「それじゃぁ、はじめましょうか、ンでもレイちゃん遅れちゃってホント悪い子ねぇー。」
((((((((アンタも遅れただろうが。))))))))
とぼけかますミサトに全員心の中で突っ込む。
「ハイハイ、ざわざわしないで、・・・おホン、碇しんじ君15才の誕生日を祝ってカンパーイ。」
「「「「「「「カンパーイ。」」」」」」」」
「おめでとう、シンちゃん。」ミサト。
「「「おめでとう、しんじ君。」」」リツコ、マヤ、加持。
「ありがとうございます。こんなボクのために、こんなパーティーを開いてくれるなんて・・・・・・・・・・・、グス。」
「オイオイしんじ君、せっかくの誕生日会なのに、主役がそんなにしめっててどうする、パーッと明るくいかなきゃな。」
「そうよしんじ君。せっかくこんなに用意したのに君がそんなんじゃダメでしょ?」
と、優しく語りかける加持とリツコ。
(っせ、先輩。用意したのはしんじ君とアタシなんですけど・・・・。)
「そ、そうですね、グスッ。湿っぽいパーティーなんてつまらないですよね。」
「そうそう、パーッとやらなきゃ、パーッと。」
「ミ、ミサト。アナタ一人で何お酒飲んでるの!!!!アーアー、もうビール2本も開けちゃって、アナタ何考えてるの!!!」
「いいの、いいの、今日は無礼講よ、無礼講。そ、それよりアスカ、さっきからシンちゃんの隣りにちょこーっと座って、どうしたのよ?元気ないじゃないの。」
「そ、そ、そんなことないわよ。」
(ど、どうしてアンタはそんなとこにだけ気付くの!!!)
「変な子ネー。せっかくのシンちゃんの誕生日会なのにー?ダメよそんなんじゃ。テンションあげなさい、テンション。それじゃ今日は特別お酒のんでいいから、ネッ。」
「「だ、ダメです。(よ。)」」
「いいじゃないのそんなの、ね、加持君?」
「チョットぐらいならいいんじゃないか?どうせ俺達が見てることだし。」
(ど、どうしてこうなるのよ。ホントだったらアタシとしんじ2人だけの予定だったのに。それもこれもミサトがパーティーしようなんてゆうから!もうアタシの
”これがアタシからのプレゼントよ、ラブラブキスキスアタッーク、これでしんじも籠絡よ。あーんどプラスアルファ。もしかしたら女の子の大事なものあげちゃうかも(仮題)キャーしんじのエッチー!?”
大作戦が水の泡じゃないの。どうしてくれるのよー!!!こうなったら飲まずに入られないわ。)
そ、そんなことまで考えていたのか?
「はいこれ、アスカ。」
「ありがと、ミサト。クイッ。」
コップになみなみと注がれたお酒を一気飲み。
「やるわネー、アスカ。」
「”やるわネー”じゃないでしょ、ミサト。早速お酒飲ましたでしょ、アナタ!!」
「ただのスクリュードライバーよ。」
「それってカクテルじゃないですか、ミサトさん!あ、アスカ大丈夫?」
ヒック。
「だ、だいじょうびにきまってんでしょ。こんなのシュースと同じじゃないの。ヒクッ。アタシにはね世界最大級に飲んだ暮れが多いゲルマン民族の血が流れてるのよ、こーんなのなんでもないわよ。ヒック。」
そ、そんなこといって大丈夫なのか?
