後の頂点にひたすら駆け上る。
「もうイッっちゃうのアスカ、もっとよくしてあげる。」
シンジは抽送のスピードを一気に上げた。
膣内を益々激しく掻き回される。
アスカはその激しくも甘美な刺激に抗えず喘ぎ声をあげつづける。
「はああああぁぁぁぁぁぁぁうう!ああああああぁっぁっっっぁ!」
「ふんんっ、アスカ、いいよ、狂っちゃいなよ。ぼく、そんなアスカを見たい。」
ぶちゅ、ぶちゃ、くちゃ。
膣からは愛液が溢れ、シンジのペニスで掻き出され卑猥な音を出している。
「アスカ、いいよ。ぼくもいい。あすか、イッていいよ。」
「はあううぅぅ、シンジぃ、シンジぃぃぃ!ああぅぅぅ、」
膣からの刺激はアスカの四肢を痺れさせる。上体を支えてまっすぐ伸ばしていた腕はブルブルと震え、そのままの姿勢を保てず遂に力無く膝を曲げる。
がっくりと肘を布団につき、頭もだらりと落としてしまう。
「はあああああっ、ううんんっ、あんっ、あああ!くううううぅぅぅぅっ!!」
シンジの責めは続く。シンジはアスカの腰を押さえていた両手をアスカの乳房にまわす。
先端の乳首をビンビンに凝らせ尖った乳房をシンジは乱暴に掴み絞り上げる。
「あうっ!あああああゅ!ふうんんっ、はううううぅぅっ!」
あすかの声が大きくなる。
アスカは目の前で自分の乳房がシンジの手に嬲られるのを見た。
まだ発育途中の小さい胸のふくらみが握り絞られる。
そして先端の凝り立っている乳首を摘み潰され、捻られる。
双丘がシンジの指に弄ばれ、かたちを変えていく。
…ああ、おっぱいがシンジに虐められている。
両の乳房を弄られ、膣内を掻き回され、子宮口を叩かれ、アスカの意識は朦朧としてくる。
全身から汗をかき、涙を流し、涎を垂らし、膣からは愛液を溢れ出させていた。
あらゆる体液を垂れ流し、アスカは快楽の本流へ流されようとしていた。
…もうだめ、もうだめ、あたしイッちゃう!
シンジはアスカの乱れ狂う姿に魅了されていた。
アスカは両肘、両膝で四つん這いになり、なんとか自分の身体を支えていた。
その上からシンジが覆い被さり、ペニスでアスカの膣を貫き、両手でアスカの乳房を弄んでいる。
アスカの四肢は筋肉がビクビクと痙攣し、いまにも崩れそうになる。
アスカの膣襞はシンジのペニスを擽り、きゅうきゅうと締め上げてくる。
…気持ちいい、アスカの中はなんて気持ちいいんだ。
シンジはひたすら腰を振り続けアスカの中を掻き回し、両手でアスカの乳房を揉みしだく。
アスカの身体はビクッ、ビクッと痙攣し、もはやアスカは絶頂寸前なのは明らかだった。
それをなんとか、理性で食い止めているようだ。
…はやくアスカがイクところを見たい。
…もっとよがり狂わせたい。
「アスカ、いいよ、こんなエッチなアスカを見れるなんて、アスカ好きだ、大好きだ。」
「ふううぅぅんんっ!シンジぃ、しんじぃぃぃ!ううぅぅぅっ!」
アスカはシンジの名を呼びひたすらよがり続ける。
シンジは片手をアスカの頬にあて、アスカの顔を持ち上げ自分の顔に寄せる。
力無く持ち上げられたその顔は、振り乱した栗色の髪がかぶり、青い瞳からボロボロ流した涙と、汗と、涎が混ざり合いぐちゃぐちゃに濡れていた。
「はあぁぁぁ、シンジぃぃ、ふんんん、しんじぃぃぃぃぃ!もうぅぅ!うああっ!いぃぃっ!」
瞳はもう焦点を失いかけ、だらしなく開けられた口から涎を垂らしながら淫らな嬌声を発し続ける。
シンジが想像した以上にアスカの表情は乱れ艶めかしく、シンジはより欲情する。
…アスカ、こんなに感じてくれるなんて。
…嬉しいよアスカ、もうイカせてあげる。
アスカにもうシンジの責めに抗う気力は残っていなかった。
顔を持ち上げられ、シンジの熱い息がアスカの頬にかかる。
シンジに顔中をなめ回され、口で唇を塞がれる。
ベチャベチャと舌を絡ませ合う。
シンジは満足したのか、手をアスカの乳房に戻し、両手で揉みしだく。
そして、腰の動きをより深く、大きくしていく。
「アスカ、アスカ、はあ、アスカ好きだ。大好きだ!ぼくだけのものだ!!」
…ああ、シンジ嬉しい。
「ああぁ、シンジぃ、しんじぃいぃぃぃぃぃ!」
アスカの瞳から一層涙が溢れだし、アスカの心の最後の欠片がドロドロと溶け出す。
…もうだめぇ!!
「はううう!はっ!いくぅぅっ!しんじぃ!!」
ついにアスカは絶頂を迎えた。
アスカは獣の遠吠えのような声を上げた。
ビクビクと膣が収縮し、いままで以上にペニスを急激に締め付けられる。
「うあぁぁっ!」
シンジが呻く。
アスカは全身を痙攣させ、腕の力を失いそのまま布団に突っ伏す。
シンジはあまりの締め付けに腰の動きを止めた。
膣口がギュッと締まり、ペニスの根本を銜え込んで離さなくする。
膣襞はビクビクと蠕動運動をし、ペニスをより奥に引き込もうとする。
…すごい、アスカが締め付けてくる、ああ、なんて気持ちいいんだ。
…ずっと、このままでいたい。
シンジはペニスから送られる快感に陶酔した。
その心地よさに射精しそうになるが、まだシンジにはゆとりがあった。
「はあ、ああ、はああぁぁぁぁ、、、。」
アスカは喘ぐように大きく呼吸する。
乳房を掴む手にはバクバクとアスカの激しい鼓動が感じられた。
シンジはアスカの背中や首筋にやさしくキスをする。
しばらくして、アスカの身体の痙攣は治まってきたが、膣はビクッ、ビクッ、と時折蠕動運動を繰り返す。
アスカの意識は押し寄せる快楽の波に中に漂っていた。
快楽に溺れ朦朧とした意識に中、シンジのペニスがまだ自分の中で熱く怒張しているのを感じていた。
…シンジがイッてない。
アスカの心にむなしさが広がる。
そして、堪らない切なさが溢れてくる。
シンジの熱い迸りを受けたい。
自分の中を満たして欲しい。
…ああ、シンジ、ダメ、ちょうだい。
…シンジのが欲しい!
