Characters(登場人物)


 

注:少なくとも「Episode-01」まで読み進めた後、見ることをお勧めします。

 

 

 

□碇 シンジ:

14歳。サードチルドレン(三人目の適格者)。エヴァ初号機パイロット。
エヴァ量産機との戦いに敗北し、気が付くとそこはLCLの海岸だった。それから数ヶ月、アスカを失った彼は、再び目を覚ます。…ヤシマ作戦直前のNERV病棟で。
そこが過去なのか、或いは別事象なのか不可解ながらも、文字通り命を賭して諭してくれたミサトの言葉を胸に、少年は歩み出す。もう、二度と迷うまいと。前向きに生きようという彼のひたむきさは、次第に周囲の人々を感化しつつある。
最後の戦いで得た経験値と、彼自身の心構えの差から、エヴァの扱いに関しては、かなりスキルアップしている。

 

□葛城 ミサト:

29歳。一尉(所属は国連軍だが、階級称は戦自に倣う)。NERV本部戦術作戦部作戦局第一課。
エヴァンゲリオン作戦指揮担当の作戦部長であり、シンジの保護者も務める。
ゼーレに踊らされた政府のA-801発令により、NERV本部を襲撃した戦自と交戦、シンジを保護する過程で致命傷を負う。シンジにペンダントを託したのち死亡。
ヤシマ作戦後のシンジの変化に驚かされつつも、次第に感化されている自分に気付きつつある。感情表現の苦手なレイを気にかけている。

 

□綾波 レイ:

14歳。ファーストチルドレン(一人目の適格者)。エヴァ零号機パイロット。
エヴァ量産機との戦いには参加せず。その際はゲンドウとターミナルドグマに。
量産機に敗北し、成層圏へと連れ去られる初号機の前に現れ、シンジに記憶を託す。その意図は不明。
ヤシマ作戦ではシンジに代わり砲手を担当。その時のシンジの言葉が、孤独だった彼女の心を少しずつ溶かしていく。
現在、葛城邸の隣に入居中。ミサトの飼いペンギン「ペンペン」に懐かれている。

 

□惣流 アスカ・ラングレー

14歳。セカンドチルドレン(二人目の適格者)。エヴァ弐号機パイロット。
エヴァ量産機との戦いを機に、一時的に精神状態の再建を果たすも、無限に再生する量産機に完膚無きまでに敗北し、再び心を閉ざす。
LCLの海岸で気が付いたシンジの横に唯一生存していたが、生きる意志は戻らず、数ヶ月後に死亡。
オーバー・ザ・レインボウで来日直後に、シンジに抱きつかれ、いきなり険悪に。わけのわからないヤツだと思っている。

 

□赤木 リツコ

30歳。NERV本部技術開発部技術局一課所属。E計画担当。
第16使徒戦後、ダミーシステム・プラント破棄の事実が露見し拘禁。のち、政府のA-801発令で一時的に拘束を解かれるが、MAGIによる本部施設自爆を企図、ゲンドウに射殺される。
ヤシマ作戦以後のシンジの変化に、おそらくもっとも不審を抱いている人物。

 

□加持 リョウジ

推定27〜28歳。特務機関NERV特殊監察部所属。
日本政府内務省の諜報員でもあった彼は、第14使徒戦後、政府、ひいては彼らを裏から操作するゼーレの意向を裏切り、同組織に拉致されていた冬月を救出、射殺される。
アスカとともに来日したが、事前の調査からはまったく異なるシンジという少年に興味を抱き、行動指針を修正する。
昔つるんでいた仲間と再会し、独自の情報攪乱・収集を開始。久しぶりに再会したミサトに、彼は何を思うのか。

 

□碇 ゲンドウ

48歳。特務機関NERV司令。碇ユイの夫、シンジの父。
日本政府のA-801発令とともに、ターミナルドグマへ。待っていたリツコを射殺し、その後、自分なりの補完計画を完遂しようと試みるが…。
ヤシマ作戦後のシンジの変化には気付いているのか、いないのか。

 