「そ、それならいいけど、アスカー、程々にね。」
「わーってるわよ。」
(しんじ君、アスカぜーったい酔ってるわよ。)
ここで今日のメンバー紹介。
しんじ、アスカは当たり前として、ミサト、リツコ、マヤ、加持、遅刻しているレイ。
ゲンドウ、冬月は仕事の面と更に若い人達だけの方が盛り上がるだろうという考えから欠席。
まぁゲンドウが来た時点でパーティーが盛り下がるのは間違いない。あの顔だから(笑)。
青葉、日向の両名はかなり出席したかったのだが、オペレーターが誰も残らないというのはかなりマズイと言うことでミサト、リツコのからの居残り命令。どちらか一人だけでもよかったのだが、それではあまりにも淋しすぎるので結果この両名に。
マヤがしんじ特製の料理の残りを詰めて持ってきてくれるということなので、かなり楽しみにしている。
パーティーが始まって30分。
恐ろしいペースで飲み続ける。
ミサトの周りにいる人は彼女と一緒に飲むことで、かなりの酒豪になっていく。
特に加持、リツコなどはミサト並。
別に酒豪だからと言って酔わないというわけではなく、ただ酔っぱらった状態が長時間続くという本人達にとっては嬉しい、他人には迷惑な3人である。
「しんじ君、この一年で結構背が伸びたわね。」
「そうですか?リツコさん。」
「そうよ、記録からいって12cmは伸びてるわよ、しんじ君。」
「へぇーそんなに伸びてたんだ。」
(アタシは知ってたわよ、しんじがアタシより大きくなって、それに格好良くなって。・・キャー!)
「そうそう初めて来た時なんてこんなものしかなかったのにねぇ、シンちゃん?」
コップ片手に親指と人差し指を広げて言う。
「そんなに小さくなかったですよ。」
「今ではこーんなに大きくなっちゃって。」
と、今度は親指と小指をめーいっぱい広げて言う。
「「ヘッ?」」
よく理解できないしんじとアスカ。
「へぇーすごいわね、しんじ君。」
「すごいなしんじ君。それは誇るべきことだよ。」
「・・・・。」
顔面を真っ赤にしながら何も言えないマヤ。
「な、何いってんのよ!ミサト?どーいうイミ?」
「ど、どういうイミって?そのままじゃないの。ネェ、リツコ?」
「そうね、それだけあれば十分よ。」
「何言ってるのか全然わかんなーい!」
「教えて欲しい?」
「「ウン。」」
「じゃあ教えてあげる。それはね、シンちゃんの。」
「シンジの。」
「シンちゃんのおちんちんの大きさよ。」
「ぺ○スのサイズってことよ。」
カーッ、
「いちいち言い直さなくても分かります!!!!!」
「ど、ど、ど、どうしてアンタがそんなこと知ってんのよ!!!」
グイッとミサトの方に歩み寄る。
「それはシンちゃんとアタシのひ・み・つ。」
「ムッカー、シンジどう言うこと、説明しなさい!!!!」
「し、知らないよ、そんなこと。」
「とぼけないで白状しなさい。」
「せ、先輩、18,いえ19cmはあります。」
さっきから黙ってると思ったらミサトがさっき広げたサイズを測っているマヤ。
「もうチョット大きかったかな?」
「な、何してんのマヤ?」
怒りの矛先がマヤへ。
「エッ、えっと楽、学術的興味、なーんちゃって・・・・。」
「へー。でっ。」
コ、怖い。
「太さはこんなモンよ、アスカ。」
と、親指と人差し指で円を作るミサト。
ポイントは指先がかなり開いていること。
それに手つきがミョーに怪しいこと。
「どういくこと?ミサト、シンジ?」
あくまで微笑みを崩さないアスカ。
あまりの恐怖に失禁しそうなシンジ。
全然状況を理解していないミサト。
「おいおいアスカ。せっかくの誕生日会、怒ってたら台無しだろ。」
「だってー加持さん。シンジッたらひどいんだもん。」
(ボクは決して何もしてません!)