アスカはまだ痺れて力がはいらない手をブルブル震わせながらシンジの手を掴み、両手を乳房から離し自分の腰骨を押さえるように持っていく。
「アスカ?」
アスカは突っ伏したままシンジのほうに顔を向けた。
息もまだ荒いまましゃべりはじめる。
「シンジもイッて。」
「シンジにもイッてほしい。」
「あたしだけじゃいやぁ。」
「そのままして。」
「お願い、シンジもイッて。」
「シンジのちょうだい。」
最後のほうは切なげに泣き出しそうな声になる。
そのアスカの声にシンジは狂おしいほど欲情をかき立てられる。
アスカの腰を掴んだシンジの手に力が入り、シンジの指がアスカの身体に食い込む。
シンジはペニスを抜けきる寸前まで引き抜き、また、奥深くまで突き刺した。
「はううぅぅぅ!」
アスカは膣をビクビク痙攣させながら喘ぎ声をあげた。
快楽の高みに誘われ、まだその高みから降りきっていない身体がまた絶頂へと導かれていく。
「アスカ、ごめん、ひとりでいかせて、いまぼくもイクから、いいよね、いいよね。。」
シンジは先程を同じように激しく腰を振りアスカを貫く。
また快楽の波がアスカを襲う。
「はあ!あああっ、あうぅぅ!ふうっ、ああぁ、シンジ、はあ、いぃぃぃっ!」
快楽から醒めやまず、朦朧としたアスカの意識はまたドロドロと溶け出していく。
アスカの膣は絶頂を迎えた状態のまま、シンジのペニスに中を掻きむしられ、まるで別な生き物のようにビクビクと収縮を繰り返し、そして主であるアスカの脳髄に情け容赦なく悦楽を注ぎ込む。
…ああ、シンジ、もうダメ、いい!
イキッぱなしの状態になり、もはやアスカの意識は、限界を超え、焦げ付き、快楽の渦に沈み込んでいく。
全身が弛緩し、ただ性器だけがだらだらと愛液を垂らしながらシンジのペニスをひたすら締め付け擽り続ける。
シンジは無我夢中に抽送を繰り返す。
アスカが狂ったような喘ぎ声をあげ続ける。
「ああ、シンジ、もっとぉぉ、ふうっ!はあぁ、しんじぃぃぃっ!」
その声はシンジの脳幹を痺れさす。
シンジはペニスをきゅうきゅうと締めつけられ射精衝動が急激に高まりつつあった。
膣の奥にある子宮口と亀頭があたるたびに痺れるようなビリビリとした快感をアスカとシンジは互いに味わった。
「はあ、アスカ、いいよ、うぅぅっ、もうすこし、はあぁ、もうすこし。」
シンジはまたアスカに注ぎ込めることに狂喜した。
…アスカ、いましてあげる、ぼくを感じて。
シンジはより快楽を得ようと、腰の動きのストロークを大きくしより深くアスカの中にペニスを突き込もうとする。
アスカは突っ伏したまま身体をただ痙攣させ、喘ぎ続ける。
「うふぅぅ、しんじ、しんじぃ!はぁ、あぁ、あぁ、!」
シンジも狂ったようにアスカに尻にビタビタと音をたてて腰を打ちつける。
シンジに、もはやゆとりはなく、ついにそのときが来た。
「はあ!アスカ!アスカッ!出る!はあああ!」
シンジの三度目の射精が始まった。
ビュッ、ビュビュッ、ブシュシュッ。
三度目だというのに、その量も勢いもまったく衰えず、膣に子宮に精液を吐き出す。
射精と、キュウキュウとペニスを締め付けられる快感が、シンジの脳幹を麻痺させる。
シンジはペニスがしゃくりあげるたびにビクリと身体を震わす。
アスカは三たび中に注ぎ込まれる。
バシャ、ジャジャッ。ブシャアア。
「ああ!熱っっっ!くううぅぅぅっ!」
アスカの中がシンジの精液で溢れかえる。
…あああ!イクぅぅぅ!
熱い迸りを受け、アスカの意識はさらに高みへと登らされる。
お腹の奥からの絶頂の快楽の波にまたアスカは溺れ沈んでいく。
精液を浴びる都度、アスカはビクビクと身体を痙攣させ喘いだ。
三度の射精でアスカの中はいっぱいになり、シンジとの結合部からジワジワと精液と愛液が混ざり合った白濁液が染み出していった。
アスカの意識はまた快楽に奪われ、吹き飛ばされる。
やがて射精も納り、シンジはアスカからペニスを引き抜き、アスカから身体を離し座り込んだ。
シンジは射精を果たし、アスカの中を自分のモノで満たすことができた征服感に浸っていた。
シンジのペニスは、アスカの愛液と自分の出した精液でベトベトになっている。
シンジはアスカを見た。
アスカの身体は完全に脱力し、上体を突っ伏し、脚を広げ腰を突き出した姿勢のままで、秘裂をシンジに曝していた。シンジはその姿に見入ってしまう。
膣口はシンジに刺し貫かれたままの状態で閉じずにぱっくりと口を広げていた。
中は真っ赤に充血した濡れた襞が蠢いているように見え、三度もの射精で注がれたシンジの精液とアスカの愛液が混ざり合った白濁した液が溢れ出し、だらだらと滴り、クリトリスと栗色の陰毛を濡らし、へそのあたりまで垂れていた。
そして、射精され絶頂を迎えた余韻から抜けだしておず、時折、ビクッと身体を震わせていた。
そのあまりに淫らな光景に、シンジのまだ醒めやまない欲情にまた炎が焚きつけられる。
…なんてイヤラシイ姿だ。
…アスカの中からぼくの出したものが溢れている。
シンジはアスカの尻を両手で掴み、グイッと尻の割れ目を拡げる。
「はうぅぅ、、。」
無意識にアスカは声をあげる。
まだ、膣口は閉じきらず、白濁液を滴らせている。
シンジは親指で、閉じようとする膣口からはみ出している襞を押し拡げた。
「ふんんっっっ!」
襞は柔らかく伸び、膣口は変形して引き延ばされる。
…ここにぼくのが入ったんだ。
両手の親指を膣口に突っ込み左右に拡げた。
「ふあああっ、いやぁぁ、、、。」
膣口は柔らかくひしゃげ、また赤い肉襞が曝け出される。
中はまだ、白い粘液で濡れており、奥にはその白濁液が溜まっている。
ぱっくりとあいた膣口に人差し指と中指を奥底まで挿し込む。
ぶちゅちゅ。
「あぁぁぁぁっ。」
アスカが嬌声をあげ、白濁液が泡を吹いて溢れ出してくる。
指で中を撫でる。
まだ膣襞が蠢いているのがわかる。
左手の親指と右手の人差し指と中指、三本の指を突き込まれ膣口は歪に変形し拡げられる。
「んんん!あぅぅぅっ!」
左手の手の親指はグイッと膣口を引っ張りむりむり拡げる。
右手の人差し指と中指は中で指を広げ周りの襞を掻き回す。
膣口は突き込まれた指でぐにゃぐにゃと変形しシンジの精液とアスカの愛液が混ざった。液体をぶちゅぶちゅと吹き出し続ける。
「はぁ、いやぁぁぁ、うううぅぅぅぅっ。」
アスカに意識はなく、ただ本能のままに嬌声を上げ続ける。
時折、ビクッと痙攣し膣口が窄まろうと収縮するが、三本の指で引っ張られ拡げられたまま閉じることはできず、白濁液が溢れ出してくる。
シンジにまた膣を掻き回され、絶頂から降りることも許されず。どろどろとした快楽の海にアスカの意識は溺れて続けていた。
アスカの淫らな姿にシンジのペニスはいまさっき射精したばかりなのに、また勃起しはじめた。
が、三度もの射精を繰り返したためかペニスに鈍い腫れるような痛みを感じる。
しかし、シンジの欲情は理性を吹き飛ばし、ただアスカの中に入りたい、奥底で射精したいという衝動にかられ、性欲の求めるまま行動をおこす。
…ああ、アスカ、なんてたまらないんだ。なんていやらしいんだ。
シンジがアスカの左足首を掴み高く持ち上げた。
片足を持ち上げられ、アスカの腰は支えるものがなくなり、へたり込む。
身体は俯せに突っ伏したまま、左足を持ち上げられたので腰は捻れ、脚が開かれている。
その股間にはぱっくりと口を開けた秘裂がある。
シンジはアスカの右足を跨ぎ、左足を持ち上げたままペニスをアスカの膣に突き入れる。
ぶちゅちゅ。
「はああ!くうぅぅっ!」
シンジのペニスにまたも膣をグイグイ押し拡げられアスカは喘いだ。
膣はビクビクと痙攣し、膣襞が挿し込まれたペニスを擽る。
アスカの柔らかい肉襞の感触にシンジは蕩けそうになる。
…ああ、アスカ、いい!もっとしよう!
