新世紀エヴァンゲリオン

■舞い降りた天使■

〜約束 another ver.(完結編・下)〜

Written By.みゃあ

 


 

 

「み、ミサトさん……行きますよ」

 

「来て……」

 

二人はベッドの上に全裸で重なり合っていた。

 

ミサトの肌はほんのりと紅潮し、包帯の巻かれた腹部だけがやけに痛々しい。

 

シンジは、その部分に労るように手を置き、ミサトの傷が少しでも癒えるよう祈った。

 

「ミサトさん……僕……。僕、うまく言えないけど…ミサトさんが好きです」

 

下になってシンジの顔を覗き込んでいるミサトは、聖母のように微笑むと、シンジの頬を撫でた。

 

「……私もよ、シンジくん」

 

「んっ!」

 

その言葉を合図に、シンジはミサトの中に侵入した。

 

今まで味わったことのない、熱く締め付ける感触に、シンジはうめき声を上げる。

 

そしてシンジはミサトの求めるままに口付けを交わし、互いの唾液を送り合い、飲み干した。

 

「ミサトさん!」

 

ずにゅっ!

 

「ああっ!……シンジくん」

 

シンジは叩き付けるように、ミサトの膣内を貪った。

 

シンジの強張りの先端が子宮口を叩く度に、ミサトは白い喉を仰け反らせて喘ぐ。

 

「ミサトさん……」

 

「ん…だいじょぶ。痛くないから、もっと思い切り来て……」

 

「んっ!」

 

ミサトの乳房を含みながら、シンジは浅く、深く、腰をミサトのそれに叩き付けた。

 

「あんっ!あっ!、あくっ!あっあっ!」

 

シンジの熱いペニスに内壁をこすり上げられる度に、ミサトの意識はスパークする。

 

頭の中で紅い火花が散っているような感覚に、ミサトは自らも腰を動かして、より快感を得ようと、またシンジに快感を与えようとする。

 

シンジもまた、快感を貪るより先に、ミサトを気持ちよくさせたい、という思いで腰を使っていた。

 

「ミサトさんっ、ミサトさん!ミサトさんっ!」

 

「はっ、あっ!シンジくんっ、シンジ…くんっ!!」

 

ぱんっ、ぱんっ!と肉がぶつかり合う湿った音が、静寂の支配する病室内に響いた。

 

シンジは1ミリでもミサトに近くなろうと、深くペニスを突き刺す。

 

ミサトはシンジを呑み込もうとばかりに膣壁を蠢かせて、シンジのモノを締め付ける。

 

「ああっ!ミサトさん!ミサトさんっ!!」

 

しかしやはり初めてのシンジはそう長続きしない。

 

シンジの細い腰が痙攣を始めたのを感じ取ったミサトは、一旦動きを止める。

 

「はあ、はあ、はぁ……シンジくん、イきそう?」

 

同じく腰の動きを止めたシンジは、はあはあ、と荒い息をつきながら、汗で前髪を額に張りつかせた顔を上げた。

 

「はっ、はっ、ミサトさん……ごめんなさい、僕……」

 

「いいのよ……好きな時にイって」

 

「でも!……ミサトさんが……」

 

自分の不甲斐なさを悔やむような表情のシンジに、ミサトは優しく諭した。

 

「女はね…膣だけじゃなくて心でも感じるの。……シンジくんの気持ちよさそうな顔を見てるだけで、私イきそうよ」

 

ミサトは体を少し起こしてシンジに口付けた。

 

下はきっちりと繋がったままだ。

 

「だから……ね。いつでも、好きなだけイって…。シンジくんの精液を、私に注ぎ込んで。満たして……子宮が溢れるくらい」

 

「あっ……ミサトさん」

 

やはりミサトの視線と言葉に反応したシンジのペニスが、ミサトの中でびくん、と脈打った。

 

動いてもいないのに、シンジは限界まで高まってくる。

 

「あぁ……来て」

 

ミサトの膣壁は、シンジの精液を待ちわびるように、細かい収縮を幾度も繰り返す。

 

シンジにも言ったように、射精をこらえるシンジの顔を見ているだけで昂ぶって来たミサトのクリトリスは充血して弾けそうなほどだ。

 

「ミサトさん……ミサトさん、ミサトさんっ…ミサトさん!ミサトさんっ!!」

 

「イって!今!」

 

「うあぁっっ!!!」

 

びしゅっ!

 

シンジの夥しい量の精液が、すごい勢いで射精される。

 

「出してっ!」

 

びるるっ!!

 

固形物のような濃厚な精液が、ミサトの子宮口を叩く。

 

「もっと!」

 

びゅるんっ!

 

「もっとよ!睾丸の中の精液を、全部ぶちまけてっ!!」

 

びゅびゅるっっ!

 

「うあっ!あっ、あうっ!あうっ!ミサト…さんっっ!!」

 

信じられない程の量の精液がミサトの膣内を満たす。

 

びしゅっ!

 

その最後の熱い射精を子宮に浴びたミサトは、凄い大波にさらわれ、イった。

 

「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!シンジくんっっっっ!!!!」

 

「ミサトさんっっっ!!」

 

 

思考が真っ白にスパークアウトしていく……。

 

そのめくるめく快感の中で、シンジとミサトは、それぞれ互いのことだけを考えていた。

 

 

 

シンジはミサトの胸に抱かれて眠っていた。

 

すぐ側にある温もりに、ミサトは眠そうな目をさらに細めて幸せそうに微笑む。

 

静かな寝息を立てている少年を見ていると、先ほどまでの激しい行為が嘘のようだ。

 

しかし、その余韻の証に、ミサトの太股は時折溢れてくるシンジの精液に濡れている。

 

ミサトはもうしばらく、シンジの命の源を胎内で温めていたかった。

 

 

行為の後の空虚感。

 

いつもならば必ず感じるそれが、今はなかった。

 

年下だからだろうか。

 

いや、敢えて言えばシンジだからであろう。

 

自分が自分であらなければ、という思いがミサトの精神のポテンシャルを一定に保っている。

 

相手がシンジである限り、ミサトは溺れずに済むようだった。

 

いや、例え溺れていたとしても、決して満たされないことはないだろう。

 

 

その時、シンジが身じろぎして薄めを開けた。

 

「……ミサトさん」

 

「ごめん……起こしちゃった?」

 

「いえ、平気です。……やだな、ずっと寝顔を見ていたんですか?」

 

少し恥ずかしそうにシンジは言う。

 

「くす……だってシンジくん可愛いんだもの」

 

ミサトの言葉に、シンジは慌てて下半身を隠して赤面する。

 

先ほどの余韻か、シンジのソレは元気な姿を保っていた。

 

「ふふふ……」

 

 

 

ミサトは、自分の心に舞い降りた繊細な天使の髪を梳いた。

 

「約束……」

 

「え……?」

 

「守れたわね。……帰ってきたら続きをしましょう、って」

 

「……はい」

 

「離さないで……」

 

「はい」

 

 

ミサトの、すがるような、そして強い決意の宿った瞳を覗き込みながら、シンジは誓った。

 

二人が永遠(とわ)にむすばれますように……と。

 

 

 

約束は、果たされた。

 

 

(Fin)

 

 


 

みゃあの後書きらしきもの

 

ふう……結構長くなってしまった。

それにしても……久しぶりにハードだったなぁ。

「シンジくんとアスカ様のヤってみよう!」以来かもしれない。

しかも今度はなんだかアダルティ……。やつぱこれはミサトさんじゃなきゃ書けません。

 

いかがでしたでしょうか。

感想お待ちしておりますm(__)m。