「いいからいいから、これでも飲んで機嫌を直しな。ドイツ白ワイン。結構いいモノだぞ。」
「さっすがー加持さん。どっかのバカシンジと全然違って気が利くわー。」
と、またもや一気飲み。
体に悪いぞアスカ。
「いいぞ、いいぞー。アスカもっと飲めー。」
オマエも酔ってるのか加持リョウジ。
更にハイペースで飲み続けた時、
ピンポーン。
「誰よこんな時に、ヒクッ。」
「そうよ、せっかく楽しくなってきた頃なのに・・・・。」
「何言ってるんですか。綾波に決まってるでしょ。」
唯一まだ酔っていないシンジが答える。
「綾波ってダレ?」
(マヤさんまで。ダメだこりゃ。)
「ハーイ、今行きまーす。」
ガチャ、
「あ、綾波きてく・・・・・。」
「碇君、誕生日おめでとう。」
「あ、ありがとう、・・・・あ、あの、綾波それって?」
いつもの声、いつもの制服。なんら変わりはないように思えるが、
「これのこと?」
レイの額に半紙が一枚、しかも、ものスゴイ達筆で。
”プレゼント”
と書いてある。
「碇指令とワタシのプレゼント。」
(ハー、何考えてるんだよ、父さん。)
「と、とりあえず中には入ろう。」
「ウン。」
「碇、君の息子へのプレゼントは決まったのかね?」
「イヤ、まだだ。」
「とは言っても、もうすぐだぞ誕生日会は。」
「わかっいる。・・・それより冬月オマエは決まったのか?」
「まぁな。」
(くくく、困っているな碇め。ざまー見ろ。くくく。)
タッタッタッタッタッタッ、
「ど、どうしたのかねレイ君。そんなに慌てて。・・・イヤ、君もうそろそろ行かないと間にわないぞ。」
ギロッ。
「分かっています。」
氷の視線で冬月を睨み付ける。
「い、碇指令。ど、どうしたらいいですか?」
「な、何がだ。」
(れ、レイ君がこんなに焦るのは珍しいことだな。)
さっきの視線で少しビビッている冬月。アンタ幾つだ?
「プ、プレゼント。」
「なんだ、何か言いたいことがあるのならハッキリ言え。」
「プ、プレゼントです。碇君への。」
「そうか、オマエもか?」
「指令もですか?」
うーーーーーーーーん、と悩みだす2人。
このままでは明日になっても解決しない。
ゲンドウの場合、息子との接触時間があまりにもなく、欲しいモノなど少しも思いつかない。
レイの場合、プレゼントというものがどんなものかすら分かっていない。
(フッ、仕方があるまい。この私が悩めえる子羊にアドバイスをしてやろうではないか。クックックッ・・・・・・・・・。)
「碇、子供の頃欲しいモノと言ったらどの時代にもあまり変わりはない。オマエが15才の頃一番欲しかったモノをあげればきっと喜ぶに違いないぞ。」
「そ、そうか、冬月。オマエもたまにはいいことを言う。」
(たまには、か!!!)
(・・・・・・・そ、そうだ、あのころ私が一番欲しかったモノは・・・・)
「決まったぞ。レイ、オマエにも手伝って貰う。」
「命令なら従います。」
てくてくてくてく、
「おっそーい、シンジ。何してんのよー。」
「あ、レイちゃん遅刻しちゃって。ウン?」
「れ、レイ。それ何?」
「プレゼント。」
「見たら分かるわよ、どういうイミ?」
「ここに来て、服を脱いで(ポッ)、碇君にキスしたら(ポッ)、後は碇君に全てをゆだねるの(ポッ)。」
「ヒューヒュ−、やるわねレイ。」
「何いってんの、そんなのアタシが許すわけないでしょ!!!!」
「どうしてあなたがそんなことを言うの?」
「そ、それは・・・・・・。」
「あらら、アスカの負けのようね、じゃっ、レイ、ここでパーッと脱ぎなさい。」
「ダ、ダ、ダ、ダメよ。」
「どうしてアスカがそんなこと言うのよ。レイとシンちゃんの問題でしょ?」
ニヤリと笑いながら言う。
(ミサト、アンタ分かってて言ってるわね。)
「そ、それは、・・・・・・・か、加持さんいるじゃない。加持さんが。そうよ、加持さんがいるからダメなの。ってファーストあんたスカート脱ごうとするのやめなさい!!!」
「俺は別にかまわな・・・・いえかまいます。」
ミサトとアスカの強烈かつ激烈な視線にびびる加持。
「そ、そうだ。レイちゃんもプレゼントをあげるみたいだし、俺達もそろそろしんじ君に渡さないか?」
「ちっ!」
(話を逸らそうって気、加持君。じゃお仕置きは後でしてあげるわよ。オホホホホホ・・・・)
「しんじ君、これは俺からのプレゼントだ。大したものじゃないが、気に入ってくれるといいんだが。」
「あ、ありがとうございます。加持さん。絶対に気に入ります。」
「そ、そうかい。それじゃ、開けてみてくれるかい?」
「分かりました。・・・(なんだろ大きな箱に入ってるみたいだけど、そんなにも重くないし。)・・・バリ、ビリ、バリ、ビリ・・・。」
「加持さーん、シンジになにあげたの?」
「それはしんじ君が開けてのお楽しみだよ。」
「エーーーー、アタシには教えてよーー。ネェ加持さんてばー。」
「うわっ!」
「どうだいしんじ君、気に入ってくれたかな?」
「気、気に入るって、でもこれって・・・・」
「なになに、シンジー?」
バンッ!!!