シンジはそのまま腰を揺り動かしはじめた。
高く上げられたアスカの左足を両手で抱え持ち、夢中に腰を打ち付ける。
アスカの膣から溢れ出す白濁液が、ふたりの結合部をぐちょぐちょに濡らしていき、お互いの肌がぶつかり合うとき、びたびたと音をだす。
「ああ、アスカ、いいよぉ、あすかぁぁ!」
「うあぁぁ!ああうううううぅぅぅ!」
シンジはただ狂ったように腰を振り、ペニスでアスカの膣を抉る。
ペニスが膣と擦れ擽られ、ビリビリと痺れる快感にシンジは陶酔する。
シンジは目の前にある抱え上げたアスカのすらりとした白い脚を舐め回し、ひたすらアスカの中を掻き回す。
「はああ、アスカ、いいよ、いいよ!」
アスカも、敏感になっている性器をペニスで抉られ、突かれるたびに感じる強烈な刺激に身体中を痺らせ、ただ髪の毛を振り乱し、シンジの名を呼び嬌声をあげていた。
「はうっ!ふうっ!ああぁぁ、だめぇぇ、うううっ!ああ、シンジ、しんじぃ!あああぁぁぁ!」
アスカの声を聞き、射精衝動が込み上げてきた。
膣襞も痙攣しながらシンジのペニスを締め上げる。
シンジはその締めつけに堪えることなく一気に己の欲望を解き放った。
「はああ!アスカ!アスカっ!はあ!でるぅぅっ!」
ドピュッ、ピュッ、ジュビュビュビュッ。
ペニスに痛みを感じるものの、射精の勢いは衰えず、アスカに注ぎ込む。
「あああっ、くうぅ!あすかぁぁぁっ。」
ブシャシャシャ、ジャジャジャア。
「はうっ!ああああぁぁぁっ!」
アスカは射精を受け、ビクビクと痙攣しながら喘ぐ。
シンジの熱い迸りはアスカの膣奥を満たしていく。
アスカは際限のない快楽の渦に飲み込まれ、狂ったように悶え続ける。
お腹の奥が爛れるように痺れ、もうどこまでが自分のものか、どこからがシンジのものなのか、よくわからなくなっていた。
…はああ!もうだめぇぇぇぇ!!
甘く強烈な悦びにアスカは沈み込んでゆく。
身体も痺れ動かすこともできず、シンジのされるがままとなり、ただ肉欲に溺れるだけであった。
シンジは射精しているあいだ、より快感を得ようと抱えたアスカの左足を身体に密着させ、ペニスをより膣奥に挿し込み腰をグリグリとアスカの腰に擦りつけるように揺する。
そして射精がおさまった後もアスカにペニスを突き入れたままその締め付けを味わっていた。
シンジのペニスがビクッと痙攣する。
同時にペニスに痛みがはしる。
四度もの射精をし、ペニスは生理的な疲労を訴えだした。
しかし、その痛み以上にアスカの中に射精した快感がシンジの脳幹を震わせていた。
…ああ、気持ちいい、最高だ、アスカとこんなにできるなんて。
…ああ、もっとしたい、アスカともっとしたい。
シンジに抱え上げられたアスカの脚もときおりピクッと震える。
アスカも快楽の余韻に浸っているようだ。
アスカは顔を布団に埋め、呻くような声を出していた。
…アスカの喘いだ顔を見たい。
シンジはペニスをアスカから引き抜いた。
ぷちょ、こぽっ。
白濁液がアスカの膣から溢れ出し、アスカの右太股を汚していく。
ペニスはだらりとたれ下がり、ジンジンと鈍い痛みを感じる。
しかし、もうシンジにはそれは気にならなかった。
抱えていたアスカの足が降ろし、アスカから身体を離す。
アスカは俯せのまま、まだ絶頂の余韻から抜けきってないのか、そのまま動かない。
シンジはそのアスカの身体をごろりと返して、仰向けにさせた。
アスカの身体に力はなく、意識も朦朧としているようだった。
顔は振り乱された髪の毛をかぶり、瞼は虚ろに開かれ、蒼い瞳は焦点を失い涙を潤ませている。力無く開けられた口は、喘ぐように息をする。
その息に合わせて胸の乳房が上下に動く。
先にある乳首は尖ったまま、まだ天を向いていた。
腕は投げ出されるように広げられている。
息も絶えだえに悶え果て喘ぐアスカのその表情に、汗で濡れ薄明かりの中、妖しく映しだされるアスカのしなやかな身体に、シンジの情念がまた燃えさかる。
そして、視線を下に向けていくと、臍のあたりから下腹部がお互いの体液が混ざり合ったものでベチョベチョに濡れている。
栗色の陰毛も艶を帯び、秘裂から襞がはみ出している。
シンジはアスカの秘裂に見入った。
シンジはアスカの膝を持ち、ゆっくりとアスカの脚を開く。
脚がだらしなく開かれ、ベトベトに濡れた秘部をシンジに曝す。
その様はまるで解剖台の上の磔にされたカエルのようだ。
秘裂からはまだ白濁液が溢れ滴らせており、シーツに染みを広げていく。
アスカの愛液とシンジの精液、そしてお互いの汗と唾液、あらゆる体液が混ざり合った臭いがフェロモンとなりシンジを狂わせていく。
シンジは布団の横に畳んで置いているタオルを取り、アスカの腰の下に敷いてこれ以上アスカの秘部からの白濁液でシーツにシミができないようにした。
そう、まだシンジは己の欲望をアスカに注ぎ込み快楽を求めようとしていた。
シンジの欲望はまだ鎮まらない。
いや、アスカと身体を合わせていく都度その欲望が膨らんでいくのが自分でもわかる。
際限のない欲望が快楽を求め、シンジの理性を麻痺させていく。
ペニスが痛みだし身体は限界を訴えているが、それすら関知できず欲望のまま、アスカを蹂躙しようとする。
…もっとしたい。アスカの中に入りたい。
…ああ、アスカ、アスカは全部ぼくのものだ。
…アスカの全てを貪りたい。
シンジの目の前で手足を広げ、だらしなく痴態を曝すアスカ。
シンジはアスカに覆い被さり、自分の唇でアスカの唇を塞ぐ。
両手は乳房を掴み絞り込む。