□冬月 コウゾウ

推定60歳前後。特務機関NERV副司令。
日本政府のA-801発令とともにゲンドウから指揮権を委譲、実質、その後の指揮を執る。量産機との戦いではシンジに助言するが、オリジナルのロンギヌスの槍もなく、無限に再生する相手に打つ手無し。その後の生死は不明。
ヤシマ作戦後、シンジの人当たりの良さに驚きつつ、あらためてゲンドウとユイに思いを馳せる。

 

□鈴原 トウジ

14歳。元フォースチルドレン(四番目の適格者)。エヴァ参号機パイロット。シンジのクラスメート。
エヴァ参号機の搭乗実験中に機体を第13使徒に乗っ取られ、ダミーシステム支配下の初号機に完全破壊される。その際、右足を失い、以後、第壱中の他の生徒たちと同様に疎開。その後の生死は不明。
アスカ転校と前後して、性格の明るくなったシンジと、少しずつうち解けてきたレイの良き友達となる。アスカとは口げんかが絶えず。その鈍感ぶりは相変わらずで、委員長ことヒカリの気持ちには未だ気付かず…。
ユキという妹あり。彼女のけがが元でシンジとは一時、険悪になったが、現在はゆっくりと退院を待つ身である。

 

□相田 ケンスケ

14歳。シンジのクラスメート。
第13使徒戦以後、第壱中の他の生徒たちと同様に疎開。その後の生死は不明。
アスカ転校と前後して、性格の明るくなったシンジと、少しずつうち解けてきたレイの良き友達となる。相変わらずカメラは手放さず、人気急上昇のシンジやレイ、アスカの写真で一財産築いている。
父親のルートから、様々な情報を盗み見しているようで、その情報量は意外に侮れない。

 

□洞木 ヒカリ

14歳。シンジ、アスカ、レイのクラスメート。第壱中2-Aのクラス委員長。
第13使徒戦以後、第壱中の他の生徒たちと同様に疎開。その後の生死は不明。
転入直前のアスカに、不良高校生に絡まれているところを助けられ、以後、無二の親友に。
トウジに淡い思いを抱いているもの、生来の性格からか、なかなか伝えられずにいる。シンジには最初に見抜かれ、ひそかに共同戦線を張っているらしい。クラスの母親的存在。

 

□伊吹 マヤ

24歳。二尉。NERV本部技術局一課所属。エヴァに関するデータの収集分析を担当。
政府のA-801発令後の惨状に、悲嘆に暮れるが、直後のシンジのひたむきさに心打たれる。量産機との戦いでは、ミサトに代わってシンジと初号機をサポートして、慣れない戦術指揮を行った。その後の生死は不明。
ヤシマ作戦後のシンジの変化には、素直に好意を抱いている。シンジの料理の腕に感銘を受け、いずれ食卓にお呼ばれしたいと思っている。
潔癖性の気があるが、意外とゴシップネタも好き。

 

□青葉 シゲル

推定25歳前後。二尉。NERV本部中央作戦室付オペレーター。副司令である冬月の専属でもある。
政府のA-801発令後はマコトとともに迎撃のオペレートを務める。直後のシンジのひたむきさに心を打たれ、傷ついた弐号機とアスカ救出の決死行に挑み、見事成功。シンジを側面から助ける。その後の生死は不明。
ヤシマ作戦後のシンジの変化には、素直に好意を抱いている。料理の腕前にも感服。

 

□日向 マコト

推定25歳前後。二尉。NERV中央作戦司令部作戦局第一課所属。
政府のA-801発令後はシゲルとともに迎撃のオペレートを務める。直後のシンジのひたむきさに心を打たれ、傷ついた弐号機とアスカ救出の決死行に挑み、見事成功。シンジを側面から助ける。その後の生死は不明。
ヤシマ作戦後のシンジの変化には、素直に好意を抱いている。料理の腕前にも感服。
上司のミサトに淡い思いを抱いているものの、報われる日は遠そうだ…。

 

