ネタ帳

NETA-BOOK

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Written by Myaa. Works in 1997-1998.


お題:「同級生」/卓朗×美沙/X指定 (98/11/29)

「あん…っ…!」

卓朗の手が、ユニフォームの上から美沙の胸を握りつぶした。

「あっ、わ、悪ぃ…ごめん、痛かったか、美沙?」
「う、ぅうん…ちょっとびっくりしただけ。……つ、続けていいよ」
「お、おう」

卓朗は柄にもなく緊張しているのを自覚していた。今だって、ごく優しく美沙の胸に触れたつもりだったのだが。

「(美沙って…以外と着やせするんだな)」

先程触れた、ふくよかな丸みを思い出して、感慨に浸る卓朗。

「…何かやらしーこと考えてる」

恨みがましい上目遣いで、卓朗の表情を覗き見る美沙。

「どうせ、私の胸は筋肉ごつごつですよーだ」
「ば、馬鹿。思ったよりずつと大きくて柔らかい…じゃなかった、あわわ…」
「………」

次に飛んでくるであろうパンチに備えて身構える卓朗。しかし、いつまで待っても、それはやってこなかった。

「バカ……えっち」
「(か、かわいいよね……?)」

予想外の反応に、戸惑う卓朗だった。

 

 

はい。駅伝見てて、陸上用ユニフォームに包まれた微かに上下する胸…を見て、突発的に書こうと思いたちました(笑)。なにやってんでしょうね、わたしゃ(^-^;。でもでも、健康的な色気っていいよねっ(どこが健康的だ)。


お題:「エヴァ」/シンジ×アスカ/R指定 (98/11/29)

シンジ「えっ!・・・アスカ、白い水着なの?」
アスカ「何よ・・・なんか文句あるわけ?」
シンジ「い、いやそうじゃなくて・・・透けるんじゃないかなぁって」
アスカ「あんた馬鹿ぁ!?最近のは透けない素材使ってんのよ。それっ」

バシャーーーン。

アスカ「ほらね?」
シンジ「・・・・いや、でも。・・・・・透けてるけど」
アスカ「え・・・?」
シンジ「・・・・・・・・・」
アスカ「・・・・・・・・・いやーーーーっっ!!!このエッチ変態スケベっっ!!」

どばきぃっ!!

シンジ「はぶぅぅぅっっっ!!」
アスカ「はぁはぁはぁはぁ・・・・やってくれたわね、あのアマ・・・」

 

実はメイド・バイ「Ritsuko Akagi」だった(笑)。

リツコ「くす・・・」

 

アスカ「やだぁ・・・下の毛どころか乳首まで透けてるじゃないのっ!!」
アスカ「・・・・・・・・・・」
アスカ「・・・・・・でも、これでバカシンジを悩殺してやるのもいいわね」
アスカ「ぐふ・・・ぐふふふふふ」

 

シンジ「・・・・・・・・・」

いや、あの・・・・悩殺以前にシンちゃん生死の狭間を漂ってるんですが、さっきのケリで(^-^;。

 

波間にぷうかぷかと、ワカメのよーに漂うシンジをよそに、アスカの妄想は続くのだった。

 

ちゃんちゃん(笑)

 

 

あー、おもしろい(笑)。こんなのネタも糞も、そのまんまのショートショートですがな(笑)。実は、mike156さまに「白い水着」のCGを頂いた時に、その場で考えた即興ネタだったりします(笑)。これの発展型が「女の闘いinビーチサイド」なんですが…ヤベ、あれも後編書かなくちゃ(^-^;。


お題:「るろ剣」/剣心×薫/X指定 (98/11/12)

「んっ……!」

嘘……っ!
これって、接吻……?!

思いもよらぬ事に、私は何が起こっているのか、咄嗟に理解できなかった。
先刻まで私の体をぎゅっと抱き締めてくれていた剣心の腕が、私の髪を優しくまさぐっている。
これは……夢?
ううん、だけど……。
薄く目を開くと、すぐ側に剣心の十字傷があった。

夢じゃ……ない。

私、剣心と接吻してる……。
嘘……。
…ううん、嘘じゃない。私……。

「ん……」

剣心の吐息を感じる……。
それに……剣心の体温も。
剣心の唇って……あたたかいんだぁ……。

………。
………。

剣心……。
やっと帰ってきたんだ……わたしの……剣心。

「ぁ……ん……」
「……はぁ……」

唇が……離れた。
目と目が合ってしまい、私は思わず視線を逸らした。
気恥ずかしくて、剣心の顔がまともに見れなかった。

「あ、あの……」

私が言いかけた瞬間、

ぎゅっ。

え……?

「……薫殿……」

ぎゅう…っ…。

「あ……」

剣心が、何かを求めるように、私をきつく抱き締めた。

トク、トク、トク、トク……。

心の臓が早鐘のようだ。
知らず知らずの内に、頬が熱くなる。

「薫殿…薫殿……!」

あ……。
……剣心の体が震えてる。
また、剣心の腕に力が篭った。

きゅ…ぅ……ん。

「剣……心」

どうしてだろう……。ひどく胸が締め付けられる。
剣心の腕の中にいるのに……。
ううん、剣心の腕の中にいるからかも……。

切ないよ…ぉ……剣心。

きゅ……っ。

私も剣心の体を抱き返した。
もっと……壊れるくらい、抱き締めてほしい。
剣心が生きてること……私が生きてること……もっと感じさせて。

「薫殿……」
「剣心……」

剣心の瞳の中に、私が映っている。
泣きそうな、それでいて嬉しそうな顔をしてる……私。

「ん……」

私たちは、どちらからともなく、もう一度唇を合わせた。
今度は深く……ゆっくりと。

「あ……は……ぁ」

剣心の唇が、頬に……そして首筋に。
イヤ……。
恥ずかしいよ……剣心。

「あ…あぁ……」

きゅ…ぅ…。

剣心が、私の喉に口付けた。痕を残すくらい、きつく。
私は驚き、そしてもたらされる衝撃に身を震わせた。

しゅる……っ。

「あっ……!」

剣心……うそ……。

剣心の指によって、私の腰帯が解かれていく。
ゆっくり……ゆっくりと。

「や……ん……いや…ぁ…剣心…」

する……。

私の肩口から、着物の襟が滑り落ちた。
白い内掛けが露わになる。
その肩口に口付けながら、剣心の手は、内掛けの中に……。

びくんっ。

「ああっ……!」

あ……あ…剣心……そんな……。

「薫殿……?」
「は……恥ずかしい……あまり、ないから……」

行ってしまってから、急に顔が熱くなるのを感じた。
私は何を言っているのだろう。

「そんなことないでござる。……とても…綺麗だ」

剣心は、少し躊躇えたように顔を紅くして、そう言った。

「ほ……ホント?」

頬の熱さを感じながら、私は問い掛ける。
剣心は声に出さず、しっかりと頷いた。

きゅ…ぅ……ん。

あ…また……。
こんな気持ちって……。

「あは……ぁ……」

私が何かを言うより先に、私の薄い膨らみが、剣心の掌の中に包み込まれた。

 

……てなのはどうかなぁ。一応、本誌での展開に合わせて、二人が再会した辺りを書いてるつもりなんですが。剣心、ちょっと手慣れすぎてますね(笑)。もっとわやくちゃに、薫のことを求める……っていう感じだと思うんですよ。でも、あえて薫の一人称にしてみました。巴との差を出したいのもあります。この二人の睦みは、微笑ましいものであってほしいと願う、作者でした。