アスカの口腔内を貪り自分の唾液を注ぎ込む。
アスカは息を漏らしながらそれを飲み込んでいく。
シンジの唇は顎から首筋へ乳房へと移る。
そのあいだ、唾液を垂らしながら舐め回し、アスカの肌に吸い付いた。
アスカの首筋に、胸元に、そして乳房に充血した薄赤い跡を付けていく。
まるで獣がマーキングをするように、アスカの身体に自分の印を、臭いを染みこませていく。
乳房を手で鷲掴みにし、捻りあげる。指を食い込ませ爪を立てる。
そして唇で乳房を含み、舐め回し乳首を吸い上げアスカの双丘を涎でベトベトにしていく。
そして乳房を口いっぱいに頬張り噛み付いた。
「ふあっ!痛っっ!」
アスカが呻く。
シンジは噛み付いたまま頭を左右に振り、歯をアスカの乳房に食い込ませる。
「痛い!シンジ、いやぁぁ!」
痛みでアスカの意識が覚醒したようだ。
シンジは乳房から唇を離した。
アスカの乳房にくっきりと赤く歯形が残る。
その乳房をまた揉みしだく。
噛まれた跡がズキズキと痛みだしアスカが呻く。
「シンジィ、痛いのはいやぁ。」
アスカは涙を潤ませた瞳で怯えるようにシンジを見ていた。
シンジもアスカの瞳を見つめる。
無言でアスカにキスをする。
お互いの舌を絡め合わせ口腔内を貪る。
そしてまたシンジの唇は首筋へ、乳房へと移り、腹をも舐め回し臍まで舌で穿るように舐める。
「んんぁぁっ、いやぁ、そんなとこ舐めないでぇぇ。」
シンジはかまわず舐め回す。
その間にもシンジは両手で乳房を揉みしだく。
唇は臍から下へ、下腹部を舌でなぞり唇で吸いつく。その位置が徐々に下がっていく。
アスカの身体中を自分の涎で汚していく。
ついに陰毛のあたりに到達する。
シンジは顔を上げ、薄く生えた陰毛の下にある秘裂を見つめた。
シンジは乳房を揉みしだいていた両手を下げ、アスカの秘裂にあてがう。
そして、アスカの秘裂をグイッと押し拡げた。
「くぅぅあああぁっ!」
敏感になっているところを弄られアスカは喘いだ。
愛液とシンジの精液でベトベトに濡れた秘部が曝けだされる。
秘裂の一番上にはクリトリスがピンク色に凝って立っていた。
その下の膣口は襞をはみ出させている。
その襞もきれいなピンク色をしていた。
両手の親指を膣口に挿し込み襞ごと引っ張り拡げた。
「ふんんっ!あぁっ、いやぁしんじぃっ。」
膣口が歪に変形し中を曝けだす。
奥に鮮紅色の膣襞が蠢いているのがわかる。
そこから、だらだらと白濁液が垂れ続けている。
「アスカ、きれいだ。」
「いやぁぁぁ、みないでぇぇっっ。」
そして、シンジはクリトリスを舌で舐めあげた。
「はううっ!」
アスカはクリトリスからの強烈な刺激にひときわ大きい声をあげ、両手でシンジの頭を持ちシンジの頭髪を掴んだ。
乳房を噛まれた激痛で意識を戻したが、身体はまだ快楽の余韻から抜けきれておらず、まだ思うように身体が動かせない。
なんとかシンジの頭を押しやり離そうとするが、その手はまだ痙攣し力が入らない。
…いやぁ、シンジ、やめてぇ。
そしてまた、絶頂を迎え敏感にになっているクリトリスを責められる。
アスカに休む間もなく狂おしい快楽の波が押し寄せてくる。
これ以上責められると気が狂ってしまうような恐れをアスカは感じていた。
…だめ、もうだめシンジ、あたし、おかしくなっちゃう、
しかし、シンジは容赦なくアスカの大事な敏感な部分を弄くり責めてくる。
クリトリスが何度も嬲られる。
しかもいままでと感触が違う、なにかザラザラしたもので擦りつけられるように感じる。
クリトリスの表面を削られているような激しい刺激にアスカは苦悶する。
「はうっ!ダメ、シンジ!ふんんっ、ふぅぅぅ、ううああぁぁっ!」
クリトリス全体が包み込まれるように擦りつけられ、クリトリスがあらゆる方向にころがされる。その感触からシンジが舌で触れていると悟った。
…シンジが舐めている!
自分の性器を押し拡げられ覗かれ、そのうえ舐められるなんて、アスカは恥ずかしさで身悶えした。
…いやぁ、そんなとこ舐めないでぇぇ。
「シンジ、ダメ、やめてぇぇ、はあああぅぅぅっ!」
アスカは喘ぎながらも制止を懇願するが、シンジの容赦ない責めはつづく。
そしてまた、シンジは指を膣に突き入れ掻き回し始めた。
クリトリスから膣から激しい感覚がアスカの脳天に突き抜ける。
「はあああっ!ふぅぅぁぁぁあああっ、だめぇぇ、シンジっっっ!んんああああああ!」
シンジの舌のざらざらした感触がクリトリスに擦りつけられ、指で膣内を掻き回される。
醒めやまないお腹の奥がまた熱くなってくる。
子宮がまた疼くのがわかる。
膣がまた熱く濡れてゆく。
また身体中にゾクゾクとした快感が広がる。
アスカは狂ったように喘ぎはじめた。
「ふんんああああぁぁっっ!あう、はあああぁぁ、はうっふうぅぅぅ!」
…ああぁぁ、いやぁぁ、また飛んじゃうぅぅぅ。
アスカはまた意識が失うことを恐れた。
しかし、シンジに抗えきれず、ただシンジの責めを受け翻弄されつづける。
アスカの心の奥から欲望がまた湧き出してくる。
それをアスカの理性は鎮めることができない。
その欲望がまたアスカの心を犯していく。
…あぁぁ、だめぇ。
…だめぇ、しんじぃぃ、これ以上されちゃうと、あたしまた、
…また、我慢できなくなる。
身体中が火照り、アスカの膣は貧欲に快感を得ようと蠢きだす。
もう、シンジの指では物足りない。
もっと、熱く滾った強張りを求める。
際限のない快楽の渦にアスカはまた沈もうとしていた。