”明るい家族計画”
「コンドーム!?」
「そうだ、アスカ。しんじ君も15才。昔なら元服して一人前の大人としてみられる歳。体も大人に近づいて、ヤリたい年頃。しかーし、とはいえ生でガツンガツンするのはさすがにマズイ。で、これがいいって訳さ。どうだいしんじ君?ちゃんとアスカも付けて貰うんだぞ。」
「う、うん。」
顔を真っ赤にしながらうなづくアスカ。
「そ、そんな、ま、まだ早いですよ。」
「エッ、大したものじゃないって。それは過小評価ってものだよしんじ君。このネルフ特性”明るい家族計画ゲンドウ28号”を舐めて貰っちゃ困るよ。超極薄、厚さ10マイクロメートル、安全性などは言うまでもなく、しかーも、このすーばらしいフィット感。まるで付けていない感じなんだよ。」
(そ、そんなこと聞いてませんよ。加持さん!)
「そ、そうなんですか・・・・。」
「ナーニ、この俺が試さないで渡すと思っているのか?その点はバッチリだ、なぁ、かつら・・・。」
ガツン。
加持の額に突き刺さる瓶。
どうも中身は赤ワインだったようで赤色をした液体がドクドク流れている。
ちょっとトロミがかかっているが。
「あら、加持君。そんなところで寝てたら風邪退くわよ。アタシの部屋で寝ときなさいよ。特別に布団を貸してあげるから。」
ずるずると加持を引きずっていくミサト。
そしてポイッと玄関から外に放り出して何事もなかったかのように戻ってくる。
「ミサト、少し遅かったわね?」
理由は分かっていながらもあえて聞くリツコ。
「ちょっちね。」
それだけですますミサト。あんたら鬼だ。
「そう。・・・まぁいいわ。じゃあ私もしんじ君にプレゼントあげるわ。私のと副指令からのプレゼントよ。預かってきたから。」
「そうなんですか。そんな気を使って貰わなくてもよかったのに。」
「いいのよ、子供がそんなこと気にしなくて。」
「ありがとうございます。リツコさん。」
「今度副指令にあったらちゃんとお礼言うのよ。」
「はい。・・・あ、あのリツコさん、開けてもいいですか?」
「いいわよ、それに私も副指令が何をあげたのか知りたいし。」
ビリバリ、ビリバリ・・・・。
(ブッ、またか・・・・)
「どう、しんじ君気に入ってくれたかしら。リツコ特性精力剤”立ちっぱなしDX”。それにアスカ使用済みプラブスーツ。これなんてなかなか手に入らないのよ。」
「り、リツコさん。」
「ちゃんと洗ってないから安心してね。」
「そ、そんなこと聞いてませんよ。」
「な、なんて事言うの!!!じゃアンタは洗ってあった方がいいってゆうの!!!」
「な、な、なんでアスカが怒るんだよ!」
「いいから、答えなさいい!!ただのプラグスーツがいいのか、それともアタシが着たプラグスーツがいいのか。どっちがいいの!!!」
「そ、そんなこと言ったって、そりゃ・・・・アスカが着てた方が・・・」
バシーン。
「イヤーン、シンジのエッチーーー。」
(ボクにどうしろって言うんだよ?)
