スレイヤーズ!

■リナ、その受難の日■

(中編2)

Written by みゃあ

 


 

 

「ん・・・・・」

 

しゅにしゅにしゅに・・・。

 

「んひゃんっ!」

 

やたらダイレクトに伝わってきた快感に、あたしは思わずわけの分からん悲鳴を上げていた。

 

「ぅくぅ〜〜〜〜〜」

 

しゅに・・しゅに・・しゅに・・・。

 

今度はもっとゆっくりとやってみる。

・・・・・・。

なんとか・・・だいじょぶみたい。

しかしこれは・・・・。

 

「・・・気持ちいいかもしんない」

 

そうなのだ。

これはかなり気持ちいいのだ。

前に、女の子の部分を触った時は、気持ちいいというよりムズ痒いというか痛いというか・・・とにかく刺激が強すぎた。

 

・・・・・。

・・・そこのキミ、勘違いしないよーに。

そ、それはあくまで女体の神秘に対する探求心のゆえであって・・・。

そう、このあたしの知的好奇心の為せる業というか・・・。

だから決して、ガウリィのことを考えてたら勝手に指が動いたわけじゃ・・・。

 

って!何考えてるんだ、あたしはっ!?

 

「そう、違うわ!なんぴとたりとも、あたしのガクジュツテキ探求心を止めることなんてできないのよっ!!お〜っほっほ!」

 

果たして、こんなことが学術的探求心なのかどうかは、ひとまず置いといて。

 

・・・イカン。これではまるでナーガだ。

 

あたしは、しばらく前に一緒に旅をした人間(モドキ)の女魔道士の顔を思い浮かべていた。

あんなのと同レベルになった日には、人間おしまいである。

あたしはひどい自己嫌悪に陥った。

見た目は完全にふーぞく系のネーちゃんといういでたちの彼女、ソッチ系のエキスパートであったのかどうかは未だに謎である。

 

郷里のねーちゃんが良く言ってたっけ・・・。

「人は見掛けだけで判断しちゃいけない」って。

・・・まぁ、ナーガの場合見た目も中身も全く同じだ、という話もあるけど。

 

しゅに、しゅに、しゅに・・・。

 

そうこうする内にも、あたしは指を動かし続けていた。

 

「くぅぅ〜〜〜〜〜っ・・・」

 

やっぱし、気持ちいい・・・。

盗賊いびりや、お宝ざっくざくの時の快感は良く知っているが、これはそれらとは全く別物である。・・・まぁ、当然だが。

 

やはり純情可憐な乙女のあたしとしては、そういう方面の経験には疎いのだ。いやホント。

まぁ、旅の魔道士という職業(?)柄、その手の話は嫌でも耳に入って来るし、すけべおやぢを張り倒したことも数知れない。

知識としては、人並みにあるのだが・・・。

 

「あぅ・・・・っ!」

 

こ・・・れ・・・!

なんでこんなに気持ちいいの・・・?

 

しゅにしゅにしゅに・・・。

 

快感にある程度慣れてきたせいか、少しくらい激しく動かしても痛くなくなっている。

いや、むしろ少しくらい激しい方が・・・。

 

「ぅんっ・・・はぁ、はぁ・・・はぁ・・・」

 

しゅにしゅにしゅに・・・。

 

「はぅ・・・っ。・・っくぅ・・・・」

 

しゅにしゅにしゅにしゅにしゅに・・・。

 

・・・・・・・。

・・・・はっ!

つい、没頭してしまった・・・。

 

ぅぅぅ・・・こんな所、とても人さまに見せられるものではない。

いや、普通見せるもんじゃないかもしんないけど・・・。

郷里のねーちゃんにでも見られようもんなら、窒息するほど笑われること請け合いである。

 

一人、部屋で股間のグロテスクなモノをしごく美少女・・・。

 

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・これでは完全に変態さんである。

うぅ・・・なんであたしがこんなことを。

 

しゅにしゅにしゅにしゅに・・・。

 

とはいえ、指は全く止まる気配を見せない。

自分の意志に反して動いてしまうのだ。

 

「ぅあ・・・・だ、ダメ・・・」

 

腰の辺りがジンジンして、どうにも我慢ができなくなってくる。

自分でも頬が熱く火照っているのが分かる・・・。

 

しゅこしゅこしゅこしゅこ・・・。

 

「あぁぁぁぁーーっ・・・・!」

 

あたしはとうとう両手を使ってソレをしごいていた。

 

気持ちいい・・・。

男のみなさんって、こんなに気持ちいいものなのだろうか・・・。

何も、考えられなく・・なって・・・はぁはぁ。

 

「あっ・・・で、出そう!!」

 

出る。

 

何が?などとつっこんではいけない。

そのくらいはあたしでも知っている。

しかし・・・本当に出るのだろうか・・・?