シンジは執拗にクリトリスを膣を責めあげる。
開かれているアスカの太股の筋肉がピクピク震え、絶頂へむけ感じてきているのがわかる。
「はうぅぅっ、あっ、あっ、あっ、あああぁぁぁっ!くぅぅぅ、、、しんじぃぃっ!」
アスカの息が激しくなっていき、その喘ぎ声もせわしくなってくる。
その声にシンジの昂奮も高まる。
ペニスがズキズキと痛みながらも勃起してくる。
…ああ、いい、アスカ、その声を聞きたかった。
アスカは身体を捩らせ身悶える。
シンジは膣に突き入れた指の動きをより大きく抉るようにして中を掻き回す。
「んんっっっ!あああぁぁぁ、シンジ、はぁぁぁああああ!しんじ、しんじぃぃぃっ!」
アスカがシンジの名を呼ぶ。
…いいよ、アスカ、もっと鳴いて。
アスカの声に陶酔して、シンジは一心不乱にアスカの膣を掻き回す。
「はうううっ!」
シンジは膣内のある部分に触れるとアスカが仰け反り大声を上げるのに気付いた。
そこを探るように触る。
「はあ、いやぁ、うう、だめぇぇぇぇぇ。シンジ、だめぇぇっ。」
そこはちょうどクリトリスの裏あたりで、すこし盛り上がっているように思えた。
そこをシンジは指で擦った。
「んんんんんんんんぅぅっ!はううううっ!あああ、いやぁぁぁ、だめっ!ひいぃぃ!!」
アスカはますます身体を捩らせ身悶え喘いだ。
アスカの腰がブルブルと震えだす。
…すごい、、、とても感じるところなんだ。
「アスカ、気持ちいい?」
「いやあぁ。」
「そんなに感じるの?」
「だめぇぇ、そこはだめぇぇぇ。」
アスカの息も絶え絶えに抗議した。
しかし、アスカのその喘ぐような声にシンジの欲望の炎は燃え上がり、加虐の念が生まれる。
シンジはその感じる部分をまた擦りつけた。
「ああ、だめぇ、うぅぅっ、ふんん、はああ、ひっ、ひぃっ、はあぁぁぅぅぅ!」
アスカは身体中を痙攣させ嬌声をあげる。
…アスカ、もっと鳴いて、狂って。
シンジは、なおもその部分を責める。
「ふああ!ふうううんん!いっ!ひっ!んんっ、ひぃぃっ、はああぁぁ、くぅぅうう!」
アスカはまたイキそうになり、押し拡げられた膣口がピクピクと痙攣し窄まろうとシンジの指を締め付ける。
まるでイソギンチャクのように蠢くアスカの秘部にシンジは昂奮する。
…こうやってぼくのが締め付けられるんだ。
…なんてイヤラシイんだ。
…もう我慢できない、はやく入りたい、アスカを感じたい。
アスカは吹き飛ばされそうな意識をなんとか繋ぎとめ、シンジの責めを耐えていた。
膣内の感じるところを責められアスカはまた絶頂を迎えそうだった。
意識が飛ぶことに怯えながらも、その期待に胸が高鳴る。
シンジの指で膣を掻き回されるごとにお腹の奥が熱くなり、身体の疼きが大きくなる。
その疼きはシンジのものを求める。
みたび欲望の渦に呑まれアスカは喘いだ。
…もうだめ、我慢できない。
…シンジ、欲しいぃ。
…ちょうだい。
アスカが心で懇願したとき、シンジの動きが止まり、アスカの性器への責めをやめ、指を引き抜いた。
ぷちょ。
「ふあぁぁ。」
アスカは切なげに声をあげた。
…ああ、ダメェ、やめないでぇ。
身体の火照りはますますひどくなり、膣奥がシンジの愛撫を求め疼いている。
…やめないで、お願い、シンジのおちんちんで埋めて。
まるで禁断症状の中毒患者のようにアスカは身悶えした。
「シンジィ。」
するとシンジは、自分の頭を押さえているアスカの両手の手首を掴み、アスカの腕を広げた。
またシンジが覆い被さってくる。
シンジがキスをしてくる。
先程の激しいものではなく、やさしく。
「アスカ、またいいよね。」
シンジが求めるもの。
それはアスカが望むもの。
シンジのペニスは隆々と勃起しアスカのお腹にその先端が当たっていた。
…シンジの熱い。
…シンジのそれが欲しい。
「いいわ、して、、、。」
シンジはアスカの手を離し、今度はアスカの両足を持った。
その足を高くあげ、アスカの身体の方に倒していく。
自然にアスカの身体は屈められ、腰が丸められ持ち上がっていく。
…ああ、また恥ずかしい格好でされる。
アスカはされるがままに身を任す。
この姿勢だと、尻をシンジに突き出すかたちになる。
アスカは恥ずかしさのあまり顔を背け、シーツを握りしめた。
だいぶ身体を屈められすこし息苦しさを感じた。
そう思っていると、秘裂になにか触れる感触がする。
シンジのペニスがアスカの膣口をさぐっている。
…ああ、くる。
…きて!
ついにペニスの先端が膣口に押し当てられた。
ズブズブと入ってくる。
ぷちゅう、ちゅっ。
膣が拡げられ、愛液が溢れ、シンジを迎える。
「はああぁぁぁ。」
アスカはため息にも似た喘ぎ声をあげる。
…ああ、入ってくる。
…シンジが入ってくる。
今日、何度シンジを迎え入れただろうか。
何度喜びを与えてくれたであろうか。
今また、快楽を得ることができる。
最奥まで入ったようだ。
ペニスの先端と子宮口が当たっている。
シンジの陰嚢がアスカの尻に当たり潰されているのがわかる。
シンジは中腰の姿勢でアスカにのし掛かるような体勢でいるためアスカが押し潰されるような圧迫感があった。
それさえもこれから受けるであろう被虐の嵐の昂奮を高めるものとなった。
熱い強張りに膣を押し拡げられ、欲望が満たされていく。
そしてその強張りに蹂躙され、熱い、マグマのような迸りを受け、めくるめく快楽に溺れることができる。
アスカの感覚は膣に集中していた。
…もうどうなってもいい。
…あたしをめちゃめちゃにして!
…はやくして!