「しんじ君、副指令からは?」
「あ、ハイ、ええーと、なんか本みたいですよ。ハードカバーの。」
「さすが年寄りは違うわね。」
「ミサト失礼よ、死に損ないだなんて。」
「そう?」
「エエーと題名は、”これであなたも最強無敵の性技王、48手完全マニュアル。絵で分かる楽しい性技。『世紀末ガッタイオウ』改訂版”・・・・・だそうです。ハーーーー。」
「副指令もなかなかやるわね。これって、自分で買ってきたのかしら。」
「ちーがうんじゃないの、どうせ青葉君あたりに買いに行かせたのよ。」
「ち、違うと思いますよ、ミサトさん。」
「どうしてよ?」
「だって著者の所に”冬月コウゾウ”って書いてありますから。」
「「「「「ハーーーーーッ。」」」」」
「でもこの本とさっき私がプレゼントしてあげた”立ちっぱなしDX”を使えばしんじ君も無敵ね。どう私で試す気ない?」
「り、リツコさんが?」
「イヤかしら?」
「そ、そんなことないですけど。」
「ナーニいってんのアンタわ!!!!!リツコよ、リツコ。ただでさえ変な集団のネルフのトップに君臨するマッドサイエンティストの赤木リツコよ。将来棒にふるき!!!!」」
「あら、ダレのこと言ってるのかしら?」
「だ、ダメだよ。アスカ。分かっているけど言っちゃいけない事ってあるんだよ。」
「し、しんじ君。」
「そんな甘いこと言ってるからアンタはダメなの!”やらしてあげる”なんて甘い言葉に引っかかって、何人改造されたかアンタ知らないの!」
「し、知ってるけど。本人の前で言えちゃダメ・・・・。ごめんなさい。」
リツコの目が怪しく輝いていることに気付いて、やっと正気に戻るシンジ。
早く気が付いてよかったねシンジ。
「なにやってんのよ3人で、せっかくのシンちゃんのパーテーなのに、ヒック、パーッとやりましょ。ネ。あ、そうそうシンちゃんチョットおいで、プレゼントあげるから。」
「は、ハイ、行きまーす。」
「シンジ、ずるい。」
リツコからの追求を一人逃れてミサトの元に駆け寄るシンジ。
「ハイ、シンちゃん、プレゼントあげるからチョッチ目をつぶってね。・・・ほら薄目開けてちゃダメででしょ。ちゃんと閉じて、変なことしないわよ。良いって言うまで開けちゃダメよ。」
と強引に目をつぶらせるミサト。
そして少しづつシンジの唇に自分の唇を近づける。
(なんだかこそばゆいや、ミサトさんの鼻息。エッ、鼻息・・・・・・・・・)
ブチュウウウウウウウウウ。
シンジの考えがまとまるまでに2人の唇の距離は0へ。
ペチャペチャ、レロレロレロレロ。
ミサトは唇をあわせながらも少し舌を出して、シンジの唇を舐める。
(うわっ。)
体の奧深くにまで達する快感で、少し口が開く。
(しめた。)
その一瞬の隙にミサトの舌がシンジの口の中へ挿入される。
ツンツン。
初めはもて遊ぶようにシンジの歯茎や歯に、舌を触れさす。
少しづつシンジの体から力が抜ける。
と、一気に舌をからみあわさせる。
ビクッ。
舌と舌が触れあう度に、シンジの体は小刻みに震える。
ネチョネチョ。
完全にからみつく頃には、互いの唾液が口からこぼれ、それがイヤらしい音を奏でる。
ゴクッ。
無理矢理ミサトの口から送り込まれた大量の唾液を飲み込むシンジ。
(甘い、何かとろける感じ。)
完全にシンジの感覚は麻痺し、快感だけしか感じない。
シンジの指はミサトのふくよかな胸へと導かれ、知らず知らずのうちに揉むほぐしている。
