新世紀エヴァンゲリオン

■…好き…■

(3)

Written By.みゃあ

 


  

じっ………。

 

……。

 

………。

 

なぜ、そんなに見つめるの……?

 

 

……見つめられるのは、嫌?……

 

 

分からない……。

 

 

……見つめられるのは、嫌い?

 

 

……嫌いじゃ、ない。

 

 

碇くんの瞳の中に、映っている紅い瞳。

 

私。

 

 

……ふと、その中の私が微笑んでいた。

 

 

 

 

 

綾波が微笑している!

 

 

シンジは驚いた。

 

それは、あの日以来、目にすることのなかった表情だから。

 

 

シンジは幸せだった。

 

ただそれだけで。

 

 

胸が一杯だ。

 

満たされる。……満たされる。

 

熱いもので。

 

何時の間にか、紅い瞳の中の彼が、笑顔を返していた。

 

その瞳の端に、光るものをたゆたわせて。

 

 

それが照れくさくて、シンジは綾波の胸に顔を埋めた。

 

ふわり。

 

いつもの制服。

 

………綾波の、においがする。

 

 

 

「……碇くんの、におい……」

 

ふと、レイが呟き、シンジは驚いた。

 

全く同じことを感じ、全く同じことを考えていた。

 

 

「綾波……」

 

 

愛しいひとのからだは、限りなく近くにあった。

 

 

(つづく)


 

みゃあの後書きらしきもの

 

はい〜。

相変わらず内容のないお話でごじゃりまするぅ〜。

一体いつまで続くんだ!…というツッコミはひとまず置いて。

実は二人ともまだ服着てるんですねぇ(笑)。

結局、自分でも何が書きたいのかわかりません(自爆)。

頭に浮かんだイメージをそのまま文章化してるだけなので…(^^ゞ。

近頃、レイちゃんを書くことの難しさを痛感している、みゃあでした。