シンジが動き出した。
ゆっくりとペニスを抜きはじめカリが膣口の手前にくるとまた最奥まで突き刺してくる。
抜くときはゆっくりと、突き刺すときはズブズブと力強く押し込んでくる。
「はあ、ふうんんっ!はあ、ふうっ!はうう、あああ!ふあ、くううっ!ああ、んんうっ!」
シンジにV字に足を広げられ、上から叩き付けられるように責められる。
足首を押さえられて身体を屈められているため自分では思うように動けない。
布団に縫いつけられたように、ただシンジの責めを受ける。
体位のせいか、より奥まで突き込まれるように感じる。そして、最奥にペニスがぶつかるたびにアスカは頭の中が弾けるような痺れに襲われていた。
引き抜かれるときは内臓ごと捲り取られるような気が遠くなるような感覚に翻弄される。
シンジは中腰のせいか、突き込まれるたびにペニスの向きが微妙に変わり、膣壁を掻くところが変わる。
突かれるごとに変わる快感にアスカは陶酔した。
…すごい、もっとぉ、しんじぃ。
シンジは中腰の姿勢でアスカをひたすら突き刺していた。
「あう、ふんんっ!うっ、うううう!んん、ああぁ!ふああ、ああああ!」
シンジの腰の動きに合わせてアスカが嬌声をあげる。
自分の下でされるがままに喘ぎ続けるアスカ。
深く突き刺すたびに膣がキュッキュ、キュッキュとペニスを締め付けてくる。
ペニスと擦れる膣襞の感触、脳幹を痺れさすアスカの声、シンジは夢中で腰を打ち付ける。
「ああ、アスカ、いいよ。気持ちいいよ。」
「はあ、んんんっ!シンジィ、はうぅぅっ!んんう、あうっ!シンジ、う!しんじぃぃ!」
アスカの甘く切ない声にシンジの抽送のスピードが上がる。
「ん!はう!うう!ん!んんっ!あう、シンジ!シンジ!シンジィ、んんっ!」
アスカの眉間に皺がより、より激しく苦悶する。
…アスカの顔、堪らない。
…アスカのおっぱいが揺れている。おっぱいが感じて尖っている。
…アスカ、いいよ、もっと喘いで。
シンジはスピードを上げていく。
アスカの足の指がギュッと握られる。
膣の締め付けも強くなってきた。
「あんん!はうっ!あ!あ!ふん!ひっ!うぅっ!あああ!んんあ!」
自分の思うとおりにアスカを快楽に導いていることにシンジの征服欲が満たされていく。
「アスカ、いいよ。アスカもいいよね。」
…もっとよくしてあげる。
シンジはいったん腰の動きを緩め、ペニスのカリで、先程アスカがとても感じた部分をさぐった。
クリトリスの裏あたり。
そのすこし膨らんでいる部分をゆっくりとカリで撫でるようにして位置を確認する。
アスカも悟ったようだ。
「シンジ、そこはダメ。」
アスカは言うがはやいか、シンジはその部分をカリで押しつけるように小刻みに擦った。
「んんんんん!あああああああああああ!」
アスカは激しく悶え大声を上げた。
シンジは身体を仰け反らせ、カリをよりいっそう強くその部分に押しつけて擦りまわした。
「ひいいいいいい!」
アスカは悲鳴のような声をあげ、身体を痙攣させた。
膣口がキュウキュウと窄まる。
ペニスの挿入が浅く、亀頭が膣口に近かったのでカリの根本をギュウっと締め付けられた。
「うあああっ!」
シンジも激しく呻いた。
敏感な亀頭部分だけを集中的に締め付けられ、いまにも漏らしそうになる。
アスカの中が熱くなり、そして愛液が滲み出てくるのを感じた。
…アスカ、イッたんだ、、、。
アスカは膣内の敏感なところを責められ、突然身体中に電気が流されたように痺れた。
身体は仰け反ろうとするがシンジに上から押さえつけられ屈まったままなので、身動きがとれず、背中が引き攣る。
そしてお腹の奥から熱い充足感が拡がるようにアスカを襲う。
「ふあああぅぅぅ。」
その爛れるような快感がアスカを襲う。
また意識が朦朧となり柔らかく漂うような錯覚を憶えた。
シンジに貫かれるたびに、様々に体位を変え、新しい快感を与えられて、アスカは何度もイカされた。
…ああ、シンジ、、、すごい。
アスカの身体が弛緩し、絶頂の余韻に浸っていた。
とその時、シンジのペニスが突然動きだし、ズブズブと膣奥まで侵入してきた。
キュウキュウと締まっていた膣をムリムリ押し拡げられる。
「あああああああぅぅ!」
たったいま、イッたばかりなのに、また膣を掻きまわされ、アスカがビクビクと震え、頭の中が爆発したような強烈な膣奥からの刺激にアスカの意識は白くなる。
シンジはさっきと同じようにペニスを打ち込みはじめた。
シンジはまだ達していなかった。
シンジは己のためにいままた動き始めたのである。
「はああ!うああ!ああ!うっ!う!んんんあああ!」
絶頂し、敏感になっている膣をまた掻きむしられる。
さっきとは何倍も強烈になった快感がアスカを襲う。!
生きたまま野獣に内臓を抉り取られるような激しい感覚がアスカを狂わす。
「ああ!ひいぃぃ、し、しんじぃ!ぁううっ!あ!あ!あああ!だめぇぇぇぇぇ!」
「はあ、アスカ、いくよ。ふん!ふん!いまあげるから!」
シンジのペニスがズブズブと容赦なく深く突き刺さしてくる。そのたびに子宮口が叩かれる。
女の大事な器官を縦横に掻きまわされ、絶頂のままシンジに責められ犯されてゆく。
…ひい、だめシンジ、あたし耐えられないぃ!
…壊れる、壊れる、コワれる、こわれるしんじぃぃぃ!
「はうっ!ひいぃ!ひぃ!しんじぃ!ふああっ!し、しんんんっ!あああっ!だめぇ、んんんあっ!だぁぁめぇぇぇええ!」
アスカは喘ぎながらも必死にシンジに制止を懇願するがシンジの動きは一層激しくなってくる。
「アスカ、いいよ、もっと、もっと、感じて、もっとしてあげる、ふうっ!ふうっ!」
ぶじゅっ、ぶじゅっ、ぶじゅっ、ぶじゃ。
シンジのペニスが挿し抜きするたびにイヤラシイ音をたたて、愛液が噴き出してくる。
もはやシンジはその欲望を吐き出し、アスカに注ぎ込むまでは止めることはない。
…もうだめ、苦しい。
アスカの心臓はもう爆発しそうなまでに鼓動を速めていた。
身体中がバラバラになるかと思うくらいに腰が押し潰されているように感じる。
シンジのペニスがアスカの膣襞を掻きむしるたびにビリビリを身体が痺れる。
膣奥から脳天に灼け落ちるような快楽が注がれ続ける。
「ふんん、あぁぁっ!ひゃああぁぁ!ふぃ、しん、しんぢぃぃ、ひいいい、だぁめぇぇぇええ!」
内蔵を捲られているような、強烈な刺激にアスカはだんだん朦朧としてきてきた。
「アスカ、いいよ、ぼくもいくよ。アスカ、あげるよ。」
シンジは手に持っていたアスカの足を自分の肩に掛け、膝をつき腰を密着させてきた。
アスカは今以上に布団に押しつけられ屈んだ姿勢になる。
そのためシンジのペニスがより深くアスカに入り込む。
「はあああぅぅぅぅっ。」
膣奥の子宮口がシンジのペニスにより強く押しつけられアスカは喘いだ。
シンジはアスカの腰骨に手を添え、アスカに覆い被さる。
「いくよ、アスカ。」
シンジが腰をまた振り始めた。
小刻みに震えるようにアスカにペニスを打ち付ける。
「はあああああああああっ!あああああああああ!ひいいいいいい!ああああああ!」
まるで掘削機に打ち付けられるように、小刻みにしかし強く子宮口を叩かれる。
あまりの刺激に子宮がのたうつような錯覚をアスカは感じた。
子宮口はもうぱっくりと口を開けているに違いない、そしてシンジのペニスに侵入され蹂躙される。そしてやがて直接子宮にシンジの欲望を吹きかけられ、ドロドロに汚されていく様をアスカは思い描いた。
…もうだめぇぇっ!
…イッちゃう!頂戴っ!欲しいの!出してぇぇぇぇぇっ!
「はあああ、しんじぃぃぃ!しん、しんぢぃぃぃっっっ!」
もうアスカは自分が何を考え、何を言っているのかわからなくなってきた。
「はあ、いい!アスカ、いい!もうすぐ、もうすぐだよ。」
シンジにあらん限りの力でペニスを打ち付けられる。
プルプルと揺れる乳房をシンジに鷲掴みにされた。
尖った乳首をグリグリ捻られ潰される。
アスカの性感がますます増していく。
「はあああ、んんんんんっ!いいいぃぃぃ!しんじぃぃっ!だめぇぇぇ、ちょうだいぃっ!」
「ああ、アスカ、もっと、もっと締めて!アスカぁ!」
シンジに求められるまま、シンジに突き刺され痙攣する膣をなお締めようと下腹部に力をこめる。
そうするとシンジのペニスに膣襞を抉られる快感がより激しく感じられ、アスカは身悶える。
「ひいいっ、しんじ、いいいいい!もうだめぇぇ!うううううくぅっ!」
「いい、アスカ、いいよ!いいい!もうすぐ!もういくよ!」
シンジは乳房を揉む手をアスカの下腹部に移し、クリトリスの包皮を剥いてクリトリスを摘んだ。
「ひいいいっ!」
クリトリスをグリグリと捻られる。
アスカの身体中がビクビクと大きく震え、アスカは頭の中でなにかが弾けた。
「ふああああ!んんんんんんああああっ!」
「ああ!締まる!いいよ、アスカ!もう!もういくよ!」
シンジは狂ったように腰を振る。
そして今度は空いている手をクリトリスのすぐ上の下腹部、陰毛のあたりを親指と人差し指で摘むようにグイグイと押し込んだ。
そこはシンジのペニスが納まっている膣のあたりでちょうどそこにアスカのいちばん感じる部分があった。
…ひい!だめっ!