朝起きたらこんなモノがついていること自体、信じがたいが・・・。

 

「あっ、あっ、あっ・・・!」

 

自分でもはしたないくらい、あたしは嬌声を上げていたと思う。

 

「と、止まんないよぉ・・・」

 

しゅこしゅこしゅこしゅこ・・・!

 

「あっ、あっ・・・出る、出ちゃうぅぅっ!」

 

その時、背筋に電流が走った。

もちろんそんな気がしただけだが・・・。

射精する!ホントに・・・!?

 

そんな、やっぱり駄目ぇ!

 

思った瞬間。

 

「あうっ!あっ、あーーーーーーーーーーーっっっっ!イクぅっ!!」

 

びしゅっ!

 

射精が始まっていた。

 

びるるっ!びゅるっ、びるるっ!

ずびゅるっ!どぷっ!

 

「あ・・・あぁ・・・・」

 

出てる・・・。

白くて、こってりとしたものが・・・。

あんなに・・・。

 

どぷっ!びゅっ、ずびゅるるっ!びるぃっ!

 

ああ・・・まだ出る・・・。

一杯出ちゃうぅぅ・・・!

 

「あはふっ・・・!はっぅん・・・・」

 

どびゅるっ!びるっ、びるるっ!

 

そんな・・・止まらないよぅ・・・。

 

ぴゅっ!びしゅっ。

 

もう・・・ダメェ・・・!

 

「あうっ、はぅっ、はふぅ・・・・」

 

びるっ・・・びゅる・・・。

 

「はっ、はっ、はっ、はっ・・・」

「はぁ・・はぁ・はぁ・・・」

 

やっ、と・・・止まった・・・。

 

荒い息をつきながら、薄目を開けると辺りは凄い惨状になっていた。

腰かけていたベッドはもちろん、床の一部まで白く濁った液体でドロドロに汚れている・・・。

 

こんなに・・・汚しちゃった。

床にまでぶちまけちゃって・・・。

女の子なのに、射精してイっちゃうとは・・・。

 

「はあ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」

 

のろのろと体を起こしたあたしは、まだ朦朧としている意識の中で考えていた。

 

・・・・気持ち良かった。

 

 

・・・オイ。

 

「ぅわぁ〜・・・凄かったわねぇ、リナ」

 

ひきっ。

 

あたしは一瞬のうちに凍り付いていた。

認めたくない。認めたくないが、この声は・・・。

 

ぎぎぎぃっ。

 

あたしはゴーレムのように首を軋ませながら、ゆっくりと横に振り向いた。

そこに立っていたのは・・・。

 

 

(つづく)


みゃあの後書きらしきもの

 

だっはーーーーーっ!

一体、何ヶ月ぶりでしょうか、この作品の続き書くの(^^ゞ。

しかも、できたものがこの有り様(爆)。

あぁぁぁぁぁぁ・・・スレイヤーズ!のイメージをぶっ壊してしまったかなぁ(T T)。

やっぱり、えっちな部分だけやけに浮いてますねぇ。まるで別人だよ、リナ(号泣)。

ファンの方ごめんなさい、ごめんなさいm(__)m!

ぅぅぅ・・・ホントはここで終わりたかったのに、前回Aパートとしてしまったから、まだ終われない。仕方なくアメリアのご登場となったワケですが・・・。

あーあ・・・次回は更に泥沼になりそうだなぁ・・・。

やっぱ、スレイヤーズ!ってエロに向かんわ(^^ゞ。どないしまひょ。

ここで終わっちゃ、ダメ(^^ゞ?

うぅ・・・やっぱダメなんだろうなぁ(T_T)。


みゃあの後書きらしきもの2

 

今回の改訂にあたり、最後に出てきた人物(Aさんとしておこう)の口調を変えました。

考えてみりゃ、小説では「さん」付けで呼ばないんだよねリナのこと(これでバレバレか(^-^;)。

TV版ってなんか違和感があったんだけど、そのせいかも。

ちなみに、こういう口調のが都合がいいんだよね、次回以降が(笑)。