「あっん。」
そのためにミサトの口からイヤらしい声。
ガツン。
「アンタたちナニしてんの!!!!!!!!」
「は、ぼ、ボクはナニを!」
「ナニにきまってんじゃないのアスカ。」
「バカ、なんでそんな事してんのかって聞いてんのよ!!!!!」
「プレゼントよ、プレゼント。ネェ、気持ちよかったでしょ、しんじ君。」
「え、ええ。」
バチーン。
「アンタ馬鹿ーーーー、こんな女にキスされたぐらいで気持ちいいなんてサイテーね。」
ムカッ。
「あーら、アスカッたら今日はシンちゃんによくからむわねーーー?」
「そ、そんなことないわよ。」
「そうかしら、私の時もからんできたわよ。」
「そうよね、リツコ。あたしタチがシンちゃんと、チョットHな話でもしてたら”アンタバカー”でしょ。どういう事かしらね、シンちゃん?」
「ど、どうしてシンジに聞くのよ。」
「そ、そうですよ。そんなのボクに聞いても分かりませんよ。」
「らしいわよ、アスカ。」
「・・・・・・・シンジのバカ・・・・・・・。」
消えるような、泣き出すような声。
そこえ、
「いちばーん、伊吹マヤ二十歳。しんじ君のために脱ぎまーす。」
「「「なっ。」」」
「にばーん、綾波レイ15才。碇君のために脱ぎまーす。」
と、いきなり上着を脱いでブラジャーだけになる2人。
「な、ナニ考えてるのよ、ファースト。ってマヤまで。こ、こんなとこで脱いじゃ・・・。」
「そ、そうーよ。そんなブラジャーなんて取っちゃいなさい。」
「そう。ってちがーう!ナニけしかけてるのよミサト!」
「あらあら、マヤッたら2人でこんなに飲んじゃって。」
2人とも静かだと思っていたら、お酒を飲んでいたようだ。しかも2人の周りのある空き瓶の量は半端じゃない。ビールだけども20本は軽く越えている。
「って、ファーストやめなさい!」
「命令でもイヤよ。」
「なにー!!!!!」
「し、シンジ君どうしたの。鼻から血が。」
すでにブラジャーも脱いで、きれいなピンク色の乳首を見せながらマヤが言う。
「だ、大丈夫です。だ、だからこ、こない・・・で。」
ドシーン。
鼻血に驚いたマヤが全力でシンジに向かって駆け寄る。
が、酔っているので足が絡まってシンジの方へ転んでしまう。
ムニュ。
(な、なんだろこれ。すっごく柔らかい。)
シンジの顔に突っ込んだのはマヤのオッパイ。
(オッパイだ、ま、マヤさんて着やせするタイプなんだ。)
自分の顔にのしかかるマヤの重みにそう思う。
ペロッ。
自分の唇に挟まった突起物を舐めてみる。
「あああああーーん。」
どうやら、勃起したマヤの乳首のようだ。
「ご、ぎょめんなしゃい。」
顔のオッパイ、口の乳首が邪魔をしてうまくしゃべれない。
『いやーーーー、シンジ君もっとーーーーー。』
シンジの謝辞はマヤに通じたらしい(笑)。
ギュッ。
マヤの首筋がもたれたかと思うと一気につまみ上げられる。
「アンタ、アタシのシンジに何してくれてんの?」
かなりキレてるアスカ。
「碇くーん。」
今度はレイがシンジに飛びついた。しかもノーブラで。
「レイやるわね。あたしタチも負けてられないわよリツコ。」
「ええ。」
と、2人とも一気にノーブラ状態。
爆乳コンビに、レイに抱きつかれながらもついつい見入ってしまうシンジ。
「あんたたちーーーーーーーーーいいかげんにしなさい。ナニ考えてんの!!!!」