膣に深く突き込まれたペニスで子宮口を叩かれ、ビンビンに凝ったクリトリスを嬲られ、そして膣のいちばん感じる部分を上から押しつけられむりむりシンジのペニスに擦りつけられる。
自分の頭が吹っ飛んでしまうような強烈な快感がアスカを直撃する。
「ひいいいいいいいいいいいいっっっっっあああああああああああああ!」
いままでの何倍もの熱い快楽の波にアスカは襲われる。
「んんうああっ、アスカ、うっ!あすかぁぁ!」
シンジもまた強烈に締め付けられ、堪えきれずに溜りに溜まった欲望を吐き出した。
ぶじゅじゅじゅじゅ、ぶしゃあ、ばしゃばしゃ、びゅっ、びゅっ、ぶじゅう。
シンジの精液がアスカの中に注ぎ込まれる。
ペニスを最奥に突き込まれ、さらにぐりぐりと腰を押しつけられ中を抉られていく。
亀頭が子宮口に食い込み熱く煮えたぎった精液を子宮に直接注ぎ込まれた。
「ふああっ!はあああああああうううううううぅぅぅぅぅ!」
いままで感じた以上の悦楽にアスカは喘ぎ狂う。
アスカの女性器のあらゆるところがシンジの滾った迸りで溢れ汚されていく。
その間にもシンジのペニスは精液を吐き出し続ける
ぶしゅっ、びゅっ、びゅっ。
シンジの煮えたぎる欲望がアスカをまた絶頂へと誘い、ドロドロとした快楽の海へ沈めていった。
アスカの中を溢れかえったものがふたりの結合部からぶじゅぶじゅと吹き出してきて、互いの股間をベトベトに汚していく。
アスカはお腹の奥からの熱い悦楽の波に沈みゆく意識の中、シンジのまだ止まぬ射精を感じていた。
…ああ。シンジのがお腹の中に溜まっていく。
…あたしシンジに汚されていく。
…シンジがあたしにしみこんでいく。
…シンジに染められていく。
…あたし、シンジに狂わされる。
シンジはアスカの脚を肩にかけ、アスカを屈めるように上から覆い被さっていた。
そして、射精がおさまるまでペニスをアスカの最奥まで突き挿し、なお抉るように腰を揺すり、精液の最後の一滴までアスカの中に注ぎ込もうと自分の恥骨をアスカの恥骨に擦りつける。
射精する悦楽に浸り、またアスカに締め付けられ襞で擽られる感触を味わっていた。
五度目の射精を果たしその余韻に浸る。
行為の最中のアスカの膣襞と擦れる感触、絶頂に達したとき、アスカにギュウギュウと締め付けられる感触、そしていまアスカの肉襞が蠢き自分のものを擽るその柔らかい感触が心地よい。
…ああ、いい。アスカ、最高だ。
シンジは肩からアスカの脚を降ろした。
シンジを挟んで膝を折ったかたちでアスカの脚が降ろされる。
そのままシンジはアスカの上に崩れ落ちた。
アスカの乳房が潰れ、凝った乳首がシンジの胸にあたる。
頭をだらりとアスカの顔の隣に落とす。
アスカのまだ荒い息が聞こえる。
アスカはびっしょり汗をかき、鼓動はシンジと同じように激しく波を打っている。
ペニスはまだアスカの中に沈めていた。
射精も納まり、ペニスも萎えてきている。
ペニスからのズキズキとする鈍い痛みが大きくなっていく。
しかし、アスカの柔らかい肉襞の感触をもっと感じていたかった。
…痛い、でもまだアスカと繋がっていたい。アスカを感じていたい。
シンジは手をついて身体を起こし、アスカを見た。
アスカの顔は汗と涙とシンジが舐めたときの涎でベトベトになり、振り乱した栗色の髪がかぶり貼りついていた。
手でその髪をはらう。
アスカは虚ろな瞳でシンジを見ていた。
さっきまで悲鳴のような声をあげ、狂乱していたアスカ。
シンジのされるがままに淫らに脚を広げ秘部を暴かれ、悶え喘ぎ痴態を曝していた。
今夜アスカの身体を何度辱め汚し、何度貫き、何度己の欲望を注ぎ込んだろうか。
何度しても飽き足りない、するごとにまたその欲望が大きくなる。
アスカの性器を、アスカの乳房を、アスカの尻をアスカの脚を、アスカの頬を、唇を、柔らかいところを全て貪り尽くしたい。
シンジの雄の本能がなお醒めやまず、シンジの意識を支配していた。
アスカはまだ朦朧とする意識の中、ぼんやりとシンジを見ていた。
シンジに際限のない快楽を注ぎ込まれ、何度意識が飛んでしまったろうか。
いままで感じたことのなかった性の悦楽。
自分でする手淫よりも、何倍もの快楽を得られる。
シンジのペニスに突き込まれ押し広げられるときの充足感。掻き回されているときの痺れるような快感。そして自分が達し、そのときシンジの熱い迸りを注ぎ込まれたときのその絶頂感は自分を見失ってしまうほどである。
シンジにされるがまま、求められるがままに恥ずかしい姿を曝し、シンジを受け入れ続けた。気持ちでは不安と限界を感じているにもかかわらず、自分の身体はシンジの行為に応え従順に反応する。そしてそこから湧き出る欲情に抗えず、やがて身も心もそれに委ね、シンジに犯され沈んでいく。
自分の想像を超えた性の悦楽。
シンジから与えられ、注ぎ込まれる。
…これが女なのかしら。
…男と重なり、男を受け入れる。
…そして悦びを得られる。
…あたしにとって男はシンジ、、、。
…シンジの女はあたし。
…ほかの女にシンジの女はさせない。
…シンジから快楽をもらえる女はあたしだけ。
…シンジを気持ちよくさせてあげる女はあたしだけ。
…あたしはシンジの女。
…あたしはシンジのもの。
…シンジはあたしの男。
…あたしのもの。
…あたしだけのもの。
シンジに何度も蹂躙され、シンジに恐れを感じても、愛おしさは消えない。
いや、身体を重ねるたびに、貫かれるたびにその想いは大きくなっていく。
心は怯えていても、身体がシンジの求めに応えてしまう。
…あたし、シンジがしてくれるのが嬉しいんだ。
…あたし、シンジを愛しているんだ。
アスカの心に熱いものが膨らんできた。
…あたし、シンジを感じたい。
…シンジに溺れたい。
…シンジもあたしに感じて溺れて欲しい。
シンジがまたアスカに覆い被さってきた。その眼光は鋭く、いままた獲物を貪らんとする獣のようだ。
…シンジがまたあたしを犯そうとしている。
…シンジがあたしを喰い尽そうとしている。
…あたしもうだめ、こわれる。
…シンジが怖い。
…たぶん、もう耐えられない。
…あたしおかしくなる。
…でもいいの、、、。
…シンジがそれを望んでいるなら。
…シンジはあたしに喜びを与えてくれた。
…あたしといてくれる。
…だからあたしはシンジを受け入れるの。
…あたしもそれを望んでいるの。
…あたし、シンジとひとつでいたい。
アスカの両手がゆっくりとあがり、シンジの頬に触れた。
「シンジ、いいわよ、好きにして、思うとおりにして。シンジ、愛してる。」
『愛してる』
シンジはアスカの口から初めてその言葉を聞いた気がした。
その言葉にシンジは心の奥が熱くなるのを感じた。
アスカを貪ろうとする獣欲とは違う、暖かいものが込み上げてくる。
胸の高鳴りを感じた。
そして、シンジの心に締め付けられるような切ない想いが広がっていく。
…アスカと繋がっていたい、アスカを感じていたい。
…それは、アスカが好きだからだ。
…アスカが愛しいからだ。
…だからアスカを感じたい。
…でも、ぼくだけじゃダメなんだ。
ドロドロと渦巻くような情念が霧散していく。
心の昂ぶりは消え、その後に残るのはアスカへの想い。
そしてその想いが膨らんでいく。
…ぼくはなにをしている。
…アスカを辱めてどうする。
…ぼくはなにをやっているんだ!