□渚 カヲル

14歳。フィフスチルドレン(五番目の適格者)。エヴァ弐号機後継パイロット。
ゼーレによって送り込まれた、最後の(第17)使徒タブリス。彼が真実、何者であったのかは今もって不明。コアの書き換えなしに弐号機とシンクロし、生身でATフィールドを展開するなど、ヒトの身でエヴァ、あるいは使徒と同様の力を発揮する。
ターミナルドグマのアダムと融合すべく弐号機とともに赴くが、それがリリスと知り変心。シンジに好意を抱いていた彼は、自ら存在を消されることを望む。
政府のA-801発令にともなってNERVを急襲した量産機のダミーシステムには、彼のパーソナルが移植されていたようである。
量産機に敗北し、成層圏へと連れ去られる初号機の前に現れ、シンジに記憶を託す。その意図は不明。

 

□キール・ローレンツ

年齢不詳。人類補完委員会の議長で、ゼーレの指導者的立場にある人物。
その身体は、脊髄から下が全て機械化されていた。
同じ目的を有してはいるが、ゲンドウは油断のならぬ人物と見ている。
最後の使徒が倒されてよりは、ゲンドウと袂を分かち、彼らの聖典「裏死海文書」にのっとって、特務機関NERVの直接占拠を指示し、初号機による人類補完計画の完遂を企図した。
国連をも掌中に収める彼にとって、彼以外の人類はどのような価値を持つのであろうか。

 

□時田 シロウ

推定30歳前後。日本重化学工業所属。人型兵器「J.A.」の開発責任者。
ないがしろにされていることを根に持つ日本政府の援助を受けていたが、NERVの工作により完成披露式典で「J.A.」が暴走。
が、ミサトとシンジ、そしてレイの活躍により(表面上は)暴走を食い止められる。その姿に、自分の高慢さを恥じたようだ。
彼は彼なりに、日本と世界の未来を案じている。失敗後は日本政府の援助も打ち切られ、切り離された。カナミが密かに接触を図っている。

 

□万田

推定60歳前後。日本政府内務省長官。
独断専行が過ぎるNERVを警戒し、加持という二重スパイを送り込むが、彼自身、ゼーレに踊らされるだけの人形に過ぎないことを知らない。
政府のA-801発令後の消息は不明。
来日後の加持には、自分の預かり知らないところで、ちゃっかり巻き込まれている。第二次大戦後、連綿と続く、利権漁りにしか脳のない典型的な日本の政治屋。ある意味、不幸な人ではある。同情はできないが。

 

□カナミ

26歳。日本政府内務省長官秘書。
加持とかつてつるんでいた仲間。その美貌を生かし、各方面にいろいろと人には言えないコネがあるらしい。
加持とはけんか友達でもあるが、かつては淡い思いを抱いたこともあったらしい。現在は、八雲にゾッコン。
加持と八雲、常識はずれな二人の行動に、いつも振り回されている、実は可愛い人。

 

□八雲 シンジ

28歳。日本政府外務省国際情報局所属のエージェント。
加持とかつてつるんでいた仲間。彼のクール…というかのんびりとした外見に、人は騙される。
諜報員としてはかなりの才能の持ち主だが、他人に媚びないため、上層部には疎まれている。
かつては縄張り争いで敵対していた、旧内閣情報調査室や公安外事課にも人脈があったという侮れない人物。
加持の依頼で、かつての情熱を甦らせる。シンジと名前が同じなのはご愛敬。

 

□艦長

推定60歳前後。本名不詳。国連軍太平洋艦隊司令、旗艦オーバー・ザ・レインボウ艦長。
根っからのアメリカ軍人。海軍魂をこよなく愛する海の男。
アメリカ軍人としての矜持と誇りから、NERVを毛嫌いしていたが、使徒とエヴァの死闘を目の当たりにして、考えを改める。
その際、同乗していた子供たちともすっかりうち解け、好々爺丸出しである。
トウジに「オッサン」呼ばわりされても寛容に笑っているあたり、よくできた人物に違いない。
現在は乗艦の修理中。

 

□副長

推定40歳前後。本名不詳。国連軍太平洋艦隊所属。旗艦オーバー・ザ・レインボウ副長。
艦長とは長年のつき合い。尊敬する上司ではあるが、「男の友情」というやつには、ちょっとついていけない所もある。

 

□ペンペン

年齢不詳。新種の温泉ペンギン。
研究室で処分されそうになっていた彼をミサトが引き取った。以後、葛城家のキッチンの一角に、住居である冷蔵庫を構える。
レイに懐いている。

 

 

 


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(updete 2001/01/27)