新世紀エヴァンゲリオン

■希望おまけ劇場(笑)■

その4

 

原案・JOKERさま/作・みゃあ

 


 

 

空気は凍り付いていた。

 

こくり。

 

誰かの喉が鳴る。

 

ビスチェ。

 

ガーターベルトに網タイツ。

 

おまけにエナメルのハイヒール。

 

色は当然すべて黒……。

 

ゲンドウとは何かが違う(当たり前)。

 

「(じょ、女王さま……)」

 

シンジとアスカだけでなく、ゲンドウまでが、現れたレイに見とれていた(笑)

 

レイのボンテージファッションは、その冷たい無表情と相まって、まさに完璧だ!

 

「あ…綾波……。なんで君が父さ…じゃない、変態ロリコン鬼畜外道ヒゲメガネえろヲヤヂなんかと……?」

 

思わずひざまずきそうになりながら、シンジはようやく声を絞り出す。

 

「……シンジ。さっきよりも呼び方が伸びているぞ」

 

『あんたにはそれがお似合い』

 

3人同時に突っ込まれて、ゲンドウは体育座りで地面にのの字など書いてたりする。

 

「(チャンスだアスカ。今ヒゲはショックを受けている。ここは僕に任せて、アスカはノゾミを…)」

 

シンジはぼそぼそとアスカに囁く。

 

「(分かったわ。でも……無理しないでねシンジぃ(ちゅっ))」

 

こんな時までらぶらぶを忘れない二人であった。

 

「(いくよ。僕がヒゲの注意を引き付けているうちに、君は行くんだ)」

 

こくり。

 

アスカは無言でうなずく。

 

「……こうなったらとことん言わせてもらうよ、父さん」

 

だっ!

 

アスカが駆け出す。

 

「(頼んだよ、アスカ)……ロリコン。」

 

「はうっ!」

 

がびーーーーーーんっっ!

 

ゲンドウは236ポイントのダメージを受けた。

 

「ショタコン。」

 

「はうううっ!」

 

がびがびーーーーーんっっ!

 

ゲンドウは1249ポイントのダメージ!(こっちのがダメージでかい(笑))

 

「ド変態。見境なしの性犯罪者。セリフの少ない所詮は脇役。鬱陶しいヒゲ。サル。グラサン似合わない。口元が嫌らしい。ヒモ。スネ毛」

 

「はうっはうっはう〜〜〜ん!!」

 

容赦のないシンジの口撃に、ゲンドウは頭を抱え、滝のように涙を流しながらのたうちまわる。

 

「このイ○ポ!」

 

ずぎゃ〜〜〜〜〜ん!!

 

ゲンドウの背後にフラッシュ!そしてピアノの旋律が高音から滝のように落ちていく。

 

ゲンドウ再起不能。(笑)

 

「シンちゃん……ひどい」

 

夫にちゃぶ台返しをされた悲しい人妻のようなポーズで、ゲンドウはさめざめと泣く。

 

「(ふっ……勝った)」

 

なんだか良く分からない自信で勝利を確信したシンジの前に、ひとつの影が立ちはだかった!

 

そしてひらめくムチ!

 

ぴしぃっ!

 

「あうっ!」

 

「碇司令を悪く言うのは許さない……」

 

レイだった。

 

相変わらずの無表情なのだが、その目には炎が揺れている。

 

「くっ……なんでだよ。なんで父さんの味方をするんだよ、綾波っ!!分からないよっ!」

 

と、その時。

 

「碇君、あれは私じゃないわ。」

 

二人の背後から声がした。

 

「あ、綾波!?」

 

そう、そこに現れたのも綾波レイであったのだ。

 

「あっちにもレイ、こっちにもレイ……レレレレレレレレレレレ」

 

「・・・・・お出かけですか?」

 

後ろから現れたレイがすかさずボケる。

 

「何くだらない突っ込み入れてんのよ!」

 

と、普段ならアスカの突っ込みがあるのだが、彼女は今いない。

 

ひゅるるるるる〜〜〜〜〜。

 

純白の雪よりも真っ白な時が流れた。

 

「……と、とにかく。アレは綾波じゃないんだね?」

 

「……アレは私だけど私じゃないわ。あの子は碇司令が密かに取っておいた4人目だと思う。…司令のおもちゃよ。」

 

「なるほど・・・・つくづく腐りきってるな」

 

シンジは零下30度の視線をゲンドウに向けた。

 

完全な性犯罪者ということが露呈したゲンドウは開き直る。

 

「う・・・バレては仕方ない。こうなったら最後の手段だ。おいでませ、レイちゃんズ!」

 

そしてゲンドウの号令で現れたのは・・・・・大量のレイであった。

 

続く!(フッ…)

 


 

フッ……もう開き直った(笑)

 

JOKERさま、一応伏線らしきものを張っておきました。

ちなみに、一応オチらしきものは考えてあります。

しょーもないものですが、どんなに脱線しても大丈夫なのでご安心を(笑)。

いやー…これ楽しいですわ。

こうしてばばさまとリレー(?)できるなんて光栄ですぅ。

 

では、予告お願いしますね(笑)。