…やさしくしてあげなきゃだめじゃないか。
…ああ、やさしくするって誓ったのに、なにをしてるんだ。
…ぼくはぼくの気持ちよさしか考えてないじゃないか。
…なにアスカに非道いことをしてるんだ。
アスカは意識が徐々に戻ってきているそんななか、シンジに突然抱きしめられた。
「アスカ、アスカ!アスカ、、、ごめん、ごめん。」
アスカの胸元に顔を埋め、涙声で謝罪してくる。
アスカはすこし戸惑った。
「どうしたの?」
「ぼく、またアスカに非道いことした。」
…さっきのこと言ってるのかしら。
アスカが制止を請うてもシンジは聞かず、アスカを蹂躙し続けた。
シンジに押さえつけられ抗うことができなかった。
そして強引に高みに登らせられた。
シンジは己の欲望のためだけにアスカを陵辱した。
…いや、違う。シンジの責めを許したのはあたし。
…シンジに抗わなかったのはあたしの意志。
…あたしが望んだの、シンジを受け止めひとつになりたいって。
…だからあれはシンジだけのせいじゃない。
アスカは自分に抱きつき、小さく嗚咽するシンジの頭を撫でた。
「シンジ、謝ることないのよ。あんたあたしに言ってくれたじゃない。あたしとだからイヤラシイ気持ちになるって、あたしもそう。」
アスカは両手でシンジの頭を持ち上げ、自分の顔の正面に持ってゆく。
そしてシンジの瞳を見つめた。
シンジの瞳が涙で潤んでいた。
…シンジどうしちゃったのかしら。
さっきまでの野獣のような殺気に似た気配は消えていた。
そこにいるのはいつものシンジ。
やさしくちょっと内気な、アスカの好きなシンジ。
アスカは安心する。
さっきまでの獣のように飢えたシンジでも、求められれば拒むつもりはなかった。
むちゃくちゃに蹂躙され陵辱されようとも抗わなかったろう。
しかし、シンジに恐れや怯えは感じていた。
いまのシンジの瞳を見つめると、暖かいものが心に広がっていく。
シンジに優しくしてあげたい。
シンジを包んであげたい。
励ましてあげたい。
強くなって欲しいと願う。
いつもアスカが想う、シンジへの気持ち。
その想いがアスカの心を暖かくさせる。
…ああ、いつものシンジ、あたしの好きなシンジ。
…でも、男がそんなんじゃあ、ダメよ。
「好きでしているんだから、そういう気持ちになっちゃうのはしょうがないのよ。あたしも逆だったらそうしていたかもしんない。だからいいの。」
「アスカ、、、。」
「それに、、、さっきのだって、そんな、いやじゃなかったわ、、、。だからいいの。」
…なんか自分からそういうふうにされるのが好きな、スケベな女ですって言ってるみたいだわ。
さすがにこの言葉を言ったときは恥ずかしさで顔が真っ赤になっているのがわかる。
シンジの頭を離した。四肢がまだすこし痺れてずっと手をあげているのが辛かった。
…あたしの身体、大丈夫かしら。
アスカは絶頂の余韻がまだ残り、うまく動けない自分の身体がすこし気になった。
シンジに立て続けに責められ、これほど長く感じ続けているのは今夜がはじめてである。
…あたし、何回イッちゃったんだろう。
途中は意識が朦朧としてはっきり憶えていなかった。
…シンジすごい、こんなにできるなんて。
シンジの迸りを今夜何度も受けた。
アスカは自分の中にまだシンジが入っているのを感じとった。
それはさっきよりだいぶ小さく感じられた。
…シンジ、まだしたいのかな。
…あたし、またされちゃうのかな。
アスカは心の奥になにか熱い高鳴るものを感じた。
…あたし、あたしも望んでいるんだ、シンジと、、、
シンジがまた抱きついてきた。
アスカはハッと我に返る。
…あ、そうだ、あたしまだシンジと、、、
「アスカ、ごめん、ごめん、、、、ありがと。」
「だから、謝らない。その内罰的な性格直しなさい。」
シンジの謝り癖はいつからついただろうか。
普段からアスカはシンジにむやみに謝ってばかりではダメだと苦言を呈していた。
シンジはそのことを思い出したのかハッとなり、再び顔をあげアスカを見た。
「うん、ご、、、う、うん。」
シンジは謝罪の言葉を飲み込んだ。
「それに、あんた、まだあたしの中に入ったままでしょ、そんなんで謝られても説得力ないわよ。」
「あ、あ、、、う、うん。」
こんどはシンジの顔が赤くなる。
「で、シンジはどうしたいの?」
「・・・ぼく、自分がわからないんだ。アスカとすると、もっとしたくなっちゃうんだ、、、。
我慢できなくなっちゃうんだ、、、。それで、、、だから、、、アスカがよければ、、、。」
…シンジがあたしを求めてくれる。
…嬉しい。
「そう、あたしもいいわ。シンジの望むとおりにして。」
「アスカ、、、。」
「そうね、できればさっきよりもうすこし優しくしてくれると嬉しいわ。」
…優しくして、シンジ。
「う、うん、、、。あの、アスカ。」
「なぁに?」
「ぼくも、、、アスカ、愛してる。」
その言葉を聞きアスカは理解した。
なぜ、シンジが突然抱きついてきて謝ってきたのか。
なぜ、野獣のような眼光が消え去ったか。
アスカの言葉がシンジの心に届いたのである。
その言葉がシンジの心に優しさを取り戻させた。
アスカは嬉しかった。
…シンジがあたしのこと想ってくれている。
アスカは安らかな笑みを浮べ、シンジの言葉に応えた。
「ありがと、、、。来て、、、シンジ。」
( つづく )