新世紀エヴァンゲリオン

■…好き…■

(1)

Written By.みゃあ

 


 

月の光を浴びるのは気持ちいい………。

 

孤独であればこそ、感じることのできる安らぎ……。

 

コンクリートに囲まれた部屋の窓辺に立って、青白い光をその身に受ける。

 

素肌に染みる……。

 

ひんやりと冷たい。

 

………ふ………。

 

…ため息をついてもひとり。

 

いつものこと。

 

孤独……静寂……。

 

そう、いつものこと。

 

…………。

 

…………。

 

 

 

 

 

 

「………ん………」

 

温度?

 

………体温………。

 

私以外、の………。

 

「………ふ……ぅん……」

 

気持ちいい……?

 

温かい……?

 

唇が………熱い………。

 

ん…ちゅ……ぱ。

 

「ん………綾波……」

 

私を呼ぶの……?

 

とく……ん。

 

「綾波………」

 

私を呼ぶの……?

 

とくん。

 

とくん。

 

とくん。

 

………温かい………。

 

ひとりじゃない。

 

………今はふたり。

 

 

 

 

 

レイとシンジは、穏やかな月光の下で、抱擁を続けていた。

 

コンクリートに囲まれた、レイの部屋ではなく。

 

ここは、シンジの部屋………。

 

シンジのにおいがする、温かい部屋………。

 

「綾波………?」

 

シンジの問いに、それまで身じろぎもせずに、体を預けていたレイは静かに顔を上げる。

 

白皙というにはあまりに青白い、透けるような肌。

 

だが、そこには迷いはない。

 

じっ………。

 

と、シンジの瞳を覗き込む紅い瞳。

 

吸い込まれそうだ………。

 

シンジは思う。

 

身体が重なり合っている場所だけが温かい……。

 

柔らかい………。

 

今にも消えてしまいそうなレイの存在を、シンジはしっかりと抱き留めている。

 

柔らかな抱擁。

 

静かに見詰め合う。

 

…………。

 

「綾波………」

 

「………?」

 

きょとんとした顔。

 

氷のような表情は、もはやそこにない。

 

雪解けの穏やかさ。

 

愛しい………。

 

「また、キス………してもいい?」

 

こくり。

 

静かにうなずくレイ。

 

しっかりと意志の宿った首肯。

 

「碇くん………」

 

「……ん……」

 

ちゅ………。

 

……………。

 

唇を合わせるだけのキス。

 

(つづく)


 

みゃあの後書きらしきもの

 

(問い)これ、なぁ〜んだ?

(答え)分かりません。

どげしっ!

あうううう……す、すみません。自分でも訳分からなくなっちゃいました(T_T)。

今日はもお、レイちゃんが書きたくて書きたくて……。

筆…じゃないキーボードの進むままに書いてたらこんなものが…(笑)

全然18禁じゃないし、今回。