新世紀エヴァンゲリオン

■舞い降りた天使■

〜約束 another ver.(完結編・上)〜

Written By.みゃあ

 


 

ミサトが目覚めたのは病室であった。

 

彼女は救出後3日間、生死の境をさまよい、その後1週間眠りつづけた。

 

彼女を救ったのは、実はレイであった。

 

どうやってミサトが倒れている場所を知ったのかは分からないが、彼女はミサトを見つけ、早急な手当てが行われた。

 

レイの応急処置がなければ命はなかっただろう、と言われている。

 

 

量産機を倒し、ネルフの生き残りを救出したシンジは、その後一日千秋の想いで待ち続けた。

 

同じくシンジに助けられたアスカなどは、彼の体を気遣い、ミサトの看病を申し出たが、シンジはこれだけは頑強に譲らず、ずっとミサトの側に居続けた。

 

シンジの真剣な想いを感じ取ったアスカとレイは、彼のするに任せた。

 

だから、今ここにいるのはシンジとミサトの二人だけだった。

 

 

 

「大人になったわね、シンジくん……」

 

一通り事情を聞いたミサトがそう言うと、シンジは複雑な表情を見せた。

 

ミサトはくすり、と笑みをこぼすと、自分の誤りを訂正する。

 

「ううん…。男になったわね……シンジくん」

 

ミサトは再びシンジに口付けた。

 

今度はシンジも落ち着いて、ミサトの唇と舌を迎えた。

 

一ミリも間を余さぬように、とシンジとミサトは唇を押し付け合う。

 

それは、このまま融けてしまえばいいのに、という二人の想いの証であった。

 

「ん……ふ、はぁ………ねえ?」

 

数分間、互いの唇と舌を貪って、名残おしげに口を離したミサトは、シンジがどきっ、とするような表情で呟いた。

 

「抱いて」

 

これほどストレートな、そして真摯な願いも他になかろう。

 

少女のものとは明らかに異なる「女」の視線がシンジを捉える。

 

「えっ!?…だ、だめですよ、ミサトさんそんな体で……」

 

シンジはしどろもどろになりながら、ミサトと視線を合わせられずに、慌ただしく宙をさまよわせた。

 

「そ、そういうのは退院した後にでも……」

 

なんとかこの場を収めようと、シンジは真っ赤になりつつも説得する。

 

「いや。……今、ここで、抱いて欲しいの」

 

ミサトはさらに真剣な表情で繰り返した。

 

あまりに強い想いの込められた言葉に、シンジは二度目の反論をすることができなかった。

 

「私が生きてること、確かめさせて」

 

「シンジくん……私を生まれ変わらせて」

 

長い眠りのせいか、体は鉛を飲んだように重かったが、銃弾の貫通した傷は不思議と痛まなかった。

 

シンジを受け入れたい。

 

シンジに受け入れられたい、という想いは驚くほど切実だった。

 

いまやミサトにとって、シンジが特別な存在となった証でもある。

 

「脱がせて……」

 

ミサトは半身を起こすと、シンジが脱がせやすいように背もたれから体を浮かした。

 

こくり。

 

シンジの喉が鳴った。

 

まさかこんな時、こんな場所でそんな行為に及ぶとは考えてもみなかった。

 

だが、ミサトの想いは真剣で、それに応えなければと思った。

 

シンジはミサトの瞳を真っ向から見据えると、敢えて何も言わずに病人用のブラウスのボタンに手をかけた。

 

プチ……。

 

プチ……。

 

ボタンがひとつ外される度に、ミサトの「女」の匂いが濃くなり、シンジの頭を痺れさせる。

 

甘く、そして「男」を刺激する匂いに、シンジは既にズボンの下ではちきれんばかりに勃起させていた。

 

「ごめんね……臭う?」

 

長い間病院のベッドに寝ていたことを思い出したミサトは、ボタンを外す手が止まってしまったシンジに聞く。

 

シンジは返事をする代わりに、露わになったミサトの真っ白く、たっぷりとした量感の乳房に口付けた。

 

「は………」

 

ミサトは心地よさそうに目を細めると、乳房に顔を埋めるシンジの頭を優しくかき抱いた。

 

シンジは子供のように柔らかく、良い香りのする胸の谷間で、吸い、含み、舐めしゃぶった。

 

ちゅるっ……ちゃぷ…ちゅっ、ちゅーーーーーっっ!

 

「うん……ふ……う」

 

シンジの柔らかい舌が胸の頂に達すると、ミサトは歓喜のため息をもらす。

 

そこは既に、限界まで張り詰めており、充血した乳首を咥えて転がすと、ミサトは2度、3度と痙攣を繰り返した。

 

「はっ……!シンジくん……此処も、ここも……して、ね?」

 

ミサトは自らシンジの手を取ると、自分の中心へと導いた。

 

服の上からその部分をまさぐると、そこは熱く火照っており、シンジの指を今か今かと待ちわびているようだった。

 

「早く……して?」

 

潤んだ瞳でミサトはシンジを見る。シンジは再びごくり、と喉を鳴らすと、下着の中に指を滑り込ませた。

 

「はんっ……ふぅ……」

 

「うわ……」

 

熱の篭った茂みを抜けると、そこは溢れかえる愛液がこんこんと湧く泉であった。

 

手をしっとりと濡らすほどの熱いトロミに、シンジは驚きの声を上げる。

 

「んふ………シンジくんのことを考えて、こんなになってるのよ」

 

「ぁあっ……!」

 

耳元でそう囁かれたシンジは、思わず更に勃起し、ズボンの裏地にこすれて悲鳴を上げる。

 

「あぁ……素敵よ、シンジくん」

 

それに気づいたミサトは、服の上からシンジの強張りを掴んで、優しく撫で回した。

 

「あっ、ああっ、ミ、ミサト…さん……」

 

シンジの悶える顔を見ながら、ミサトは竿の部分と袋の部分を交互に揉みしだく。

 

「ぅうん……シンジくん、お口でして上げようか?」

 

「はぁはぁ……えぇっ!?」

 

「フフ……今は止めておきましょうか。……本当は、シンジくんのを含んで、しゃぶって……熱い樹液をたっぷりと飲み干したいんだけど……」

 

「ミサトさん……」

 

刺激的なミサトの言葉に、それだけでシンジはイッてしまいそうになる。

 

「……今は、早くひとつになりたいの。来て。……入れて」

 

ミサトは、乱れ始めた息を整えながら、シンジをベッドの上へと誘った。

 

 

(つづく)

 

 


 

みゃあの後書きらしきもの

 

さあ、次はいよいよラストだ!

張り切っていきましょう。(えっちもね(^。^))