機動戦艦ナデシコ

■すき■

 

作・みゃあ

 


 

「艦長。みんなお昼いっちゃいましたけど・・・」

 

「ふみぅ・・・ルリちゃんも行ってらっしゃ〜い・・・」

 

「はい」

 

くるり。

 

「・・・ルリちゃん」

 

ぴた。

 

・・・くるり。

 

「はい?」

 

「この艦(ナデシコ)にはもう慣れた・・・?」

 

「はい・・・」

 

「そうよねぇ・・・慣れたわよね。ルリちゃん、この艦好き・・・?」

 

「・・・・・」

 

ちらっ。

 

こくり。

 

「そうよねぇ・・・好きよね。私もアキト大好きよ」

 

「・・・・・・(-_-)」

 

「ルリちゃんは?」

 

「?」

 

「ルリちゃんは、好きな人いないの?誰が一番好き?」

 

「・・・・・・」

 

ちらっ。

 

・・・・・・・・。(考えている)

・・・・・・・・。(考えている)

 

ちらっ。

 

もじもじ・・・。

 

「・・・テンカワさん」

 

「えーーーーーーっっ!!!ダメよ、だめだめっ!アキトは私が好きなんだからっ!いっくらルリちゃんでもこれだけは譲れないわ、だめったらダメ!」

 

「・・・・(-_-;)ま、それは置いといて」

 

「あーん、ルリちゃん軽くあしらわないでよぅ」

 

「・・・あの人、いつも笑ってくれるから。だから・・・」

 

「いやんいやん!『あの人』だなんて呼んじゃいやん!それは私がアキトの奥さんになったときの呼び方なのぉっ!」

 

「・・・・・(-_-;)(聞いちゃいない)」

 

・・・・・・・。

 

「テンカワさんに限りません」

 

「へ?」

 

「この艦の人たち・・・みんな笑ってくれます。ミナトさんも、メグミさんも、アオイさんも、そして艦長も。みんなみんな笑ってくれます。だから・・・すきです。ナデシコすきです」

 

「ルリちゃん・・・・・。うんっ、そうだよね!私もこの艦だぁ〜い好き!」

 

「はい」

 

「でもね、ルリちゃん・・・」

 

「?」

 

「アキトのことだけは絶対譲れないからね」

 

「・・・・・・」

 

くす。

 

「あ!ルリちゃん、今笑ったでしょう」

 

「いえ、別に・・・」

 

 

 

 

すき。

馬鹿ばっかだけど・・・私はこの艦(ふね)がすき。

 

『・・・・・』

 

もちろん、思兼もね。

 

『・・・・(ぽっ)』

 

 

 

(おしまい)


みゃあの後書きらしきもの

 

ふい〜。

・・・・なんでしょ、これ?(爆)

ま、まぁ最初だから小手調べってことで許してください(^^ゞ。

あえてセリフと擬音(?)だけにしたのもまだ上手く表現ができないからです。

次回はもう少しましなものを書きたいな・・・。

読んでくださってありがとうございました。